本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ

2012-01-15 07:07:33 | Weblog
■本
2 分析力を武器とする企業/トーマス・H・ダベンポート、ジェーン・G・ハリス
3 グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ/デイヴィッド・ミーアマン・スコット、ブライアン・ハリガン

2 先週読了した「マネー・ボール」と平行して読んでいました。この2冊は合わせて読むにはとても相性がよく、この本でもアスレチックスは「分析力を武器とする企業」の例として取り上げられていて、分析力の用い方の具体的なイメージアップが容易にできました。「分析力を武器にするまでの五つのステージ」など、米国の教授・コンサルタントらしく、若干強引な分類をしているところもありますが、企業を変革するための具体的な手順が書かれていて、かつ、事例も豊富なので参考になります。個人的には「データ分析手法」や「分析ツール」が網羅的に書かれている部分が、これまでの知識の棚卸に役立ちました。

3 書かれている内容は、ソーシャルメディア普及後のマーケティング本に既に書かれている内容(情報をオープンにする、ブランドの管理をゆるめる、ファンを作る、クチコミを活用する、など)ばかりでさほど目新しいところはないですが、ロックバンドの「グレイトフル・デッド」をその事例としているところが秀逸です。装丁にも凝っていて、写真も豊富でとても楽しく読めます。人と同じことをしていてもダメで、自分に合った自分の好きなやり方を見つけることが重要であるという勇気をもらえる本です。


■映画
3 ハリー・ポッターと謎のプリンス/監督 デヴィッド・イェーツ
4 ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル/監督 ブラッド・バード
 
3 先週「ハリー・ポッターと死の秘宝」を観たのですが、本作を観ていないことに気づき慌てて観ました。当たり前ですが、ストーリーの欠けていたピースがピタッとはまって、心地よかったです。シリーズとしては繋ぎに当たる作品で、ロンの恋愛にまつわるドタバタなど初期のコミカルな雰囲気をまだ残しつつも、次第に終幕に向かっての暗い雰囲気が増しています。そこらあたりの、明暗のバランスがシリーズの中で最もよい気がしていて、個人的にはかなり好きな作品です。ダンブルドア校長とハリーがヴォルデモートの謎に迫っていくところも緊迫感があってよいです。ただ、リアルタイムに劇場で観ていたら、このエンディングはフラストレーションがたまったと思います。

4 劇場に行くほどの作品ではないと思っていたのですが、アメリカでかなりヒットしていて、評判もよさそうなので観に行ってきました。細かいリアリティや物語の整合性などを無視して、アメリカン・コミックばりにド派手なエンターテインメントに徹した点が功を奏して、テンポよく非常に楽しめる作品となっています。このシリーズは予告編の映像だけは派手だけど、後は見所が少なく尻つぼみな印象がありましたが、本作は映像面の見所も満載で、最後まで飽きさせません。トム・クルーズもこれまでで一番マッチョに肉体を鍛えていて、アクションシーンも迫力があります。お正月映画らしく、頭を空っぽに素直に楽しめるよい作品だと思います。

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