今日は、トミーズツアーの奥嵯峨野めぐりのお客さまをご案内して、紅葉を見てきました。富山を早朝出発して、11:30頃に、嵯峨野の清凉寺(釈迦堂)へ到着しました。なお、私は京都南インター付近でバスに同乗しました。今日は東寺の弘法市【カテゴリ:東寺・弘法市】開催の日なので、1号線は少し渋滞していました。清凉寺の詳細、紅葉の様子は【12/11/19ぶろぐ】にて。
清凉寺到着後は、4時間のフリータイムです。周辺は見所がいっぱいで、嵐山や嵯峨野方面にも行くことができます。ただし、今回のコースを奥嵯峨野の紅葉を楽しんでもらうツアーなので、まずは、愛宕神社の一の鳥居あたりまで、お客様をご案内しました。(徒歩20分)左下写真:清凉寺の仁王門前、野々宮・愛宕神社の御旅所の大きなもみじです。右下写真:一の鳥居へ行く途中の道、さがの人形の家付近です。
案内図に沿って20分ほど歩くと、愛宕神社【前ぶろぐ】の一の鳥居が見えます。そのそばには400年前から続く「平野屋」さんがあります。名物「志んこ」は、米粉を使った外郎ようなお菓子に黒砂糖がのっています。冬は川魚料理、牡丹鍋、湯豆腐が楽しめます。以前、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】このお店は奥が深いのですが…途中にある町並み保存館に模型があります。
一の鳥居の先、トンネルの手前に「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」があります。一の鳥居から歩いて5分ほどです。本堂は鎌倉中期の再建によるもので大正11年に堂宇の保存のため、この地へ移築されました。*以下、写真は本日(21日)撮影と2日前撮影のものがあります。
寺の復興を祈願して、昭和56年から一般の参拝者の奉納による1200体の羅漢像が個性的で、ユーモラスです。境内の紅葉は散り初めですが、ここは紅葉を仰ぐよりも、その下の羅漢さんを見ましょう。(^^)
愛宕念仏寺 http://www.otagiji.com/
拝観料:大人300円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(500円)入口にて
愛宕念仏寺から再び来た道を(下り約5分)戻ると、「あだし野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」があります。約1200年前、弘法大師が野ざらしになっていた無縁仏を埋葬し、五智山如来寺を開創されたのが始まりのお寺です。
紅葉は盛りでした。落ちた紅葉もきれいです。境内には、8000体の石塔、石仏が並んでいます。嵯峨野にある竹のトンネルのような竹の径が境内にあります。【前ぶろぐ写真】
あだし野念仏寺 http://www.nenbutsuji.jp/
拝観料:大人500円 拝観時間:約20分 ご朱印あり(300円)本堂にて
あだし野念仏寺から、再び坂道を下ります。このあたりは日本風景街道に選定されたところで、お土産店も並び、紅葉もきれいです。
あだし野念仏寺から7分ぐらい下り、広めの道からそれて祇王寺の案内やじるしに沿って西へ行くと、手前に壇林寺があります。平安時代の初めに、嵯峨天皇の皇后の橘嘉智子(たちばなのちかこ)が創立したお寺です。皇后は容姿端麗で学芸を愛された人で、橘氏の学校として「蓮華精舎」を設け、嵯峨の地に寺院を営みました。現在は小さなお寺ですが、当時は十二坊を数える壮大な寺院だったそうです。本堂の上に立つ鶴は、京都御所の方を向いているそうです。左下写真:境内の紅葉は5分ほどです。 右下写真:境内の水鉢
壇林寺 (祇王寺のすぐ手前です) 拝観料(宝物館込):大人400円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(300円)入口にて。以前、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】
壇林寺の先に、祇王寺があります。平家物語に語られる悲恋、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、清盛の愛を失ったのち、妹と母とともに剃髪し隠棲した寺です。紅葉は3分ほどです。
祇王寺 http://www.giouji.or.jp/ 拝観料300円 拝観所要時間:約20分
以前、新緑の季節に詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】ご朱印あり(300円)入口にて
祇王寺の奥にある「滝口寺」です。平家物語の平重盛の家来の斎藤時頼(さいとうときより)と建礼門院の侍女横笛との悲恋の物語ゆかりの地として近年再興されたお寺です。表門のすぐ右奥(表門に向い)に鎌倉幕府を倒した悲運の武将・新田義貞の首塚があります。通常は、このあたりでいち早く紅葉しますが、今年は遅く、3分ぐらいです。
滝口寺 (祇王寺のすぐ奥です) 拝観料:大人300円 拝観所要時間:約約10分
ご朱印あり(300円)入口にて
この後は、二尊院、常寂光寺、落柿舎をご紹介します。次のぶろぐにて。紅葉はどれも見頃でした。
昨年のこのコースは【11/11/23ぶろぐ】にて。