毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 150

2015-11-09 23:45:45 | 本 2

 

昨日書いた、やめられない止まらない本、「悲しみのイレーヌ」ですが、

昨夜は寝落ちせず完徹もせず、自主的に途中でやめ、就寝。

今日も合間を縫って読んでいるのですが、ついにイレーヌの行方がわからなくなるところまできて、

昨日も書いたけど、残虐極まりないことが待ち受けてるにもかかわらず、

心拍数アップ胸騒ぎアップ緊張しつつページをめくってしまうこの心理。

まだ、手前でとめているのよ。第一部の383ページで栞を挟んでパソコン起ち上げた。

今夜はどうしよう、寝るか読むか。でもなぁ、決して楽しい本ではないし。

 

今回は全然まとまりのない、バラバラな本が集まりました。

 

では、いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 水底の棘 法医昆虫学捜査官/川瀬七緒

「頭から胴体にかけて、だいぶ白骨化が進んでいました。ずいぶん前に死んでここに流れ着いたんでし

 

川瀬七緒さんの本はこれで4冊目、シリーズでいうと3冊目で、新作が楽しみな作家さんであります。

同じシリーズものでいうと「櫻子さん」も続けて(そろそろパスし始めそうな気配ですが)読んでいますが、

どちらかというと櫻子さんより赤堀キャラが好みで、

そういえばこの赤堀涼子の突き進み方はある意味前回登場した奇人小松貴氏に近いものを感じます。

今回も死体・ウジから始まるのですが、「水」方向に話がすすんでゆく。

全部書いちゃうとあれなので書きませんけど、久しぶりに読む推理小説としては面白かったと思っています。

 

「自分が思う限界点は限界ではない。余裕で超えられるハードルを置いて、無意識に保険をかけているだけなんだよ」

なんだか自分のこと言われているみたいだな。ひとつのことではなく全般において。

私もそろそろこの障害物を取っ払う時期がきているのでしょかなんて。

シリーズ3冊読んだけど、赤堀涼子の内面というか、乙女な部分に触れてなくて、

そこらへんの気持ちが知りたいよなと。だってね、いないよ、滅多に、ここまでの女性って。

 

 

 

 

 チェロを弾く少女アニタ アウシュヴィッツを生き抜いた女性の手記/アニタ・ラスカー=ウォルフィッシュ

が何を意味するか分かっていた。やがて静かになる一瞬がやってくるのだ。

 

 

アウシュヴィッツ収容所にオーケストラ(音楽隊)があったということは知っていましたが、

この本は実際その合奏団でチェロを弾いていた女性の手記です。

チェロが弾けたことで収容所のオーケストラの一員となりガス室送りを免れ、

その後ベルゲン=ベルゼンの収容所に移され、

食料も水もなく餓死寸前の1944年4月15日にイギリス軍により解放される。

で、彼女は言うんです、自分が生き延びられたのは「幸運」でしかなかったと。

とても読み難い本で、訳があれなのか、書簡方式が読み難いのか、語り難い部分が多すぎるのか。

これは私の想像ですが、難しい立場に置かれていたわけで、

強制労働の行進曲も演奏すれば処刑中の演奏もナチスの慰安の演奏もさせられ、

同じユダヤ人として、命がかかっていたといえ、

その後生きて行く上でまわりからどんな目で見られてきたのかと。

語りたくないだろうし、思いだしたくもないでしょね。

手記というより当時の手紙や裁判記録を読んでは察する本でした。

 

 

 

 

 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか/大塚ひかり

外に感じ、縄文時代の「老人」について考え、調査を続けた結果、縄文時代の老人の「力」は、

 

この本と次に登場する本は、深く考えもせずだいぶ前に図書館で予約を入れていた本で、

ダメですね(私がね)、2冊とも斜め読みの飛ばし読み、さらに途中で止めた。

今読んでいる童話や昔話は残酷性や性的要素を取り除いた「毒抜き」傾向が強いとかで、

それってグリム童話なんかもそうだけど、姥捨て山の老婆の話(ここには書けん)や、

稚児草子の張形の話(とても書けません)、

面白いのもあるんだけれど、最後まで読む気にはなれませんでした。

 

 

 

 髪は増える!薬を使わずに健康な毛髪を取り戻す方法/山田佳弘

かりなので、ケアを始めた時からすぐ効果に繋がるなんてことはほとんどないものな

 

転ばぬ先の杖というか、ちょっと弱気になり(笑)借りてみたけど、

途中で投げ出しました。

で、ちょうど上の一文、抜粋した6行目に書いてある通りのことを延々書いてあります(途中で止めた時点までは)。

シャンプーはいけないからお湯のみで洗え、頭皮に何か残るのはいけないのでトリートメントもカラーも、

育毛剤もトニックも、ヘアスプレーもワックスもいけないと。

マッサージも頭皮の血管を痛める可能性がある。じゃあどうすればいいの?

となるとあとはお決まりで、よく眠ること、朝は牛乳やヨーグルトなどのタンパク質・炭水化物を摂らない、

体温を上げる、ストレスを避けること、

さらに足の裏から着地してふくらはぎをよく使う歩き方をすれと。

効果はすぐ出ず、毛穴の中の新しい健康で元気な毛がうまれるまで4年はかかるそうで、

そんな生活続けられないので、なんだかむかむかしてきて読むのやめにしました。

(ほら、出来ないから髪はよくならないんだよといくらでも著者が言い訳できそうな本に思える私は性格悪いか)

最後の最後に秘策が書いてあったりして(笑)。

とりあえずは、髪を洗ったあとのすすぎは念入りに丁寧にやることにしよう。

 

 

 

 京大の筋肉/森谷敏夫

ンダムに振り分けてるんですけ

 

上はガンダムではなくランダムです。

さきほどの本とは違い、えらい納得の一冊でした(笑)。それは私が筋肉愛好者だからか?

筋トレ本ではなく、筋肉ってこんなに役に立つんだよと、

易しく具体的に、かつ切実に訴えてくる内容となっています。

ダンベル持ち上げるより階段のぼれと(笑)。

帯の後ろにこう書いてあります。

 

筋肉が基本で、筋肉がくたばったら骨もくたばるし、脳もくたばる。

心臓をはじめ循環器系もみんなくたばる。

だから筋肉はものすごく大切な臓器なんだけど、

みなさん、年とともにほったらかしてるから、その意識改革が難しい。

運動は最も脳機能を維持改善できるトレーニングですから、

「脳のためにトレーニングしましょう」という発想に切り替えたい。

ポイントはいつもながら、運動はようけせんでもええ、

賢く刺激を与えましょうということです。 (本文より)

 

というわけで、この帯の言葉を書き写しながら、もう一度読み直さなければと思ってきた(笑)。

でもさぁ、最も脳機能を維持改善できるトレーニングの運動を私ずっと続けているけれど、

続けていてもこのもの忘れ曖昧な記憶の連日連夜、

ひっどいレベルだな、私って。

 

以上、150回にもなった17ページシリーズでした。


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