母の月命日25回目。
朝から強風。
御墓参りに行こうか、どうしようか・・・ちょっと迷っていたけれど。
風が吹いて・・・しかも強風だから・・・きっと母が、会いたがっているのかも・・・とか。
・・・なので、午前中、墓参り。
母の亡くなった日は、強い風が吹いていて、葬儀の日も、四十九日も、初盆も、一回忌も・・・。
先月の三回忌は、何故か、無風で、穏やかだったのだけれど。
そうか、そうか。
何か言いたいことでもあるんかい?
乾いて、蒸し暑いような強風は、砂埃を巻き上げ、花びらの乱舞。
風が強うて危ないから、墓前で線香はあげられんけどな(墓参する前と帰宅後に、仏壇に線香を手向ける。序でに、香炉灰を均し、経机を拭く)。
墓参後、道の駅で、柑橘類と供花を購入。庭木の新緑も美しいことよ。
今が一番良い季節かも。
↓ 矢車草のブーケ。仏壇に飾りました。矢車草大好き。
途中の車の中で、某国営放送が、『桜坂(福山雅治)』を流していた。
桜ねぇ・・・。
市内は、今、新種の『オモイガワ(桜)』が満開。
コレは、十月桜と彼岸桜だったか・・・自然交配の新種だそうで。
地元で発見された新種なもので、市内各地に、植林された『オモイガワ』。
どうして、ソメイヨシノではないのか・・・と思っていたら・・・。
ソメイヨシノが絶滅の危機らしい。
遺伝子が全て同じクローンで増殖した桜なので、病気には弱いらしく、テング病(←違うかも?)の蔓延で、各地のソメイヨシノは、危機状態らしい・・・なんてことが、今日のニュース。
ソメイヨシノの苗は、もう販売していないらしい(なので、市内には、『オモイガワ』なのね???)
学徒出陣で、戦地に赴く前に植えたという拙宅近所の桜並木も、ここ数年、なんだか花の勢いがなくて・・・コレは、ソメイヨシノの個体の寿命なのかもとか思っていたけれど。
遺伝子が同じだから、同じ地域の桜の木は、一斉に咲き、そして、散る・・・。
お国の為に、美しく?散る学徒兵のプロパガンダに利用された・・・ソメイヨシノ。
戦意高揚のために、各地に植えられたと聞くけれど。
考えてみれば、桜(ソメイヨシノ)は、美しいのだけれど、満開の桜の花のひとつひとつの花弁は、集合体恐怖症の私自身・・・やはりちょっと気持ち悪い・・・と思っていたのか(最近迄、気が付かなかったけれど、意識の下では、恐怖していたのかも)。
去年迄は、絶対、桜フリークで、桜の咲く時期は、ソワソワしていたのだけれどね。
ソメイヨシノにとって代わる桜は、神代曙というソメイヨシノのそっくりさんだけれど、少し小ぶり・・・らしい(みたことないけど)。
夜になって、雨降りだす。
まさに、花散らしの雨。
春の嵐の中に逝ったひとの月命日。