50歳代女性からのメール。
2ヶ月おきに、これまで3回のセッションを受けてくださった。
〈みそらさんのセッションを受けてから…体調もですが、精神的に以前より随分良くなってる事にフッとした時に気付かされます。
簡単に言うと人頼りだった色々な事が気付いたら自分の意思で決めていたり動いていたりしている事です。
人に対する依存心が薄れた様な気がします。
最近それに気付いて、自分でもビックリしました。〉
生活上の習慣の、それも意思という捕まえにくい精神的な部分での変化にはなかなか気づかずにいるものだ。
ポジティブな方へなら尚更だ。
自分の内側の細かな観察があって可能なことである。
変化も喜ばしいのだけれど、気づける細やかさに目が引かれた。
快活で人の面倒見が良く、決断、行動は自分でずんずん進める印象のある方だが、外からは見取りにくい繊細さと心細さが確かに同居している。
もちろん、それは人への絶え間ない温かな思いやりという揺るがない長所に地続きなのだけれど。
〈ご連絡感謝です。
人任せにせず自分で決めるように、自然に自分に促していること。
そしてそれが無理でなく、自然に決断できること。
これら、意味は大きいです。
それに気づいてビックリしたと書いていらっしゃいましたが、そのおかげで毎日が楽しくなっていることにはお気づきになっていませんか?
きっとそんな日常がこの先に続いています。〉
と返信したら、
〈はい。その通りです。
毎日、楽しく過ごしてます。
意識せずに、そう過ごせてる事に気付いて嬉しくなります。〉
と即座に返ってきた。
意識せずにそう過ごせている。
この言葉が、依存から離れる思考が習慣化して根付いたことを証明している。
おそらくこれまで持ち続けてきた苦しさ、弱さへの自覚があったことだろう。
何歳からでも変わることができる。
喜び溢れる日常に、今このままで切り替わることができる。
その実感に彼女も浸っていることと思う。
こういう人が人生の奥深さを語るのは、説得力あるものになるだろう。
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