まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都文化博物館「NHK大河ドラマ特別展 八重の桜」見てきました

2013年07月31日 | 京都市中京区

先日、京都文化博物館で開催中の「2013年 NHKドラマ特別展 八重の桜」へ行ってきました。

Dsc04034_3八重は、会津藩の砲術師範であった山本権八・佐久の子として生まれ、1868年の戊辰戦争時には、戦死した弟、三郎の軍服を着て、鶴ヶ城に籠城(ろうじょう)します。

ちょうど、今月放送された大河ドラマがそのあたりでした。一昔前のドラマとちがい(過度な脚色もありますが)リアル感もあり、つい感情移入してしまいます。鉄砲を撃ったあとに冷静に発する「命中」の言葉・・・戦争シーンの鉄砲の的は人ですから、なんとも言えない重い気持ちになります。

展示は4階と3階にテーマごとに分かれています。展示品の中には、津藩主松平容保が孝明天皇から賜った御宸翰(天皇自筆の書)、それを納めた錦袋などもあります。宸翰はかなり状態が良く、肌身離さず持ってたとはいえ、とても大事にされていたことがわかります。また、芯の強さをうかがえる照姫(容保の義姉)の書もあります。他には、籠城して攻撃された直後の鶴ヶ城の写真パネルが展示されています。多い日で1日2000発の砲弾をあびたというお城ですが、見た目は、思ったより損傷が少なく態を保っています。(ドラマで見るよりも損傷が少ない気がします)

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会津藩の敗戦後は、八重は兄の山本覚馬を頼って京都に移ります。京都最初の女学校「女紅場(にょこうば)」の教師となり、やがて、同志社の創立者となる新島襄と出会い、その翌年に結婚します。男女の平等を望み、レディファーストを貫く八重の生きざまを、襄は「ハンサム」と評したそうです。

後半生の展示は、八重のハンサムな生き方、八重と襄の暮らし、近代化する京都の姿がわかります。なお、八重の兄の山本覚馬は、天皇が東京へ移られてからの京都の近代化に大きくかかわっています。

この展示会は、ドラマ八重の桜を見ていなくても、幕末の京都の歴史が楽しめます。ちょうど、ドラマも会津から京都へ舞台が移る時で、たくさんの人が展示会を楽しんでおられました。(待ち時間があるほどではないです)

京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp 見学所要時間:60分~ 

NHK大河ドラマ特別展 八重の桜 は9月1日(日)まで。月曜休館


美術館「えき」KYOTO「機関車トーマスとなかまたち」見てきました

2013年07月29日 | 京都市下京区

昨日、JR京都伊勢丹で開催中の「絵本原画展 きかんしゃトーマスとなかまたち」へ行ってきました。

Dsc04027「トーマス・・・いくらなんでも卒業やし~」と、引き気味のまじくんに「絵本展でなく原画だよ?きっと面白いよ~おもちゃ買ってあげるよ~」と、連れ出しました。

日曜日だからか?トーマスだからか?子連れのパパさんがすごく多かったです。女の子は少し退屈気味に見えました。電車にリアルな顔がついてる・・・よく考えれば不思議。ちなみに、まじくんは「おもちゃ、いらへん」でした。(^^;)まぁ、そうでしょ。

“きかんしゃトーマス”の誕生は、原作者であるウィルバート・オードリー牧師が、病気で寝込んでいた息子を元気づけるために聞かせた蒸気機関車の話が始まりです。
そのお話は、1945年に「The Railway Series」として出版され、日本では1973年に「汽車のえほん」シリーズとして発行されています。現在、NHKで放映されており、ナレーターは、あの独特の口調の森本レオさん・・・と、思ったら現在は、ジョン・カビラさんなんですね。

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原作者のウィルバート・オードリー牧師は、絵を描くのがあまり得意ではなかったので、挿絵は専門の画家が担当したそうです。今回の展覧会では、3組4人の画家が描いた絵本原画を約170点が展示され、中には日本未出版の本の挿絵もあります。時代や作家によってタッチも変わり、精密画のようなもの、劇画調のもの、いろいろです。*小さな子供が遊べるコーナーなどはありません。ただし絵本、お土産コーナーはあります。 

JR京都伊勢丹 http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/

トーマス原画展詳細はこちら 8月12日まで


鴨川の川床行ってきました。「佐曽羅 EAST」

2013年07月28日 | グルメ・お土産

先日、鴨川の川床へ行ってきました。川床とは?かわどこ?かわゆか?・・・貴船の「かわどこ」と、高雄そして二条大橋から五条大橋の辺りまで連なる「かわゆか」の違いは床の組み方の違いです。貴船は、川面から低い位置に床が組まれ、床の間のようなところから「かわどこ」と呼ばれ、高雄や鴨川は川面から高い位置に床を組み、高床式なので「かわゆか」と呼ばれるようになったそうです。最近は「納涼床」という言い方もあります。

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昭和30年頃には50軒ほどだった鴨川周辺の川床も、現在は約100軒あります。(申請数)以前は、川床=京懐石=高い・・・イメージだったのが、今は、和洋中、居酒屋もあればレストランもあり、値段も幅広く、座敷、椅子席など気軽に楽しめるお店が増えました。今回は、先斗町(ぽんとちょう)にある「佐曽羅 EAST」さんへ入りました。ちなみに「ぽんと」とはポルトガル用語の「先端、突き出す」という意味のカルタ用語で、人々が河原へ突き出た新河原を洒落て呼んだ南蛮語に先斗の文字を当てはめたという説があるそうです。

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午後7時ごろでもこの明るさ・・・向う岸の南座前ぶろぐ】、菊水前ぶろぐ】などを眺めながら、乾杯!鉄板焼き、ステーキのお店のバーなので、お肉系の料理が多いですが、冷奴や枝豆などもあります。

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お値段は、おつまみ皿は1000円前後、カツサンドは2,000円ぐらい~です。他にコース料理もあります。なお、このお店の川床席は席料が別途かかります。(1人1,000円)

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鴨川を眺めながらのんびり・・・いつの間にか暗くなって・・・あれ?さっきいたカップル、まだ川岸に座ってる?なお、今回は、蚊に刺されず、一安心。よく刺されるタイプσ(^^;)

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佐曽羅イースト(参考サイト) こちら 

京都鴨川納涼床協同組合 http://www.kyoto-yuka.com/index.html

鴨川の川床は5月から9月まで。5月と9月のみ昼床【前ぶろぐ】もあります。


京都水族館「里山教室」第3回:稲の成長記録に参加しました

2013年07月26日 | 京都市下京区

先日(20日)、京都水族館のスペシャルワークショップ「京都水族館の里山教室」への第3回目へ行ってきました。田植え体験や稲の収穫体験などに加え、田んぼやその周りにすむいきものを観察し、里山と人といきものの関わりについて季節の移り変わりを通して学ぶ、8ヶ月間毎月開催をするプログラムです。1回目【こちら】2回目【こちら

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朝から暑い一日、朝いちばんじゃ人も少ないなぁ・・・なんて思って入ったら、館内には結構な人。早い学校はこの日から夏休みでした。右下写真:ワークショップのスペースがリニューアル。カフェ風で落ち着いた空間になりました。ここで、持込のお弁当を食べるのもOKみたいです。

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受付、挨拶を済ませ、さっそく里山教室の第3回目がスタート。今回もの成長と里山の生き物を観察します。

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5月に植えた稲は、2ヶ月で1メートル近くになりました。あまりの大きさにびっくり。(@Д@;)わずか5~6本植えた苗が、どんどん増えしっかりとした株に成長しています。

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すでに、稲穂が上がっているものもありました。里山には、稲の他にもさまざまな植物が植えられています。観察している田の背後には、京野菜のひとつ「鹿ケ谷(ししがたに)かぼちゃ」が植えられています。瓢箪型の珍しいかぼちゃで、京都では昨日行われた「かぼちゃ供養」に振る舞われるものとして知られています。かぼちゃ供養、かぼちゃの詳細など【前ぶろぐ】にて。

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里山の鹿ケ谷かぼちゃには小さな実がなっています。すでにひょうたん形なのですね~。(^m^)右下写真:オイカワ・・・雄の繁殖準備が整ったしるし(婚姻色)の赤い色が体にでています。

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観察の後は、まとめです。里山スペースには、確認できるだけでも、18の生物がいました。魚などは持ち込んだものですが、昆虫は自然に外から入ってきたもので、この後もどんどん増えるのでしょうね。そのうち、ホタルも飛ぶかも。(^^)

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この日、訓練なのか?緊急なのか?ヘリコプターが着陸してました。プロペラの音がすごくて、ペンギンもイルカたちもびっくり・・・。

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現在、マンガ「釣りキチ三平」作者矢口高雄氏と、「京都国際マンガミュージアムの協力のもと、企画展示「釣りキチ三平と魚たち展」を、2013年7月13日(土)~9月1日(日)の期間に開催しています。

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記念して、あゆドックも販売中・・・パンに鮎の塩焼き(^^;)味が気になる方は、写真クリックで拡大。詳細が書かれています。先月はカエルの卵スープ・・・。

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ワークショップは、すぐ参加できるイルカのサンバイザー作りと、当日予約が必要のオオサンショウウオ水槽作りです。事前にサンショウウオを観察してから、水槽を作ります。京都水族館には30を超えるオオサンショウウオが飼育されています。在来種と外来種の交雑種のため、繁殖はさせず、数十年をかけて在来種を増やす活動を続けるそうです。*今回のワークショップは2つとも無料です。

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【おまけ】先月、里山ゾーンで抱卵していた鴨にヒナが誕生。この日はすでに、塀の隙間(左下写真)から旅立った後でした。どこへ?と、思ったら・・・梅小路公園の池で元気に泳いでいました。来年もやってくるかな~。

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京都水族館 http://www.kyoto-aquarium.com/  入館料について 

営業時間:9:00~17:00 見学所要時間:60分~90分 *市バス1日乗車券等で割引あります。ローソンで前売り券発売

駐車場については以前詳しく書いております。【前ぶろぐ】【前ぶろぐ京都水族館はよく出かけています。【京都水族館:カテゴリ



鹿ケ谷:安楽寺「かぼちゃ供養」行ってきました。2013

2013年07月25日 | 京都市左京区

今日からまじくんの夏休み(><。)午後から鹿ケ谷にある安楽寺の「かぼちゃ供養」へ行ってきました。安楽寺は、もともとは、現在の地より東の山中にあった浄土宗の念仏道場でした。その道場で、住蓮(じゅうれん)上人と安楽上人が勤める声明の美しさに魅せられた後鳥羽上皇の女御である松虫と鈴虫姉妹が出家してしまい、それに怒った上皇は2人の僧を断首に処したという哀しい話があります。

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かぼちゃ供養は、毎年7月25日に京の伝統野菜である瓢箪のような形の「鹿ヶ谷かぼちゃ(ししがたに)」を煮炊きしたものを参拝者にふるまう行事です。江戸時代に、このお寺の僧が、土用にかぼちゃを食べると中風(脳卒中)除けになるというお告げを受けて始まったそうです。戦時中は中断したものの200年以上続く行事です。

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拝観料は500円、かぼちゃの煮物と冷茶が頂けます。小学生は参拝無料(かぼちゃなし)です。あっさり、しっとりした味のかぼちゃで、皮まで柔らかくておいしかったです。(かぼちゃ煮は持ち帰り用もあります:500円)

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本堂では寺宝の虫干しが行われていて、30分ごとに説明があります。今日は久しぶりに訪ねましたが、以前訪ねた時【前ぶろぐ】と違って、イベント?学生の文化祭?みたいで・・・なんか風情がなくなったような・・・。まぁ、世代交代ですかね。^^

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鹿ケ谷かぼちゃは、京都の伝統野菜です。ひょうたん型のかぼちゃで、もともと京都の東山あたりに住んでいたお百姓さんが、津軽に旅した際、種を持ち帰り鹿ケ谷のお百姓さんに分けてあげ、育ててところ、何年か後にひょうたん型に変形したかぼちゃが出来たそうです。京都では「おかぼ」と呼ばれ親しまれていたのですが、最近は普通のスーパーでは見かけません。また、すでに鹿ケ谷には農家がほとんどなく綾部や上賀茂で栽培されているようです。

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門前の露店で、鹿ケ谷かぼちゃを1個買ってきました。終了間際だったのでお安くしていただきました(定価は1,500円)・・・重くて立派なかぼちゃをまじくんと2人で下げて帰りました。(^^)青いままでは食べれず、しばらく寝かして皮が黄色くなって粉がふいた頃が食べごろです。かぼちゃの断面が気になる方(^m^)は【前ブログ】にて。

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安楽寺 http://anrakuji-kyoto.com/ 通常非公開(春秋に一般公開)

駐車場はありません。哲学の道の中程、1本山側(東)の道です。拝観所要時間:20分~


祇園祭「花傘巡行」見てきました。2013

2013年07月24日 | 京都の祭

今日は、祇園祭の「花傘巡行」を見てきました。明け方からずっと雨で、ちょっと心配でしたが、八坂神社を出発する10時頃には雨もあがり一安心でした。まずは、御旅所にお参りし・・・その後、寺町通のアーケードへ・・・。ここで見学すると、暑さも気にならないし、巡行がくるまでの時間も退屈せずに過ごせます。巡行が近づくと案内放送も流れるので、わかりやすいです。

花傘巡行は、その昔、山鉾巡行が、7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回にわかれてましたが、昭和41年に後祭が17日に合流し、後祭の行事が喪失したために興されたのがはじまりだそうです。ちなみに、今年の山鉾巡行は32基+大船鉾(唐櫃)でした。

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行列は、大きな御幣を持った神職さんによる先祓(さきばらい)から始まります。その後、かわいい子供みこしが賑やかに数基続きます。結構長い行列で・・・過ぎた後は、しばらく行列が途切れます。

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・・・しばらくすると、花傘巡行の旗がやってきます。

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獅子もやってきます。去年はすでに夏休みだったので、まじくんが噛んでもらってたのですが・・・さすがに、σ(^^;)無理かな~。ご祝儀なくても誰でもOKなんですけど。

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馬に乗ったかわいい児武者(こむしゃ)もいます。子供たちも大変ですが、このお囃子の中、行儀よく歩くお馬さんもすごいな~って、毎年思います。きれいな花傘もたくさん来ます。

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そして、久世六斎のお囃子、きれいどころも続々・・・。

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かわいい鷺踊、最後に、祇園囃子(今年は船鉾さん)・・・。

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で、あれれ?最後の救護車輛・・・もう、終わっちゃった。今年は短かったような気がする。気のせい?ぼけーっとして、見逃した。σ(^^;)??

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とりあえず、巡行の後を少しだけ、ついていきました。17日の山鉾巡行ほどの人出ではないですが、それなりに、賑やかかです。(^m^)

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花傘巡行、以前の様子は 2012  2011  2009  2008 2007

以前の巡行と比べると、やっぱり今年は短かったような・・・。なお、来年は、後祭が復活、巡行を旧来の形に戻そうという計画があるそうです。ただし、決定の有無、詳細はまだ未定です。

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/



「京のゆかた祭り」行ってきました。2013

2013年07月23日 | 催し物・ニュース

先日(19日)、京都国際ホテルで行われた「第38回 京のゆかた祭り」へ行ってきました!いつもお世話になっている「岩田呉服店」さんにご招待していただきました。(入場券はゆかたまつり参加加盟店で無料でもらえます)ゆかたまつりは、午後5時30分から9時30分まで行われていて、その間、ステージでは歌やダンスなどたくさんのイベントが行われます。

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今年は友人家族と一緒です。浴衣で一緒に出掛ける友達が増えるのはとってもうれしいです。右下写真:うちわを買うと名前を書いてくれます。舞妓さんのうちわと同じで本格的。(^^)ちなみに、8両でした。(800円相当?)

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アウトレットもお得な品がいっぱい。タイガーズの手ぬぐいも半額でした、(^^)Vその他は、ゲームや抽選会の景品です。

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ほかの会場ではカラオケ大会もあります。人の歌を聞くのが苦手な人は、別会場が良いかも。(^m^)メイン会場では、今年もオールディズで盛り上がりました。

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今年は最後にメイン会場で行われる大抽選会はありませんでしたが、随時、抽選会が行われ、自転車や浴衣が当たった人もいっぱい、空くじなしでした。ここ数年、ずっと参加していますが、今年も満喫させていただきました。参加者のほとんどが地元の人なので、浴衣をきれいに着こなしている人が多く、とっても勉強になります。今年は落ち着いた色合いの浴衣が多かったです。

京のゆかたまつり(京都織物小売協同組合) http://www.kyo-ori.com/

ゆかたまつりの昨年の様子は【前ぶろぐ】にて。

 


下鴨神社「御手洗祭」へ行ってきました。2013

2013年07月22日 | 京都市左京区

一昨日の夕方、下鴨神社の御手洗祭へ行ってきました。平安時代、季節の変わり目に貴族は禊祓いをして、罪や穢れを祓っていたそうです。現在では、京の夏の風物詩として知られています。 土用の丑の日に、境内の御手洗池に祀られている御手洗社において「足つけ神事」が行われます。御手洗池の中に足をひたせば、罪やけがれ、疫病や安産にも効き目があるといわれています。「みたらし祭」は、土用の丑の日前後4日間、今年は7月19日(金)~22日(月)、5:30~22:00に行われています。

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訪ねたのは午後5:00頃・・・少し涼しくなり始めたからか、すでにたくさんの人でした。去年は3時頃に訪ねたので待たずに済みましたが、今年は20分ぐらい待ちました。本殿に参拝してから1人200円のお供え料を払い、ろうそくを1本もらい、裸足になって御手洗池へ入ります。(靴を入れるビニール袋がおいてあります。今年は女子更衣室はなかったです。)

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水深は最大40センチほど、大人のひざあたりです。この御手洗池は普段でも入れます。(前ぶろぐ:時期によるのかな?)

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御手洗池を歩いて、途中ロウソクに点火しお供えした後は、池から上がり再び靴を履きます。足ふき用のタオルを持参するとよいです)靴を履いたら、御神水を頂きます。ボトル入りの御神水の授与がありますが、ペットボトルや水筒を持参すると氏子の方がその場で水を入れてくれます。(志納)

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足形の祈祷木に名前を書いて、御手洗社に納めます。(希望者のみ)1枚に1名記入・・・200円です。名前と年齢を書いて・・・まじくん、母に気づかいしてか、書いた年齢が見えない様に裏側にして水に浮かべてくれました。(^^;)

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足つけ神事が終わったら、気持ちもスッキリ!露店を楽しみました。(^^)射的、ラッキーボール、コイン投げ(子供は300円で楽しめます)昨日は友人家族と一緒でした。楽しかった~。

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夕暮れになるとともにたくさんの人が押し寄せ、歩くのも大変なくらいに・・・。夜の御手洗池も神秘的で素敵でしょうね~。子どもたちが大きくなったら、夜に参加してみたいです。あ・・・大きくなったら一緒に出掛けてくれないかも~。(TmT)

下鴨神社 http://www.shimogamo-jinja.or.jp/

参拝:無料 駐車場:30分150円  拝観所要時間:60~90分

御手洗祭は22日まで。昨年の様子 2010  2012

 


東寺の「弘法市」行ってきました。(2013.7)

2013年07月22日 | 京都市南区

昨日は、東寺の弘法市でした。毎月21日、弘法大師の御命日に因んで行われます。弘法大師は東寺を真言宗の根本道場、高野山を修練の場として、二大寺を特に大切にされ、承和2年(835)3月21日、62才に高野山にてご入定されています。

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写真を見てるだけで暑そう・・・昨日の京都の最高気温は35℃でした。暑さのせいか、お店も気持ち少なめ、お客さんも少なめでした。

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いつもなら、人で歩けないほどの通路も、ガラガラ・・・。外人の観光客の方が目立ちました。骨董や和服、外人さんに人気の露店もたくさんあります。

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お坊さんの姿をなかなか見ることはないのですが、毎日決められた時間に弘法大師へのお参りが行われています。ちょうど、その時間だったようです。

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今月初めのガラクタ市では咲き始めだったは、たくさん咲いていました。背の低い八重咲の花です。

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右下写真:以前購入したのびのびくん・・・夏だから?サングラスバージョンになっている。(@Д@;)1個400円。水をかけて育てると背中から草が生えます。【こんな感じ

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帰りに門前の川魚店で天然ウナギのかば焼きでも・・・って思いましたが、小さめでも1尾3,500円(@Д@;)値段でバテそう。無理(TmT;)でも、さばきたて、炭火焼のうなぎはとってもおいしいのですよ・・・2年前は2尾で4,300円、3年前は2尾で2,900円・・・。

 

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今回のお買い物です。いつものたい焼き3尾(300円、1個サービス) 、竹箒(500円)、なす(1袋100円)賀茂ナス(箱入り500円のところ閉店セールで200円)←めっちゃお得。(^^)V

 

東寺 http://www.toji.or.jp/  参拝:無料  駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。

弘法市~東寺縁日 http://www.touji-ennichi.com/ 


祇園祭「山鉾解体」見てきました。&近くでランチ

2013年07月21日 | 京都市中京区

今年も祇園祭の山鉾巡行を見てきました。1番目~10番目の様子11番目から23番目の様子は、24番目から33番目の様子にて。私が見た場所は烏丸御池あたりです。9:00頃に動き始め、くじ改め、2度の辻回しを経て、11:00過ぎに先頭の長刀鉾が御池通りに入ります。すべてが通過するのは13:30頃・・・終了後、順に交通規制が解除され、あっという間に片付けがはじまります。

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御池通りを通過した山鉾は新町御池で再び辻まわしを行い各町内に戻っていきます。狭い路地を行く山鉾の後をたくさんの人がついていきます。私は人の流れで「鯉山」「八幡山」の後をついていきつつ・・・

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解体中の「役行者山」へ。先ほど撮れなかった御神体がばっちり撮れました。このまま解体を見てようかとも思いましたが、舁手(かきて)の方が、その場で着替え始められましたので・・・退散。(^^;)

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お腹もすいてきたので、すぐ近く姉小路室町にある「シトロン シュクレ」さんでランチを頂きました。シトロンとはレモンの事、レモンを主役にした女性に人気のお菓子のお店です。【追記】このお店は2014年3月に閉店しています。

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ランチ:トゥレトゥールプレート(1,000円)を頂きました。アボガドのケークサレ(真ん中の食パンみたいな形のもの)が、とってもおいしかったです。レモンタルトは、私にはけっこう甘かった。(><。)飲み物も同じプレートで来るので、この季節は冷たい飲み物がいいかも。

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Citron 京都 http://www.citron-kyoto.com/

のんびりランチを頂いた後、再び山鉾町へ戻ると・・・骨組みが残ってました。真木(しんぎ:山の上の木)が外してあるものもあれば、まだ立ってるのも・・・。解体の仕方もいろいろなんですね。

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↓祇園祭の花「檜扇(ひおうぎ)」です。檜の薄板をつなぎ合わせて作る扇に葉が似ていることから名前が付けられました。黒い実をつけることから魔除け・厄除けの信仰があり、祇園祭を象徴する花として、あちこちに飾られています。

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室町通を下がって、烏丸通へ・・・「菊水鉾」の解体にはたくさんの人でした。巡行時には見れない鉾の中も覗けます。釘を使わず縄のみで組み立てるため、永年使用ができるそうです。

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通路ギリギリ、狭い場所での鉾建て、解体は大変でしょうね~。持ち上げるのも人力です。【こちら

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右上写真「月鉾」です。↓軒回りには円山応挙の草花図(1784)、源氏五十四帖になぞらえた扇面散図(1835)、左甚五郎作と伝わる白兎。亀、巻貝・・・さすが動く美術館の異名を持つ豪華絢爛な月鉾です。*写真クリックで拡大

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・・・と、いう感じで、解体時も楽しめる祇園祭山鉾巡行でした。祇園祭はまだまだ続きます。この後は24日の花傘巡行です。昨年の様子は【こちら

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

【おまけ】鉾と山の違いは?・・・おさらいです。直径2m前後の車輪、全体の高さが約25m、屋根まで約8m・・・屋根からまっすくのびた先に鉾頭(金属製)がつき、途中に榊がついているのが「鉾」です。(左下写真)同じ形のように見えても、先が真木(松)が立ってるのが「山」です。この形の山は2基のみです。後祭の「北観音山(中下写真)」「南観音山(右下写真)」です。

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前述の鉾とは形が違い金属製の鉾が立ってなくても「鉾」と呼ぶものがあります。写真下左から、船鉾、綾傘鉾(2基ある)、四条傘鉾です。

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これ以外、20人前後の舁手(かきて)が担いで、真木(しんぎ:山の上の木)があるものが「山」です。屋根があっても、傘があっても、桜が咲いてても・・・必ず真木がのっています。

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ただし、山の特徴の真木が立ってなくても「山」と呼ぶものもあります。カマキリが乗ってる「蟷螂山」、舞台になってる「橋弁慶山」「浄妙山」です。

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わかりますか~(^^;) 「囃子方が乗ってる」もしくは「お囃子を連れてる」のが「鉾」・・・例外は、南観音山と北観音山(囃子方が乗ってるけど真木が立ってる)。これ以外は全部「山」。これで、どうでしょう?よけい、わかんなくなった。(^^?)


祇園祭「山鉾巡行」見てきました。(24~33番目)2013

2013年07月20日 | 京都の祭

先日、祇園祭の山鉾巡行を見てきました。1番目~10番目の様子11番目から23番目の様子は前のぶろぐにて。続いて・・・後祭の巡行です。来年からは前(さき)祭の巡行が17日、後祭の巡行を24日に行う計画があるそうですが決定はしていません。なお今年は24日に花傘巡行が行われます。【昨年の花傘の様子

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24、橋弁慶山(はしべんけいやま)・・・弁慶と牛若丸が戦う姿を現しています。少し大きめサイズの山の上は、舞台として風流の趣向をみせていた時代の形式を伝えています。山の上には五条大橋ものっています。胴懸は葵祭の綴織です。

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25、北観音山(きたかんのんやま)・・・神話や史話をテーマにした山鉾の中で、仏教色の濃い楊柳観音を祀っています。後ろに柳の大枝を差しています。巡行後には厄除けとして一般に授与されます。真松の枝には鳩がとまっています。

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26、黒主山(くろぬしやま)・・・御神体は平安時代の歌人、大伴黒主で、桜を見上げている風情を表しています。一部の古い資料には西行ざくらと記したものもあり、西行法師ではないか?という説もあるそうです。桜花は翌年の厄除け粽に添えて授与されます。スタイリッシュな舁手の衣装や限定品の授与など注目の山で、食べられる粽を初めて授与したのも黒主山です。

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27.浄妙山(じょうみょうやま)・・・平家物語の宇治川の合戦の様子をあらわしています。僧兵の頭上を一来法師が飛び越えて先陣をとる場面です。胴懸は昭和60年に新調された長谷川等伯原画の柳橋水車図です。この山も、前出の橋弁慶山と同じように山の上を舞台とみなしています。

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28、役行者山(えんのぎょうじゃやま)・・・御神体は修験道の開祖、役小角の等身大像です。(撮れず・・・)応仁の乱以前から変わらずある山で、町名も昔から変わっていません。切符入りのお祓いは神官でなく修験道の大本山聖護院から山伏が参詣して護摩供を行うのだそうです。

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29、南観音山(みなみかんのんやま)・・・北観音山と同じく楊柳観音を祀っています。真松には尾長鳥がのっています。宵山の夜、御旅所と町内を往復する日和神楽を行い、その後、この山だけの「あばれ観音」という蓮台に観音様を乗せて縛りつけ、ゆすりながら歓声を上げて町内を3周する行事が伝わっています。北観音は男、南観音は女という言い伝えがあり、不祥事のないように観音が荒行して身を慎むためというのが理由の一つです。また、今年は山鉾で唯一、3人の女性の囃子方が乗っていました。

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30.鈴鹿山(すずかやま)・・・御神体は山鉾中で随一の美女像として名高い鈴鹿明神という女神様です。(巡行中は神面をつけているため素顔は見えません)真松にはたくさんの絵馬が吊るされています。巡行後、町内に盗難除けのお守りとして授与されるそうです。舁手の白麻の装束が他とは一風違います。

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31、八幡山(はちまんやま)・・・町内守護の八幡社を勧請する山で、鳥居には左甚五郎の作といわれる2羽の鳩が飾ってあり、夫婦和合の象徴として人気があります。また、授与品の鳩笛や鳩鈴は夜泣き封じとして信仰を集めています。

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32、鯉山(こいやま)・・・左甚五郎の作と伝えられる木彫大鯉がのっています。黄河の中流にある竜門の滝は地勢が険しく魚類はさかのぼれませんが、これをのぼりきった魚は龍となって昇天するという話を表しています。真松から麻緒を垂らし竜門の滝を表しています。

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↓鯉山の懸装品は16世紀のベルギー製で、1枚の毛綴を6枚に裁断しパッチワークのように組合わせた珍しいものです。右下写真:大船鉾の旗

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32、大船鉾(おおふねほこ)・・・かつて、後祭の最後尾を進んだ鉾で、幕末の蛤御門の変の大火で鉾が焼失し長く休み鉾となっていました。神面と懸装品はいまに伝えられ、昨年同様、今年も唐櫃に納められ、お囃子と共に巡行に参加しています。来年はいよいよ完全復活!

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現在、復興準備中の大船鉾は、京都駅前のヨドバシカメラビルの北東角に展示されています。(水曜休・見学無料)室内で見ると小さく見えますが、実際に装飾を施し巡行すると、船鉾の1.5倍あるそうです。

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室内に入って、鉾を間近に見ることができます。関連展示やビデオもあります。

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以前、宵山で町会所に祀られた懸装品を見たことがあります。【前ぶろぐ

大船鉾 http://www.ofunehoko.jp/

以上、33基、2013年の巡行順にお伝えしました。今年はそれほど暑くなく(十分暑いけど・・・)なんとか、全部を見ることができました。来年か らは巡行が前祭と後祭に分かれ、もしかして33基が揃うのは最後かも?しかし、前後に分かれての巡行の詳細はまだ決定していません。どうなるかな~?

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/  この後は巡行の後の様子とランチをご報告します。次のぶろぐにて。


祇園祭「山鉾巡行」見てきました。(11~23番目)2013

2013年07月19日 | 京都の祭

先日、祇園祭の山鉾巡行を見てきました。1番目の長刀鉾~10番目の油天神山の様子は前のぶろぐにて。続いて・・・

⑪伯牙山(はくがやま)・・・明治3年までは琴割り山と呼ばれていました。友人で琴聴きの名人の死を悲しみ、弦を絶って二度と琴を弾かなかった伯牙の話に基づいています。御神体の伯牙像は2メートル近くで十三弦の琴を携えています。

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⑫占出山(うらでやま)・・・御神体人形の神功皇后は、懐妊中に新羅出兵し勝利したとの伝説より、着付けの際に腹帯を締めるそうです。(非公開)平成19年から復元新調に着手し今年完成、お披露目した「三十六歌仙図肉入刺繍」がひときわ輝いていました。町会所で間近で見ましたが立体的でとても美しかったです。【前ぶろぐ朱傘を初めて用いたとも伝えられています。

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⑬月鉾(つきほこ)・・・鉾頭に三日月をつけています。見送は皆川月華作の花鳥図染織繍「黎明図」です。立葵などが紡錘状に描かれています。

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⑭孟宗山(もうそうやま)・・・病気の母の好物であるタケノコを雪の中掘り当てたという逸話に基づいています。真松や御神体には雪にみたてた綿が飾られています。胴懸のラクダの図は平山郁夫氏の原画、見送は、竹内栖鳳筆の「孟宗竹林図」です。明治戦前を代表する画家、竹内栖鳳氏は八坂神社の氏子だったそうです。

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⑮四条傘鉾(しじょうかさほこ)・・・昭和60年、117年ぶりに本体が再興された鉾です。滋賀県に伝わるケンケト踊りを参考にした子供たちのお囃子がとてもかわいいです。

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⑯霰天神山(あられてんじんやま)・・・その昔、京都が大火に遭った際に、急に霰が降り鎮火。その時に霰と共に降ってきた小さな天神像が降りてきて祀ったのが山の起こりです。胴懸は、上村松篁、上村淳之親子の下絵によるものです。

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⑰菊水鉾(きくすいほこ)・・・町内にあった菊水井戸にちなんで名づけられています。稚児人形は、菊の露を飲んで700年(300年?)生き続けた少年をあらわし、右手に柄杓、左手に盃を持っています。唐破風造りの大屋根が他にはない特徴です。

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⑰芦刈山(あしかりやま)・・・御神体の小袖は、全山鉾中で最古の人形衣装です。これとは別に、織田信長の小袖を拝領したというものもあるそうです。カキツバタの胴懸等も、町会所でじっくり楽しむ事ができます。【前ぶろぐ

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⑲白楽天山(はくらくてんやま)・・・他の山に比べ大きな真松を立てています。見送は「北京万寿山図」です。ベルギー製毛綴、フランス製のコブラン織、中国の風景・・・エキゾチックな雰囲気。

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⑳木賊山(とくさやま)・・・世阿弥作の謡曲「木賊」を題材にした山。等身大の老翁像は右手に鎌を持っています。

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21、放火鉾(ほうかほこ)・・・昭和4年まで生稚児がのっていましたが、今は三光丸という稚児人形がのっています。関節が動く人形で、鉾上で稚児舞を演じます。見送は、昭和58年に寄贈された皆川泰蔵作のろうけつ染めの「バクダッド」。2羽のフクロウが印象的です。

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22、岩戸山(いわとやま)・・・天岩戸を題材にした曳山です。以前は真松の前に立っていたイザナギノミコト像は、現在は大屋根の上にのっています。曳き手には10ヶ国21人の外国人の方も参加されてるそうです。形は鉾のようですが、金属製の鉾ではなく、真松を立てるため山と呼びます。

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23、船鉾(ふねほこ)・・・日本書紀の神功皇后の新羅出船を題材にした鉾です。前の岩戸山と同じく、金属製の鉾は立っていませんが、鉾に属します。風に強く鵜に似ているという鷁(げき)という瑞鳥が船首に安置されています。両翼長2.7mの大きな鳥です。

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螺鈿細工の大舵は寛政4年(1792)の作です。豪華で、辻回しも見逃せません。

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ここまでが、前(さき)の祭の巡行です。来年からは、前と後と分かれて巡行する計画もあるそうで・・・詳細決定はまだのようです。この後は、次のぶろぐにて。


祇園祭「山鉾巡行」見てきました。(1~10番目)2013

2013年07月17日 | 京都の祭

今日は祇園祭の山鉾巡行でした。朝からテレビで生中継・・・くじ改め、しめ縄切りを見ながら、テレビで見てた方が楽と思いつつも・・・出かけました。下2枚の写真はテレビ画面です。こんなにきれいに撮れるなら出かけなくても、とも思ったけど。なお、今年は、くじ改めをする奉行(京都市長)の補佐役に、史上初で女性が起用されました。

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家を出て、御池通りへ着いたのが11時過ぎ。ちょうど先頭の長刀鉾(なぎなたほこ)が到着したところでした。先ほどテレビで見た生稚児さんも目の前に・・・暑い中頑張ってました。(^^)長刀鉾が「くじ取らず」の理由の一つに、昔は道が狭かったため、まず先に長刀鉾を動かさないと、ほかが進めないから・・・っていうのもあるそうです。

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②郭巨山(かっきょやま)・・・2年続けて1番くじを引いたラッキーな山です。屋根があるのが特徴。そして、胴懸は上村松篁原画の「春雪図」の綴錦です。

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③太子山(たいしやま)・・・聖徳太子が霊験によって得た杉を用いて六角堂を建立した史話にもとづき、この山のみ松でなく杉を真木として立てています。かつて参加者をお茶でもてなすための茶道具を担いで運んだ「荷(にない)茶屋」が、約半世紀ぶりに復活しました。昔はお茶を飲みながらのんびり巡行だったそうです。今でも十分、のんびりのような気がするけど・・・。行列を定点で全部見るときは2時間ぐらいかかります。

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④保昌山(ほうしょうやま)・・・平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折ってくる姿を現しています。前懸と同懸は、円山応挙下絵の「蘇武牧羊図」の刺繍です。ブルーの鮮やかで大きな隅房がとてもきれいです。

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⑤函谷鉾(かんこほこ)・・・前懸は旧約聖書の一場面「イサクに水を供するリベカ」を題材にした16世紀の毛綴(けつづれ)で、重要文化財に指定されています。先日世界記憶遺産として指定された「慶長遣欧使節関係資料」にかかわる仙台藩藩士の支倉常長一行がスペインから持ち帰ったものでは?といわれています。

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見送はエジプトの天空図です。エキゾチックな飾りが似合う鉾です。足元には辻回し(進路変更)する際に、車輪の下に敷く割竹が納められています。あ・・・人が入ってる?

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⑥山伏山(やまぶしやま)・・・通常の4隅の房に加えたくさんの房がついているのが特徴です。もともと菊水鉾の房で、譲り受けた恩義を忘れず、最大限に活かす工夫から生まれたものだそうです。そういえば、今年は町会所で東北支援グッズを売ってました。【こちら

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⑦綾傘鉾(あやかさほこ)・・・6人の稚児、棒振り囃子が賑やかに先導します。室町時代中期からの古いもので、踊りながら太鼓を打ち鳴らし、棒を振り回します。衣装は魔除けの鱗模様です。

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綾傘鉾は、鉾の古い形態を残す傘鉾のひとつです。⑧蟷螂山(とうろうやま)・・・かまきりやまとも呼ばれます。旗には「かまきりやま」のルビがあります。大きな敵に鎌を振り下ろして戦う勇気いっぱいの蟷螂です。

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御所車の上にのったカマキリのからくり人形が人気です。ちなみに、御所車の屋根の上にはシャチホコがのっています。カマキリさんがあまりに愛想良しなので、見逃しがちですが・・・。シャチホコがのってるのは長刀鉾と蟷螂山だけです。

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⑨鶏鉾(にわとりほこ)・・・トロイの王子ヘクトールと妻子との別れの場面を描いた、ベルギー製の見送が見事です。重要文化財指定に指定されています。

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⑩油天神山(あぶらてんじんやま)・・・古くから町内にあった天神さんを勧請してつくられた山で、油小路にあるところから油天神山とよばれます。見送は富士山!梅原龍三郎原画の「朝陽図」です。平成2年に新調されたあたらしいものです。

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とりあえず、10番目まで・・・続きは次のぶろぐにて。


夏の「苔寺(西芳寺)参拝」と「高雄で川床ランチ」行ってきました。

2013年07月16日 | トミーズツアーご報告

今日は、昨日に引き続き、トミーズツアー「苔寺と祇園祭宵々山 夏の風物詩高雄の川床ランチ」のお客様の現地ガイドをさせていただきました。1泊2日の1日目(昨日)は、富山を出発して、東山の祇園閣の特別公開と祇園祭の宵々山を楽しんで頂きました。

本日は、朝ホテルを出発して、苔寺の参拝です。苔寺の正式名称は「西芳寺(さいほうじ)」といいます。奈良時代、聖徳太子の別荘だった地に、行基菩薩が開山したのが始まりの古いお寺です。その後、室町時代初期の暦応2年(1339)に夢窓国師(疎石)が中興し臨済宗の禅寺となりました。現在、世界文化遺産に登録されています。

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↑前回訪ねた時に修理中だった本堂の屋根はきれいになっていました。受付を済ませた後、本堂にて読経(般若心経を3回、座禅和讃)が行われ、その後に、各自、供養木に願文と住所、氏名を書き奉納します。*座禅和讃とは、漢文表記であった坐禅の本質・目的を日本語で解説したもので、民衆にも分かりやすく説いたものです。

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供養木(護摩木のようなもの)の奉納を済ませたら、お寺の方のお庭の説明を聞いて庭を自由に散策します。宗教行事なので、その日によって多少変更があります。(前回は、写経の後、庭の説明は省略で庭の散策でした)

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お庭の動画を撮ってきました。実は、途中蚊に襲撃されて(^^;)見苦しいですが・・・まぁ、ご参考まで。


庭は2段構えで、上段は枯山水、下段は池泉回遊式庭園です。下段から見学します。庭の広さは5000坪で、茶室もいくつかあります。池のほとりには半夏生が咲いていました。

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このお庭は、作庭当初は、仏堂や銀閣寺のモデルにもなった瑠璃殿が建ち、浮島は白砂で覆われ、大きな桜の木や季節の花々で彩られた天下の名園といわれた庭でした。応仁の乱(1467~)を機に荒廃し、訪ねる人も少なく次第に庭園に苔が生えはじめ、現在、通路以外はすべて苔に覆われています。

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雨続きの後の、苔の庭はとても美しかったです。右下写真:今回参加されたお客様です。許可を頂いて撮影させていただきました。ありがとうございました。(^^)

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西芳寺(こけでら)〒615-8286 京都市西京区松尾神ヶ谷町56

冥加料 3,000円 *往復はがきによる事前申し込みが必要です。拝観所要時間:1時間~参考サイト【こちら】 前回訪ねた時の様子【前ぶろぐ】にて。

苔寺参拝の後は、高雄へ向かいました。嵐山から北に向い、清滝川に沿って南から、高雄(たかお)槇尾(まきのお)、栂尾(とがのを)と連なる3つの小峰を三尾(さんび)と称し、京都の紅葉の名所【前ぶろぐ】のひとつです。今日は、高雄のもみぢ家別館さんで川床ランチを頂きました。

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専用のつり橋を渡った先、清滝川のほとりに川床が設置されています。2日前まではすごい雨で大変だったそうですが、今日は暑くもなく、吹く風が心地よかったです。

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お膳には、そうめん、八寸盛合せ、生麩のお刺身、しょうがご飯、焼き立ての鮎もついています。お客様には、涼風、青もみじの中のお食事をゆっくり楽しんで頂きました。

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昼食の後は、帰路・・・南インターの近くおたべ本館さんでショッピングです。今の季節は、祇園祭の限定パッケージもありました。みなさん、たくさん試食をしてたくさんお買いもの。冷茶やコーヒーサービスもあります。(^^)v

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ここは、生八つ橋等のお土産お菓子の他に、生洋菓子もあります。実は、我が家の近所なので、よく買いにきます。生どら焼きもお勧めです。日持ちはしないので、自分用のおみやげにどうぞ。

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お買い物を済ませたら、後は富山へ・・・。トミーズツアーのお客様、この度はご参加いただきまして誠にありがとうございました。東山散策、祇園祭、苔寺、高雄の川床・・・夏の京都を満喫していただけましたでしょうか?また、京都でお待ちしています。ありがとうございました。m(_ _)m

トミーズツアーの報告は【カテゴリ:トミーズツアー】にて。


特別公開中「祇園閣」と祇園祭「宵々山」行ってきました。

2013年07月15日 | トミーズツアーご報告

今日は、トミーズツアー「苔寺と祇園祭宵々山 夏の風物詩高雄の川床ランチ」のお客様の現地ガイドをさせていただきました。今日は1泊2日コースの1日目で、富山を朝出発、昼過ぎには京都東山に到着です。高台寺駐車場にバスを入れ、まずは「第38回京都夏の旅」で文化財特別公開中の「大雲院・祇園閣」の見学です。東山の高台寺から円山公園へ抜ける途中にあり、高台寺門前のねねの道からは、大雲院の背後に建つ祇園閣の屋根の部分が見えます。

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大雲院は、天正15年(1587)、正親町天皇の勅命により織田信長、信忠親子の菩提を弔うために創建されました創建当時は、烏丸二条南あたりにあり、その後、寺町四条へ移転した受付を済ませ、大雲院内を見学した後は、鉾をかたどった形の祇園閣へ登ります。閣上から京都市内が見渡せます。以前は写真撮影OKでしたが、現在はNGです。2010年の公開の際に詳細と閣上からの眺めをご報告しています。【前ぶろぐ

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祇園閣見学の後は2時間のフリータイムです。近くには円山公園、八坂神社、知恩院、祇園、高台寺と見所がたくさんあります。心配していたゲリラ豪雨もなく一安心。

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八坂神社は祇園祭の期間という事もありたくさんの人です。本堂参拝も行列待ちです。境内には、山鉾の蔵庫もあります。

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フリータイムの後は、二条城前にある京都国際ホテルにチェックインし、その後、祇園祭宵々山を自由見学です。とりあえず、ご希望のお客様を室町御池あたりまでご案内し、山鉾の立ち並ぶ室町通を南下しました。

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5時過ぎで、この人出↑ 日が暮れ駒形提灯に火が灯る頃には、歩行者天国も始まり、歩けなくくらいかもしれないですね・・・。とりあえず、明るいうち、雨の降らないうちにご案内できてよかったです。(^^)

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帰り道、函谷鉾を見ると大行列。↓(^^;)函谷鉾の前懸は旧約聖書の一場面「イサクに水を供するリベカ」を題材にした16世紀の毛綴(けつづれ)で、重要文化財に指定されています。先日世界記憶遺産として指定された「慶長遣欧使節関係資料」にかかわる仙台藩藩士の支倉常長一行がスペインから持ち帰ったものでは?とも、いわれています。(前懸、胴懸とは山鉾をかざる絨毯や織物)普段も人気ですが今年はさらに人気なのかも?

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おまけ:本日のツアーのお弁当です。おいしく頂きました。ごちそうさまでした。(^人^)明日は、午前中に苔寺参拝【前ぶろぐ】をして、お昼は高雄で川床ランチです。ちなみに私は乗務員用ランチのはず…お仕事ですから。お客様が楽しんで頂ければ・・・。(^^;)

では、また明日。宿にお迎えに参ります。m(_ _)m