朝方、豪雨。午後から回復して、晴れ。湿度が多いけれど、凌ぎ易い月曜日。
定期健康診断の結果から、コレステロール値の高い人は、美肌の持ち主が多い・・・なんてことを書いてみたけれど、その後、コレステロール値と中性脂肪値の高いひとのほうが、長寿である・・・という記述があった。米国・日本の統計らしいが、真偽は、知らない。
人類の進化の過程で、日本人(・・・に限って言えば)は、飢餓状態から、飽食の時代へと移行して、まだ、半世紀足らず・・・。
飢餓から解放されて、たかだか50年。
飽食体質へ進化するには、まだまだ時間が足りない。
現代では、体形的にスリムな人の方が、美人度(尺度は不明だけれど)が高い・・・というような言われ方をして、スリムであらねば、ヒトに非ず・・・の風潮は、やはりここ数十年と言ったところか。
前世期以前の西洋絵画の裸婦像(ルノアールとか)なども、
(何故に、こんなに肥満した三段腹のオバさん?が、モデルなのだろうか・・・)
と豊満な肢体をみるにつけ、そう思ったりした。
・・・ヒトが、飢餓状態のときに、痩せ細った人々が、憧れるのは、潤沢な脂肪質の肌なのだ・・・と納得できる。
そして、現代は、その逆。
・・・ヒトが、飽食状態のとき、太った人々が、憧れるのは、痩せて、スタイルのよい人なのだ・・・。
食に関する風潮が、時代の求める美しさの基準を決めるのかもしれない。
飽食時代に突入した頃・・・。
英国だか、フランスだか・・・ちょっと、忘れたけれど、『ツィッギー』なるガリガリの栄養失調を連想させるような女優さんが一斉を風靡したことがあったような気がする?
M永製菓のチョコレート『小枝』のイメージ・キャラクター?だったような記憶があるけれど、あの枯れたような細い肢体と、ファニーフェイス(・・・なのだと私は、思う)。
好みにもよるだろうが、世の男性諸兄は、あのような針金のような女人を、抱きたいものなのだろうか・・・?
猫も杓子もダイエットに励む時代。
或る程度、スリムで、コレステロール質の肌を持つ・・・矛盾のある美が、次の主流かもしれない・・・と・・・要精密検査に、ひっかかった私は、ひそかに想像している。