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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ラヴェンダー

2017-08-01 23:44:26 | 

午後から、豪雨。

激しい雨。

雨音を聴いていたら、眠ってしまった。
ちょっと長いお昼寝。

気温も30℃に届かず。
涼しくなってきたけれど、8月になったばかりで・・・。
夜間には、秋虫の声。



昨日、購入した新しいシャンプーを使ってみました。

それは、それは、佳き香りでした。

私の大好きなラヴェンダーの香り(+ゼラニウム)。

イタリアのシャンプーで、ラヴェンダーとローズの香りのシャンプー(ヴィオリスタ)がお気に入りだったけれど、製造中止になっちゃったから、それ以来のラヴェンダーかな?

ラヴェンダーは、紫色の小花が、穂先のように沢山ついていて、シソ科の植物(シソの仲間なのか・・・と言われれば、シソも赤紫の小さな花を咲かせますね)。

清潔な香りで、欧州では、男性用のパルファムの代名詞のようです。

私は、調香された香水で、ラヴェンダーの香りのするものをあまり知らない。
Chloe(クロエ)のEAU DE FLEURS LAVANDE(オー・デ・フルール ラヴァンド)くらいしか思いつかないな?

ラヴェンダーは、単独で充分な香りだから、他の香料と相容れないところがあるのかも???と勝手に思っています。
だから、前出のヴィオリスタのラヴェンダーローズも、どちらかと言えば、ラヴェンダーの香りの方が強かったような気がします。

・・・まあ、香料の値段から考えれば、ラヴェンダーの方が、安価だしな・・・?????

それにつけても・・・。
香料には、好き嫌いがあるし、ラヴェンダーが苦手・・・と言う方もいらっしゃるのではないか・・・と思う。

その昔の国産の安価なシャンプーにも、ラヴェンダーの香りのするものがありました。その影響で、好きなのかも?

筒井康隆さんの小説『タイム・トラベラー』は、主人公の和子が、ラヴェンダーの香りで、タイムトラベル能力を覚醒させる・・・なんてハナシでしたかね???


6月の白い花

2016-06-19 17:17:21 | 

気温30℃に届かず。

涼風が立つ。


6月に咲く花々は、様々あれど、菖蒲(あやめ)や杜若(かきつばた)、イチハツといった直立して、凛とした雰囲気のある川や湿地帯などの水際に咲く花、睡蓮や蓮なども今頃から、夏にかけて咲く植物なのだろうし、まだ少し先かもしれないけれど、梔子(くちなし)や百合(ゆり)などの芳香性の・・・かなり、キツイ香りを放つ白い花・・・などが、目につくようだ。

キツイ…芳香は、先日、相方の車の中にあった、芳香剤の香りに、一撃されて、乗り物酔いと片頭痛などひきおこし、嘔気が酷かったけれど。

車用の芳香剤には、辟易し、カーナビの横についていたのを取り外し、ティッシュにくるんで、ダッシュボードの中へ、仕舞ったのだけれど・・・。
車に乗っている間は、嗅覚が少し麻痺するけれど、再び乗車すると、慣れるまでに時間がかかる・・・。
なんで、あんなにストロングすぎる・・・な香りなんだろうな・・・と思うけれど、どうも喫煙者用らしい・・・。

あの芳香剤程では、ないにしろ、梔子(くちなし)だとか、百合(ゆり)だとかは、むせ返るような香りを放つ。

シャネルのガーデニアとか、ナンバー22(←記憶ちがいかも?)などは、梔子の香りをイメージしたものだろうし、キャシャレルのアナイスアナイスなどは、グリーン系ベースの百合の香りで、コチラは、清潔な感じがする。

湿気った6月の雨の日の車の中や、電車の中では、避けていただきたいのが、この濃厚な6月の花達のかおりだろうか?
いづれにせよ・・・梅雨時の重たい空気の中、濃密な花の香りは、空気中に拡散されて、更に、憂鬱さを増すのではないかと思う。

嗅覚的に頭痛を起こす香りなんだろうな・・・そして、気分は、更に重くなるというか・・・。

6月の花には、そんなイメージがあったりする。


他にも、土壌が酸性かアルカリ性だったか、どちらかに傾くと色が変わる紫陽花(あじさい)なども、6月の花の代表だろうか?

山あじさいやこあじさいなど、今が盛りだろう。

やはり、雨というか、水というか・・・そんなものを連想させる花が多い様な気がする。

薔薇は、5月が真っ盛り・・・かと思っていたけれど、6月もまだまだ見頃のようで、よくお手入れされたよその御宅の薔薇が、フェンスや門扉に綺麗に咲いていて、小雨に打たれていたりする姿を見かけると、6月の薔薇もいいもんだな・・・と思ったりする。

基本的に、薔薇の香りは、好きだ。

6月は、木に咲く花も多そうだ。
白い花で、目立たぬものも多いけれど、よく見ると、花だったりする。

先週訪れた北関東の山の中のダムは、水が少なくて、干上がりそうだった。
暑い夏との予報で、水不足が懸念される貯水量かもしれない。




香考No.22  EAU DE COLOGNE : CHANEL

2016-01-06 22:51:14 | 

曇りがち。昨日迄の暖かさは、何処へ・・・???


去年の暮に、半日くらい掃除をした。

本格的な大掃除とまでは行かず、中途半端におわってしまったのだけれど、捨てたいモノ、捨てなくてはいけないモノ、捨てられないモノ・・・など、所謂、『捨て』に関することで、いつもいつも二の足を踏んでしまう。
いづれ、捨てなければならないものも、もしかしたら、役に立つかも・・・と、さもしい根性が邪魔をして、大事に取っておいたりする。

あのときは、あんなに欲しかったのに、手に入れた途端、別にどうでもよくなってしまうのが、私なのだった。

そんなどうでもよくなった・・・モノを、まとめて、箱などに入れて置いて、さて、邪魔になってきたら、捨てる・・・みたいなことを繰り返して、結局、やっぱり、必要なかったのかも・・・ってものが、ほとんどな自室で、ひっそりと、仕舞われていたのが、本日の画像。



シャネルのオードゥ コローニュ 4ミリリットル入りのミニニュア。

案外、高額なモノで、たしか、2000円か3000円か・・・もしかしたら、それ以上だったかもしれない。

このブログ内でも、記載済みだと思うけれど、改めて、手首にのせてみると、なんとも良い香りで、コレも年月とともに、ムスク系の香料が、穏やかになってきた・・・ような気がする。

香料の含有率が、最も低い、トワレ類だから、1時間もすると、消えゆくラストノートに辿りつく。
長い時間、楽しめるものではないけれど、夏の昼間のシャワーのあとに、とても似合う感じがする。

・・・こんなことは、季節ハズレの冬に書く・・・のは、どうかと思うけれど、やはり、夏用なのだろうかと思う。

でも・・・敢て。
雪をイメージしたダイヤモンドのペンダントヘッドを、チェーンから外して、やはり、雪空を連想させるような?ブルーのシルクスカーフをバックに、雪のイメージで、写真を撮ってみた。

液体の色が、無色透明なので(香水類で、液体の色が、無色透明なものって、あまりないと思うけれど、セルジュ・ルタンスなんかが、得意?とする色の演出で、赤紫のラフィーユドゥベルランとかあるけれど、ローフォアッド、ローセルジュルタンス、グラスウールなんかが、無職透明な液体で、このシャネルのトワレは、それに先駆けての発売だから、やはり、シャネルなんだな・・・と思う)雪のイメージに合う様な気がしている。

香り自体は、柑橘系。

トムフォードのネロリポルトフィーノを、さらに上品にした感じがする。

フルボトルは、高額すぎて、手が届かないのはいつものこと。


掃除をすると、思わぬ発見があるものである。




香考No.21/荘:SONOKO

2015-11-12 22:53:37 | 



1980年代の初め頃、シャネルは、グリーン系という不思議なジャンルの香りを発表して、多分、それ以前にもこの『グリーン系』という香りは、存在したのだろうと思うけれど、私が初めて遭遇した『グリーン系』は、シャネル°19
・・・また、以前の記事と重複してしまうのだけれど、ごめんなさいね。

それくらいインパクトのある香りだったのね。

それ以来・・・私は、『グリーン系』と呼ばれるこの香りを求道したといっても過言じゃないです。
いまでも、このシャネル°19をつけていらっしゃる方に遭遇すると、懐かしさを思い出します。

季節でいえば、春とか、新緑とか・・・5月の連休とか・・・を連想してしまうのね。

・・・イヤイヤ・・・ここまで書いておもったけれど、ワタシには、どうしても、おねえ言葉ってにあわないのね・・・ね・・・ね・・・ね・・・語尾に『ね』を付けてみるけれど、なんか、合わないから、いつもの文体に戻すことにする。

却説(さて)。
香水なども年相応に変えて行かねばな・・・と思いつつも、やっぱり、好きな香りというのは、ハズせない気がする。


本日の画像。

故・鈴木その子さんの設立した会社・SONOKOから、販売されているオーデトワレ・荘。


テストもしないで、いきなりのフルボトル購入。
普通の香水ショップ(ネットショップ)には、置いていない(・・・と思う)。
レビューがよいので、買ってみたら、全く合わなかった。
肌にのせる前は、とてもよい香りだな・・・と思うけれど、実際に、つけてみると・・・見事なくらい酔ってしまった。

・・・ああ。コレは、失敗であった・・・!

どんなによい香りでも、結局は、自分の嗅覚に合わないとダメなのね・・・コレで何度も失敗したけれど、ちっとも懲りていなかった・・・というより、この時期、忙しくて、忙しくて・・・。

数年経って・・・。

少し香りが落ち着いていたのか?或いは、体質が変わったのか・・・???
(たぶん、後者だろうと思うけど。)

この香り・・・好みのグリーンっぽさが、あることに気が付いた。

成るほど・・・良い香りである。シャネルのように全面的なグリーンじゃないけれど。

レビューにもあったが、男性がつけても、いいかもしれない(・・・っていうか、もしかすると男性の方がイイカモ?)







柑橘系⑤Relaxing Shower Gel : L’OCCITANE

2015-11-10 22:57:33 | 



国産の蜜柑(みかん)が、店頭に並び始めた。
先月頃から種類も多くなってきて、柑橘好きには、嬉しい季節でもある。

食べて美味しい柑橘類だけれど、こと香りに関しては、爽やさが一番だろうか。
果肉は酸味があって、さっぱりした爽やかさが醍醐味で、果肉を覆う表皮に、香りの成分が凝縮しているように思う。
レモン・ライム・オレンジ・ベルガモット、柚子(ゆず)など、オイル分を含む表皮は、ジャムなどの食品になるし、また香料、洗剤と用途が広い。

紅茶などの香りづけにも使用されていて、アールグレイなどは、ベルガモットのよい香りにうっとりしてしまう。

以前、ウイスキーで煮たイギリスのマ・マレードは、朝のトーストには、贅沢な美味しさだった。

このマ・マレードと紅茶で朝食をとると一日が、幸せで始まるような錯覚を見せてくれる。

最も・・・もう数十年、朝食を食べられない時期が長く続いたので、その至福の味も何処かへ行ってしまった(体質的に朝が弱いので、やはり、朝は、一番不幸なのである)。

西洋では、どうなのか分からないけれど、本邦では、冬至に、柚子をお風呂に入れて入る習慣があって、この日(冬至)に、柚子湯に浸かると風邪をひかないと言われている。
レモン・オレンジなどの果実に比べると、柚子は、控えめで、優しい感じがする。

食べてよし、風呂に入れてもよし・・・とやはり、柑橘シーズンだなと思うけれど、こんな柑橘好きに嬉しいアイテムを発見した。

(本日の画像)ロクシタンのシャワージェル。

これは、柑橘類とラヴェンダーのとても良い香りで、気に入っている。

お風呂で使うシャンプーやボディソープ類で、ラベンダーは、単品で使われるものが多いような気がする。
ラヴェンダーだけで、独立したひとつの製品で充分なのだろう。

以前、コレが一番・・・だと思っていた薔薇とラヴェンダーの香りのシャンプーもいつの間にか、市場から姿を消してしまって、同一のメーカーからは、薔薇単体の香り、グレープフルーツだけの香り・・・とそんなラインになってしまって、残念に思っていた。
仕方がないので、今は、薔薇単体の香りのシャンプーを使っていたけれど、(私にとっては)高額で、先月、底をついたのを期に、安価なモノに変えざるを得なかった(貧乏ここに極まれり・・・である)。

このロクシタンのシャワージェルは、ラヴェンダーと柑橘類・・・といった私の好みに合うもので、やはりバスグッズなどの香りは、柑橘類かラヴェンダーが、一番好きだ。



ローズイケバナ/エルメス②

2015-11-07 22:26:40 | 

香水やオーデトワレなどは、一度、容器を開けたら、早めに使い切る方が、よい・・・と言われている。
空気に晒されていると良い意味では、熟成が進み、悪い意味では、劣化するという。

コレも安い合成香料を使っている場合には、あてはまらない。

天然香料だと密閉状態あれば、100年くらいは、香りが変わらない・・・という記述を何処かで、読んだ記憶があって、本や陶器、宝飾品などとは、違って、香水は、嗅覚だから、状態を保存し、記憶するのが、相当難しい。
だから、100年前のものと現在のものと、果たして同一なものなのかどうかは、分からない。
どちらといえば、ワインだとか、ウイスキーなどとカテゴリー的には、似ているのかもしれない。

私の手の届く価格帯の香水類は、コストの関係上、合成香料のものがほとんど・・・だと思う。

未だ、無収入の身だから、生存に不要な香水類などは、論外だ。

それでも、過去に買ったまま、香りが、気に入らなかったり、取っておきたいものなど、数本であるが、ストックがあって、先日、そんな中のひとつ、エルメスのローズイケバナのミニサイズを開封した。
(このローズイケバナに関しましては、拙ブログ⇒ http://blog.goo.ne.jp/minmin0235/d/20131021 をご参照下さい)

上品さは、さすがにエルメス・・・で、多分、20歳代でコレをつけこなすのは、ちょこっと至難の業かもしれない。

かのゲランの名香・Mitsuko などは、50歳をすぎないとダメだろうなぁ・・・少なくとも、40歳越というか・・・。

・・・という訳で、先月の定例の観月会(15日)、相方と食事をするので、つけていった。

『なんだか、とても良い香りがする。しいて言えば、両切りのピース(煙草)の缶をあけたときのような・・・莨(たばこ)かなぁ・・・?』

どうして、この香調(或いは、調香)が、『タバコ』なのか・・・?

後日、このローズイケバナのミニボトルを持って、試してもらった。
(このときは、セルジュルタンスのサ ジェステ ラ ローズ をつけていたのだけれど)

『あっ。明らかに違いますね。』

香水は、つける人によって、香りが変わるようだ。

私がつけると、『両切りのピース缶をあけたときの香り』になるらしい。

生憎、私は『両切りのピース缶』なる香りを知らないけれど。





空気を橙色に染めて・・・& ジャン・パトゥ『JOY』

2007-10-09 21:38:08 | 
朝から細いシャワーのような雨・・・。連休明けの物憂い朝。
まだ薄暗い・・・のに・・・もう7時半・・・?

や・す・み・・・たい・・・。

・・・なんて言ってないで、さっさと支度しないと本当に遅刻だよ!

何も食べずに、飛び出して、車のエンジンをかける。
さて・・・今日は、何を聞こうかな・・・。


昨日から、金木犀が咲き出して、芳香漂う・・・。秋ですね・・・。

春の沈丁花も馥郁としていいのだけれど、金木犀は、空気まで、橙色に染まるような気がする。
あんなに小さい花なのに・・・。魅惑の香り・・・。

自室の前にも金木犀の樹がある。
巨木とまでは、いかないが、そんなに小さくも無い。まあ、中木といったところかな・・・。
今年も、一杯花をつけて、あたりを橙色に染めている。

金木犀の香りのするパヒュームといえば、ジャン・パトゥの1000(ミル)・・・。何かで読んだ記憶がある・・・実際には、どういう香りがするのかは、知らない。

同じジャン・パトゥでも、『JOY』は、とても高貴な感じもするし、香水ともなれば、お値段もそれなりだ・・・というより、香水の中では、一番高い。

これも何かで読んで、中学生の頃、おとなになったら、ジャン・パトゥの『JOY』をつけるんだと堅く誓ったこともある・・・が、しかし、おとなになった今でも、『JOY』のパヒュームを身に纏えるほどの所得は、ない・・・。
財布と相談してもどうせ断わられるに決まっている。
パヒュームは、無理でも、オードトワレくらいなら、行けそうかな・・・とも思うけれど、きっと『JOY』の方で、嫌がるだろう・・・『似合わね~よ。』

せいぜい、Classic Rock Jam でおとなのロック・シートにすわるくらいが関の山である。