鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

E・ガレの展覧会~ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉

2016-05-18 21:56:23 | 藝術

昨日とは、全く正反対の乾いた夏日。


(昨日の続き)

雨の中、御老人達の集いの場・午前中の映画館で、まったり映画を見た後、お昼になったので、隣接のショッピングモールで、ランチ。

リーズナブルな和食を供してくれるお店は、ランチタイムとあって、10組待ち。

当初の予定では、森林公園だったけれど、強雨と寒さのため、予定変更で、午前中、映画をみて、さて、午後は、どうしようか・・・という作戦タイム?も兼ねている。

アボガドとサーモンを乗せたご飯で、最後は、だし汁をかけてお茶漬け風にして食べるメニューを注文。

雨いまだ止まず。

屋外には、行きたくないないから、美術館か博物館にしようか・・・。
スマートフォンで検索。

『博物館のテーマ展は、カニみたいですが・・・カニ・・・じゃあねぇ・・?蟹ってどうですかね。』

『食べるならいいけど。蟹の展示ねぇ。』

『美術館は、ガレ展だね。こっちにしよ。』



但し、美術館は、駐車場から、かなり歩く・・・。

雨は、午後3時には、上がる時間予報。

美術館の駐車場で、雨の勢いが弱まるまで、少し待っていたら、眠くなってしまった。

最近は、食事をするとすぐに眠たくなってしまう。

『ちょっとお昼寝してからね。』

雨の音を聞きながら、お昼寝タイム。
美術館の駐車場は、平日にも関わらず、来館者達の楽しそうな会話が聞こえている。

予報通り、午後3時前には、雨が上がった。

初々しい緑が一杯の美術館への歩道を歩きながら、ここへ来るのは、5回目になるのだろうか?

企画展は、長野の北沢美術館からの貸出品がほとんど(・・・というわけで、あの有名な『ひとよ茸』ランプは、貸してもらえなかったようだ)。

それでも、100年の時を隔てて、毀れずに現存する珠玉のアールヌーボーの作品群。

ガラスのもつ美しさを芸術の域に高めたエミール・ガレやドーム兄弟の作り出す色と輝き。

展示品のランプ類には、灯りをともして欲しかった。
数点のランプは、電球をつけての展示だったけれど。

他の作品もライトの当て方によっては、様々な美しさを堪能できただろうに・・・と少し残念に思う。

エミール・ガレは、宝飾品も手掛けたけれど、こちらは、宝飾品というよりは、オブジェとしての価値の方が高いのか・・・。

ガレが、好んだテーマが、蜻蛉(とんぼ)と、ひとよ茸など、野原に在る普通の小さな昆虫や植物で、蜻蛉を象ったテーブルの脚などは、仮面ライダーっぽさもあったりで、ちょっとユニークな展示品も。

アールヌーボー独特の曲線と繊細な花々の象嵌の家具類も特徴のひとつなのだろう。




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