首長選挙、自民の旧態依然

　　 沖縄・名護市の市長選挙があり、都知事選挙も予定されている。
各地の自民党幹部の選挙支援が拙くお粗末で、例によって薄汚れている。 

投票三日前に自民党幹事長の石破は沖縄・名護市に入り推薦候補の応援をした。 

発言の注目は、既に批判の出ている「名護市振興基金として５００億円」を用意していると言うものである。

相まって、推薦候補自身も名護市は政府からの補助金なり支援金をもっと得て行くべきだと札束選挙に呼応した街頭演説を展開している。 

汚い裏金は個人買収用で大量には利用出来ない。「大量買収」するために石破は、税金を利用することを考えたのである。<o:p></o:p>

 米軍基地の移設受け入れの正当性を堂々と論ずる前に石破は「カネ」の話である。<o:p></o:p>

形振り構わぬ自民党・石破の発言は、ジャパンハンドラー（＝米の一部）から相当に強い圧力を受けている証拠でもある。<o:p></o:p>

都知事選では予想された候補者が揃った。<o:p></o:p>

宇都宮・舛添・田岡・細川の四候補の事実上の争いになりそうだ。<o:p></o:p>

脱原発の細川と宇都宮が脚光を浴び始めているのを横目で、自民候補の舛添は<o:p></o:p>

『都には原発以外にも課題がある。』とワン一シューの原発争点選挙の回避を狙った会見をしている。<o:p></o:p>

宇都宮も同様主旨のことを発言しているが、当たり前のことをわざわざ選挙民は聞かされたくないと思っている筈だ。

都知事選は一首長選挙と訳が違う。<o:p></o:p>

例えばオリンピック然りで、東京の動きはピッタリと国の情況を左右する重みを持った世界有数の首都自治体なのである。<o:p></o:p>

従って、都知事選挙は小泉純一郎が言うが如く、国政を東京から変えて行く選挙なのであると言う位置づけをしても差し支えない選挙なのである。

もともと都知事選挙は、そんな国政を占う位置づけを持った選挙なのである。

官房長の菅は定例記者会見で　『細川候補は佐川急便から意味不明金１億円を貰ったいきさつがある。』と発言。<o:p></o:p>

明らかに相手候補への攻撃を意識した中傷発言である。

わざわざ『猪瀬さんの倍額の一億円だ。』と補足説明入りだった。<o:p></o:p>

権威ぶったアノ顔で結局はこのような、小さな補足説明をとくとくと喋る能力しかない持ち合わせない男だったのである。<o:p></o:p>