約1年ぶりにお会いした女性です。
どんなことを聞きたいのかという問いに、実家のご両親について尋ねてこられました。
多額の借金を抱え財産を失うなど苦労されたご両親ですが、夫婦の仲が悪く彼女は大変心配していました。
『それはお母さんが黙らないと無理ですよ。』
納得する彼女でした。
わたしには、お父様にまくしたてるお母様の姿が目に浮かんだのでした。
夫婦のどちらにも理はあります。
しかしこの場合はお母様が行動を変える方が事は早そうです。
その話はそれでよかったのですが、彼女がはっとしたように
「私も同じことをやっている。」
とつぶやきました。
小さい頃から仲の悪い両親の姿を見て、自分は一生結婚したくないと思いながら成長しました。
とはいえ縁あって結婚したご主人との間に娘さんが2人生まれました。
母親と同じ行動をしている自分の姿を見て、きっと娘たちも大人になって同じように夫に接し、不幸を感じていくのだろうと、暗澹たる思いを口にされました。
彼女に伝えました。
「お子さんたちやその先の世代のために、今あなたが変わらなくてはいけないのではないでしょうか?
子孫の将来を変えるのならば、今あなたが踏み止まらなくてはいけないのではありませんか?」
子供たちの世代にしてあげられることは沢山あることに気づきたいものです。
上の世代からの連鎖を、自分の行動を変えてストップさせ次の世代に渡していくこと。
大げさでなくても気づいたときにわたしたちができる、世界を変える行動です。
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