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みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

第4回「議員と市民の勉強会」予算議会に向けて~議会活動・議員活動のスキルアップのために

2012-01-28 07:27:29 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
今朝はいつもより早く起きてました。
これから、今年度最後となる、
第4回「議員と市民の勉強会」のレジメのプリントアウトをします。

勉強会は参加者一人一人にあわせた実践的かつオーダーメイドの構成。
毎回、参加者は調査したり、考えたりした課題をたくさん提出して当日を迎えます。
一泊二日の勉強会で何をしているのか、出来たてのホヤホヤの内容をお知らせします。

  第4回「議員と市民の勉強会」
「予算議会に向けて~議会活動・議員活動のスキルアップのために」

2012年1月28日(土)13時から29日(日)12時まで 
             29日午後に【オプション講座】
会場:ウイルあいち 
講師:寺町みどり&ともまさ

【セッションA】
《財政/予算編~基本は予算の構造の理解から始まる。情報公開で上級へ》

1.総論《自治体における「予算」とはなにか-予算の基本》
 (1)政策的な観点から「予算は政策の事前評価」          
 (2)予算の法令での位置づけと「予算案」のできるまで         
    法律的な観点から
     自治体予算は法令でどう位置づけられるか~地方自治法
    自治体財務・予算のしくみと編成の時系列
2.3月の予算議会での審議の流れ                     
 (1)予算案上程→ 予算案説明→ 本会議質疑→ 委員会付託→ 
    委員会審査(委員会質疑 討論 採決)→ 委員長報告→ 質疑→ 討論→ 採決
 (2)いつ、どこで、発言するかのタイミング 質疑・一般質問でなにを発言するのか 
    予算案審議のじっさい~ 議員の力をフルに発揮しよう
3.「予算書」を読む~決算を予算につなぐ                 
   予算案を実地に即して検討する/「大枠でみる」「個別でみる」
4.深まった議論をしよう/ 今後は「予算編成過程」の情報公開     
 (1)基本的な資料の集め方 情報公開をつかいこなす
    政策実現のために/議員として働くテクニック
 (2)「予算編成過程」の情報公開
 (3)データを具体的に使う取り組みの事例 
 (4)テクニカルにやる議員に & とことんやる議員に

【セッションB】
一般質問編 《一般質問で望む答えを獲得する~現状と対策》

1.「一般質問の事後評価」~反省を次の議会に生かすために    
  「事後評価」はなぜ必要なのか/12月議会の一般質問をどう評価するか  
2.予算議会に向けて「一般質問」を組み立てる        
   取り組みたいテーマ、事業に関する論点と手法          
   ☆「一般質問の組み立て方」

【セッションC】
《発言の手法とスキルアップのために~ 1年を振り返って》

1.「議案質疑」と「一般質問」の課題と解決方法        
2.「議案質疑」と「一般質問」をつかいこなす                
3.問題提起「なぜ質疑・質問がうまくできないのか」
  ディスカッション 「どうすれば質疑・質問ができるようになるのか」

【第4回のまとめ】【議員と市民の勉強会を終えて】 
◇現在の課題/今後の展望

【オプション講座】
市民派議員として働くために「議会で抱えている問題」の解決方法をアドバイスします。


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ところで,
先週の日曜日、滋賀県の県都・大津市の市長選挙で、
36歳の越直美さんが当選されました。
越直美さんの公約は「子育てと教育の最優先」「介護と医療の充実」。
きっと滋賀県知事の嘉田由紀子さんと“共闘”して
政治を変えていかれるのでしょう。

【社説】女性首長 優しい目をもつ政治へ
 2012年1月25日 中日新聞

 大津市長選は、民主、社民推薦の越直美氏が、自民、公明の推す現職を破って初当選した。三十六歳女性市長。人に優しい政治は始まるのだろうか。どんな仕事を見せてくれるのか、楽しみだ。
 県と県都の長をいずれも女性が占めるのは、初めてだ。当選を決めた越氏は、選挙事務所に駆けつけた滋賀県の嘉田由紀子知事と握手を交わし、「娘の立場で母を支えたい」と、女性首長同士の連帯を強調した。
 越氏を推薦した地域政党の「対話でつなごう滋賀の会」と民主は、嘉田知事の与党でもある。だが、知事は表向き「中立」を堅持した。現職を推す自民が昨年春の県議選で過半数を獲得し、副知事を一人に減らされるなど、難しい県政運営を迫られているからだ。しかし、嘉田知事の次男が応援のマイクを握るなど、“共闘”は明らかだった。一昨年の知事選で史上最多の約四十二万票を獲得した嘉田人気は健在で、無名の新人を背後から支えていた。
 明確な争点があったわけではない。それでも、昨年十一月の大阪府知事・大阪市長ダブル選で、橋下徹氏の地域政党「大阪維新の会」が巻き起こした変化の旋風は、琵琶湖畔にも吹いてきた。
 橋下氏と同じ弁護士の越氏には、格好の追い風だった。
 この閉塞(へいそく)感を破ってほしい。何かを変えたい、変えてほしいと願う風である。長年続いた男性主導の土建中心政治から、女性による福祉型政治へ。老練から若さへ。勇ましさから気配りへ。変革を求める嵐は、しばらくは収まるまい。
 京都、大阪通勤圏の大津では、市街地に相次いでマンションが建設され、子育て世代の流入が増えている。それに伴い、保育所の待機児童増加は深刻化、JR湖西線沿線に多い、団塊の世代の高齢化はこれから進む。
 「子育てと教育の最優先」「介護と医療の充実」。越氏が掲げた働く女性目線の公約は、全国の自治体が財政難の中で解決すべき共通の課題である。女性首長はまだ、全体の2%にすぎないが、人に優しい政治を望み、身近な暮らしの問題に答えを出してほしいと切望する、有権者の期待は強い。
 米国のオバマ大統領や、日本の民主党の例を引き合いに出すまでもなく、風はやがて吹きすぎる。国際派弁護士の越氏も行政手腕は未知数だ。身近な課題に、まず、どのような答えを出すか。ひと味違う“母娘タッグ”の次なる戦いぶりを、見せてもらおう。


  


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11月5~6日開催。第3回「議員と市民の勉強会」じょうずに使おう! 直接民主主義の制度と手法

2011-11-05 08:20:14 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
今日の午後から、第3回「議員と市民の勉強会」を開催します。
今回は岐阜で開催、午後1時から夜8時までと、
翌朝9時から、オプションも含めると午後までの丸一日以上。

今回のテーマは、「じょうずに使おう! 直接民主主義の制度と手法
   ~政策実現に向けて、議会活動・議員活動のスキルアツプのために」。
議員活動にも市民活動にも役立つ、情報公開や住民監査請求など
直接民主主義の手法と使いこなすスキルを伝授します。

勉強会も3回目ともなると、バージョンアップしてくるので、
今年当選したばかりの新議員はみなさん、課題の提出に苦労されたみたい。
とはいえ、楽にこなせるメニューでは、議員としての力がつかないのです。

講師のわたしとしては、ちょっとがんばって達成感をあじわったうえで、
本番の議会に臨んでほしいと思っています。

いつものことですが、朝から資料の印刷をしています。

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  2011年 
第3回「議員と市民の勉強会」                             
「じょうずに使おう! 直接民主主義の制度と手法
   ~政策実現に向けて、議会活動・議員活動のスキルアツプのために」


日時: 11月5日(土)13:00~20:00
     ~ 6日(日) 9:00~12:00
6日午後に【オプション講座】
会場:岐阜市女性センター(ハートフルスクエアG・2F)
【講師】寺町みどり&ともまさ
《スタッフ》島村紀代美・小川まみ 

《内容およびタイムスケジュール》
【セッションA】政策編  
《政策実現のために/議員として働く手法とテクニック》

◆政策編/自治体の事業、サービス、住民の福祉に関する政策      
・政策実現のために/議員として働くテクニック                                      
 ・収集したデータを質問や質疑に仕立てる=データの意義と集め方、読み方、使い方
課題だった実例を前提に、これからの自治体像を展望する
【課題1】「子ども医療費」の助成制度と必要経費の現状把握
【課題2】個人の所得と市町村税の課税状況等の階層別の現状把握

【セッションB】一般質問編          
《一般質問で望む答えを獲得する~現状と対策》

●一般質問をシュミレーションする
 「一般質問の組み立て方」
(1) 問いを立てる (2)なにが問題か→問題点をみつける (3)状況説明/事実に即して
(4) どう解決するか/手法と獲得目標 (5)立論/獲得目標に至る論理の組み立て
(6)質問項目/「議場」で何を得るかの極意/答弁の引き出し方
●「一般質問の事後評価」~反省を次の議会に生かすために
【課題3】前回のテーマでの9月議会の一般質問の事後評価
【課題4】12月議会でとりくむ一般質問を、「現状・データ集め・立論」し組み立てる。

【セッションC】実践編            
《論理的説得力を身につける~話し言葉、書き言葉の極意~基本と手法》

●論理的説得力を身につける~論理の組み立て「主張と反論」       
   ・議論とはなにか?~論理的に話す基本              
●ワークショップ「議論の手法を身につける」
・なぜ議論が上達しないのか/どうすれば議論で相手を説得できるのか
   ・論理的説得力(反論・同意・展開・深化など)のコツを体験

●市民に情報発信するために~議会報告をつくろう。          
「ニュースづくりの実際」
 ・ニュースなどの文書のつくりかた/文書(書きことば)によるメッセージの出し方
 ・著作権・知的財産権~引用の基本/書いてよいこと、いけないこと
 ・実際に発行している議会報告、ニュースなどを持ち寄る。

【セッションD】
《だれでも使える直接民主主義の制度、手法~基本は情報公開》 

●基本は情報公開                          
・情報公開制度を使い倒す   住民のためにも議員は情報公開スペシャリストたれ
・公文書とは何か・・・行政の文書作成と保存のルール
 ・役所の文書は住民のもの・・・非公開は許さない・・いざという時のためにも
 ・役所にある文書のウラとオモテ。文書・資料を出させるウラワザ

●議員も市民も使える直接民主主義の制度、手法            
 ・請願・陳情、直接請求など
 ・住民監査請求、住民訴訟、異議申立・審査請求など
    ※住民監査請求については、「『住民監査請求書』作成のためのフォーマット」を送る
⇒(任意)実際にいま解決したいテーマがある人は、寺町ともまさへ送付する
  ⇒ それらの概要を講座で実例として整理し、詳しくはオプションで仕上げる

【セッションE】《議会改革をどうすすめるのか?》 
●議会改革の問題点~あなたの取り組み/多数派にどう対抗するか
   プレゼン「わたしの取り組んでいる議会改革」
  ・改革の手法と基本~法律、規則、ルールを使いこなそう

【第3回のまとめ】             
◇現在の課題、今後の展望
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【オプション講座】希望者のみ   
市民派議員として働くために、あなたが「議会で抱えている問題」の解決方法をアドバイスします。
日時:11月6日午後


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8/6,7「議員と市民の勉強会」@ウイルあいち~決算議会に向けて/伊吹の花たち2

2011-08-05 20:53:36 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
7月の伊吹山のお花の写真がたくさん撮ってあるのですが、
まだアップしてなかったので、昨日に続いて、紹介します。

   

  

  

伊吹山頂から西(琵琶湖)をのぞむ
   

  

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明日あさっては第2回 「議員と市民の勉強会」。
テーマは《決算審査を使いこなし予算へつなぐ~決算は政策の事後評価》。

初日は、午後1時から開始して夜まで
そのままウイルあいちに泊まって、翌日は9時から3時までの長丁場。

今日ははやく寝たいけど。まだ資料の準備があって寝られそうもない。
できあがつた、タイムスケジュールをアップします。

  2011年 第2回 「議員と市民の勉強会」~内容およびスケジュール詳細

テーマ《決算審査を使いこなし予算へつなぐ~決算は政策の事後評価》


8月6日(土)13時~7日(日)12時 ~オプション15時 
(会場:ウイルあいち)
《講師》寺町みどり&ともまさ
《担当スタッフ》島村紀代美/小川まみ 

《内容およびスケジュール》

【セッションA】
テーマ《議会で働くために必要な各種の基本を身につける》 

   
1)議会運営の原則/議会とはなにか-基本的な議会のルールと流れ
・議会運営の問題点-議会の内と外の区別を明確にしよう
2)議会改革に取り組む基本/所属議会の申し合わせの問題点を知る
・申し合わせ・慣例の見直し/改善する方法 
●1プレゼン「会議規則・委員会条例と、申し合わせのかい離を見つけて報告する」
●ディスカツション「慣例・申し合わせを文字化してないことの是非」         

【セッションB】 
テーマ《基礎自治体の基本政策》


1)基礎自治体の基本政策(テーマ別)/政策とは何か~政策集をもとに
・政策のなりたちと構成 (次回第3回の課題の説明もする)
2)各自治体で共通する政策(法・制度のあるもの)/自治体独自の政策

ワークショップ《一般質問-1》
●テーマ「一般質問の事後評価」「一般質問を組み立てる」

【セッションC】
テーマ《9月議会の一般質問で望む答えを獲得しよう》


1)事後評価を事前評価につなぐ/6月議会の反省と課題
 6月議会の一般質問(前回提出のテーマ)の事後評価
2)9月議会で取り組むテーマを「一般質問」として組み立てる

ワークショップ《一般質問-2》
●テーマ「一般質問の事後評価」「一般質問を組み立てる」
 
【セッションD】
テーマ「決算審査を使いこなし、予算へつなぐ~決算は政策の事後評価」


1)総論「決算とはなにか」/決算審査は政策の事後評価
決算審査の重要性~決算全体の問い直し
2)決算審査の流れ/決算審査は自治体によってばらつきがある
決算審査の着眼点/決算書を読む
3)ワークショップ-決算審査に向けて

【まとめ】
第2回「議員と市民の勉強会」で得たもの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★【オプション講座】
参加者の抱える問題の解決方法をアドバイスする



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第一回「議員と市民の勉強会~市民派議員として議会ではたらく~有権者との約束を果たす」

2011-05-28 07:11:28 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
名古屋のウイルあいちに宿泊しています。

昨日から一泊二日で開催している、「む・しネット」主催の、
2011年度第一回「議員と市民の勉強会」。
テーマは、「市民派議員として議会ではたらく~有権者との約束を果たす」。

全4セッションで、現場で即役立つ実践的な勉強会で、
中部地方を中心に、関東や関西からも市民派議員が参加しています。
わたしは、この勉強会の講師です。

きのうは3セッションを終わって、きょうは朝9時から、
【セッションD】《基礎自治体の基本政策》と「一般質問を組み立てる-2」をします。

今朝は早起きして、一般質問のレジメ読んでいます。 

2011年度 第一回「議員と市民の勉強会」
テーマ「市民派議員として議会ではたらく~有権者との約束を果たす」

●日時:5月27日(金)12時30分(集合)~28日(土)12時
●会場:ウイルあいち 会議室3(名古屋市)
《講師》寺町みどり&ともまさ
《担当スタッフ》島村紀代美/小川まみ 

《内容およびスケジュール》 
一日目【セッションA】
テーマ《議会の基本を知る~議会のしくみ・ルールと流れ》

1)テーマ「初議会を経験して」 
2)議会とはなにか-基本的な議会の流れ
・議員とは何か~議員というお仕事
・議会における議案とは何か
・本会議とは、委員会とは~それぞれの役割とルール
3)議案審議とは何か-審議(本会議)、審査(委員会)の手法
4)議会・委員会の運営とルールの基本

【セッションB】 
テーマ《自治体とは何か~予算のしくみと流れ》

1)自治体とは何か/自治体は誰のために、何のためにあるのか/自治体の構成
2)自治体財務・予算のしくみと流れ
・自治体財政の流れの理解と、議員活動を活かす時機
3)条例とは何か-条例案審議は市民への影響を考えて慎重に
4)6月議会にむけて/専決処分、公社等の報告、人事案件、
条例(改正)案、契約、補正予算などの読み方、取り組みの基本などを理解する。 

【セッションC】
テーマ《議員としての「発言・質疑・一般質問」を磨く》

1)議会における発言とはなにか
 ・発言の基本とルール
2)「質疑と一般質問」/質疑とは何か?一般質問とは何か?その違い。 
3)「原則に基づく的確な発言が効果を生む~論理的説得力を身につける」
 ・質疑と一般質問の原則/獲得目標の設定が基本
 ・質疑の組み立て方/答弁の引き出し方
テーマ《一般質問-1》
★一般質問の組み立て方 
(1) 問いを立てる~政策 (2)なにが問題か→問題点をみつける
(3) どう解決するか/手法と獲得目標 (4)立論/論理の組み立て
(5)質問項目/知らないことを聞かない原則
★ワークショップ「一般質問を組み立てる」
~問いを立て獲得目標を設定し一般質問の形にする
 
二日目【セッションD】
テーマ《基礎自治体の基本政策》
 
1)自治体における「政策」とはなにか
2)予算と政策との関係
3)基礎自治体の基本政策(全体とテーマ別)
テーマ《一般質問-2》
★ワークショップ「一般質問を組み立てる」
~獲得目標に届く、一般質問をシミュレーションする。
(1) 問いを立てる~政策 (2)なにが問題か→問題点をみつける
(3) どう解決するか/手法と獲得目標 (4)立論/論理の組み立て
(5)質問項目/「議場」で何を得るかの極意

【第一回のまとめ】
「いま無党派・市民派議員として…」 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★【第2回以降の開催日および会場】
第2回  8月 6日(土)~ 7日(日) :ウィルあいち(名古屋市)
第3回  11月5日(土)~ 6日(日) :会場未定(岐阜市内を予定)
第4回  1月28日(土)~29日(日) :会場未定(岐阜市内を予定)
※2日目午後に参加者が抱える問題に対応するオプション講座(有料)を予定。



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昨日の「一般質問を組み立てる-1」で、参加者の一人が取り組んだのが、
「病児・病後児保育を実現する」というテーマ。
ちょうど中日新聞生活面に稲熊美樹記者が、
「病児保育を考える(上)」の記事を書いていらしたので、
参考になると思って、コピーをとってきました。



稲熊さんは、岐阜支局でずいぶんお世話にお世話になった記者さんで、
岐阜にいらしたときから、働く女性の問題の問題をテーマに、
よい記事をたくさん書いてみえました。

<はたらく>病児保育を考える(上) 
2011年5月27日 中日新聞

働く親が困るのは子どもの病気。親に代わり、病気や回復途中の子どもを預かる病児・病後児保育所の要望は高い。ただ施設数が限られ、「利用しにくい」という親の声がある一方、施設からは「赤字になるばかり」と悲鳴が上がる。子どもが病気になったときの保育の実情を探った。 (稲熊美樹)

 岐阜県の研究職の女性(37)は、四月から三歳と一歳の息子を保育園に預けて働いている。公務員の夫が急に休むのは難しく、実家は東京。子どもが病気になっても、急に頼れる人はおらず、女性も「代わりのいない仕事で休めない」。次男が四〇度近い熱を出した日、隣市の小児科医が併設する病児保育所に預け、出勤した。
 病児保育所の利用料に決まりはなく、自治体の裁量に任せられているが、一日二千円が一般的。名古屋市のように利用時間が長い場合は、四千円とする自治体もある。
 出費を考えると頭が痛いが、病児保育はありがたい。女性が長男を出産後に復帰した前の職場では、長男が病気になるたびに仕事を休んだ。出勤した日には休んだ分を取り戻そうと仕事に励んだが、同僚の理解は得られず、気まずくなった。「前の職場での反省を踏まえ、早めに手を打っている」と話す。

厚生労働省によると病児・病後児保育の施設は国の補助が始まった一九九六年以降、次第に増えて二〇〇九年度は千二百五十カ所。小児科医が医院に併設したり、行政が保育所内に開いたり、NPO法人が部屋を借りて運営する場合もある。
 しかし約二万三千カ所ある保育所に比べると、施設数は5%にとどまる。保育園児千六百六十人当たり一カ所。定員は四~六人が多く、地域や時期によって利用を断られることがある。感染症だと「隔離する部屋の数が足りない」と利用できない場合も。
     ◇
 利用者数は季節によって激変する。年度初めや風邪、インフルエンザが流行する冬は、子どもたちも体調を崩しやく、利用が多い。施設はこうした利用者数の波に苦労する。
 看護師に加え、子ども二人に対して一人の保育士を置くのが厚労省の基準。ただ利用者数や疾患は、当日にならないと確定しない。親は子どもの体調が悪いと前日に「念のため」と予約する。しかし、朝になると高熱で預けられる状態ではなくなったり、治って利用の必要がなくなったり。
 愛知県のある病後児保育所では、前夜までに六人の予約があった日の朝、全員がキャンセル。出勤した三人の保育士は、おもちゃの消毒や部屋の掃除で一日を過ごした。「キャンセルを見込んで保育士を手配するわけにはいかないし」と担当者は悩みを語る。

岐阜県内の小児科医が、院内で運営する病児保育所は、年間延べ約八百人が利用するが、支出の大半は人件費。常勤看護師と保育士一人ずつに加え、午前八~午後六時の開設時間に合わせ毎日二~三人の保育士にパートで来てもらう。
 自前の施設で家賃がなく、光熱費や通信費を極力抑えても、年間計一千五百万円かかる。利用料は一人一日二千円で百六十万円。収入の大半を国や県、市からの補助金で賄うが、百五十万円近い赤字が出る。小児科医は「医院の経営と合わせて、何とかやりくりしている。困ったお母さんたちを放っておくわけにいかない」と話す。
 全国約五百十の病児保育所でつくる全国病児保育協議会の〇九年調査によると、赤字経営の施設は六割以上。同協議会の木野稔会長は「もうかる必要はないが、これでは続かない」と現状を訴える。 


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★2011「議員と市民の勉強会」へのお誘い/第一回5月27日(金)~28日(土)から年4回開催

2011-05-18 21:05:54 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
5月27日(金)~28日(土)から年4回開催する、
「議員と市民の勉強会」の内容とスケジュールが決まったのでお知らせします。
「む・しネット」主催ですが、講師のわたしが参加者の窓口をしていますので、
参加してみたい方はお問合せください。

(以下転送・転載可)
「議員と市民の勉強会」へのお誘い

私たち「女性を議会に無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)」は、市民自治の
実現を目指して、 無党派・市民派議員を増やす活動をしている市民グループです。
2000年の発足以来、「議員と市民の勉強会」や「選挙講座」を開催してきました。
昨年度は、5回連続の選挙講座と2回の直前講座を開催し、参加者全員が当選しました。
「議員と市民の勉強会」は、市民派議員として議会で働くために必要なノウハウを
身につけることができる実践的な連続講座です。
議員に初当選し、初めての議会を目前にして、
「議会でどのように発言したらいい の?」「政策実現するにはどうすればいいの?」
そんな新人女性議員のみなさんの疑問を講師と参加者がいっしょに解決する参加型の勉強会です。
この勉強会に参加すれば、同僚議員からも職員からも一目置かれる存在になること
間違いありません。
以下に基本情報をお伝えしますので、勉強したい意欲のある方はぜひ、ご参加ください。

【開催日および会場】
第1回  5月27日(金)~28日(土) :ウィルあいち(名古屋市)
第2回  8月 6日(土)~ 7日(日) :ウィルあいち(名古屋市)
第3回  11月5日(土)~ 6日(日) :会場未定(岐阜市内を予定)
第4回  1月28日(土)~29日(日) :会場未定(岐阜市内を予定)

【日程の基本】
1日目 (12:30集合)13:00~20:00
2日目 9:00~12:00
(2日目の午後に【オプション講座】あり)

【講師】
●寺町みどり
 「む・しネット」事務局
 著書に『市民派議員になるための本』『市民派政治を実現するための本』
●寺町知正
 前・山県市議会議員

【対象】
・「無党派・市民派」の議員および市民(政党および政党系会派所属を除く)
・事前に「誓約書」の提出が必要です。
★初参加の方は、講師の寺町みどりさんまでお電話でお問い合わせください。
 (0581-22-4989)

【参加費】 4連続講座の全日程参加が基本。参加費は一括で事前振込みのこと
(1)一般 8万円(2万円×4回)
(2)「む・しネット」会員 議員 6万円 市民 4万円

【主催】
「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」(む・しネット)
(連絡先)担当スタッフ
島村紀代美 0561-72-4880
小川まみ  0594-316641
★「む・しネット」会員の方はこちらへお申し込みください。

【2011年度「議員と市民の勉強会」の内容】
第一回:5月27日(金)~28日(土) 会場:ウイルあいち(愛知県女性総合センター)
「市民派議員として議会ではたらく~有権者との約束を果たす」

1)議会の基本を知る~議会のしくみ・ルールと流れ
・議会とはなにか-基本的な議会のルールと流れ/議員とは何か~議員というお仕事
/議会における議案とは何か/本会議と委員会/議案審議とは何か-審議(本会議)、
審査(委員会)の手法
2)自治体とは何かへ予算のしくみと流れ
・自治体とは何か~自治体の構成/自治体財務・予算のしくみと流れ/自治体財政の
流れの理解と、議員活動を活かす時機
・条例とは何か-条例案審議は市民への影響を考えて慎重に
・6月議会にむけて/専決処分、公社等の報告、人事案件、条例(改正)案、契約、補正予算
などの読み方、取り組みの基本などを理解する。
3)基礎自治体の基本政策
・自治体における「政策」とはなにか/予算と政策との関係/基礎自治体の基本政策
(全体とテーマ別)
4)議員としての「発言・質疑・一般質問」を磨く
・議会における発言とはなにかめ発言の基本とルール
・「質疑と一般質問」/質疑とは何か?一般質問とは何か?その違い。
・「原則に基づく的確な発言が効果を生む~論理的説得力を身につける」
・質疑と一般質問の原則/質疑の組み立て方/答弁の引き出し方
・一般質問の組み立て方~問いを立て獲得目標を設定し一般質問を組み立てる
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2回以降は、前の議会の反省を活かして、つぎの議会に反映できるように構成。
「決算」「予算」などの財政は、基本を知ると同時に、実践的かつ具体的なテーマを扱います。
「政策編」は、基礎自治体の基本的な政策について、各自治体での取り組みを比較
し、あるべき自治体の姿のビジョンを展望、さらに自分のまちにどう反映させていく
のかの手法を実践的に学びます。取り組みたいテーマを「一般質問」として組み立て、
政策実現を目指します。
 新議員の方には、議会のしくみと議員の仕事の基本を知っていただき、2期目以上
の方には、今までと違う視点と課題を持って、勉強会に臨んでいただけばと思いま
す。(寺町みどり)

◆第2回:8月6日(土)~7日(日) 会場:ウイルあいち(愛知県女性総合センター)
1)「決算審査を使いこなし予算へつなぐ~「決算は政策の事後評価」

◇総論「決算とはなにか」/決算審査の着眼点/決算審査の重要性~予算審議との相
違点と共通点
・決算審査は自治体によってばらつきがある。/決算審査は政策評価~決算全体の問
い直し/決算審査は「討論」で締めくくる
・ワークショップ-決算審査に向けて
2)議会で働くために必要な各種の基本   
 ・議会運営の原則 ・議会運営の問題点-議会の内と外の区別を明確にしよう
 ・各議会の慣例・申し合わせ・先例/申し合わせの見直し/改善する方法
・議会とはなにか-基本的な議会のルールと流れ
・議会改革に取り組む基本へ申し合わせなどをもちよる
3)政策編~基礎自治体の政策には、どのようなものがあるのか。
・各自治体で共通するもの/独自のもの
4)「9月議会の一般質問で望む答えを獲得しよう」
 ・6月議会の反省と課題/取り組んでみたいテーマ

◆第3回:11月5日(土)~ 6日(日):会場未定
「じょうずに使おう! 直接民主主義の制度
   ~政策実現に向けて、議会活動・議員活動のスキルアツプのために」

1)「議会改革をどうすすめるのか?~議会改革で政策実現を」」
  ・議会改革の問題点~多数派にどう対抗するか?
 ・改革の手法と基本~法律、規則、ルールを使いこなそう。
2)議員も市民も使える直接民主主義の制度、手法
 ・請願・陳情、直接請求など/住民監査請求、住民訴訟、異議申立・審査請求など
・基本は情報公開/情報公開制度を使い倒す
 ・市民に情報発信するために、議会報告をつくろう/ニュースなどの文書のつくりかた
 ・文書(書きことば)によるメッセージの出し方。
3)政策編/自治体の基本政策・住民の福祉に関する政策
4)一般質問で望む答えを獲得する~現状と対策/「現状・データ集め・立論」を実
践的にシュミレーションします。
論理的説得力を身につける~論理の組み立て・論理的説得力(立論・反論・同意・展
開・深化など)のコツ

◆第4回:2012年1月28日(土)~29日(日)12時:会場未定
1)自治体における「予算」とはなにか~市民派議員として「予算」に取り組む

・予算の基本:法律的な観点から/財政的な観点から/政策的な観点から
・予算案審議のじっさい―議員の力をフルに発揮しよう
・「予算書」を読む~決算を予算につなぐ
3)政策編:政策実現のために/議員として働くテクニック
4)予算案審議で「質疑」「一般質問」を使いたおす/「現状・データ集め・立論」
のスキルを使って

●オプション講座とは~二日目の午後に希望者のみ(有料)
 市民派議員として働くために、あなたが「議会で抱えている問題」の解決方法をア
ドバイスします。


以下、「む・しネット」の講座、講師のブログなど紹介します。
参考にしてください。
【地域のかたちを問う】寺町みどり/議会「数の論理」超えよう/多様な当事者に発言の場を(2011年02月25日)

「当選率8割」選挙の勝ち方 教えます/2.12「市民派議員になるための選挙直前講座」(2011年02月11日)

第一回「議員と市民の勉強会」議会で働くために必要な各種の基本を身につける、開催しました。(2009年08月09日)


「寺町みどりのブログ~市民派議員になるための本」

ブログ「みどりの一期一会」

「てらまち・ねっと」(寺町ともまさのブログ)


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ソヨゴの西にニセアカシア「カスケ・ルージュ」を植えました。
フジのように垂れ下がった、美しい紫紅色の花を咲かせます。
 
この花、美しいだけでなく蜜源植物なのです。


葉の美しさに一目ぼれ。
トウカエデ:メイプルレインボー(花散里)
 
植えてから調べたら、樹高は4~10メートルとか(笑)。

もう一本欲しかったギンバイカ。

ラベルは「銀香梅(祝いの木)」となっています。

さいしょの木は30センチくらいだったので
狭い庭に植えて切り詰めているので、こんどはのびのび大きくなれる場所に植えました。

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5月5日に名古屋で開催「市民派議員大集合~当選してからが本番です」/「む・しネット」企画

2011-04-27 19:11:34 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
統一自治体選挙が終わって、仲間の市民派議員の
当選の知らせがぞくぞくと届いています。

「む・しネット」の2010年度の選挙講座参加者は、
直前講座も含めて、「10人全員が当選」。
前回の2007年も「10人全員が当選」だったのですが、
今回は、大震災が起きて、有権者の保守回帰というか、
現状維持の志向が強い中で、みなさん大健闘です。

当選証書の授与などで忙しい時期ですが、
「む・しネット」では、市民派議員としてすぐに働けるように、
毎回、初議会までに講座を開いています。

集まった人たちで、「議員と市民の勉強会」の日程も組む予定です。
今年度は、選挙後の初年度なので、新議員向けの「基本編」。
とはいえ、期数の多い人にも役立つように、市民派議員の手法だけでなく、
「自治体の基本的な政策」についても、毎回テーマに取り上げる予定です。

「市民派議員大集合」も、「議員と市民の勉強会」も、
参加を希望される人は、みどりまで申し込んでください。

(転送・転載歓迎)
5月5日に名古屋で会いましょう。
「市民派議員大集合~当選してからが本番です」(「む・しネット」ブログ)
 

・・・・・・2011統一選挙直後の5月5日に、「む・しネット」主催で恒例の、
「市民派議員大集合~当選してからが本番です」を企画しました。

このイベントは、4年目の統一選ごとに開催していて、
選挙講座や勉強会に参加された方はもちろん、
「無党派・市民派」としてそれぞれの選挙に立候補した方たちが
選挙が終わって一同に会すること、と、
初議会に向けての準備など、心を新たにして議会にのぞんでいただくものです。

選挙が終わってすぐでお忙しいとは思いますが、是非予定に入れておいてください。

当選した人も、当選されなかった方も、応援した市民も参加できますので、
当日はたくさんの方のご参加をお待ちしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ★2011年度「市民派議員大集合~当選してからが本番です」
日時:5月5日13:30~16:30
会場:ウイルあいち 会議室5 


内容:
・わたしの選挙の勝因・敗因
・「初議会にのぞむ」市民派議員としてのスタンス/会派をどうするか/
・模擬議会~実際の議会の進行に即して、「議長・答弁者・議員」などの
 役割分担をして模擬議会をします
・「議会の基本を知らないと議員活動は安易に流れる」

講 師:寺町みどり&ともまさ
対 象:「無党派・市民派」の議員・市民に限定。
参 加:要事前申し込み
参加費:議員3000円/市民1000円

主催:女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク
担当スタッフ:小川まみ・寺町みどり
●申し込みおよび問い合わせは、寺町みどり ( 0581-22-4989 )まで。

なお、6月議会の前からは、2011年度の連続講座として、
『議員と市民の勉強会』も開催する予定です。 



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以下は、統一選関連の新聞社説です。

統一選終わる―後はよろしくじゃなく 
2011年4月26日(火)付 朝日新聞

 1カ月で、ざっと1万6千人の政治家を選んだ統一地方選が終わった。東日本大震災の直後で、非常時への対応が問われるなかでの選挙戦だった。
 見えてきたのは、民主党の不人気ばかりではない。自治の現場の大きな問題点が浮かびあがってきた。
 そのひとつは、いわゆる「二元代表制」のあり方だ。
 首長と議会がそれぞれ選挙で選ばれ、ともに同等に民意を代表する制度だが、昨年来の河村たかし名古屋市長による議会解散と再選挙などで、議会が邪魔者扱いされる傾向が強まった。
 この統一選でも、大阪府の橋下徹知事が「議会を変えなければ何も変わらない」と訴え、みずから率いる「大阪維新の会」を躍進させた。民主主義のルールに沿って多数を得た手法は、共感の多さを裏づける。
 ただ、反対派との敵対関係をことさら強調することで有権者の支持を求める手法が行き過ぎれば、それは危うい「ケンカ民主主義」に陥る。
 そうして選ばれた議員が、首長の指示通りに動くようになれば実質的な一元代表制になる。「なれあい二元代表制」と批判されるいま以上に議会の監視機能が落ちることを懸念せざるを得ない。
 今回、市町村長選で議員定数や報酬の削減を公約する候補者が増えたのも「議会批判」が票になるとみてのことだろう。
 首長に議員定数や報酬を削る権限はないのに、まるで行革の対象とみなすような姿勢は、議会を軽んじすぎていないか。
 もう一つは有権者の沈黙だ。橋下氏のような人気者のいない選挙は盛り上がらないのか、道府県議、市長、市議、町村長、町村議の選挙はすべて戦後最低の平均投票率を更新した。知事選は戦後2番目の低さだ。
 これでは「多数決」というよりも「少数決」であり、民主主義がどんどんゆがんでいく。
 二つの問題点を解決できるのは、主権者の住民しかいない。
 自治と国政の最大の違いは、自治には住民の出番がいっぱいあることだ。首長も議員も解職させられる。もともと住民が積極的に関与する前提で、自治の制度は設計されている。
 首長と議会が対立したとき、最終判断をくだすのも住民だ。
 「情報がない」などと受け身でいても始まらない。住民が首長や議会との緊張関係を築いてこそ、自治は機能する。
 さあ選挙は終わった、「後はよろしく」などと、思っていたら大まちがいだ。有権者はずっと出番なのだから。  


【社説】統一選終わる 身近な自治を育てよう 
2011年4月25日 中日新聞

 震災下の統一地方選は、防災対策や原発行政が争点に急浮上し、自治体の大切さを考える機会となった。地方自治は最も身近な政治である。議会改革をもっと進め、よりよい自治を育てたい。
 統一地方選後半戦は市区町村の首長、議員を選ぶ機会で、全国で計九百十件あった。東日本大震災や福島第一原発事故を受け、地域住民の安全・安心が争点となり、有権者に有事の自治体の在り方も問いかけた。
 とりわけ原発のある自治体で議論は高まった。福井県敦賀市長選では四候補とも「原発と共存」の立場で、防災計画やまちづくりの見直しなど安全・安心を論じ合った。この意義は大きい。新潟県柏崎市議選、石川県志賀町議選などでは、反原発・脱原発派が存在感を示した。
 投票率は前後半とも低かった。有権者は安全・安心に関心を持ち、各候補者の訴えも防災対策を重視した。だが、選択基準になるような具体策にまで踏み込んだのかどうか疑問は残る。
 注目の地域政党は、既成政党に不満を持つ有権者の受け皿となり、局地的には健闘、全国的にも善戦した。惜しむらくは、「議会を変える」との訴えが震災でかすんでしまい、改革の議論が十分に深まらなかった。
 そんな中、橋下徹大阪府知事が率いる「大阪維新の会」は躍進した。府議選、大阪、堺市議選、吹田市長選は全国から注目された。新しい地方自治を見つめる目であり、現状打破の期待感でもある。
 名古屋市議選などで旋風を巻き起こした河村たかし市長の「減税日本」は、愛知県内だけでなく東京都の区長・議員選など全国で積極的に擁立したが、苦戦を強いられた。そもそも首長新党ならば地元を固めるのが先のはず。全国進出の拡大戦略は目的があいまいになるし、急ぎすぎではないか。
 近年、地域政党の進出もあって、特権階級ともいわれた地方議員に会社員、女性、学生-など多様な人材が集まり始めた。住民に身近な議会の存在価値は大きい。首長の言いなりでない、政策提案する議会に生まれ変わり、民主主義が活発に機能する二元代表制にしてほしい。
 国民は震災を教訓に、自治の重要性をかみしめている。住民が支え合い、その声がよく届くようになるのか-。そう考えた有権者は多かったに違いない。選ばれた首長、議員、そして住民みんなで自治を鍛え、強くしていきたい。 


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明日開催《第2回》市民派議員になるための選挙直前講座~選挙の流れを理解し、勝つ選挙をイメージする

2011-03-04 21:13:43 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
あすは、「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」の第2回。
昨年7月からの5回連続の講座、全2回の直前講座の最終回です。

きょうは朝から資料の準備に追われていました。
やっとオリジナル資料のプリントアウトが終わったところ。

注目の名古屋市議選も始まったことだし、完全クローズドの講座なんだけど、
いつもよりちょっと詳しく、選挙直前講座の内容を紹介します。

 ★「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」
《第2回》 選挙の流れを理解し、勝つ選挙をイメージする~準備から選挙本番~当選まで』

3月5日(土)13時30分~19時30分 /ウィルあいち 会議室7

【内容の詳細・タイムテーブル】
◆セッションA.
 市民型選挙:実践編

1)選挙の流れを理解する
・告示日までに何を準備するのか~選挙の準備から本番までの予習と点検
・重複選挙で注意すること
2)書き言葉のメッセージ/リーフ、ニュース、はがき、ポスター              
・市民型選挙とはなにか/従来型選挙との違い
・基本は政策とスタンス~市民派議員になって何をどのように実現したいのか?
リーフ、はがきのよい例、わるい例~実例に即して
◇選挙はがき、ポスターをつくる/写真・デザイン・印刷・枚数は?
・選挙の3要素/「文書・図画」に書いてよいこと、いけないこと
3)「わたしのスタンスと最優先政策」
4)当選するために必要な要素
   
◆ セッションB.
 市民型選挙:本番編/話し言葉のメッセージ

1)・「文書・図画」と公選法との関係/リーフ、ニュース配れていますか
2)勝つ選挙をイメージする」~選挙本番へのまとめ・仕上げ
  ~スケジュールと現状認識 
3)いよいよ告示日~選挙運動終了
・選挙運動(告示日から投票前日まで)の流れを理解する
・投票日に注意すべきこと
4)「話し言葉」の基本/街頭演説・政策連呼のノウハウ、スキル             
・選挙本番は「話し言葉」の世界~その基本とコツ
・選挙カーの役割/選挙カーのまわし方・つかい方・メンテナンス
・話し言葉としての街頭演説の基本/マイクの使い方/ノウハウ、スキル
・候補者の演説・選挙カーでの政策連呼のじっさい
5)選挙本番~話し言葉でメッセージを届ける                      
・街頭演説は何のためにするのか/ノウハウ、スキル
・選挙カーの回し方/ドライバーの注意事項、車を止める場所とタイミング
・マイク、拡声器の使い方の注意事項/初日から最終日まで
・候補者の街頭演説/政策連呼
6)街頭演説-政策連呼
・政策連呼とは・・・
●街頭演説のじっさい/政策連呼のじっさい

◆ セッションC
 市民型選挙:法律・ルール編 
「当選してからが本番です~当選はゴールではなくスタート!」

1)当選はゴールではなくスタート!                           
・市民型選挙と市民派議員の仕事はひとつながり
・改選後の議会~初議会、人事
・会派とはなにか/会派を組むか、組まないか
2)現状を変えてこそ議員です                              
・議員は、当選して即、仕事を評価される 
・現職 = 問題解決 ← 手法を学ぶ/スキルを身につける
・新議員 =はじめが肝心 分からないことは聞く
・基本は情報公開(制度とテクニック)
・市民とつながる、市民に伝える ニュース  紙媒体 Webページ HP ブログ
3)市民自治の制度/市民とつながる~直接民主主義の手法アラカルト           
・市民の権利を守る/異議申し立て~監査請求、住民訴訟
・請願、陳情など ・直接請求(条例制定、リコールなど。事務監査)
4)予算/決算を理解する~政策実現への道
・自治体における「予算」「決算」とはなにか-予算の意味と議員の役割
・予算議会は政策実現への道
●まとめ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3月6日(日) 9:00~12:00
オプション講座
「わたしが選挙で抱える問題」~個別の選挙、政治活動に対応したアドバイス



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名古屋市議選について、おひざもとの中日新聞の社説です。

【社説】名古屋市議選 地方議会を再考したい 
2011年3月4日 中日新聞

 住民投票で解散となった名古屋市議会の出直し市議選が始まる。河村たかし市長との対立で市民を味方にできなかったのは、議会不信の表れにほかならない。地方議会を考え直す機会にしたい。
 市民税減税の継続や議員報酬の半減など全国から注目を集めた名古屋市の河村改革。「税収見通しが不透明」「報酬は議会自ら決める」などと拒んだ議会の主張にも、道理はあったはずだ。市長自ら議会解散を主導したことにも「強引すぎる」と批判はあった。
 それでも、トリプル投票の一つで実施された議会解散の賛否を問う住民投票では、七割を超す七十万票が解散を求めた。
 これまでの議会が「自ら議会改革を」「市民の代表」と言っても、多くの市民にはそうは映らなかった結果だろう。主要政党相乗りの市長時代、あぐらをかいてきたと言われても仕方あるまい。議員報酬の削減額を月十万円増やしたりしたが、河村市長の報酬半減案をかわす狙いにもみえる。
 議員は本来は市民の代弁者で、議会は市民の声が凝縮された場であるはずだ。四日告示の出直し市議選では、本当の議会にふさわしい議員を、しっかり選びたい。
 この市議選で鍵を握るのは、むろん河村市長の地域政党「減税日本」。四十人以上を公認し、定数七五の過半数を目指す。市民税減税の恒久化や議員報酬半減という河村改革の実現を掲げる。このほかに、河村改革に賛同する無所属候補も出馬する見通しだ。
 民主や自民などこれまでの会派は、解散前と同人数程度の立候補に絞り、守りの選挙を余儀なくされる。議員報酬半減に反対してきた民主会派も賛成に転じた。あれほど批判した河村改革のほぼ丸のみを口にする前職もいる。
 河村市長は、四月の統一地方選で実施される東京都の区議選で元民主の現職豊島区議ら十人を公認・推薦した。統一地方選では「減税を目指し庶民革命の先兵に」と、全国で百人の候補の公認・推薦の目標を掲げ、名古屋だけでない減税日本の躍進を狙う。
 名古屋市議会の解散は、議会や議員の仕事ぶりが市民に見えにくかったことに大きな原因がある。十三日投開票の市議選を、そうした地方議会や議員のあり方を考え直す良い機会にしたい。減税日本のような既成政党でない地域政党が、今後の地方政治でどれだけ必要とされるのかが問われる、統一地方選の重要な前哨戦でもある。 


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地域のかたちを問う:寺町みどり/議会「数の論理」超えよう~多様な当事者に発言の場を(2/17中日新聞)

2011-02-18 11:19:27 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
月曜日午後に、中日新聞のインタビュー企画【地域のかたちを問う】という取材があり、
小中寿美記者の約2時間半のロングインタビューが再構成されて、
昨日の中日夕刊社会面に、カラー写真入りのけっこうデカイ記事が掲載されました。

中日には、先週も「選挙講座」のことが載ったのですが、
このときは取材から掲載まで約一ヶ月だったので、
今回もまた間があるだろうと思っていたのですが、
お聞きしていたより、はやく載りました。

【地域のかたちを問う】無党派・市民派ネット 寺町みどりさん

2011.2.17 中日新聞


これで名前と顔がしれてしまった・・・(って自分でのせてるんだもんね)。

細かいところで、わたしが話したことが端折られたり丸められてて、
ちょっと気になる表現はありますが、おおむねよくまとまった記事です。

記事を見るまで心配していたのですが、
「写真もよい」と記事を見た友人たちから、おほめの電話がありました。
カメラマンのウデと、同席してくださってた人たちがよかった(かも。感謝)。

 【地域のかたちを問う】無党派・市民派ネット 寺町みどりさん
 議会「数の論理」超えよう
 多様な当事者に発言の場を 

 
 -河村たかし名古屋市長が圧勝し、市議会は解散した。
 圧勝しすぎた。河村市長と反目していた議員も、自分の足元が危ないからと、なびくかもしれない。圧倒的な民意が市長の権力を強める一方、行政をチェックする議会の機能が働かなくなるのではないかと心配になる。
 議員報酬が高いなど、名古屋市議会は周辺市町と比べて改革が遅れ、市民に怒りや不信感がたまっていた。ただ、個々に見ると政策に熱心に取り組んできた議員はいる。吟味せず全部悪いとする河村市長の主張は乱暴だ。

-政党に頼らない議員を「市民派」と定義付け、選挙講座や勉強会を開いてきた。 議員と議会のあり方をどう考えるのか。
 一人一人が政策や自分の政治スタイルを持って働けば議会は機能するはずだ。ただ実際は、数の論理で会派をつくり、自分たちの考えを通すやり方が一般化している。

-多数派でないと思い通りに意見は通らない。少数派の議員に何ができる?
 発言すべきところできちんと発言すれば、やれることはある。例えば、本会議や委員会でも議案に質疑すれば、反映されることもある。調査して論理的に組み立てた政策は説得力があり、実現させることも可能だ。
 私たちが目指すのは女性や障害者、子育て中など多様な人が議員になり、当事者として 議会で発言していくこと。
新人は最初あなどられるかもしれないが、議会で発言し、情報発信もするので期を重ねるごとに票を増やす。
 
-議員報酬はどう決めたらいいか。
 名古屋市議会の場合、会期は年間百十日なのに一千万円を超えるのは、市民感覚から言えば驚くほど高い。議員の公務は議会の開会から閉会まで。付き合いや行事への参加は議員個人の政治活動で議員の仕事ではない。会期中に限定すれば、時給が高くても八百万円もいかない。
 自治体の事情はさまざまなので、議員報酬の額は、その自治体の市民が決めるべきだ。

-議会のあるべき姿は。
 基礎自治体は最低限の人間らしい暮らしを保障し、人が幸せに生きられるようにするのが責務。小さい自治体なら市民総会がいいが、現実的には難しい。課題の当事者の意見を取り入れて政策を決めるだけでも良くなるはずだ。つまり市民の議会参加を進める。事後の報告会ではなく、会期中に意見を聞く。当たり前のことと思うかもしれないが、開会中の市民参加を実現している議会はほとんどない。
(聞き手・小中寿美)

<経歴>
てらまち・みどり 1991年から岐阜県旧高富町(現山県市)議員を1期務めた。「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)」事務局を担当。過去2回の統一地方選で、選挙講座を受けた22人が当選した。上野千鶴子東大教授らとのシンポジウムの編著「市民派政治を実現するための本」などがある。59歳。
<用語解説>
基礎自治体 市町村と東京都の特別区を指し、市民に最も近い行政の単位。都道府県は「広域自治体」といい、市町村が処理できない広域の事務を担う。
市民総会 地方自治法で町村に限って定められた制度。条例により、議会を置かず、有権者の総会を設けることができる。


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一週間前の2月10日にも、同じ中日新聞の夕刊に載って、
11日のブログにアップしたのですが、その記事もあわせて紹介します。

 「当選率8割」選挙の勝ち方 教えます
/2.12「市民派議員になるための選挙直前講座」(2011-02-11)



2011.2.10 中日新聞
選挙の勝ち方教えます 名前の連呼はもう古い? 
2011年2月10日 中日新聞夕刊

 選挙戦の三種の神器といわれる「地盤」「看板」「かばん」。それらを持たない普通の市民が地方議員に当選するノウハウを伝授する選挙講座がある。主催するのは、岐阜県山県市に事務局を置く「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」。2003年と07年の2回の統一地方選では、男女の受講生28人中22人が愛知や三重県などで当選した。同ネットは、統一選直前になって出馬を決意した人に向け、「駆け込み講座」を12日に名古屋市内で開催する。

「当選率8割」講座 岐阜の市民団体
 6日にあった静岡県焼津市議選では、講座修了生の自営業秋山博子さん(54)が3000票余りを獲得し、6位で当選した。
 「お金も地盤も何もない、ただの素人」という秋山さんは、昨年7月から月1回岐阜に通い、「市民派議員になるための本」の著者、寺町みどりさん(59)=岐阜県山県市=と夫で同市議の知正さん(57)に師事した。
 講座は議会の役割や公職選挙法などの基礎知識から始まるが、選挙戦術はいたってシンプル。組織や地盤に頼らずに勝つため「いかに多くの有権者に政策とメッセージを届けるか」を追求する。
 印刷物は少しでも有権者の目に留まるよう、色や文字の書体、大きさまで細かく気遣う。演説は実地練習も。スピーカーの音量を切った仮の選挙カーに乗って岐阜市内を走り、マイクを握って模擬演説。傍らで「語尾をもう少しはっきりと」「伝えたい事柄は演説の初めに」とみどりさんの注意が飛ぶ。
 秋山さんは選挙中、名前を絶叫するだけの候補者を横目に、細かく選挙区を回ってまちづくりなどの政策を訴えた。演説は1週間で300回以上。事務所は自宅に置き、スタッフは市民活動などの仲間や家族の手弁当で、費用もかからなかった。
 講座は、政党や組織に縛られず市民目線を持った議員を増やそうと、02年に始めた。地縁、血縁が強固な地域でも通用するのは「名前の連呼と頭を下げるだけの旧来型選挙に市民が飽き飽きしているから。自分の一票を大切にしたいと考えている人たちに、中身のある政策とメッセージを出せば応えてくれる」と、みどりさんは指摘している。
 駆け込み講座は、12日と3月5日の連続2回で有料。性別は問わない。問い合わせは、同ネット=電0581(22)4989=へ。


4年に一度の統一自治体選挙が近づいてくると、わたしに話しをききに来るのは、
よほどの人材不足か、それとも、巷の政治家や政治学者は、
現状追認のありきたりのことしか、言わないからか・・・。

とはいえ、
わたしが発言することで、読んだ人に立ち止まって考えてもらい、
現状を変える一助になればと思っています。

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「当選率8割」選挙の勝ち方 教えます/2.12「市民派議員になるための選挙直前講座」

2011-02-11 00:06:56 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
中日新聞夕刊に、市民派議員になるための選挙講座の記事が載りました。
カラー写真入りの大きな記事です。

新聞を見て、次々に選挙講座の問合せの電話がかかっていますが、
この選挙講座に出さえすれば、当選させてもらえる(マサカ)、と思っている受身の方も・・・。
6時間×2回の講座をタダだと思っている人もいたりして・・・。

記事には参加条件、誓約書のことなどは詳しく書いてないので、
なかなか条件をクリアできるかたがみえなくて、ザンネンです。

夜の電話はなぜか全員、男性なのは、女性は夕刊を見てるヒマがないから??
そもそも若い人は、夕刊を取ってみえないのかもしれませんね。

   

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選挙の勝ち方教えます 名前の連呼はもう古い? 
2011年2月10日 中日新聞夕刊

 選挙戦の三種の神器といわれる「地盤」「看板」「かばん」。それらを持たない普通の市民が地方議員に当選するノウハウを伝授する選挙講座がある。主催するのは、岐阜県山県市に事務局を置く「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」。2003年と07年の2回の統一地方選では、男女の受講生28人中22人が愛知や三重県などで当選した。同ネットは、統一選直前になって出馬を決意した人に向け、「駆け込み講座」を12日に名古屋市内で開催する。

「当選率8割」講座 岐阜の市民団体
 6日にあった静岡県焼津市議選では、講座修了生の自営業秋山博子さん(54)が3000票余りを獲得し、6位で当選した。
 「お金も地盤も何もない、ただの素人」という秋山さんは、昨年7月から月1回岐阜に通い、「市民派議員になるための本」の著者、寺町みどりさん(59)=岐阜県山県市=と夫で同市議の知正さん(57)に師事した。
 講座は議会の役割や公職選挙法などの基礎知識から始まるが、選挙戦術はいたってシンプル。組織や地盤に頼らずに勝つため「いかに多くの有権者に政策とメッセージを届けるか」を追求する。
 印刷物は少しでも有権者の目に留まるよう、色や文字の書体、大きさまで細かく気遣う。演説は実地練習も。スピーカーの音量を切った仮の選挙カーに乗って岐阜市内を走り、マイクを握って模擬演説。傍らで「語尾をもう少しはっきりと」「伝えたい事柄は演説の初めに」とみどりさんの注意が飛ぶ。
 秋山さんは選挙中、名前を絶叫するだけの候補者を横目に、細かく選挙区を回ってまちづくりなどの政策を訴えた。演説は1週間で300回以上。事務所は自宅に置き、スタッフは市民活動などの仲間や家族の手弁当で、費用もかからなかった。
 講座は、政党や組織に縛られず市民目線を持った議員を増やそうと、02年に始めた。地縁、血縁が強固な地域でも通用するのは「名前の連呼と頭を下げるだけの旧来型選挙に市民が飽き飽きしているから。自分の一票を大切にしたいと考えている人たちに、中身のある政策とメッセージを出せば応えてくれる」と、みどりさんは指摘している。
 駆け込み講座は、12日と3月5日の連続2回で有料。性別は問わない。問い合わせは、同ネット=電0581(22)4989=へ。


友人から静岡県の記事も届きました。
見出しが刺激的です。

当選率8割の選挙講座
「三種の神器」ない市民を地方議会へ
   
演説や印刷物ノウハウ
焼津市議会議員 秋山さんも学ぶ


12日の選挙講座の内容詳細とタイムテーブルを決めましたので、
以下にアップしておきます。

まずこちらを全部読んで、講座の内容を理解して、
お問合せいただけると話がはやいです。

とはいえ、記事にもあるように、市民型選挙は「メッセージ型選挙」なので、
政策やスタンス、市民に届けるメッセージがない立候補予定者は、
かなりハードな講座のメニューをクリアすること自体がまず無理、ではないかと思います。

★「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙直前講座」
《第1回》 市民型選挙の手法~選挙で伝える政策、スタンス、ハート
《第2回》 選挙の流れを理解し、勝つ選挙をイメージする~準備から選挙本番~当
選まで

日時:2011年 2月12日(土),3月5日(土)の2回連続講座
会場:名古屋市・ウイルあいち/会議室7
◇ 開 催:13時30分から19時30分
◇ 講 師:寺町みどり『市民派議員になるための本』著者。「む・しネット」事務局
寺町ともまさ 岐阜県山県市議会議員、市民活動家
◇ 対 象:無党派・市民派の立候補予定者=参加者は所定の誓約書を提出
       保守系および政党・組織関係者、政党系会派所属議員は除く
◇ 主 催:女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)
◎ 問合せ:寺町みどり(TEL 0581-22-4989)
※参加を希望される方は、まず電話で問い合わせてください。
◆ 有料。全日程通しでの参加が基本。
◆ 参加を希望する方は、寺町みどり(tel0581-22-4989) までお問合
せを。

《第1回》  2月12日(土)13時30分~19時30分
市民型選挙の手法~選挙で伝える政策、スタンス、ハート


【内容の詳細・タイムテーブル】
◆セッションA. 市民型選挙:基本編
テーマ:「市民派議員とはなにか、市民型選挙とはなにか/今までの議員、従来型選挙との違い」

1)「議会」と「議員」を理解する
2)市民派議員の仕事~基本は「発言」
3)市民型選挙で当選する~当選する人、しない人
4)市民型選挙とは何か=当選するために必要な要素
●「わたしの市民型選挙・市民派議員としての仕事」

◆ セッションB. 市民型選挙:実践編
テーマ:政策・メッセージをつくり、とどける

1)「市民型選挙には政策が必要」
2)書き言葉でのメッセージ/選挙における「メッセージ」とは~政策・スタンス・思い・・・
3)政策のつくり方のじっさい/リーフ・ニュース・選挙はがき・ポスター」をつくる
4)話し言葉でメッセージを届ける/街頭演説の必要性と手法・スキル

◆ セッションC 法律・ルール編
テーマ:公選法を熟知して、選挙違反をしないきれいな選挙を

1)政治活動をすすめるにあたって/政治活動と選挙運動の違い~政治活動をすすめるときの留意点
2)公職選挙法の基本と概念/ルールを知ってきれいな選挙/「公選法」を使いたおす
3)選挙の流れを理解する~スケジュール表に沿って
4)リーフ,ニュースを配る手法~市民にメッセージを届け支持を広げる
5)思いの強さがひとを動かす/ネットワークを広げる
●「わたしのやりたい市民型選挙~理解したこと、選挙のすすめ方の点検」
●まとめ  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前回4年前の2007年1月の選挙直前講座の様子、
講座参加者の市民型選挙の実践報告は、以下を参考にしてください。

☆市民型選挙集中セミナーPart1「勝てる選挙~市民型選挙の手法」

☆07統一自治体選挙特集《わたしの市民型選挙》

★寺町みどりのwebページ(『む・しの音通信』)
⇔メールアドレスはこちら

以下のブログには、『市民派議員になるための本』の
第一部「市民と自治」から第二部「勝てる選挙」9章までがアップしてあります。
寺町みどりのブログ 


オマケ
前に中日新聞の白井さんの<うぇるかむシニア>の記事で紹介された、
岐阜の垣見ゆき子さんが、明日のTBS朝8時30分からの
「はなまるマーケット」に出られるそうです。

自治体の灰溶融炉 相次ぐ休止・廃止
/社交ダンスのプロテストに合格した 垣見ゆき子さん(2011-01-20)


華麗なステップのダンスが披露されるということなので、
ぜひご覧ください。全国放送だそうです。

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第2回・市民派議員になるための選挙講座「選挙で伝える政策、ハート、スタンス/政治活動を準備する」

2010-09-25 08:34:53 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
酷暑から一転して、ちょっと肌寒い日がつづいたので、
またダッチオーブンでホットケーキを作りました。

ふっくらと膨らみました。

分厚い鋳物なのでフライパンよりいい具合に焼けます。
真ん中に切り目を入れて、イチゴジャムとコンデンスミルクをはさんで、
パンケーキ風にしてお昼ご飯にしました。

京都の関係者から、栗きんとんの差し入れ。
  
ネットで大人気商品の中津川の「南陽軒の栗きんとん」を、
お取り寄せしたのだそうです。
材料に使っているのは、恵那栗ではなくて利平栗。
他の栗きんとんより甘味が抑えられて、ホクホクしています。

わが家の手作り栗きんとんもあったことを思い出し、
冷凍庫から出してきて、解凍して食べ比べてみました。

昨年秋に作ったので1年経っていますが、
市販の銘菓にも負けないくらいおいしいです。

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きょう明日は、「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙講座」の第二回。
準備していたオリジナル資料も印刷が終わったし、これから最後の確認です。


 第2回 「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙講座」      
(2010M&T企画/選挙講座)  

第2回  9月25日(土)~26日(日) ハートフルスクエアG 研修室50
テーマ  『選挙で伝える政策、ハート、スタンス/政治活動を準備する』


 【内容の詳細】
◆セッションA.
テーマ「市民型選挙の基本は政策~政策課題となるためのテーマ」

1.政策とはなにか/なぜ議員になりたいのか/議員になって何がしたいのか
2.政策・公約をどうつくるか/政策課題となるためのテーマ/政策をかたちにする
3.政策のつくり方のじっさい/リーフレット・ニュース(ポスター・選挙はがき)

◆セッションB.
テーマ「政治活動を準備する」

1.「著作権法」を理解する~表現、情報発信の基本 
2.政治団体届け~政治資金規正法、自治法、   
3.「公選法」を使いたおす/公選上の留意点/違反になること、ならないこと
4.リーフレット・ニュース・ポスター・選挙はがきの使い方
→ いつ、どこで、どのように & その制限
5.文書・図画のよい例、わるい例
6.わたしの市民型選挙~当選するための要素~チャートを使って 
  
◆セッションC. 
テーマ「メッセージを届ける」

1.政策とスタンスをことばにする/なぜ必要か
2.リーフ,ニュース、選挙はがきをつくる
3.書きことばの手法/市民へどう届けるのか/いつ、どこで、だれが、いかにして
  
テーマ「話し言葉でメッセージを伝える」
4.街頭演説の必要性と手法
5.街頭演説のノウハウ、スキル
6.わたしの政策とスタンス~聴く人に届く言葉で街頭演説をする

9月26日(日) 
◆セッションD.
テーマ:「市民派議員の仕事~基本は発言」

1.議員の仕事~発言、一般質問、質疑
2.市民派議員の基本/議員は法やルールに基づいて仕事をする
3.市民派議員の「議会改革」/改革の手法~いかにして、どのような方法で
4.選挙と議員活動は地続き
  
◆第2回のまとめ 
11:40~12:00 
-----------------------------------------------------
   
【オプション】
 26日午後~適宜 (希望者のみ)
・個別の選挙の状況に対応したアドバイス
・参加者が提出したレジメに対応して


  ~次回以降の予定~
第3回 10月16日~17日 ハートフルスクエアG
16日:中研修室/17日午前:研修室50/午後:小研修室1 
テーマ   『統一選まであと半年~伝える・ひろげる・具体的に動きだす』


A.・メッセージを伝える手法/あなたの政策・スタンス・思いをどう伝えるか
  ・ネットワークをひろげる~仲間づくり、支援者の名簿づくり
  ・ブログ・ホームページ・ツイッター~インターネットを使いこなす
・当選するための必要な要素~選挙をイメージしてチャートに書き込む
B.・政治活動とは~政治活動、選挙運動に必要な法律・制度を熟知して使いたおす
  ・政規法、自治法、著作権法、道交法、運送法、選挙公営etc
C.・ポスター、選挙はがきをつくる/写真・デザイン・印刷は?
・街頭演説のノウハウ、スキル
D.・議員は、当選して即、仕事を評価される
  ・現職 = 問題解決 ← 手法を学ぶ   スキルを身につける
  ・任期の1期から2期へつなぐ  情報の質と量を増やす
  ・市民に伝える   ニュース  紙媒体 Webページ HP ブログ
【オプション】2日目午後~適宜(希望者のみ)/個別の選挙の状況に対応したアドバイス

第4回 11月 6日~ 7日 ハートフルスクエアG
6日:中研修室/7日:和室2
テーマ 『政治活動フル稼働してますか!?~スキルを磨く』

A.・政治活動と選挙運動の違い~政治活動をすすめるときの留意点
・リーフ、ニュースを配る手法、
B.・告示日までに何を準備するのか~選挙の準備から本番までの予習と点検
   選挙の流れを理解する/話し言葉の基本とコツ/2011選挙の傾向と対策
C.・リーフ,ニュースを配る~メッセージを届け支持をひろげる。
・話し言葉としての街頭演説のスキル
D.・直接民主主義の手法~アラカルト
  市民の権利を守る/請願・陳情、直接請求/異議申し立て~監査請求、住民訴訟
・市民自治/市民とつながる
  ・基本は情報公開(制度とテクニック)
  ・請願、陳情など ・直接請求(条例制定、リコールなど。事務監査)
  ・議会の改革(「変えろ」では変わらない=論理とタイミング)
  ・議会の法的位置付けや構造・枠組みの理解 ・改革実現の手法
   懲罰(目立つ議員は、はめられる、恨まれる)
【オプション】2日目午後~適宜(希望者のみ)/個別の選挙の状況に対応したアドバイス

第5回  1月8日~9日(2011年・ハートフルスクエアG・予定)
テーマ 『選挙の流れを理解する~選挙の準備から本番までの予習点検』


A.・選挙本番へのまとめ・仕上げ/
B.・公選法を熟知して違反をしないきれいな選挙/警告、警察対応
C.・話し言葉の基本とコツ/2011選挙の傾向と対策
  ・本番までのスケジュール/現状をチャートに記入する
D.・予算を理解する
  ・予算議会/政策実現への道
・改選後の議会/初議会、人事、会派
【オプション】2日目午後~適宜(希望者のみ)/個別の選挙の状況に対応したアドバイス



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