本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

下流社会

2006-04-29 07:31:30 | Weblog
■本
23 下流社会/三浦 展
「自分らしさを求めるのは『下流』である?」などわかりやすく短いフレーズを連発する小泉政治みたいな本。この最後の「?」がみそで著者もあとがきで書いてあるように、統計学的有意性に乏しい仮説が大部分である、ということを意識して読む必要があると思います。もっともらしく調査結果がたくさん書いてあるだけに余計に注意が必要。社会学は都合よくデータを扱うということについて書かれた「反社会学講座/パオロ・マッツァリーノ」を読んでから本書を読むことをお勧めします。


■CD
19 Under the Covers/Matthew Sweet
20 C-46/InK

両方ともあまり聞き込めてません。
20 は電気グルーブとTOKYO NO.1 SOUL SETが好きなので衝動買いしました。
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クラッシュ

2006-04-23 07:24:26 | Weblog
■本
22 噂/荻原 浩

初期2作を文庫本で読んでいたので、コミカルな小説家というイメージだったのですが、本作はミステリー。登場人物の会話描写はコミカルな雰囲気もあり巧みですいすい読め、引き込まれていきます。帯で「衝撃のラスト一行に瞠目!」と書かれている「最後の一行」が瞠目かどうかは、賛否がわかれるところですが、注意力のない私はこの帯の記述がなければ、作者の意図がわからなかったかもしれません。いずれにしても、構成も練られて非常に良くできた作品。賛否は分かれるだろうけれども。
 

■映画
6 クラッシュ/監督 ポール・ハギス

さすがアカデミー作品賞と思えるだけの深みのある作品でした。でも、個人的には作品賞は「ブロークバック・マウンテン」がふさわしく、この作品は脚本賞だけでよかったのではという気がしました。脚本のできはこちらの方が上ですが、映像も含めた映画としての作品の完成度、監督や俳優の才気の迸り方は「ブローク・バックマウンテン」の方が上。差別を題材にしたこの映画に賞を与えながら、アン・リーに作品賞を与えないアカデミー協会の「差別」を感じました。

 
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怒る技術

2006-04-16 06:49:24 | Weblog
■本
20 広告に携わる人の総合講座〈平成18年版〉/日経広告研究所 (編)
21 怒る技術/中島 義道

20 引き続きマーケティング、広告関連のお勉強中。いろんな理論が盛りだくさんなので少し賢くなった気がします。カルビー副会長のパートが印象に残りました。すごく志の高い会社だと思います。

21 引き続き中島義道さんの本で癒されてます。今、階下から子供の足音がうるさいとクレームを受け続けているので、敵を知る意味でも役立ちました。本作は結構いろんな人をボロカスに書いているので痛快ですが、いつもどおりコミュニケーションや人間理解に対する真摯な対応の必要性を突きつけられます。薬剤師さんの対応が最悪だったので、今日、ためしに薬屋さんで少し怒ってみました。
 

■CD
16 Collected/Massive Attack
17 At War With the Mystics/Flaming Lips
18 Fab Four Suture/Stereolab

16 新曲とレアトラックスが聞きたくて、日本盤を購入。
続けて聞くと何もする気がなくなって心地よいです。

17 前作はあまり聞かなかったのですが、今作はバラエティに富んでいてかなりよいです。"The Soft Bulletin"級の傑作かも。

18 おしゃれな気分になりたくて衝動買いしました。

ストレスとCD購入枚数が比例してます。。。
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ブロークバックマウンテン

2006-04-09 09:42:22 | Weblog
■本
19 実践マーケティング・コミュニケーションズ/監修 上条 典夫

 マーケティングについて勉強したくなって読みました。実例が多くて読みやすかったです。特に新たな気づきは得られませんでしたが、今までの知識の整理と復習になりました。


■映画
4 ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女/監督 アンドリュー・アダムソン
5 ブロークバック・マウンテン/監督 アン・リー

 泊まりの出張があったので、お酒を飲まず映画を見ました。

4 はストーリーがシンプルで楽に見ることができました。戦いのシーンは迫力満点。少し合成丸わかりなところが気になりましたが、それなりにおもしろかったです。ロード・オブ・ザ・リングと比べちゃだめなんでしょうね。

5 久しぶりに映画で感動しました。地味だけどいい映画です。人生、仕事や家族に恵まれなくても生きる意味があることを教えてくれた気がします。ラストの余韻がすごく好きです。
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ひとを嫌う

2006-04-02 07:44:17 | Weblog
■本
17 吉田自転車/吉田戦車
18 ひとを“嫌う”ということ/中島 義道

17 出張帰りに駅の本屋で買いました。最近吉田戦車さんの漫画は読んでませんがまた読みたくなりました。僕もほこりをかぶったマウンテンバイクがあるので、申し訳なくなりました。

18 中島義道さんの本は結構ネガティブなことばかり書いてあるのに読むと楽になります(元気は出ませんが)。今のままの自分でいいと安心できるからでしょうか。多くの前向きなビジネス本を読んだときに、一時的にテンションが上がると同時に、少し息苦しくなる(このままではいけないと思う)のとちょうど反対のような気がします。なので、ビジネス本を読んでいる途中に中島さんの本を読みたくなることがよくあります。
この本も「人を嫌うのは当たり前だから嫌っていい」と思えて楽になります。筆者は読者を楽にしようとして書いているのではなく、「人から嫌われたり、嫌うことはつらいが、それを受け止めて生きていることが充実した人生になる」と言っていると思うのですが、それでも僕はなぜか楽になります。
中島さんは僕みたいな人間はたぶん嫌いだし、僕もお会いすると嫌悪感を持ちそうなのですが、それでも愛読してしまうところが、読書の面白い点だと思います。

■CD
13 3121/PRINCE
14 The Little Willies /The Little Willies
15 The Trinity /Sean Paul

酔って帰った日にPRINCEがビルボードアルバムチャートで1位になったというニュースを見てamazonでまとめ買い。まだあまり聴けてません。

13 1990年代はほぼリアルタイムに全アルバムを買っていたのですが(特に「AROUND THE WORLD IN A DAY」、「Sign 'O' the Times」が大好き)、名前を変えられてから、あまり聴かなくなってました。前作が結構好きだったので、今回も評判がよさそうなら買おうと思い購入しました。
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