昨日、東山の高台寺へ行ってきました。しだれ桜がちょうど満開でした。その後、近くの霊山護国神社へ行ってきました。維新の道(写真:左下)をのぼったところにあります。
京都霊山(りょうぜん)国神社は、明治元年(1868)に、明治天皇から「維新を目前にして倒れた志士たちの御霊を奉祀するために、京都・東山の霊山の佳域社を創建せよ」との詔が発せられたことによりはじまります。そして京都の公家や山口・高知・福井・鳥取・熊本などの諸藩が相計らい京都の霊山の山頂に、それぞれの祠宇を建立しました。日本初の招魂社で、その歴史は靖国神社より古いそうです。
山の斜面には、明治維新史跡には、近代日本の礎をきずき、若くして散った志士たちの御霊がまつられています。坂本龍馬と中岡慎太郎の墓もならんでいます。大河ドラマ「龍馬伝」の影響もあり、たくさんの人が訪ねていました。龍馬の最期の様子は写真:左下の立て看板をクリック拡大すれば文字が読めます。*史跡(墓地)へ入る場合は、大人300円、小人200円がかかります。
墓地からは、京都市内を見渡すことができます。八坂の塔が見えます。志士たちが夢見た日本の姿はどうでしょう?今、どんな想いで眠っておられることでしょう。
第2次世界大戦の東京裁判において判事を務め、同裁判の11人の判事の中で唯一、被告人全員の無罪を主張したパール博士の顕彰碑も建てられています。瀬島龍三氏が委員長を務める顕彰碑建立委員会によって建てられたものです。瀬島氏(故人)は富山県出身なので、何度か講演会でお話を伺ったことがあります。思わぬところで懐かしいお名前を見つけました。墓地をまわりながら、まじくんと明治から昭和にかけての歴史や戦争の話をしました。どの程度理解できたかは不明ですが、よい機会となりました。
京都霊山護国神社 http://www.gokoku.or.jp/index.html
帰りに幕末維新ミュージアム(霊山歴史館)の「大龍馬展」を見てきました。
入場料は特別展なので、大人700円、高校生400円、小中学生300円です。幕末に深く興味のない私は・・・思わず「高っ!」」と思いましたが、見ているうちにどんどん引き込まれ、とても見ごたえのある展示でした。「龍馬を切った刀」(3月中展示)など迫力の品がいっぱいでした。 ねねの道から、維新の道といわれる坂道を上がるのはけっこう大変ですが、ぜひ一度訪ねてみてください。今週末は、周辺の桜が見頃だと思います。