まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉「三尾:槇尾・西明寺、栂ノ尾・高山寺」(11.11.30)

2011年11月30日 | 京都市右京区

今日は、京都の紅葉の名所、三尾(さんびへ行きました。三尾とは、嵐山から北に向い、清滝川に沿って南から、高雄(たかお)、槇尾(まきのお)、栂尾(とがのを)と連なる3つの小峰の総称です。平安時代から仏教の修行場とされるこの場所は、それぞれの山腹に、神護寺(じんごじ)、西明寺(さいみょうじ)、高山寺(こうさんじ)があります。先に、高雄の神護寺をご紹介しました。続いて、西明寺です。朱塗りの指月橋を渡ると参道があります。

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表門は、元禄13年(1700)の造営で、一間薬医門です。↑ なお、薬医門のいわれは、一説には矢の攻撃を食い止める「矢食い」からきたと言われています。周辺には苔むした灯籠が並んでいます。屋根の部分が創建当時の古いものですが、土台は新しいようです。表門をくぐったところにある「真っ赤なもみじ」ほんのちょっと残っていました。滋賀の金剛輪寺【前ぶろぐ】の血染めの紅葉もこんな感じなんでしょうか・・・。

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西明寺は、天長年間(824~834)に空海(弘法大師)の高弟 智泉大徳が神護寺の別院として創建したと伝えられています。正応3年(1290)には、神護寺より独立しましたが荒廃、再興を繰り返し、現在の本堂と表門は、元禄13年(1700)に5代将軍綱吉の母、桂昌院の寄進により再建されたものです。本堂正面の須弥壇上の厨子には、鎌倉時代の仏師、運慶によって彫られたご本尊の釈迦如来立像が祀られています。

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西明寺は、完璧に見頃を過ぎてますね・・・。見頃の様子は【09/11/10 西明寺参道  境内】にて。手が届くような場所に細かいもみじの紅葉が広がっています。

西明寺 http://www.kyo-takao.com/spot/index.html (参考サイト)

拝観料:500円  拝観所要時間約20分

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その後、歩いて、栂ノ尾の高山寺(こうさんじ)へ行きました。途中の清滝川の紅葉も、今年は、終了?それとも色づかずにくすんでる?来年はきれいな紅葉が見れるといいですね。

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残念ながらこちらの紅葉も、見頃を過ぎていました。栂尾山高山寺(とがのをさん こうざんじ)は、774年、光仁天皇の勅願によって開創、その後、鎌倉時代に明恵上人(みょうえしょうにん)によって再興され、後鳥羽上皇より「日出先照高山之寺」を賜りました。明恵上人は、日本にお茶を伝えた方でもあり、日本最古の茶園があります。真言宗のお寺で、平成6年には、世界文化遺産に登録されています。

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別料金(秋期拝観料:600円)で、国宝の石水院(せきすいいん)の拝観もあります。石水院は、鎌倉時代にこのお寺を中興した明恵上人(みょうえしょうにん)が後鳥羽院より学問所として賜った建物で、上人時代の唯一の遺構です。書院からの眺めは一見の価値がありますが、こちらも周辺の山の紅葉の見ごろが終了しているのと、ちょうど団体さんが入って、書院は人だらけのようだったので、また次の機会に訪ねたいと思います。以前の様子は【09/11/10 高山寺参道  境内】にて。

栂ノ尾山 高山寺 http://www.kosanji.com/  拝観料:500円  石水院:600円  拝観所要時間:約60分


京都の紅葉「三尾:高雄・神護寺」(11.11.30)

2011年11月30日 | 京都市右京区

今日は、京都の紅葉の名所、三尾(さんびへ行きました。三尾とは、嵐山から北に向い、清滝川に沿って南から、高雄(たかお)槇尾(まきのお)、栂尾(とがのを)と連なる3つの小峰の総称です。平安時代から仏教の修行場とされるこの場所は、それぞれの山腹に、神護寺(じんごじ)、西明寺(さいみょうじ)、高山寺(こうさんじ)があります。

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まずは、神護寺から・・・参道の石段を上りきり、もみじ越しに見上げる楼門が素敵なんですが・・・散ってる(T0T)。まぁ、よく考えれば、明日から12月、例年に比べれはよく残っている方です。

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神護寺は、平安京造営の最高責任者であった和気氏の私寺であったと思われる「神願寺」と「高雄山寺」という2つの寺院が合併されてできたお寺で、天長元年(824)に空海により開創された真言宗の別格本山です。
平安時代に2度の災害のため堂塔のほとんどを焼失していますが、その後、源頼朝らの援助により復興しました。しかし、応仁の乱で再び兵火をうけ、大師堂を残して焼失、1623年に楼門、毘沙門堂、五大堂、鐘楼が再興されています。

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応仁の乱で焼失し、昭和の名作といわれる金堂です。中へ入ってお参りできます。

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全体的に盛りは過ぎていますが、今が見頃の紅葉もあります。

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真っ赤に色づいているのは、ドウダンツツジです。境内のあちこちに植えられていました。

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散ったもみじも、いいかも・・・。

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一部、紅葉たよりでは「見頃」とのことでしたが・・・見頃は過ぎていますね。(^^;)名残りの紅葉です。今週末の紅葉狩りはお勧めできません。この後、西明寺、高山寺へ行きました。次のぶろぐにて。

神護寺  http://www.jingoji.or.jp/ 

拝観料 大人500円  小学生200円   拝観所要時間 約60分  

以前、紅葉の見頃をご紹介しています。【09/11/10ぶろぐ参道 神護寺境内


東映太秦映画村へ行ってきました!

2011年11月28日 | 京都市右京区

昨日、東映太秦映画村へ行ってきました。「第3回京都ヒストリカ国際映画祭」の「太秦戦国祭り」が行われていて、コスプレした人がいっぱいいました~。ZAQも、黄門さんに変身?意外に似合ってる。(^m^)

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毎度おなじみ、ちゃんばら辻指南を見て、9月15日にリニューアルオープンして、新しくなった所などを見てきました。大きく変わったというより、ちょっと増えたって感じです。

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忍者気分で屋根に上り・・・大五郎にしてはちょっと大きいまじくん。尾上一刀気分で・・・しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん・・・と、乳母車を押させたら「子連れ狼って何?ここに狼、すわらはるん?」と、質問責め。(^^;)

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小道具なら、大きな石もこの通り~軽々~。

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妙な大仏さんも、発泡スチロール・・・この大仏さんが、ちらっと出てくる「忍たま乱太郎」の実写版映画を、試写室で見てきました。(ヒストリカ国際映画祭のイベントです)

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この作品は、日本版のハリーポッターと称されて、海外でも人気とか。(^^?)上映の後は、三池崇史監督らの舞台挨拶もありました。

東映太秦映画村 http://www.toei-eigamura.com/

前回は、ナイター祭りの時に訪ねています。【前ぶろぐ


京都の紅葉「奥嵯峨:二尊院・愛宕念仏寺」(11.11.26)

2011年11月26日 | トミーズツアーご報告

今日も23日に引き続き、トミーズツアー「奥嵯峨フリータイム」の現地ガイドをさせていただきました!4時間のフリータイムなのでお客様は好きな場所を選んで拝観されます)今週末が、京都の紅葉のピークということもあり、今日はたくさんの人でした。

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奥嵯峨の町並み保存地区は、年々整備が進んでいます。道もすべて舗装され、石畳のところもあり、歩きやすいです。(ただし、生活道路なので、自転車、人力車、自動車が通ります)

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今日は一の鳥居(平野屋さんのあたり)まですべてのお客様をご案内し、その後、ご希望されたお客さまを「愛宕(おたぎ)念仏寺」へご案内しました。ここの本堂は鎌倉中期の再建によるもので、大正11年に堂宇の保存のため、この地へ移築されました。拝観所要時間:約20分 拝観料:300円

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寺の復興を祈願して、昭和56年から一般の参拝者の奉納による羅漢像が個性的で、ユーモラスです。今回もユーモラスな羅漢さん発見…左下写真に、あの有名俳優さんそっくりの羅漢さんが(幸楽の長男?)右下写真の羅漢さんは、もみじのイヤリングでおしゃれ???

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そして、お客様をご案内した後、ちょっとコースを外れて、寂庵」の前まで行きました。作家の瀬戸内寂聴さんの庵です。通常一般公開はされていないので、当然、閉門中でしたが・・・。毎月1日の写経の会の時に開放され、予約なしで写経をすることができます。(8月、12月は休みです)写真左下は途中にあったかやぶきの家、写真右下が寂庵さんです。

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その後、二尊院を見てきました。「二尊院(にそんいん)」は、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っています。そのため二尊院と呼びますが、正しくは「小倉山二尊教院華台寺(けだいじ)」といいます。総門からの本堂までの参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、広い石段の脇の紅葉が見事です。紅葉は五分ぐらいです。拝観所要時間:約30分 拝観料:500円 

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ちょうど、お昼過ぎで太陽が真上から射し、とてもきれいでした。

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本堂からの眺めです。色とりどりの紅葉が素晴らしい。(^^)

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本堂奥にあるお抹茶席です。(500円)こちらの紅葉の見頃はもう少し先です。

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↓唐門に、かわいい椿の彫り物を発見!ところで、今回のツアーのガイドは着物姿で案内させていただきました。二尊院では、きものパスポート提示すると人生五訓(3枚1組)がもらえます。しかと心に刻まねば・・・。(^^;)

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トミーズツアーご参加の皆様、本日はありがとうございました。つたない案内でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?なお、奥嵯峨の見所は、23日にご案内した時に詳しくアップしています。前ぶろぐはこちら・・・奥嵯峨フリータイム(1) (2)

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富山発着京都日帰りバスツアー

http://www.enjoy-sks.co.jp/tommys/09-365/01.html#kyoto


北野天満宮天神市&紅葉&多肉リース教室

2011年11月25日 | 京都市上京区

今日は北野天満宮の天神市でした。ご祭神の菅原道真公に因んで、毎月25日に行われます。朝から、はりきって行ってきました~!!

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この季節お約束の・・・カレンダーの露店もやっぱり出てました。

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植木の露店には、葉ボタンがたくさん。お正月の準備です。葉ボタンは色鮮やかなのが高いのだそうです。寒くても日中は日光にあてることが育てるポイントです。

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11月3日から12月11日までお土居のもみじ苑が一般公開されています。楽しみにしてたんですが・・・朝早すぎて開いてない。(TT) しかも、開苑は10時・・・。以前は閉まっていても覗けた様な気がするんですが・・・まったく見えず。今年は遅いので、12月入ってからが見頃ですね。昨年の様子は【10/11/25ぶろぐ】にて。

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御土居のもみじ苑は11月3日(木・祝)~12月11日(日)まで公開されています。10:00~16:00 もみじ苑拝観所要時間は30~40分です。北野天満宮には参拝者用駐車場があります。(1時間無料、ただし天神市の際は使用できません)

北野天満宮 http://www.kitanotenmangu.or.jp/

北野天満宮はよく出かけています。【北野天満宮・天神市:カテゴリ

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もみじ苑の開苑を待ちたい所ですが・・・実は今日はほかに予定がありました。それは、以前から手づくり市で何度かご紹介している「ひなこた」さんの多肉リースのワークショップに参加することでした~。(^^)

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土台になるリースから手づくりします。海苔巻きのような、お弁当作りのような・・・難しいけど、楽しい作業です。(^^;)

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作業しつつも、多肉話や世間話で盛り上がり・・・気が付けば、素敵なリースが出来上がりました。寒さに強いセンペルとセダムで作る「センペルリース」が1つ、チキンネットと水苔で作った土台にカット苗を挿していく「タニクリース」が3つです。

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はじめての作業で、最初はどうなることかと思いましたが、なんとか形になりました。同じように作っても、個性が出ますよね。(^^;)私の作品は【庭ぶろぐ】にて。

京都では手作り市がたくさん開催されています。よくご紹介しています。【京都手づくり市:カテゴリ


京都の紅葉「東福寺・一華院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は、午前中に東山の泉涌寺今熊野観音寺などを訪ねました。詳細は前ぶろぐにて。その後、少し歩いて「東福寺」を覗いてきました。紅葉の名所「通天橋」を眺める臥雲橋からの眺めです。どちらの橋の上も人がぎっしりでした。思ったより紅葉が進んでいました。(例年に比べれば遅いですけど)

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東福寺 http://www.tofukuji.jp/

その後、東福寺塔頭の「一華院(いっかいん)」へ行きました。「一華五葉を開き、結果自然に成る」・・・禅宗の初祖達磨大師が二祖の慧可に伝えたと言われるこの一句に由縁しています。そこで見た「気になる貼り紙」?

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普段は公開されていませんが、春と秋、お庭を見ながらお茶を頂けます。庭には緑が映える苔庭に、ひときわ伸びた枝をもつ松「依稀松(いきまつ)」があります。ありのままのその姿を鑑賞してこそこの松は簡清に輝かしく在るのだそうです。

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説法も、パンフレットも、見学もなく・・・お茶を頂いてひたすら庭を見るのみ・・生菓子はふわっとしておいしかったですが、お抹茶はもう少し濃いめが私好みでした。(^^;)

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受付では、今年新発売された京都産の紅茶が販売されていました。とてもおいしい紅茶です。(^^)さて、気になる貼り紙ですが・・・玄関から御堂に上がる階段に貼られていました。段が少し高いから気を付けてという心遣いのようですが・・・

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実は、ここのお抹茶セットは1,000円です。少し高いです。(^^;)去年は800円だったはず・・・

一華院 http://www.ikkain.com/


京都の紅葉「今熊野観音寺・戒光寺・即成院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は東山の泉涌寺へ出かけました。詳細は前ぶろぐにて。その後、すぐそばの「今熊野観音寺」へ行きました。鳥居橋の周りのもみじはまだまだ色づいていませんが・・・境内はそろそろ見ごろを迎えます。

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ここは、泉涌寺の塔頭のひとつです。西国観音霊場15番札所などになっています。境内で甘酒などを頂くことができます。

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ここには特別授与品の枕カバーがあります。熊野詣が好きだった後白河法皇が、ここ今熊野観音寺へ願掛けすると枕元に立たれ病める頭に光明を差しかけ頭痛が治ったという話に由来します。昔は、枕持参で願掛けしていたそうなのですが、今は枕カバーになったそうです。実家の父母へお土産に買いました。効くかな?(800円)

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今熊野観音寺 http://www.kannon.jp/index.html  参拝自由  以前もご紹介しています。【08/11/19ぶろぐ

続いて「戒光寺(かいこうじ)」へ行きました。戒光寺は、泉涌寺の塔頭です。当山の創建は、鎌倉時代の安貞2年(1228)後堀河天皇の勅願所として猪熊八条の地に巨大な伽藍を持つ戒律復興の道場として建立され戒光律寺と呼ばれていました。 正保2年(1645)後水尾天皇の発願により泉涌寺の塔頭とされ現在に至ります。なお、応仁の乱の際に、本尊釈迦如来は兵火を逃れ仮に一条戻橋付近に移っていたため、現在も、猪熊八条と堀川一条に戒光寺町の名が残っています。

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ご本尊の御身代わり丈六釈迦如来は、台座まで入れると約10メートルもある大きな像です。本堂の外からはよくわからないので、堂内へあがり、ご本尊の前に座ると、その大きさに誰もが驚きの声を上げます。現在、特別に内陣参拝ができます。(500円)

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戒光寺 http://www.kaikouji.com/index.html 参拝自由

続いて「即成院(そくじょういん)」です。泉涌寺派の寺で、正暦3年(992)恵心僧都により伏見に建立された光明院を始まりとします。明治時代の廃佛毀釈で廃寺となり、本尊諸尊は本山である泉涌寺の仮堂に移されます。その後本寺である法安寺での合併、更に明治35年泉涌寺総門の現在の地で再興され、即成院と呼ばれるようになります。 

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本堂には、御本尊阿弥陀如来像を始め二十五菩薩座像が安置されており、境内には那須与一の墓と伝えられる石造宝塔があります。(本堂内部から奥へいきます)寺伝によれば与市は出陣する途中に病にかかった際、このお寺に籠り平癒し、屋島の戦いで戦功をたてたといわれます。晩年、出家しに庵をむすび、没したと伝えられています。

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与一の手洗い場があります。200円で専用石けんを買って、手を洗い清めると願いがかなうそうです。なお、ここの与一の墓への参道の苔、とってもきれいでした。いろんな種類があって興味深かったです。

即成院 http://www.gokurakujyoudo.org/index.html  参拝自由


京都の紅葉「泉涌寺・来迎院・悲田院」(11.11.24)

2011年11月24日 | 京都市東山区

今日は、午前中、東山の泉涌寺(せんにゅうじ)へ行ってきました。東福寺のひとつ北側のバス停の泉涌寺道で降りて、坂道の参道を10分ほど上がるとあります。

泉涌寺は、天平年間に弘法大師がこの地に庵を結んだ事に由来します。時を経て、宋の法式をとりいれた月輪大師がこの地に大伽藍を営み、寺地の一角より清水が湧き出たことにより、寺号を泉涌寺(せんにゅうじ)と改めました。この泉は今も湧き続けているそうです。仁治3年(1242)に四条天皇がこのお寺に葬られて以来、皇室とのゆかりが深く「御寺(みてら)」と呼ばれ親しまれています。(伽藍拝観料:500円)

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御座所の拝観もしました。(特別拝観料:300円)現在の御座所は、明治天皇によって御所内にあった御里御殿を移築したものです。玉座の間はもちろん、女官の 間など、御所内の様子がよくわかります。(京都御所の拝観は内部に入れないので、こちらで見るといいですね。)

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庭園の紅葉がとてもきれいでした。例年より1週間ほど遅いのではないかと思います。赤・黄・緑のコントラストがとても美しいです。

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泉涌寺 http://www.mitera.org/   以前もご紹介しています。【08/11/19ぶろぐ

その後、今熊神社への近道を通って・・・途中にある「来迎院(らいごういん)」へ寄りました。来迎院は泉涌寺派に属する仏教寺院でご本尊は阿弥陀如来です。寺伝によれば、空海(弘法大師)が大同元年(806)に唐で感得した荒神像を安置して来迎院を開創したとされています。弘法大師が独鈷を用いて掘られて湧水した名水「独鈷水」があります。

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大石良雄(内蔵助)が赤穂を退去後、外戚にあたる当時の来迎院長老を頼り、寺請証文を受け山科に居を構え、来迎院の檀家となっています。書院と茶席の含翆軒を設けており、元赤穂藩の同士と密議を行ったとも伝えられています。今でもお茶を頂くことができます。以前お邪魔した時、小泉元総理もここを訪ねられたという新聞記事が…飾られていました。(私の記憶が確かなら・・・)

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来迎院は参拝自由です。書院と茶席の含翆軒でお抹茶を頂けます。(500円)

その後、京都市内が一望できる「悲田院(ひでんいん)」へ・・・雲がたくさん出ていましたが、金閣寺の先、左大文字も見ることができました。

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悲田院はもともと仏教の思想にもとづいて設けられていた貧窮者や孤児の救済施設です。平安京には東西2ヶ所あったそうです。現在は泉涌寺の塔頭の一つです。参拝自由です。

続いて、今熊野神社をご紹介します。次のぶろぐにて。


京都の紅葉「奥嵯峨:あだしの念仏寺・愛宕念仏寺」(11.11.23)

2011年11月23日 | トミーズツアーご報告

今日は、トミーズツアー「奥嵯峨フリータイム」の現地ガイドをさせていただきました!先に前ぶろぐで、清凉寺から二尊院、祇王寺などをご紹介しました。(4時間のフリータイムなのでお客様は好きな場所を選んで拝観されます)

つづいて、今回のツアーで、最も紅葉がきれいな「あだし野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」です。約1200年前、弘法大師が野ざらしになっていた無縁仏を埋葬し、五智山如来寺を開創されたのが始まりのお寺です。境内には、8000体の石塔、石仏が並んでいます。拝観時間:約20分 拝観料:500円 *昨日も訪ねています。詳細は前日ぶろぐにて。

あだしの念仏寺  http://www.nenbutsuji.jp/

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境内には、短いですが、竹の路もあります。嵯峨野へ行かなくても写真撮影だけならこでもOKです。

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あだしの念仏寺の奥、一の鳥居のそばには400年前から続く「平野屋」さんがあります。名物「志んこ」は、米粉を使った外郎ようなお菓子に黒砂糖がのっています。冬は川魚料理、牡丹鍋、湯豆腐が楽しめます。以前、詳しくご紹介しています。【前ぶろぐ】このお店は奥が深いのですが…途中にある町並み保存館に模型があります。

平野屋 http://www13.ocn.ne.jp/~a0359/

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一の鳥居の先、トンネルの手前に「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」があります。本堂は鎌倉中期の再建によるもので大正11年に堂宇の保存のため、この地へ移築されました。拝観所要時間:約20分 拝観料:300円

愛宕念仏寺 http://www.otagiji.com/

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寺の復興を祈願して、昭和56年から一般の参拝者の奉納による羅漢像が個性的で、ユーモラスです。リーゼントの羅漢さん発見…

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ボクシング姿の羅漢さん・・・紅葉ツアーは上を見て歩きますが、ここは、下を見て、お気に入りの羅漢さんを見つけてくださいね。

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トミーズツアーご参加の皆様、本日はありがとうございました。つたない案内でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?なお「奥嵯峨フリータイムは」今週土曜日(11月26日)も出発します!どのくらい紅葉が進むか楽しみです。再び私がご案内させていただきま~す!

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富山発着京都日帰りバスツアー

http://www.enjoy-sks.co.jp/tommys/09-365/01.html#kyoto


京都の紅葉「厭離庵・二尊院・常寂光寺・祇王寺…」(11.11.23)

2011年11月23日 | トミーズツアーご報告

今日は、トミーズツアー「奥嵯峨フリータイム」の現地ガイドをさせていただきました!早朝富山を出発したバスは、順調に11:00頃、嵯峨の清凉寺へつきました。(4時間のフリータイムなのでお客様は好きな場所を選んで拝観されます)

「清涼寺」は、源氏物語の光源氏のモデルといわれる源融の山荘跡に、寺院を建立したお寺です。本堂には、寛和2年(986)に、宋から持ち帰った釈迦如来立像(国宝)が本尊として祀られているため「釈迦堂」ともよばれています。輪蔵(りんぞう)を1回転すると一切経読誦(どくじゅ)した功徳(くどく)が得られる経堂もあります。実際に回せます。  拝観所要時間:約30分 拝観料:本堂400円、経堂100円

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釈迦堂の西門を出てしばらくいくと「厭離庵(えんりあん)」があります。臨済宗天龍寺派の尼寺で、藤原定家の小倉山荘跡で、定家が百人一首を撰した場所といわれています。紅葉は色づき始めです。ここは紅葉の季節のみ公開されています。拝観所要時間:約10分 拝観料:500円

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「二尊院(にそんいん)」は、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っています。そのため二尊院と呼びますが、正しくは「小倉山二尊教院華台寺(けだいじ)」といいます。総門からの本堂までの参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、広い石段の脇の紅葉が見事です。紅葉は五分ぐらいです。拝観所要時間:約30分 拝観料:500円 

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本堂周辺の色づきは、まだ物足りない感じです。↓でも、十分見ごたえはあります。本堂に下がる五色幕、赤いもみじ、黄色い萩、イチョウ・・・色とりどりのコントラストが素敵です。以前、清凉寺とともにご紹介しています。【08/11/20ぶろぐ

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【写真左下】ちょっと足を延ばして「常寂光寺(じょうじゃっこうじ)」を覗いてみました。慶長年間(1596~1614)に開創され、本堂は慶長年間に小早川秀秋公の助力を得て、伏見桃山城客殿を移築し造営されています。仁王門の仁王像は運慶作と伝えられます。小倉山の中腹にあり斜面が多く、嵯峨野を一望できます。紅葉は…上の方は多少色づいていました。拝観料:400円 【写真右下】常寂光寺の手前にからぶきの「落柿舎(らくししゃ)」があります。元禄の俳人向井去来の遺跡です。芭蕉が嵯峨日記を記した場所でもあります。拝観料:200円

落柿舎 http://www.rakushisha.jp/

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「祇王寺(ぎおうじ)」は、平家物語に語られる悲恋、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、清盛の愛を失ったのち、妹と母とともに剃髪し隠棲した寺です。紅葉は色づき始めです。拝観所要時間:約20分 拝観料300円 以前もご紹介しています。【08/11/20ぶろぐ

祇王寺 http://www.giouji.or.jp/

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祇王寺の奥にある「滝口寺」です。平家物語の平重盛の家来の斎藤時頼(さいとうときより)と建礼門院の侍女横笛との悲恋の物語ゆかりの地として近年再興されたお寺です。表門のすぐ右奥(表門に向い)に鎌倉幕府を倒した悲運の武将・新田義貞の首塚があります。通常は、このあたりでいち早く紅葉しますが、今年は遅く、今がちょうど見頃です。拝観所要時間:約約10分 拝観料:300円

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つづいて、もっと奥嵯峨へ。化野念仏寺、愛宕念仏寺をご紹介します。次のぶろぐにて。

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富山発着京都日帰りバスツアー

http://www.enjoy-sks.co.jp/tommys/09-365/01.html#kyoto


京都の紅葉「奥嵯峨・あだしの念仏寺」(11.11.22)

2011年11月22日 | 京都市右京区

今日の京都は寒いけど良い天気~!奥嵯峨へ出かけました。

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町並み保存地区を歩いて、まずは鳥居本まで行きました。鳥居のそばにある平野屋さんは、テレビCMロケ地としても知られ、志んこというお餅が名物です。【前ぶろぐ

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そして、少し戻り、あだしの念仏寺へ・・・。入口のもみじがきれいに色づいています。約1200年前、弘法大師が野ざらしになっていた無縁仏を埋葬し、五智山如来寺を開創されたのが始まりのお寺です。

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化野(あだしの)の「あだし」とは、はかない、空しいという意味だそうです。この地は古来より葬送の地で、初めは風葬でしたが、その後、土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだところです。

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境内には、8000体の石塔、石仏が並んでいます。この景色は、よくサスペンスドラマなどで見ますが・・・。釈尊宝塔説法を聴く人々になぞらえ配列安祀してあり、賽の河原に模して「西院の河原」と名付けられています。

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あだしの念仏寺  http://www.nenbutsuji.jp/index.html

拝観料 大人:500円 中高生:400円 拝観所要時間30分~

以前も紅葉の季節にご紹介しています。【11/11/27ぶろぐ


京都の紅葉「東寺庭園」(11・11・21)

2011年11月21日 | 京都市南区

今日は東寺の弘法市でした。詳細は前ぶろぐにて。現在、特別公開で庭園内の五重塔内部拝観が実施されています。【写真左下】訪ねたのが午前中なので、五重塔を撮ろうとすると、逆光になります。まぶし~。【写真右下】現在一重めが工事中のようです。シートがかかっているのが残念。(><)

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内部拝観は、ここ↓からです。中にはガイドさんがいらっしゃるので、ガイドをお願いします!と頼めば案内してくれます。*拝観料は庭園拝観料に含まれています。

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ひょうたん池の周りの紅葉は、ボチボチ・・・。日の当たる場所はきれいに色づいています。ちなみに昨年の弘法市ではきれいな紅葉が楽しめました。10/11/21ぶろぐ】今年は10日ぐらい遅いですね~。

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今日は寒いから?亀が1匹だけ。暖かい日は、石の上に亀さんがタワーを作っています。(^^)

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【写真左下】春にはきれいな花を咲かせた、東北ゆかりの不二桜前ぶろぐ】の紅葉はまだのようです。【写真右下】毎年いち早く花を咲かせる御影堂の河津桜前ぶろぐ】の紅葉もまだでした。ソメイヨシノはすでに紅葉の盛りもすぎているのに、桜は品種によって開花も紅葉も時期がずいぶん違いますよね。

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東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料  庭園拝観:有料

*現在「五重塔内部拝観」など特別拝観中なので拝観料は、大人800円、高700円、小中500円です。庭園特別拝観所要時間:約60分 

駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。自転車は車の駐車場受付から入ると案内してくれます。(無料、ただし弘法市の時は利用できません。)

東寺はよく出かけています。【東寺周辺・弘法市:カテゴリ


今日は東寺の弘法さん(2011.11)

2011年11月21日 | 京都市南区

今日は東寺の弘法市でした。毎月21日、弘法大師に因んで行われます。今日は日が照って、少し寒め・・・こんなお天気は紅葉を進ませるんですよね~。寒くても、がまん、がまん。とはいえ、まだダウンジャケット着なくても平気な寒さです。(^^)V

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お天気ということもあり、今日はまずまずの出店、まずまずの人出です。

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この季節、そろそろお正月用品もでてきます。葉ボタンは1鉢100円~。毎年玄関先に、寄せ植えの鉢植えを飾る家が多いです。

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【写真左下】グレープフルーツのように大きな柚(@Д@;)1個300円・・・。【写真右下】お遍路さんのお店も出ています。*東寺の食堂(じきどう)は、四国八十八ヶ所、洛陽三十三ヶ所観音霊場の納経所となっています。

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食堂では、弘法市の時に、四国八十八ヶ所巡礼のお砂踏みができます。そして、その食堂のそばには・・・毎度楽しみのたい焼き。(^^;)今日のは特に皮がたっぷり~。

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今日のお昼のおかずに、鮒の煮つけ(1切300円~500円)を買って帰りました。身がしまってて、甘辛、とってもおいしかったです。

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東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料  庭園拝観:有料 

駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。自転車は車の駐車場受付から入ると案内してくれます。(無料、ただし弘法市の時は利用できません。)

東寺はよく出かけています。【東寺周辺・弘法市:カテゴリ

続いて、東寺庭園の紅葉の様子をご報告します。

*現在「五重塔内部拝観」など特別拝観中なので拝観料は、大人800円、高700円、小中500円です。庭園特別拝観所要時間:約60分