きちんと思考すれば解決に近づく。
その方法がままならないために、自ら迷路にはまり込んでいる事態がよく見られる。
起きた事柄を相談の途中まで話しながら、結論を言わずに相手に委ねるケース。
あるいは、その是非について薄々勘づいているのに言葉にしない場合。
どちらも口にしてしまえば一歩先に進むことができる。
そこからどうすれば良いのか、次の展開に移ることができるわけだ。
認めて開き直ってしまう方が人間は強いし、先に進めるのだ。
それから、語彙は決定的に重要だ。
考えるにあたり、人は必ず言語を使う。
限られた言葉のみで思考しているのなら、思考が届く範囲が限定されてしまう。
自分に使えそうな言葉は覚えていくことだ。
その言葉一つが、自分の限界を一つ押し広げることになる。
「見えない世界のことだから」
「言葉にできない世界」
と言って口をつぐむのは逃げだ。
言葉ではないものが伝わり解けることもある。
だが、言葉を使う試みは最後まで捨てない方がいい。
言葉のない世界も人生を豊かにするが、言葉が充実した世界が人生を明るくするのも明らかだ。
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