イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

イラク戦争と集団的自衛権

2013-01-17 19:36:34 | 国際・政治

  孫崎 享の標題のブロマガを読んだ。以下に要旨を引用紹介する 

 

『 安倍首相は米国訪問を強く希望した。しかし、オバマ大統領はつれなく、一月訪問は実現しなかった。安倍首相は「お土産を十分準備しなかったので受け入れてくれなかったのだろう」ということで、集団的自衛権をお土産にしようとしている。

 

 集団的自衛権は日本の防衛と関係がない。ひたすら米国の戦略のために、自衛隊を傭兵的に使おうとするもので、しかも日本で費用負担をするのだから、隷属も極まれりという状況である。
 

 

 イラク戦争にせよ、アフガニスタン戦争にしろ、米国は正しくない戦争をしているのである。イラクのサダム・フセインが大量破壊兵器を持っているとかアルカイダと結び付きがあると言って戦争しましたが、それは嘘であった。
                     

 

 米政府調査団のドルファー団長(CIA特別顧問)は、「イラクにおいて、湾岸戦争以降大量破壊兵器はほとんど廃棄された、脅威は存在しなかった」との最終報告書を発表した。米国は自らの公的機関でイラク戦争開始の論拠を失った。
 

 

 集団的自衛権は米国の戦略に自衛隊を奉仕させようとするものである。
しかしイラク戦争であれ、アフガニスタン戦争であれ、米国の戦争はしばしば間違っている。こうした問題を何ら検証することなく集団的自衛権、という日本の姿はあまりにも卑屈である。』

 イワン・アサノヴィッチは次のようにコメントをした。

 

 『来日して10年になると言う若き中国人男性と話しをしました。政治の話題になると彼はトーンを落として顔を私の耳元に近づけながら話すのです。日本は黒船来航以来ずっとアメリカに頭の上がらない国になってしまった。

 

 中国の共産党政権が良いと言う訳では無いが、中国はアメリカにもソ連にも屈服しなかった。アジアで近代化も達成し、経済も一流の日本なのに残念だと言っていました。

 

  私は日・中・韓・台・北朝鮮は元々モンゴロイド民族で漢字圏・仏教圏なのだから、共通点はEUなどよりずっと強くて多い。アメリカに少し遠慮して貰って、東アジア連合を創って仲良くするべきだ。そうすれば平和と豊かさが飛躍的に増す筈だと言いました。

 

政治体制の違いは叡智と忍耐と相互の信頼で解決するはずだと言うところで意見が一致しました。遠くの「友達」よりも近くの”兄弟”じゃないでしょうか?』
 

 以上がイワン・アサノヴィッチのコメントの内容である。<o:p></o:p>

  アルジェリアで日本人5人が現地の武装勢力によって誘拐された。隣国マリの紛争に巻き込まれてのことだ。テロは何と言おうとも卑怯で卑劣なものである。

 今までアラブのテロが起きていなかった唯一の国は日本だけであった。アメリカの大義のない戦争に付き合って自衛隊員がイラク人やアフガニスタン人を撃ち殺すことは絶対に避けなければならない。

安倍首相は本当に日本人を愛しているのか?


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