■本
94 TED 世界を魅了するプレゼンの極意/アカッシュ カリア
95 オンラインビデオ広告入門/横山 隆治、 楳田 良輝
94 TEDでの優秀なプレゼンテーションを分析し、その極意を抽出した本です。元ネタとなった実際のプレゼンを見ながら読んだ方が効果的だということがわかっていながらも、なかなか面倒で本だけを通して読みました。書かれていることは特に目新しいものはないですが、元ネタが見たことのあるプレゼンの場合はその極意のエッセンス(中にはこじつけ的なものもあるのでその欠点も含めて)が具体的にイメージできて参考になります。やはり当たり前ですが、TEDのプレゼンをある程度見ている人にお勧めの本です。サブウエイでダイエットしたくなりました。
95 最近広告業界で盛り上がりつつある動画広告について、そのマーケティング的意味だけでなく、ビジネス上の位置づけや技術的背景まで網羅的に解説して下さっているのでタイトルどおり入門書として役に立ちます。効果測定方法や国内外の事例も豊富な点が特に参考になります。個人的には動画投稿サイトのコンテンツクリエーターを束ねるMCN(マルチチャンネルネットワーク)の今後の動向に興味を持ちました。
■CD
53 Sunny/サニーデイ・サービス
サニーデイ・サービス再結成後の2作目です。前作「本日は晴天なり」がバンドで演奏できる喜びに満ちたアンサンブルが魅力的な作品だったのに対し、今作は曽我部さんのソロと言っても通用するようなシンプルな構成の楽曲が多いです。ソロではなく、あえて「サニーデイ・サービス」名義にしたのは、それだけバンドとしての方向性が一致して成熟してきたためでしょうか。曲調はしっとりとしたスローなものが多く、これからの季節にぴったりです。テクニックではなくセンスで聴かせるバンドだったのですが、そこに技術が追いついてきたのかもしれません。大人の鑑賞に堪える作品です。
■映画
71 アバウト・シュミット/監督 アレクサンダー・ペイン
定年後の自分の過ごし方を真剣に考えないと、と思わせる映画です。定年後時間を持て余しているときに妻に先立たれ(そして軽く裏切られていたことが判明し)、娘がイマイチな結婚相手を選択し今ひとつ分かり合えず、などなど、主人公は自分の思い描いた人生と現実とのギャップに気づき結構悲惨な心理状況に置かれているのですが、ジャック・ニコルソンの怪演で、コミカルさとシリアスさのバランスが絶妙です。他の役者さんだとたぶんやり過ぎと取られかねない過剰気味な演技ですが、この人が演じると不思議とリアルに感じます。ラストシーンの迫真かつ力技の演技に思わず引き込まれます。ストーリー的には特段大きな盛り上がりのない地味な話なのですが、キャシー・ベイツの異常なまでの存在感も含め、役者の力で非常に印象的な作品に仕上がっています。しみじみとした余韻に浸れるいい作品です。
94 TED 世界を魅了するプレゼンの極意/アカッシュ カリア
95 オンラインビデオ広告入門/横山 隆治、 楳田 良輝
94 TEDでの優秀なプレゼンテーションを分析し、その極意を抽出した本です。元ネタとなった実際のプレゼンを見ながら読んだ方が効果的だということがわかっていながらも、なかなか面倒で本だけを通して読みました。書かれていることは特に目新しいものはないですが、元ネタが見たことのあるプレゼンの場合はその極意のエッセンス(中にはこじつけ的なものもあるのでその欠点も含めて)が具体的にイメージできて参考になります。やはり当たり前ですが、TEDのプレゼンをある程度見ている人にお勧めの本です。サブウエイでダイエットしたくなりました。
95 最近広告業界で盛り上がりつつある動画広告について、そのマーケティング的意味だけでなく、ビジネス上の位置づけや技術的背景まで網羅的に解説して下さっているのでタイトルどおり入門書として役に立ちます。効果測定方法や国内外の事例も豊富な点が特に参考になります。個人的には動画投稿サイトのコンテンツクリエーターを束ねるMCN(マルチチャンネルネットワーク)の今後の動向に興味を持ちました。
■CD
53 Sunny/サニーデイ・サービス
サニーデイ・サービス再結成後の2作目です。前作「本日は晴天なり」がバンドで演奏できる喜びに満ちたアンサンブルが魅力的な作品だったのに対し、今作は曽我部さんのソロと言っても通用するようなシンプルな構成の楽曲が多いです。ソロではなく、あえて「サニーデイ・サービス」名義にしたのは、それだけバンドとしての方向性が一致して成熟してきたためでしょうか。曲調はしっとりとしたスローなものが多く、これからの季節にぴったりです。テクニックではなくセンスで聴かせるバンドだったのですが、そこに技術が追いついてきたのかもしれません。大人の鑑賞に堪える作品です。
■映画
71 アバウト・シュミット/監督 アレクサンダー・ペイン
定年後の自分の過ごし方を真剣に考えないと、と思わせる映画です。定年後時間を持て余しているときに妻に先立たれ(そして軽く裏切られていたことが判明し)、娘がイマイチな結婚相手を選択し今ひとつ分かり合えず、などなど、主人公は自分の思い描いた人生と現実とのギャップに気づき結構悲惨な心理状況に置かれているのですが、ジャック・ニコルソンの怪演で、コミカルさとシリアスさのバランスが絶妙です。他の役者さんだとたぶんやり過ぎと取られかねない過剰気味な演技ですが、この人が演じると不思議とリアルに感じます。ラストシーンの迫真かつ力技の演技に思わず引き込まれます。ストーリー的には特段大きな盛り上がりのない地味な話なのですが、キャシー・ベイツの異常なまでの存在感も含め、役者の力で非常に印象的な作品に仕上がっています。しみじみとした余韻に浸れるいい作品です。