当初はドカのスーパースポーツが車に積み込みやすそうで購入予定だったのだが
目的地が北海道なので林道走行も考えG310GSを検討するが車検が車を含め4台ってのが苦しくて
F850GSがN-VANに積めるならと試すとなんと積めてしまい購入した訳だ。
せっかく乗り換えるならR1250GSが良いのではとの天の囁きも聞こえるものの、笑)
初心に帰ってF850GSを選んだが、車に積めたと言うだけで最初から欲しいバイクでは実は無かった。
R1200GSを二台乗り継いだ経験からフラットツインのテレレバーのバイクには
昔に買えなかったTesiに似た動きをするシステムに格安で乗れるってイメージもあり(実際は高価で動作も違うが)
伝統的なフラットツイン、信頼性の高いシャフトドライブ、更にフルパニアに荷物満載でも姿勢が崩れず
長距離移動で効果を発揮するテレレバーを失うのにかなりの抵抗があった。
将来的にはもう一度RのGSに復帰したいとも思っていた!
F850GSには悪いが、あくまでも目的の為の通過点だと思っていたのだが、これで実際にツーリングに使ってみると
年末の渋滞路でも意外と楽なのは、やはり重量差による取り回しの良さや、Rに比べればコンパクトでスリム車体で
いざとなれば自由に動かせるストレスの軽減が効いているようで、郊外に出るまでは結構苦痛だったスリ抜けの悪さも
改善したのが大きい!
排気量の違いから30馬力程下がったエンジンも僅か8250回転で発生するがレッドゾーンも8500からなので
走らせると慣らし運転が困難なくらい小気味よく回り、軽快なハンドリングと合わせ使い切れる楽しさがある。
私の好きな酷道走行では、リアブレーキを上手く使って姿勢制御が出来れば、フロントの沈み込みを使って21インチとは思えない
楽しい走行が可能だ!
大昔に乗ったXL250SやXL500Sの23インチ車と比べても遥かに良く曲がる感じだ!(いつの時代やねん)
コーナリング中は流石に車体の重量は感じる事もあるが、逆回転するクランクが効いているのかな~!?
ただし高速区間のバンクではフラットツインのGSほどの安定感は無く、S1000RRと走ると知らぬ間に膝を擦るなんて事も無さそうだ。(笑)
峠にあるギャップには流石に強く、R1200GSでも多少の衝撃がくる高速区間のギャップを踏んでも何事も無いように通過した。
兎に角全ては書ききれないが、充実した装備、機能など含め、非常に気に入った!
外観的に威圧感が無くまるで250CCのようなバイクだって事も大きなポイントだ。