鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

やさしいスープ

2012-12-05 22:52:11 | Weblog
久々に朝から晴れる。


寒くなってくると、暖かい汁物が嬉しい。
赤ワインに香味野菜を加えて、牛スネ肉を付け込んでおいて、作るビーフシチューは、12月のご馳走。クリスマスだし、年の瀬だし・・・。
ガッツリ食べても上品だし。

・・・何昼夜も煮込んだ透き通った黄金のコンソメスープだとか・・・そういうのは、レストランか、富裕層の厨房にあるもので、ワタシのようなひとの住む家には・・・ない。
こういうひとが作るのは、手間暇かからず、簡単なスープ。

昨日のブログで、少人数世帯で、キャベツ1個を消費するのは、結構、骨の折れることなのだけれど、なに・・・日本の冷蔵庫のフリージングの技術は、家庭でもマイナス20℃の世界を身近にした。
冷凍しておくと、日持ちする・・・コレを使わない手はない。

・・・という訳で、残り物のキャベツは、その時にある常備野菜と一緒に、煮てしまうことにした。

以前から、常々、思っていたのであるが、中華料理店・銀座アスターのラーメンとは、とても思えない値段の豆乳のタンメンというのがあって、もしかすると・・・コレは、意外と、自宅でも、出来る味なのではないだろうか・・・と思い至り、試験的に、普通の生ラーメン(塩味のタンメン)を、買ってきて、作ってみた。
普通のラーメンの作り方のとおり、麺をゆで、炒めた野菜類を乗せるのだけれど、スープのお湯半分の量を無調整豆乳(砂糖などの添加されていないもの)にするだけである。
かなり・・・近いような気がしている(もちろん、お店のは、もっと独自の味だけれど)。
できた豆乳スープのタンメンは、優しい味がする。
・・・ただ、ラーメンのスープということなので、ちょこっと脂っぽい。もっとも、このラードの脂っぽさが、ラーメンのラーメンたる所以なのだけれど。

・・・コレは、もしかすると、鶏ガラスープとか、中華味系のスープの素と昆布だしほんの少し、僅かな塩・・・お好みで、白だし・・・なんてもので、豆乳系のスープを作ると、ラーメン以外の普通のスープでもいけるんじゃないか・・・と思い至り・・・(思い至ってばかりいるけれど)、似て非なるスープを作ってみた。

何のことはない。
キャベツ、タマネギ、ニンジン、しめじなどのきのこ類、お好みで、ジャガイモ、モヤシ・・・何でも入れちゃえ・・・ってことで、適当に切って、煮て、仕上げに豆乳、お好みのスープの素(粉末の鶏ガラスープが一番合うような気がする)を入れるだけである。

それでも、充分優しい味がする。パンやご飯にも、良く合って、美味しい一品。