間が空いてしまいました。
なんと前回は2月9日。ぎょっとしてしまった。
まとめてドンと。
といっても少ないですが。
何も持たず存在するということ/角田光代
恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。/角田光代
ベスト・エッセイ 2014
体幹チューブxトレーニング/長友佑都
体が変わる!「きくち体操」/菊池和子
火車/宮部みゆき
六番目の小夜子/恩田陸
角田さんのエッセイばかり読んでいた。
新型コロナウイルスの外出自粛要請以前になんとなくまずいかなと感じ、
借りていた本すべてを返し、
心を鬼にし一冊も借りてこないという強い意志の力で帰ってきた。
なので角田さん連読記録はベスト・エッセイ2014(角田さんのエッセイが収録されている)でストップ。
派手派手しい個性があるわけでもなく(すみません)、
腹を抱えて笑ってしまうほどのこともあまりなく(すみません)、
文体にクセとか雰囲気とかもあまりないのに(すみません)、
どういうわけかいつまでもどこまでも読んでいたい角田さんのエッセイ。
小説を読んだら角田さんも喜ぶでしょうに、どうも小説には手が伸びない(すみません)。
けなしているのではまったくなく、大好きなんです、角田さん。
「1万円のワインを飲むのなら一万円分500円の焼酎を飲みたい」とか、
「ワインに合わせて食事を作ろうとはせず、合わないなと思いながら飲む」とか、
読みながら「そうだそうだわかるわかる、あら同じだわ」がぽこっとあらわれ、
解説に藤田香織さんとか三浦しをんさんが登場する交友関係(私も彼女等が好きだ)にも「うんうん」頷いてしまう。
新型コロナウイルスがまだよく見えないので、
書店もブック〇フもなんとなく行きたい度合が高くならないし図書館も休館中だし、
しばらくの間角田さんはお休みになりそうです。
あ、未読の小説の持っていたはず。
どうなることやら。
新聞の広告でよくみる「きくち体操」という言葉。
図書館に蔵書があったので読んでみた。
「できなくてもいい、できないことがわかるだけでいい」と、
思っていたよりも丁寧に書かれていて好印象。
図書館本すべて返したからには自前の本を読むしかなく、
積んだままの本を崩すことに。
そうなると何がいいかと悩んだ末、宮部みゆきさんの火車を選択。
さすが宮部さん、上手い。
次に選んだのは恩田さんの六番目の小夜子。
これ有名なので期待しすぎたのがいけなかったのか、
デビュー作と知りそう読めば初々しい。
でもなんだかラストはわたしとしては消化不良。
いったいなんだったのか、私の読解力足りなさに泣く。
今は北欧ミステリに舞い戻り、特捜部Qシリーズ3作目を読んでいますが、
やっぱりこれ裏切らないわ、面白い。
こういうシリーズものって途中で中だるみとかマンネリ化とか、
あるいは奇をてらいすぎて逆効果という悲しい末路があるけれど、
特捜部Qシリーズ(QだよQ,どうしてQなんだ)はそうならないよう願っています。