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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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飽波神社なもで踊り

2005年10月28日 09時55分57秒 | 安堵町へ
明治のころまで雨乞い祈願の成就を祝って踊られた「なもで踊り」は古来「南無天踊り」や「南無手踊り」と呼ばれており、奈良県中和地方の神社の絵馬図で残されています。

安堵町のなもで踊りは東安堵に鎮座する飽波(あくなみ)神社に供えられており、宝暦6年(1756)銘の「なもで踊り図絵馬」に見られます。

同神社には、衣装と鼓や団扇など道具類のほか、歌詞本も伝えられていますが、明治33年の歌詞本以降は見つかっておらず、この時期を最後に途絶えたそうです。

平成7年に安堵町商工会や地区に方々の尽力により、絵馬図を参考にして約100年ぶりに復活、同神社に奉納されます。

太鼓が鳴り響き、踊り手が輪になって登場。

続いて善鬼が現れて雨を降らせると、早馬(はやうま)と呼ばれる小太鼓を持った人たちが加わって喜び踊ります。

古文書によると、なもで踊りには「中踊り」や「大踊り」など、格付けがあったそうで、降雨立願から雨が降るまでの日数、雨の降り方などを判断材料に、どの格で踊るかが決められます。

踊りは立願の段階で「雨が降ればなもで踊りを奉納します」と氏神に伝え、その成果のいかんにより、踊り手の人数を決め、望みを託すとされます。

(H17.10.22 Kiss Digtal N撮影)

六斎念仏下見

2005年09月15日 09時02分58秒 | 安堵町へ
安堵町、大宝寺ご住職の奥さんにお話を伺ってきました。

六斎念仏は、8月14日朝6時ころから各檀家を一軒、一軒訪問していくとのこと。

昼過ぎに終えるそうだが、撮影には念仏衆、檀家の了解を得る必要があります。

八島六斎念仏とともに無形民俗文化財に指定されて衆のみなさんは頑張っているそうで。

新しい人も入るが、逆に年老いてやめていくこともあり、これからの時代の継続は難しくなるだろうと。

なお、9月17日(土)、11月第二土曜の夕方5時にお堂に集まり、念仏の練習をされますが、当日は仕事が入っておりいずれ再訪したいものです。

お堂の練習は撮影許可をいただきましたが、念のため代表のMさんにお声をかけてくださいとのこと。

また、六斎念仏を勉強するなら大阪平野の総本山、大念仏での万部会式(お練)をぜひ見られることを勧められました。



当日、登弥神社の御湯立神事に行ったところK氏にお会いしました。

氏は滋賀県から毎月奈良の行事を勉強するのに月2回は来ていると。

先月は箸中国津神社ののがみさんに行かれたそうで。

祭友のO氏とN氏と一緒だったと話されてました。

また、14日は今日訪問した安堵六斎念仏にも行ったそうで。

代表、念仏衆についていって一部の檀家のおうちにもあがらせてもらったそうで。


(H17.9.7 V603SH撮影)