■本
42 ベロシティ思考/アジャズ・アーメッド、ステファン・オランダー
43 ソーシャル時代のブランドコミュニティ戦略/小西 圭介
42 クリエイターとNIKEのデジタル部門の責任者との対談集の体裁をとった、デジタルテクノロジーによる急激な変化の時代に成果を収めるための主にクリエイティブの観点からの原則について語られている本です。7つの原則自体はおっしゃるとおりとは言え、頭に残りにくい抽象的なフレーズなので、あまり有用とは言えませんが、NIKE+やFuelBandの開発背景はとても興味深かったです。基本的にはお二人の自慢話なので、鼻につく表現が多いですが、「まずやってみよう」というポジティブさ溢れる内容にモチベーションが高まる本です。
43 タイトル通り、ソーシャルメディアが普及した環境下での企業のブランド戦略について書かれた本です。理論的な面から実践的な手法まで、細かく丁寧に網羅されているので、教科書的に用いることもできると思います。ただ、教科書的であるが故に、内容がなかなか頭に入ってこない取っ付きにくい文体なのが少し残念です。
■CD
52 Random Access Memories/Daft Punk
80年代風ディスコテイスト溢れる古くて新しい不思議な感覚の作品です。従来のゴリゴリのエレクトロニック・サウンドを期待していると肩透かしを食らいます。ゆったりとした曲調の曲が多いとても叙情的な作品です。共演者を見れば明解ですが、かなりアメリカ市場を意識した作品になっていると思います。
■映画
37 探偵はBARにいる/監督 橋本一
38 プラチナデータ/監督 大友啓史
37 評判はそう悪くないようですが、個人的にはあまり合いませんでした。ハードボイルドとしても、コメディとしても、謎解きものとしても、どれも中途半端です。主要人物のキャラ設定は個性的だとは思いますが、あまり共感できませんでした。悪役の動機もキャラクターも今ひとつ弱いところが最大の欠点で、その点がこの作品をぼやっとした印象にしている気がします。こんだけ無慈悲に人を殺せるんなら、主人公の探偵なんてイチコロだろうと思いますが。
38 こちらはシナリオがしっかりしているのか、何度もどんでん返しがある重層的な構造で全編を通して楽しめました。「プラチナデータ」という言葉の意味が次々と変っていく巧みな構造で引き込まれます。ただ、2度ある逃走劇のアクションシーンが冗長すぎる点(いくらなんでも警察が無能すぎます)と、「目立たない脇役が超有名俳優である場合その役が犯人」の法則に見事に当てはまり、シナリオとは別のところで、途中で犯人がわかってしまった点が少し残念でした。こういう近未来モノはリアル感を出すのが難しいと思いますが、かなり善戦していると思います。
42 ベロシティ思考/アジャズ・アーメッド、ステファン・オランダー
43 ソーシャル時代のブランドコミュニティ戦略/小西 圭介
42 クリエイターとNIKEのデジタル部門の責任者との対談集の体裁をとった、デジタルテクノロジーによる急激な変化の時代に成果を収めるための主にクリエイティブの観点からの原則について語られている本です。7つの原則自体はおっしゃるとおりとは言え、頭に残りにくい抽象的なフレーズなので、あまり有用とは言えませんが、NIKE+やFuelBandの開発背景はとても興味深かったです。基本的にはお二人の自慢話なので、鼻につく表現が多いですが、「まずやってみよう」というポジティブさ溢れる内容にモチベーションが高まる本です。
43 タイトル通り、ソーシャルメディアが普及した環境下での企業のブランド戦略について書かれた本です。理論的な面から実践的な手法まで、細かく丁寧に網羅されているので、教科書的に用いることもできると思います。ただ、教科書的であるが故に、内容がなかなか頭に入ってこない取っ付きにくい文体なのが少し残念です。
■CD
52 Random Access Memories/Daft Punk
80年代風ディスコテイスト溢れる古くて新しい不思議な感覚の作品です。従来のゴリゴリのエレクトロニック・サウンドを期待していると肩透かしを食らいます。ゆったりとした曲調の曲が多いとても叙情的な作品です。共演者を見れば明解ですが、かなりアメリカ市場を意識した作品になっていると思います。
■映画
37 探偵はBARにいる/監督 橋本一
38 プラチナデータ/監督 大友啓史
37 評判はそう悪くないようですが、個人的にはあまり合いませんでした。ハードボイルドとしても、コメディとしても、謎解きものとしても、どれも中途半端です。主要人物のキャラ設定は個性的だとは思いますが、あまり共感できませんでした。悪役の動機もキャラクターも今ひとつ弱いところが最大の欠点で、その点がこの作品をぼやっとした印象にしている気がします。こんだけ無慈悲に人を殺せるんなら、主人公の探偵なんてイチコロだろうと思いますが。
38 こちらはシナリオがしっかりしているのか、何度もどんでん返しがある重層的な構造で全編を通して楽しめました。「プラチナデータ」という言葉の意味が次々と変っていく巧みな構造で引き込まれます。ただ、2度ある逃走劇のアクションシーンが冗長すぎる点(いくらなんでも警察が無能すぎます)と、「目立たない脇役が超有名俳優である場合その役が犯人」の法則に見事に当てはまり、シナリオとは別のところで、途中で犯人がわかってしまった点が少し残念でした。こういう近未来モノはリアル感を出すのが難しいと思いますが、かなり善戦していると思います。