まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

新緑の嵐山・嵯峨野ウォーキング(3)祇王寺

2012年06月06日 | 京都市右京区

先日、嵐山・嵯峨野ウォーキングに行きました。先に法輪寺前ぶろぐ】、亀山公園野宮神社前ぶろぐ】をご紹介しました。

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野宮神社から、奥嵯峨野方面へ歩くと・・・以前はなかった?坂本竜馬や維新の志士の像が・・・もともとは別の場所にあったようですが、現在は個人宅の塀の前に設置されています。志士たちは嵯峨野のあたりも駆け巡っていたって事で。(^^;)?

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このあたりは小倉の里、小倉餡発祥の地です。平安時代の初めに弘法大師が中国から持ち帰った小豆を栽培して餡を作ったと伝えられています。*看板クリックで拡大

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左下写真:落柿舎の手前には嵯峨天皇の第八皇女の有智子(うちこ)内親王の墓があります。平安朝随一の漢詩の詩人として有名であり、初代の賀茂斎王(4歳の時)として有名です。右下写真:落柿舎(らくししゃ)です。松尾芭蕉の高弟として名高い向井去来がこのあたりで暮らしていたとされる場所です。

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右下写真:落柿舎の裏側にある向井去来の墓です。左下写真:西行法師が掘ったとされる井戸です。向井去来の墓の近くにあります。

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二尊院(右下写真)を通りすぎて、道を左にしばらく歩くと「祇王寺(ぎおうじ)」があります。平清盛の寵愛を受けていた祇王が、仏御前を清盛をひきあわせたことが原因で愛を失い、嵯峨野に隠れ住んで念仏三昧の日々を送ったとされる場所です。

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明治初年に祇王寺は廃寺となり大覚寺によって像などは保管されましたが、明治28年には元の京都府知事の北垣国道氏が嵯峨にある別荘の一棟を寄付されたそうです。現在は大覚寺の塔頭のひとつになっています。境内は、庭の苔と新緑のもみじがとてもきれいです。右下写真に白い猫がいます。以前も見たような・・・住んでるのかな?

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祇王のもとには、妹の祇女、母の刀自、そして清盛のもとを去った仏御前が共に暮らしたそうです。仏間には、それぞれの像が安置されています。写真の上段の左から仏御前、清盛、本尊の大日如来像、下段の左から妹の祇女、祇王、母の刀自です。

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境内には、鎌倉時代の作とされる、祇王、祇女、母の墓(左)、清盛の供養塔(右)があります。同行したirohaさんが頂いた「御朱印」です。ここは紙を貼るタイプです。

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祇王寺 http://www.giouji.or.jp/  拝観料:300円 拝観所要時間:約20分

このあたりは、昨年紅葉の頃にもご紹介しています。【前ぶろぐ

続いて、ランチの後は大覚寺へ。次のぶろぐにて。