穏やかな春の気配。
本を読もうと思うだけれど、数ページ読むと、眠気に襲われ、なかなか先へは進まない状態にいる。
これまで、同じ本を数回にわたって、通読したつもりであったけれど、全く通り一遍の読み方しか出来ていなかったようで、理解の理の字もなかったようだ。
読書百遍意自ずから通ず・・・。
熟読して、覚え込むくらい読めば、意味は、自然にわかってくる・・・ということで、以前、経営学のセミナーの先生が、次(翌日)の講義の時間までに、教科書の数ページを丸暗記して、それを一字一句間違えずに、答案用紙に書けば、単位を差し上げる・・・ということだったので、食事時間も惜しんで(・・・蕎麦屋で)暗記した・・・というよりは、全文、ノートに書き写しながら、丸暗記した。
確かに、意味は、通じたのかもしれないが、その丸暗記した文章は、一字一句残らず、忘却の彼方である・・・。
或る意味、ツマラナく、プレッシャーだけが残ったけれど・・・。
読書百遍を経験するには、人生時間が足りない・・・ような気がする。
百回も読んでいたら、他の本が読めないではないか・・・。
そんないい加減な乱読が祟り?現在に至っていて、相変らず、いい加減な読書しか出来ていない。
都合、5回は、通読したハズなのに、何も解っていなかった・・・という現実をつきつけられている。
それでは、百回読めば、何でも自然に解るのか・・・と問われれば、少なくとも、ワタシのアタマでは、無理のようなのだ。
あれだけ、読んだにも関わらず・・・ほとんど理解していないなんて・・・。
愚かな頭(脳)を恨むばかりであった。
しかし、どうしても、理解したいと思う本があって、無駄なこととは知りつつも、こうして、自由自在?な時間がある今、読んでおきたい・・・でも、数ページ読むとすぐ眠たくなる・・・負のスパイラルに巻き込まれている。
読書千遍・・・しているうちに、時間切れ・・・たぶん。