■本
84 街場の現代思想/内田 樹
85 オラクル・ナイト/ポール・オースター
84 楽しく読めました。学生時代に挑戦して失敗した、ピエール・ブルデューの「文化資本」の考え方について、わかりやすく説明されている部分があり、とても懐かしく感じました。最後の方は若者に対しての人生相談に回答する、という内容になってますが、ベタな質問に対して、独自の切り口から回答されていて、筆者の頭のよさを見せつけられます。
85 小説内小説が巧みに用いられていて、普通に読み物として面白い作品です。一気に読みました。主人公の小説家が考案する小説や映画のプロットが、失敗作とされながらもどれも魅力的で、ポール・オースターのストーリーテラーとしての能力を十分に堪能できます。登場人物がいろんなものを失っていき、その中で残ったものの大切さを見つめなおすという、「引き算」の内容と、最後の数ページで一気に加速し、つんのめるような感じでストーリーが終わる構成は相変わらずで、読み終わった瞬間、ポーンと放り出されたような感覚になりました。
■CD
42 Come Around Sundown/kings of leon
43 People's Instinctive Travels and the Pat/A Tribe Called Quest
42 前作で大ブレイクを果たしたkings of leonの新作。一聴するとブレイク後の作品の典型という印象がしました。原点回帰で地味な内容ですが、確固たる自信が漲っていて落ち着いています。何かを成し遂げた人だけが持つ、器のでかさというか、迫力があります。その一方で、前作に貫かれていたひりひりするような切迫感はないような気がして、このあたりは賛否が分かれそうなです。前作のように新たなファンを大幅に獲得するということはなさそうですが、既存ファンを十分に魅了し、末永いお付き合いに誘う感じの作品と言えるかもしれません。聴き込み系の味わい深い作品であることは間違いありません。
43 最近はまっているA Tribe Called Questのファースト。センスのよいいい作品ですが、名作とされる2、3作目と比べると少し弱いという印象は否めません。こちらも聴きこんでみます。
84 街場の現代思想/内田 樹
85 オラクル・ナイト/ポール・オースター
84 楽しく読めました。学生時代に挑戦して失敗した、ピエール・ブルデューの「文化資本」の考え方について、わかりやすく説明されている部分があり、とても懐かしく感じました。最後の方は若者に対しての人生相談に回答する、という内容になってますが、ベタな質問に対して、独自の切り口から回答されていて、筆者の頭のよさを見せつけられます。
85 小説内小説が巧みに用いられていて、普通に読み物として面白い作品です。一気に読みました。主人公の小説家が考案する小説や映画のプロットが、失敗作とされながらもどれも魅力的で、ポール・オースターのストーリーテラーとしての能力を十分に堪能できます。登場人物がいろんなものを失っていき、その中で残ったものの大切さを見つめなおすという、「引き算」の内容と、最後の数ページで一気に加速し、つんのめるような感じでストーリーが終わる構成は相変わらずで、読み終わった瞬間、ポーンと放り出されたような感覚になりました。
■CD
42 Come Around Sundown/kings of leon
43 People's Instinctive Travels and the Pat/A Tribe Called Quest
42 前作で大ブレイクを果たしたkings of leonの新作。一聴するとブレイク後の作品の典型という印象がしました。原点回帰で地味な内容ですが、確固たる自信が漲っていて落ち着いています。何かを成し遂げた人だけが持つ、器のでかさというか、迫力があります。その一方で、前作に貫かれていたひりひりするような切迫感はないような気がして、このあたりは賛否が分かれそうなです。前作のように新たなファンを大幅に獲得するということはなさそうですが、既存ファンを十分に魅了し、末永いお付き合いに誘う感じの作品と言えるかもしれません。聴き込み系の味わい深い作品であることは間違いありません。
43 最近はまっているA Tribe Called Questのファースト。センスのよいいい作品ですが、名作とされる2、3作目と比べると少し弱いという印象は否めません。こちらも聴きこんでみます。