鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

兄の四十九日法要/女人僧侶(にょにんそうりょ)

2023-10-28 20:10:45 | Weblog

明け方は晴れていたものの・・・午前中、雷雨。

 

早朝から、兄の四十九日法要のため、県北。

片道約1時間半なのだけれど、紅葉シーズンの週末なので、道路の込み具合が気になるし、更に、余裕をみて、集合時間の2時間前に自宅を出発。

給油して、序でに、洗車も。

 

北に向かうにつれて、鉛色の空が迫って来る。

寒気の流入により、御天気急変の予報も。

 

土曜日の早朝にしては、結構、道路が混雑しているけれど、お寺には、30分の余裕をもって到着。

近くのコンビニエンス・ストアの駐車場で、時間調整兼、身辺の持ち物の整理。

 

定刻の10分前に、お寺の駐車場に車を止めたら、ポツポツと小雨が落ちてきた。

住職さんの奥さんに、促され、本堂に上げていただく。

少し、お話などしているうちに、喪主の義姉と姪と甥が到着。

姉と弟夫妻と姪達も、本堂へ。

 

お寺の奥さんが、供花を活けて、お供物を、本堂の内陣と脇間にお供えが完了すると、白い衣に、紅い袈裟の僧侶が登場。

若くて美しい女人(にょにん)の僧侶(お寺の娘さん?)だった。

美しいといっても、女優とかタレントのような見せる商売の綺麗さではなくて、仏に仕える清々しさ?というか、静けさと穏やかさを湛えた風貌?(上手く表現ができないけれど、しいて言うなら、奈良の都に舞い降りた天人?というか・・・天人であって、天女というのとは、また違うというか・・・ボキャブラリーが壊滅的に不足していて、適当な形容詞が思いつかないんだよね・・・)で、私は、女人の僧侶の現物?を見たのは、初めてだった。

こんな美人さんに、読経して貰えた兄は、冥利に尽きるだろうなぁ・・・などと、下世話なコトなど考えた。

 

法要が始まると、急に、大きな雷鳴。

土砂降りの雨が降ってきた・・・。

兄の葬儀の日は、九月も中旬だというのに、猛暑日に近い暑さだったのに、今日の法事は、気温13度という冬の寒さ。

天気予報では、最高気温23度だったので、暑いとイヤだな・・・と思って、喪服の下は、長袖を止めて、半袖にしたのは、失敗だったな・・・と思った。

(母の法事の日は、いつも、強風だったり、雨だったり・・・果てには、地震も起きたり、結構、荒れたけれど、今年春の三回忌は、ことのほか穏やかで、少し安堵したのだった・・・法事の日は、暑からず、寒からず、晴れて穏やかな日がよいのなぁ・・・と、ここ数年の法事続きで、そう思った)

 

今日もそうだったのだけれど、法要が済むと雨が上がった。

母のときも、法要中は、風がつよく、雨も降ったりしたけれど、納骨の時や帰りは、雨が上がって、有難かった。

兄の納骨は、来年のお盆になるらしい・・・。

 

私は、この地には、浅からぬ縁(えにし)のようなモノがあるようで、すぐ近くに、異父姉の家があって、母が亡くなった年、異父姉の家を訪ねることになって、やはり定刻よりも、かなり早くに到着してしまったので、このお寺の周辺を、車で、走り回ったりしていた頃、兄が、このお寺に、御墓を購入したなんて、知らなかったから、このお寺の前は素通りで、気が付かなかったけれど、この周辺では、一番古いお寺らしい(・・・ということを、法要が始まる前にお寺の奥さんからお伺いした)。

なかなに風情のあるお寺で、また法要に訪れることもあるだろう・・・。