■本
57 実践ネットワーク分析―関係を解く理論と技法/安田 雪
58 大企業のウェブはなぜつまらないのか/本荘修二
57 ネットワーク分析に興味があるので読みました。大学の講義用のテキストといった趣の本です。行列なんて久しぶりに接しました(「インバース」って言葉を目にしたのは20年ぶりくらいです)。この分野に興味のある方はまず、同じ筆者の「ネットワーク分析―何が行為を決定するか (ワードマップ) 」から読むべきだと思います。 若干高度な内容になっていますが、用語の定義がしっかりしていて、論理展開も厳密なので、丁寧に読めば理解できると思います。筆者の学問に対する情熱も伝わってきて、再読しながら少しずつ理解していく価値のある本だと思います。
58 ECサイト向けのノウハウ本はたくさんありますが、大企業向けのWEBサイトに書かれた本は意外と少ないので、その着眼点はよいと思います。ただ、筆者が引用している事例の出典のかなりの部分をすでに僕が読んでいるので、目新しさはあまりありませんでした(この点で少し評価が厳しくなっているのかもしれません)。展開されている理論も、少しこの分野に詳しい人間ならすでに常識となっていることばかり。筆者が収集している情報に漏れはなく、主流の論点も押さえられているのですが、筆者自身の独自の経験や主張がほとんどなく、この本から得られた新たな気づきは皆無でした。そもそも、筆者のターゲットと僕があっていないのかもしれませんが、どちらかといえばネットに疎いおじさん向けの、解説書という印象を受けました(がそんな人がこの本を手に取るのかは、はなはだ疑問ですが)。
■CD
20 Beautiful Future/Primal Scream
正直言ってイマイチじゃないですか、本作。「Screamadelica」以降の作品を手放しで評価してきた僕ですが、時代の半歩先を常に歩んできた Primal Screamの進取の気性といったものが、本作からまるで感じられません。過去の遺産を食い潰しているかのような、自己模倣のにおいがプンプンします。僕が歳を取ったのか、Primal Screamが歳を取ったのか、その両方なのか、、、正直失望しています。
■映画
17 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/監督 スティーヴン・スピルバーグ
18 劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ/監督 湯山邦彦
17 本作も賛否が分かれていますが。僕は好きです。全編エンターテイメントに徹しているところがすばらしい。最近のアクションものは主人公の内面の葛藤やトラウマを描いたものが多かったのですが(それはそれで、物語の深みを与える要素として重要だとは思いますが)、「物語の深みなど不要」といわんばかりに浅い人間像でコミカルに「楽しければそれでいい」と割り切って描ききった凄みを感じます。Primal Screamの新作と同様自己模倣なのですが、なぜこうも印象が違うのでしょうか? 作り手側が自己模倣と認識しているか否かが、僕の印象の違いになっているような気がします。ハリソンフォードやケイト・ブランシェットの動きの切れが悪い(特にケイト・ブランシェットは優秀なロシア兵とはとても思えない切れの悪さです)など、つっこみどころはたくさんありますが、僕は本作を評価します。
18 子どもたちの映画館デビューに付き合ってきました。完成度は高いと思いますが、前作の方がおもしろかったです。人間とポケモンが戦われてもねえ、といんのが第一印象。ちゃんとポケモン同士の戦いを描いて欲しかったし、子どもたちもそれを望んでいると思います。僕の好きなロケット団(特にソーナンス)やグレッグルがほとんど登場していないのも個人的に評価が低い理由です。
57 実践ネットワーク分析―関係を解く理論と技法/安田 雪
58 大企業のウェブはなぜつまらないのか/本荘修二
57 ネットワーク分析に興味があるので読みました。大学の講義用のテキストといった趣の本です。行列なんて久しぶりに接しました(「インバース」って言葉を目にしたのは20年ぶりくらいです)。この分野に興味のある方はまず、同じ筆者の「ネットワーク分析―何が行為を決定するか (ワードマップ) 」から読むべきだと思います。 若干高度な内容になっていますが、用語の定義がしっかりしていて、論理展開も厳密なので、丁寧に読めば理解できると思います。筆者の学問に対する情熱も伝わってきて、再読しながら少しずつ理解していく価値のある本だと思います。
58 ECサイト向けのノウハウ本はたくさんありますが、大企業向けのWEBサイトに書かれた本は意外と少ないので、その着眼点はよいと思います。ただ、筆者が引用している事例の出典のかなりの部分をすでに僕が読んでいるので、目新しさはあまりありませんでした(この点で少し評価が厳しくなっているのかもしれません)。展開されている理論も、少しこの分野に詳しい人間ならすでに常識となっていることばかり。筆者が収集している情報に漏れはなく、主流の論点も押さえられているのですが、筆者自身の独自の経験や主張がほとんどなく、この本から得られた新たな気づきは皆無でした。そもそも、筆者のターゲットと僕があっていないのかもしれませんが、どちらかといえばネットに疎いおじさん向けの、解説書という印象を受けました(がそんな人がこの本を手に取るのかは、はなはだ疑問ですが)。
■CD
20 Beautiful Future/Primal Scream
正直言ってイマイチじゃないですか、本作。「Screamadelica」以降の作品を手放しで評価してきた僕ですが、時代の半歩先を常に歩んできた Primal Screamの進取の気性といったものが、本作からまるで感じられません。過去の遺産を食い潰しているかのような、自己模倣のにおいがプンプンします。僕が歳を取ったのか、Primal Screamが歳を取ったのか、その両方なのか、、、正直失望しています。
■映画
17 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/監督 スティーヴン・スピルバーグ
18 劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ/監督 湯山邦彦
17 本作も賛否が分かれていますが。僕は好きです。全編エンターテイメントに徹しているところがすばらしい。最近のアクションものは主人公の内面の葛藤やトラウマを描いたものが多かったのですが(それはそれで、物語の深みを与える要素として重要だとは思いますが)、「物語の深みなど不要」といわんばかりに浅い人間像でコミカルに「楽しければそれでいい」と割り切って描ききった凄みを感じます。Primal Screamの新作と同様自己模倣なのですが、なぜこうも印象が違うのでしょうか? 作り手側が自己模倣と認識しているか否かが、僕の印象の違いになっているような気がします。ハリソンフォードやケイト・ブランシェットの動きの切れが悪い(特にケイト・ブランシェットは優秀なロシア兵とはとても思えない切れの悪さです)など、つっこみどころはたくさんありますが、僕は本作を評価します。
18 子どもたちの映画館デビューに付き合ってきました。完成度は高いと思いますが、前作の方がおもしろかったです。人間とポケモンが戦われてもねえ、といんのが第一印象。ちゃんとポケモン同士の戦いを描いて欲しかったし、子どもたちもそれを望んでいると思います。僕の好きなロケット団(特にソーナンス)やグレッグルがほとんど登場していないのも個人的に評価が低い理由です。