イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

農薬混入容疑者、待遇改善を直訴も…

2014-01-28 00:43:17 | 社会・経済

 TV朝日のワイドショー番組モーニングバードは、この事件をとりあげた。
事件は、
マルハニチロホールディングスの子会社が製造した冷凍食品から農薬が検出された事件である。<o:p></o:p>

  契約社員の阿部利樹容疑者(49)が偽計業務妨害容疑で逮捕されたのである。<o:p></o:p>

 容疑者は半年ごと更新の契約社員であり8年あまり勤務していた。<o:p></o:p>

 2年前に給料が改定され、大きな減額となっていたのである。<o:p></o:p>

 時給は1000円になったが、早番・遅番手当が廃止され3万円~5万円ぐらいが減額となったのである。<o:p></o:p>

 ね一杯働いても月19万円にも届かない金額である。49歳の中堅労働者に対する待遇としては明らかに低い。<o:p></o:p>

 コメンテーターの石原良純が、待遇への不満で犯罪を起こして良いと言うことでは無いと前置きしながら、会社の異常に低い待遇に不満を持つのは当然だと驚愕。<o:p></o:p>

 石原良純のこの驚愕にイワン・アサノヴィッチは大いなる好感を抱いた。
職場の同僚などへの取材で、容疑者は上司に待遇改善を直訴していたことが判明している。<o:p></o:p>

 群馬県警は蓄積した待遇への不満が事件の動機になった可能性があるとみて調べる。<o:p></o:p>

  会社側の説明では、8年3カ月間、契約社員として工場で働いてきた阿部容疑者は現行の給与制度が2年前にできてから昇給はなく、2013年度の査定では一時金の賞与が減額されていたとさえ伝えられている。搾取率の高い会社である。<o:p></o:p>

アクリ社幹部は25日夜の記者会見で、待遇面について「全く不満がなかったとは思っていない」と話し、容疑者への待遇については触れようとしなかった。<o:p></o:p>

余談になるが、都合の悪いことには応えないという「特定秘密保護法」の民間版である。<o:p></o:p>

 格差はあって当たり前と言ってのけた首相がいた。そして待遇が下がるのは自己責任とまでその首相は言った。
もちろん財界・資本の要請を受けての「新自由主義」政策だった。<o:p></o:p>

非正規労働者は、今や35%を越えたというから、3人に一人という計算である。<o:p></o:p>

勤労者の三割が不安定就労に陥っているのに「自己責任」と政府は嘯(うそぶ)くのである。
国民同士の連帯感は薄れ、相互扶助の精神はズタズタに引き裂かれている。<o:p></o:p>

 こんな劣悪な状態に勤労者国民を放置して、どこに「再生日本」があるのだろうか?どこから「強い日本」が生まれてくるのだろうか?<o:p></o:p>

 


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