M8で標準レンズに相当する35mmに対し、M9では当然50mmがその座を奪い返す。
本来私は標準って画角、一眼では殆んど使わないのだが、レンジファインダーは寄れないので比較的使用頻度は高い。
純正は一応0.7Mの表記だが、実際には0.65M辺りまでリングが回る。
ズミルックスの利点はズミクロンに比べボケが綺麗で、コマ収差も比較的少なく感じる。
ただし大柄で重く実際には殆んど持ち出さない、絞って写すならズミクロンがコンパクトで性能も充分だ。
LEICA M9+SUMMILUX-M 50mm F/1.4 ASPH
DNG現像の上の画像に対しこちらはカメラ出しのJPEG
彩度のみ中高とし、残りは標準設定、コントラストやシャープネスが非常に高く、
Capture One 4で現像した画像が紫の色もナチュラル
補正なしで若干アンダーだ、
ポジだと飛んでしまいそうな画像だがα900ほどでは無いにせよダイナミックレンジが広い。
LEICA M9+SUMMILUX-M 50mm F/1.4 ASPH
M8ではレンズの中央しか使わずレンズの口径食をあまり感じなかったが
50mmではビネット補正のコードが必要だと感じるのがM9
M8は広角で赤外線カット時の色のシフトを押さえる目的が大きかったが
M9は純粋に周辺減光を抑える。
効果は結構高く、フィルムより減光が少ないのはチョット!?
ただGロッコールではすさまじい減光で、M8では使えたがM9では使えない感じだ。
社外製で減光の出るレンズ、補正しきれないレンズでは唐突に出たりする。
スーパーワイドヘリアーも四隅が蹴られたと勘違いする程!
流石に純正の18mmでは全く感じないが。
LEICA M9+SUMMILUX-M 50mm F/1.4 ASPH