鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

13日の金曜日だったのね・・・昨日は。

2016-05-14 04:11:50 | 社会・経済

5月の連休後は、年度末の決算、4半期の決算など、上場企業の決算発表が続いていて、業績が良かったり、配当がアップしたり、またその逆で、株価が乱高下するようだ。

先月4月末に、乗用車の走行データ改竄が、発覚した財閥系の自動車メーカーの株式が、連日のストップ安で、半値くらいまで落ちていたようだった。

昨日、インターネットのポータルサイトのニュースに、総武線人身事故で、遅延という小さな1行が目に留まった。


走行データ改竄の自動車会社に救いの手を差し伸べたのが、我が国で、ナンバー2くらいの自動車メーカーで、その傘下に加わることになったという発表があったのが、今週の初め頃だろうか。

半値まで落ち込んで、更に、下落するかと思われたのに、一転、ストップ高である。

この自動車メーカーは、過去3回の不正が明るみに出て、系列会社や系列銀行からも、救いの手が差し伸べられず、このままでは・・・倒産かも・・・と言われていたようだった。

某電機メーカーは、台湾の企業に身売りされたけれど、今度は、国内の同業者に救われた形になった。

相方が言っていたけれど、これは、日本経済にとって、良いことなのでは・・・という意見だった。

隣国の中韓などの企業に買収されれば、日本のモノづくりの技術だけ持っていかれるだけだから。
その流出(技術者なども)が防げただけも、ヨカッタのではないか・・・?

落ちていく株価で、利益を出すには、カラ売りという手法があるらしく、証券会社で、株を借りて、ソレを売り、更に安くなったところで、買い戻すと、その分の利ザヤが稼げるそうだ。
数字には、疎いから仕組みがよくわからないので、上手く、説明できないのだけれど。

・・・倒産かも・・・と言われて、それでは、カラ売りしましょう・・・1000円だった株価が、500円になって、更に、下がって、(極端なたとえだけれど)1円になったところで、買い戻せば、499円の利ザヤが出る。

それが、1000株、2000株・・・。

ソレ売れ、ヤレ売れ、売って売って売り捲くれ・・・と、カラ売りしていたら、救済の手が、差し伸べられて、今度は、一転、暴騰を始めた・・・。

500円で売っていた株価が、600円になった。

コレ以上、値が上がらないうちに・・・。

カラ売り組が、買戻しを始める。

株価は、上がり続ける。

寄らず(買いが殺到し、株を打ってくれるひとがいない状態)。

1日中、値幅制限の上限の値段で、張りついてしまった。

買い戻せない・・・。
翌日も株価は、上がる・・・。
どんどん上がるのに、買い戻せない・・・。

買い手は、いるのに、売り手がいないから、取引が成立しない状態のまま。

空売りは、信用取引だから、限度額を超えると、追証という追加資金が必要になるらしい。

樹海へ行く電車代もない・・・。そんな書き込みもあったそうな・・・?
そんなひとが、週末の総武線に飛び込んだのだろうか・・・違うかもしれないけれど・・・。

決算発表の内容によっては、乱高下する株価。それに振り回されるマーケットに集う欲と恐怖・・・。

某・旧財閥系の自動車メーカーとは、逆に、1日の株価が、1000円以上、下げる銘柄もあったようだ。
新興株(マザーズとかジャスダックとか・・・昔は、ヘラクレスとかあったけれど、今はどうなんだろうか???)なんかは、値動きが激しいから、そのボラティリティを狙って、ディトレーダーさん達の戦場だとか???

先週の土曜日、観劇で都内へ出向いたけれど、電車の遅延がなくて、ヨカッタと思う。

くれぐれも、命は、大切に・・・と、しみじみ、マーケット情報を見て思う連休の明けきった5月中旬。

13日の金曜日・・・。