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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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畝火山口神社お田植祭

2008年04月05日 07時48分28秒 | 橿原市へ
祈年祭を終えると五穀豊穣を祈るお田植祭が行われる。

田男のひょっとこ、牛使いの天狗、お多福、黒衣の牛に扮した氏子はそれぞれのお面を被り、列をなして拝殿に登壇する。

祓えの儀を済ませるとお田植え所作が始まる。

これから田んぼを耕すんじゃとスキやクワを使って丁寧に畦を塗り整えていく。

丸棒を持って水を張った田んぼを代掻きするなど所作は細やかく再現する。

田男が、あーだの、こーだのと周りの者らと交わすやりとりに笑いがこぼれる。

そして、黒牛が登場。

カラスキを手にした牛使いの天狗は上手に牛を操り、田に見立てた拝殿を二周する。

そろそろ茶でもよばれよかと一服の野休み。

神水桶を担いだお多福がやってくる。

茶ならぬ、お酒を田主の天狗に一服すすめる。

いわゆる「けんずい(間食)」と呼ばれる儀式。

メシにしようかと、お多福がよそった茶碗には山盛りのご飯。

天狗にてんこ盛りとはシャレにもならんわと長い鼻が笑う。

休息を終えると再び農作業が続く。牛が耕すマンガンは三周。

あんばいできた苗代田に稲籾種を蒔く種蒔き。

そして、松苗を手にもって田んぼに投げ入れ、束を外して数本ずつ苗植え。

その間、宮司が朗々と歌うお田植え歌。

「うーえー、うーえー、ととめ(早乙女)ー 田植ーえー、ととめ(早乙女)ー」と繰り返す声は田んぼに広がる春唄のように聞こえる。

(H20. 2.28 Kiss Digtal N撮影)