マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

第4回野遊び観察会P1

2006年09月23日 08時56分10秒 | 自然観察会
秋の観察会は鳴く虫を中心に夜間に行います。

夕刻17時、暑い日差しを避けて少年自然の家に集まってきました。

日が明るいうちに民俗博物公園の広場に向かい、バッタやコオロギ、セミなどの昆虫を採取して体のつくり、飛び方、鳴き方など生態の違いを教わります。

帰宅してからメモ帳を開くと、ウスバキトンボ、ツクツクボウシ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、ニイニイゼミ、コバネイナゴ、マダラバッタ、エンマコオロギ、クルマバッタモドキ、オンブバッタ、オナガササキリ、ヤブキリ、クツワムシ、ウマオイ、クマコオロギ、ゲンジボタル、カヤキリ、コカマキリ、セスジツユムシ、クロマドホタル、オケラが記載してあった。

トンボは旧翅群で古代からの形態。

カゲロウも同じ仲間で羽根が曲げられない構造になっている。

トンボは翅を閉じることはできても、重ね合わせができない。

羽根を上下に動かすことしかできない構造で原始的な特徴を持ちます。

それに対してバッタ類は羽根を曲げられる構造で新翅群に分別されている。

飛翔するトンボから草むらにもぐり込むことができるように羽根の構造が進化(変化)したバッタ。

コオロギの背中は渦模様。

バッタは後ろ足を曲げてジャンプするときだけ使う。

キリギリスの走行は歩くだけなので足は開いている。

セミは抜け殻でも先っぽで雄雌が判るそうですが老眼ではなかなか難しい。

オナガササキリは尾の長さが体の長さと同じくらいに長いのが特徴で、尾が長いので葉っぱの支点に卵を産み付けるそうです。

短い尾のバッタは土の中に卵を産む。体の形態の違いで生態も異なることを教わった。

(H18.9.2 Kiss Digtal N撮影)