鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ひとり遊び

2021-05-22 23:07:07 | 藝術

雨降ったり止んだり・・・。

昨日の天気予報では、今日は、晴れ間も・・・だったのだけれど、全くのハズレ。

気温も20℃を下回り、寒いくらいで・・・。

 

母の残した遺品が、全く、片付かない。

各年代ごとの日記や家計簿、健康や料理の記事をスクラップしたものが、いろいろな場所から出現する。

記事のスクラップや、雑誌の切り抜きなどは、最初の頃は、ノートに貼りつけていたものもあるけれど、貼るのが面倒になったのか、切るだけ切って、封筒の中に入っていたり・・・。

また・・・同じようなものが・・・と、一つの抽斗を片付けても、次の抽斗、その次の抽斗・・・無限ループだ。

そんなものは、一気に纏めて捨ててしまえ!と思うけれど、住所氏名の記載のある封筒の裏に、そのとき、考え付いたこと、テレビの情報、電話番号なども書いてあったりで、一応、もう此の世のひとではないけれど、やはり個人情報などもあり、住所、氏名、電話番号などのメモ書きは、シュレッダーをかけることにしているから、一向に片付かない。

主に、健康情報、料理レシピなどが多いのだけれど、気に入った絵画やイラスト、絵はがきなどもあって、一番好きな画家は、ルノアールのようである。

マリー・ローランサン、小倉亀遊など、女流作家も好きだったようだ。

その雑多なスクラップ記事や絵画の切り抜きで、誰の作品だろう???・・・と思うものがあった。

女性が、下着姿で、ロング・パールのネックレスを、目の前に垂らしている絵葉書大の大きさの絵である。

『ひとり遊び』というタイトルがついている。作家の名前は、よくわからない。左下にナンバーがはいっているから、原本は、リトグラフかなにか?だろうか?

私もこの絵が好きで、ちょっと自分を重ねてしまったりする。

(下着姿ではやらないけれど、よく寝床で、パールを弄んだりしている。体形もこんな感じだし、髪型も・・・。もしかして、母は、私を重ねていたのかも・・・って、こんなに繊細な姿じゃないけどね。ジャージとか、毛玉ニットとか着てるし・・・)

 

母の遺品・・・あとどれくらいで、片付くのか見当もつかない。