イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

どこか父親への思慕があったのかも…

2015-03-25 14:24:04 | 日記
 先月の20日、川崎市で中学一年生の上村遼太くんが殺害された。
犯行の容疑者は18歳~17歳の少年ら三人であることが判明してきた。
少年犯罪としてはあまりにも陰惨なことなので、社会に大きな衝撃を与えている。
そして被害者・加害者に様々な社会的な要因が絡んでいることも特徴的だ。
TVなどでも特集番組が組まれたりして、少なからずの人が視聴したに違いない。
また、この間には週刊誌なども取材報道を持続的に続けている。
しかし、その取材は各社とも断片的な内容になっている。
個別一社で取材出来る範囲は限られているのだろうからムリからん事である。
断片的な週刊誌情報やTVや新聞記事の内容を勘案して考察してみると、事件の全容らしきものが徐々に見えてくる。
また、内容もメデイア情報に因り、日を追って深まりを見せてくるようになった。
例えば主犯格の18歳の少年は飲酒癖があり、いわゆる酒癖が良くなかったらしいのである。
事件当日も、飲酒をして後の犯行となったとのことだった。
普段は両親の国籍などのことがあり、被差別感を抱いていたことが容易に想像できる。

主犯格の容疑者は同級生たちから相手にされないほど、ひ弱な側面もあったそうだ。
飲酒癖もその辺の事情が災いし、負の連鎖となって弱者攻撃となったのだろうか。
NHKテレビでも「日曜討論会」で特集を組み、関連分野の識者らが識見・思考を述べていた。識者ら出演者の発言に異論は感じなかった。
しかし、一点だけ語られていないことがあるような気がした。

それは、正義感が強く周囲の友人には優しく明るい上村遼太くんが、何故に不良グループ然とした年上の集団に自ら飛び込んで行くようなことをしたのかである。
最初は部活のバスケット部の好きな先輩を頼ってグループ入りを果たしたそうである。
それから、その先輩が所属していた8人グループに合流して容疑者仲間とも知りあう事になったらしい。

上村遼太くんは離婚した実の父親から、DVを受けていたらしい。
しかし、心の奥底では強く男らしい父親を望んでいたのではないだろうか。
得ることが出来なかった、そんな思慕が年上のグループへの接近となって行ったのではないだろうか。

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