まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都奥伊根温泉「油屋」でランチ&入浴

2016年10月31日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

先日、伊根町へ行ってきました。伊根町は、丹後半島の東端にあり、京都市内から京都縦貫道を利用して2時間半ほどかかります。先に伊勢湾めぐりをご紹介しました。続いて、奥稲温泉油屋さんでのランチをご紹介します。伊勢湾めぐりの乗り場から車で15分ほどです。ランチの前に温泉に入りました。ちょうど貸切り状態(^^)V露天風呂からは、伊根湾が見えます。

 

油屋さんは、昭和38年、女優の佐久間良子さんが、映画『五番町夕霧楼』のロケ地として伊根町(主人公夕子の故郷は伊根町津母の設定)に来られた際に、この土地をたいそう好きになり、そしてこの土地をもっと多くの方に知っていただくために民宿を…というひと言が始まりの宿です。油屋の屋号は、江戸時代営んでいた蠟燭づくりの屋号からとったそうです。現在は、団体客もOKの旅館です。

 

入浴後のランチです。(入浴は食前食後どちらでもOK)

 

メインは海の幸・・・お刺身の盛り合わせです。

ほかに、茶碗蒸しや和え物・・・

 

焼き物・・・アジの一夜干しがとってもおいしかったです。

 

煮魚に、むかご入りの釜めし・・・

 

このほかに、汁物、果物、香物です。

久しぶりに、海の幸を堪能して、のんびり温泉に浸かりました。温泉が思いのほかよかったし、とっても楽しかったです!

奥伊根温泉 油屋 http://www.ine-aburaya.com/


伊根湾めぐり遊覧船に乗ってきました!

2016年10月20日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

先日、伊根町(いねちょう)へ行ってきました。伊根町は、丹後半島の東端にあり、京都市内から京都縦貫道を利用して2時間半ほどかかります。まずは、伊勢湾めぐりをご紹介します。

 

伊根湾めぐり遊覧船は、舟屋が立ち並ぶ伊根湾を約25分かけて周遊します。(大人680円 小人340円)船に群がるカモメにエサをあげることもできます。ま、別にいかな?って思っても、つい、あげたくなってしまいますね~。(えさはかっぱえびせんで船内でも買えます:100円)

 

伊勢湾の周囲5キロメートルの湾に沿って230軒あまりの舟屋が立ち並んでいます。これほどの舟屋が並ぶのは、全国的にも大変珍らしく、重要伝統的建造物群保存地区となっています。出発してほどなく、舟屋が見えます。

 

この日は良い天気で、とっても気持ちよかったです。

周辺はまだ緑ですが、紅葉に季節が楽しみですね~。

 

伊根湾めぐり遊覧船 http://www.inewan.com/index.html

このあとは、油屋でのランチをご紹介します。次のブログにて。


京田辺「一休寺」へ行ってきました&薪能発祥の地「薪神社」

2016年07月13日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

京都は暑い日が続いています。なんだかバテ気味~。今週、日曜日はいよいよ祇園祭の前祭(さきまつり)の山鉾巡行・・・しかし大雨の予報です。そういえば、昨年の前祭も日曜日で、大雨洪水警報が出てて・・・それでも催行したんですよね。今年はどうなるかな?昨年の様子は【前ぶろぐ

さて、先週のぶろぐで、南山城の寿宝寺のご本尊のお話をアップしました。続いて、そこから車で10分ほど移動したところにある「一休寺」をご紹介します。その名の通り、アニメでもおなじみの「一休さん」ゆかりのお寺です。お寺の創建は鎌倉時代、臨済宗の高僧大應国師が中国で禅を学び、帰朝後禅の道場を建てたのが始まりです。その後、元弘の乱(鎌倉幕府倒幕運動)で戦火に遇い、復興せずにいたものを、この寺の六代目の法孫にあたる一休禅師が再興しました。そして、寺号を師恩にむくいる意味で「酬恩庵(しゅうおんあん)」と命名しました。「一休寺」は通称名です。

 

一休禅師はここで後半の人生を送り、81歳で大徳寺【前ぶろぐ】住職となった時もこの寺から通われました。88歳にて示寂(じじゃく)され、遺骨はこの寺に葬られています。後小松天皇の皇子とされるため墓所の一角は宮内省の御陵墓として管理され、門扉には菊の御紋があしらわれています。

方丈は、江戸時代に加賀城主の前田利常が、大坂の陣の際に木津川に陣をしき、一休寺を参詣した際に再建したものです。方丈中央には一休禅師木像が安置されています。逝去した年に、等身大の像を創らせ頭髪と髭は自らのものを植え付けたものです。参拝の際に見ることができます。とてもリアルな像です。

 

方丈庭園は、江戸時代初期の禅院枯山水庭園です。たくさんの人がこの寺を訪ねる紅葉期と違い、この日はほぼ貸し切り状態。気温は30℃を軽く超えていましたが、時折吹き抜ける風を感じながら、軒先でのんびり庭を眺めることができました。

本堂は、足利六代将軍義教(よしのり)の帰依により建立されたものです。ちなみに、アニメ一休さんに出てくる将軍様は、三代将軍義満で義教は義満の五男です。

周辺には、一休禅師の石像があります。晩年?のものと、少年の頃と・・・。なんだかアニメ一休さんのかわいらしいイメージとは違いますが、方丈に安置されている等身大の木像と比べると、やはりこんなお姿だったのだな?って思います。

他に、新しいものですが、面白いものがいくつかあります。思ったより小さ目?「このはしわたるべからず」の橋もあります。(^m^)やはり、みんな真ん中歩いてる?跡がついてる・・・。

一休寺では、1月1日生まれの一休さんに因み「一休善哉の日」の行事が1月の最終日曜日に行われます。絵馬に今年一年の善き行いの誓を書いて奉納、善哉の接待があるそうです。願い事ではなく、誓を書くのはいいですね~。「今年は勉強を頑張ります」「毎日、ウォーキングします」とか、書いてありました。

酬恩庵 一休寺 http://www.ikkyuji.org/

拝観料:大人500円 小人250円 拝観所要時間:30分~ 参拝者用駐車場有

【おまけ】一休寺の総門前の一休坂をしばらく歩くと「薪(たきぎ)神社」があります。室町時代の能役者で、世阿弥の娘婿ある金春禅竹(こんぱる ぜんちく)が、一休禅師のために猿楽(のちの能楽)を演じたと伝えられる場所で、野外で演じたことから「薪能」が生まれたと伝わっています。

全国に能楽発祥の地というのはいくつかあるようです。能楽は奈良時代に大陸から渡ってきた芸能の散楽が起源です。当初、官制上の保護を受けていましたが、平安時代には保護がなくなり、役者たちが全国に散らばり集団を作り、寺社の保護を受け祭礼で芸を演じたり、巡業を続けます。のちに「猿楽」「田楽」「狂言」「能楽」に変化しています。そういえば、先日ご紹介した城南宮での芸能奉納【前ぶろぐ】も、この一つですね。


京都:京田辺「壽寳寺」へ行ってきました。

2016年07月07日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

先日(4日)、京田辺市にある「開運山 壽寳寺(寿宝寺:じゅほうじ)」へ行ってきました。創建は寺伝によると、文武天皇慶雲元年(704)の創立となっています。古くは「山本の大寺」とよばれ七堂伽藍を備える大きなお寺でしたが、度重なる木津川の洪水により移転を繰り返していました。享保17年(1732)に現在の地に移り、明治の廃仏毀釈の際に近隣の寺々と合併しています。現在は高野山真言宗に属し、ご本尊は十一面千手千眼観世音菩薩立像です。平安時代後期の像で重要文化財に指定されています。もともとはここから1キロメートル南西にあった神宮寺にあったもので、明治時代に廃寺となった際に、ほかの像とともに移されたものです。

この日、ここを訪ねた目的は、ご本尊の「十一面千手千眼観世音菩薩立像」に逢うためです。2年前、京都国立博物館で開催された南山城の巡礼展前ぶろぐ】の際に出陳されていました。その珍しい姿にくぎ付けとなり・・・一度お寺を訪ねたいと思い、ようやく出かけることができました。その珍しいお姿とは「十一面観音・・・頭上に十一面のお顔」「千手・・・通常は42本の手で千手とみなすものが多い中で、この像は左右にそれぞれに五百の手をもっておられます」「千眼・・・持ち物ない手の平に墨で目が記されています」「等身大(181cm)の素木造り、美しい木目」他では見ることのないお姿です。大阪の葛井寺、奈良の唐招提寺の千手観音とともに三大名作とされています。*写真は2年前の南山城の古寺巡礼展の際の入り口パネルです。

(実際に千本の手はないそうですが)限りなく千に近い手を左右に広げたお姿は、多少奇異な感じもします。しかし、何ともいえない威厳・・・。お堂で間近に拝見したお顔は、あれ?なんだか以前見たお顔と違うような?不思議~?と思っていたら、やはり理由がありました。
実は、お堂で照明が当てられているお顔と、照明を落として月明かりに似せて照らされたお顔が全く違うのです。これにはびっくり~。どんな風に違うかは、ぜひ訪ねて確かめてみてくださいね!昔は月明かりに照らされたお姿を見るために月夜に参拝する方が多かったそうです。また、以前はお寺のそばに鶴沢の池があり、月の夜は船を浮かべ観月の宴が行われていたのだとか・・・。現在、池は公園になっています。

 

寿宝寺 http://kyotana.be/object/detail/2/

拝観料:300円(事前予約が必要)お寺の方による説明があります。なお、雨天や荒天時は保護のためにご本尊が安置されているお堂を開扉しない場合がありますので、お天気の良い時にお出かけください。 拝観所要時間:20分~ *京都南インター付近から車で30~40分ほどです。


京都南山城「海住山寺」へ行ってきました

2016年06月17日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

先日(14日)、京都の木津川へ出かけました。前ぶろぐで、紫陽花の名所の岩船寺前ぶろぐ】、九体阿弥陀如来像の浄瑠璃寺前ぶろぐ】をご紹介しました。続いて「海住山寺(かいじゅうせんじ)」をご紹介します。浄瑠璃寺からは車で15分ぐらいです。お寺までの車道は細い山道です。

この辺りは、奈良時代の始めに元明天皇が離宮を設けた場所で、恭仁京がおかれたところです。海住山寺は、恭仁京造営に先立つ6年前(735)に、聖武天皇が大廬舎那仏(奈良の大仏)造営工事の平安を祈るために建立した「藤尾山観音寺」が始まりのお寺です。その後1137年に焼失、鎌倉時代の1208年に貞慶上人が中興し「海住山寺」と名付けられました。寺号は、観音様の浄土、南海の洋上にある補陀洛山に因んでいます。

五重塔は日本で4番目に古く国宝に指定されています。法隆寺【前ぶろぐ】、室生寺【前ぶろぐ】、醍醐寺【前ぶろぐ】、海住山寺の順かな?いずれも国宝指定です。高さは17.7mで日本で2番目に低いです。なお、現存する中で日本一番高いのは東寺の五重塔【前ぶろぐ】、一番低いのは室生寺の五重塔です。

この五重塔は心柱が初層のみの、建築上珍しい構造です。また初層の下に裳階(もこし)と呼ばれる庇(ひさし)が付いています。この形は法隆寺の五重塔と同じです。内部の壁画は鮮やかで、毎年、秋に開扉されます。今年は10月29日(土)から12月6日(日)の予定です。

現在の宗派は、真言宗智山派(本山は智積院【前ぶろぐ】)に属しています。敷地は一万坪ととても広く、少し上がれば素晴らしい眺めを楽しめることから、ハイキングで訪ねる人も多いようです。

境内には面白いものがたくさんあります。願いを叶える「なすのこしかけ」一人で腰かければ良縁に恵まれ、二人で腰かければ深く縁を結べるそうです。(^m^)

他にも、「やる気地蔵」何くそ、何くそ、何くそと祈る・・・。「ぼけ止め地蔵」いろいろ努力・・・。

「もち上げ大師」頑張って持ち上げて願をかけます。かなり重い・・・。「苦ぬき観音・苦ぬき地蔵」そっと祈る・・・。

文殊堂の前に平成2年に植樹された福島県の三春の滝桜の子孫が植樹されています。滝桜の子孫は、あちこちにあり、以前、長岡天満宮の滝桜をご紹介しています。【前ぶろぐ

補陀洛山 海住山寺 http://www.kaijyusenji.jp/index.html

入山料:100円  本堂拝観:400円(入山料込) 拝観所要時間:30分~


関西花の寺「浄瑠璃寺」へ行ってきました。

2016年06月16日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

一昨日、木津川へ出かけました。前日ぶろぐで紫陽花の名所「岩船寺(がんせんじ)」を紹介しました。続いて「浄瑠璃寺(じょうるりじ)」です。岩船寺からは車で5分ほどで、現在は真言律宗のお寺です。浄瑠璃寺は、岩船寺の100年ほど後、1047年(平安時代)に創建されました。阿弥陀堂(本堂)には、九体の阿弥陀如来座像が安置されています。真ん中に安置されている中尊像は、丈六(4.85m)、他の八体は半丈六(2.4m)あり、阿弥陀堂内にずらーっと並んでいます。当時はこのように安置されたお寺がいくつもあったようですが、現在では浄瑠璃寺のみで、九体阿弥陀如来像、阿弥陀堂はともに国宝に指定されています。

関西花の寺25か所霊場の第16番札所で、馬酔木の名所として知られています。馬酔木は参道脇にあり、開花は2~4月です。参道を歩き山門をくぐると池を中央にして東に三重塔、西に阿弥陀堂があります。

阿弥陀堂前の石燈籠から正面を覗くと、三重塔が見えます。もともとは京都一条大宮にあったものが平安末に移されてきたもので国宝に指定されています。内部には浄瑠璃寺創建時にご本尊だった薬師如来像が安置され秘仏となっています。(毎月8日、彼岸の中日、お正月三ヶ日には開扉されています)

三重塔からは阿弥陀堂は(東西に相対しているため)正面に見えます。太陽の上る東方浄土の薬師仏は現実の苦悩を救い、太陽の沈む西方浄土の阿弥陀仏が楽土に迎えてくれるという浄土世界を表しています。薬師仏の浄土のことを浄瑠璃浄土といい、寺号もこれに由来しています。参拝は、まず三重塔の薬師仏をお参りして、振り返って池越しに本堂の阿弥陀仏にお参りするのが本来の礼拝の仕方だそうです。

境内には、何匹か猫がいて、本堂の軒先でのんびりお昼寝中でした。街の地域猫より、ほっそりしてました。山の暮らしはヘルシーなのかな?

本堂の鬼瓦はちょっとユーモラスです。受付近くには、なぜか?ドラえもん????

池の周辺には、あじさいが少しだけ咲いていました。

他にも、菖蒲、アザミ・・・。いろんな花が楽しめます。

【おまけ】毎日放送「ちちんぷいぷい」の"昔の人は偉かった"の撮影に出会いました。河田アナウンサー、くっすんが、関西の古刹などを歩いて巡る内容の番組です。本当にちゃんとで歩いてらっしゃるから?けっこうお疲れな様子でした。(^m^)河田アナ、テレビで見るよりさらに筋肉質な感じで素敵でした。放送は23日(木)午後5時からのようです。

浄瑠璃寺 http://0774.or.jp/temple/jyoruriji.html

拝観料:境内参拝自由 本堂内部拝観:お一人300円 拝観所要時間:30分~ マイカー利用の場合は、周辺に民営の駐車場(普通車:1台300円)があります。

この後、海住山寺へ行きました。次のぶろぐにて。


京都花景色(2016/6/15)花の寺「岩船寺」の紫陽花が見頃

2016年06月15日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

昨日、木津川市にある岩船寺(がんせんじ)へ出かけました。京都市内(南インターあたり)からは、コースにもよりますが、車で1時間前後かかります。(京奈和自動車道利用がおすすめ)岩船寺は、天平元年(729)、聖武天皇の勅願で行基(ぎょうき)が建立した古いお寺です。*ちなみに行基は日本で初めて大僧正の位を得た人物で東大寺の建立の責任者といわれています。

現在は、奈良にある真言律宗総本山西大寺の末寺で、ご本尊は、像高約3メートルのケヤキの一本づくりの阿弥陀如来坐像で、平安時代、行基作と伝わっています。普段は訪ねる人が少なめのお寺も、紫陽花の季節は、主に写真撮影目的でたくさんの人で賑わいます。ここは、撮影の際の三脚使用もOKです。撮影もいいですが、仏像がとても立派なので、ぜひ本堂に上がって間近でご参拝ください。

人気の撮影ポイントは、紫陽花越しの三重塔です。三重塔の創建は承和年間(834~847)とされますが、現在の塔は、室町時代に再建されたもので、重要文化財に指定されています。

三重塔を間近で見ると、かわいい木彫りの天邪鬼(あまのじゃく)が、塔の四隅の垂木を支えています。本堂にも展示されています。

 

全部は確認できませんでしたが、おそらく3重×4隅・・・12体の天邪鬼がいるはずです。みんな少しづつ顔が違います。こちらも、塔とともに重要文化財に指定されています。

岩船寺は最盛期には、東西十六町、南北十六町の広大な境内に39の坊舎があった大きなお寺でしたが、度重なる兵火で荒廃し、江戸時代には、10余りとなりました。現在は、本堂、三重塔のほかに、聖天を祀る社などがあります。聖天の先10分ほど山道を登ったところに・・・

貝吹岩という大きな岩があります。往事、たくさんの坊舎があった頃、一山の僧を集めるために法螺貝を吹き鳴らした岩だそうです。ここからは、南山城地区が見渡せます。

紫陽花にはカタツムリが似合う~。

カシワバアジサイ、ガクアジサイ・・・

なお、岩船寺は、関西花の寺25か所霊場の第15番札所で、境内では紫陽花のほかにもたくさんの花が楽しめます。白い沙羅の花も見頃でした。沙羅双樹は、別名、夏椿、京都市内では妙心寺塔頭の東林院が名所として知られています。ちょうど本日から沙羅の花を愛でる会が行われています。前ぶろぐ

池の睡蓮も咲き始めていました。

黄色い未央栁(びょうやなぎ)や紫色のみやこわすれも見頃です。

 

岩船寺 http://0774.or.jp/temple/gansenji.html

拝観料:大人400円 中高生300円 小学生200円 拝観所要時間:30分~  マイカー利用の場合は、周辺に民営の駐車場(普通車:1台300円)があります。

以前、南山城の古寺巡礼展の際にもご紹介しています。【前ぶろぐ

この後は、浄瑠璃寺へ行きました。次のぶろぐにて。

 


京都花景色(2016/4/19)長岡京「長岡天満宮」霧島ツツジが満開です!

2016年04月20日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

昨日、長岡京市にある「長岡天満宮」へ行ってきました。京都のキリシマツツジの名所として知られています。

このツツジの参道は・・・長岡天満宮境内の東に広がる八条ケ池を二分する中堤です。八条ケ池は、 寛永15年(1638)に、当時の領主だった八条宮が造るように命じた、灌漑用の溜め池です。 外周は約1km貯水量 は約35000トンあるそうです。

中堤真ん中の石の太鼓橋は加賀藩の前田家の寄進といわれています。

参道はキリシマツツジで真っ赤です。キリシマツツジは九州の九州南部にある霧島山(火山群)に因んで名づけられたものです。真っ赤だから?ここにあるキリシマツツジは野生に近い品種で、大きく株分れし高さが3メートル近く あります。樹齢は100年~150年で、昭和44年、長岡町制20周年を記念して、キリシマツツジが町花に指定され、市制施行後も長岡京市の花として親しまれています。

 

池の畔にあるのは茶店の「錦水亭」さんです。この時期は会席コースのみです。(12,000円~20,000円)シーズンオフは比較的お手軽なランチもあるようです。(^m^;)

池の畔で、お花を眺めながらお食事ができます。一度行きたいと思いつつ、予約してまでは・・・まぁ、いいかって感じです。でも、機会があれば。

 

参道のツツジを楽しんだら、本殿参拝も忘れずに~。長岡京は、菅原道真公が在原業平らと共に、 しばしば遊んで詩歌管弦を楽しまれた縁深いところです。

道真公が太宰府へ左遷された時、この地に立ち寄られ「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれた縁故により、道真公御自作の木像をお祀りしたのが「長岡天満宮」の始まりです。かわいい牛さんもたくさんいます。

境内の一角に「三春の滝桜」が植栽されていました。三春の滝桜は福島県の三春町にある日本三名桜の一つの桜です。以前は、原発事故の放射能の影響のためまだ代替木でしたが、正式に植栽されたのですね~。

他にも境内には、露店や飲食店があります。あちこちお弁当を広げてる人もたくさんいらっしゃいました。昨日は良いお天気でよいお花見日和でした。喜久春さんのタケノコの甘露煮入りの竹の子最中を買ってきました。(3個入り480円)以外な組み合わせですが、おいしいです。(^^)このお店の猫まんじゅうが気になる・・・。(サイトを見てくださいね)

駐車場(タイムス)のそばで立派なキッコウチクを発見!水戸黄門の杖にも使われているそうで、こんなまとめに見れるのは珍しいです。ちなみに、駐車場は今の季節、臨時料金が適用されます。30分200円です。収容台数が少ないので、ピーク時は公共交通機関ご利用をお勧めします。

長岡天満宮 http://www.nagaokatenmangu.or.jp/index.php

参拝自由 拝観所要時間:40分~  JR長岡京駅から徒歩20分 阪急長岡天神駅から徒歩10分  駐車場:春の観光シーズンは特別料金で30分200円です。京都南インターから車で30分程です。昨日訪ねた乙訓寺から車で5分弱です。


京都花景色(2016/4/19)長岡京:乙訓寺の牡丹が見頃です!

2016年04月19日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日は朝から、長岡京市にある花の寺「乙訓寺(おとくにてら)」へ行ってきました。長岡京市にある古刹で、牡丹の名所として知られています。開花状況は5分ぐらいかな?十分見頃です。ゴールデンウィーク前の観賞をおすすめします。

門をくぐると、新緑と手入れの行き届いた牡丹の花が見えます。この場所は、シーズン中は、写真を撮る人がいっぱいいますが・・・朝のうちですので、なんとか無人の状態で撮影できました。

まずは、本堂にお参りです。靴を脱いで自由に堂内へ入れます。日本に仏教が伝来したのは約1450年前で、乙訓寺は、京都最古のお寺、太秦の広隆寺(603年創建)とほぼ同じで、約1380年前の創建と見られています。平城京から長岡京へ遷都したのが784年ですから、それよりも古い時代の創建です。寺伝では推古天皇勅願、聖徳太子創建となっています。

乙訓寺に牡丹が植えられたのは昭和15年頃です。昭和9年に発生した室戸台風の被害で荒れた境内に、奈良の長谷寺から2株の牡丹が寄進されたことにはじまります。(当時の乙訓寺のご住職と長谷寺のご住職が親族関係)

 

その後、乙訓寺歴代住職らの尽力により、牡丹の株数が年を追って増加し、今では約2000株の花が美しく境内を彩っています。今日も、お花の世話をする方がたくさんいらっしゃいました。日除けのための白い唐傘がたくさん広げられています。

さて、毎年確認!牡丹と芍薬のちがいは?共に牡丹科牡丹族ですが、牡丹は低木(木本植物)で木の姿で冬越し、芍薬は草(草本植物)で冬は地上部が枯れ根が生き残るようです。(最近は交配が進み必ずしもそうではないことも)「立てば芍薬、座れば牡丹」・・・」芍薬は草ですらりと伸びてる(高い)、牡丹は木で枝分かれしてる(低い)って覚えましょう。

今日は、ピンク系の花がたくさん見れました。シーズンの終わりごろになると、白や黄色の牡丹が目立ちます。今日は少しだけ咲いていました。

乙訓寺には弘法大師も起居されたといわれており、平安時代には隆盛を極め、今よりはるかに大きな寺だったようです。境内には、弘法大師がお手植えされたと伝わる大きな菩提樹の木があります。

菩提樹には緑が芽吹き、小さな実が残っていました。お願いわらじもたくさん奉納されていました。お遍路さんに行くぐらい健脚になるようにお願いするのかな?

今年は、まだ八重桜が見頃です。牡丹と桜が同時に楽しめます。桜のそばには、大きなモチノキもあります。

乙訓寺 http://www.eonet.ne.jp/~otokunidera/

拝観料:大人500円 中学生以下無料 8:00~17:00(本堂内参拝は9:00~) 拝観所要時間:30分~ *お花の観賞は午前中がお勧めです。日が照りすぎると花がしおれます。

京都南インターから車で30分程です。駐車場(500円:50台)

以前の乙訓寺の牡丹の様子は【2014/4/24】【2013/4/29】【2009/4/24】【2008/5/5】【2007/4/27】にて


京都の桜(2016/4/2)八幡「背割提」の桜・・・関西お花見ランキング4位!

2016年04月02日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日の午前中、八幡の桜の名所「背割提」へ行ってきました。八幡市の三川合流(桂川・宇治川・木津川)にある「背割堤(せわりてい)地区」は、東に男山、西に天王山にはさまれた風光明媚な場所です。(見学自由)

今日、ようやく京都に満開宣言が出ました。京都市のとなり、八幡市の背割提の桜も満開の案内が出ていました。4月1日(金)~10日(日)まで八幡桜まつりが行われています。

 

期間中は「桜のお話ツアー」が開催され桜や周辺の観光スポットなどガイドさんの説明を聞きながら桜のトンネルを歩くことができます。(約15分ほど、参加無料、入り口付近に案内板が出ています)背割提は昭和50年はじめまでは立派な松並木で「山城の橋立」と呼ばれ、時代劇のロケにも使われていましたが、昭和53年に当時の建設省によって、約248本のソメイヨシノ、46本のハナミズキが1.4キロにわたり植えられました。平成元年には国営公園として開園しています。

明治時代まで、木津川は淀のあたりで宇治川に合流していましたが、淀川で多数の水害が発生したため、河川改良工事が行われ、現在の流路となりました。その際に、木津川の堤防の背を割るかたちで宇治川の流路が付け加えられてできたのが背割提です。現在も宇治川と木津川をゆるやかに合流させる役目をはたしていま す。

全長1.4キロの桜のトンネルをくぐりながらのお散歩はとっても気持ちがいいです。普段は犬の散歩に利用する人も多いようです。今日もたくさんのペット連れを見かけました。まむし注意の看板!まむしは基本夜行性で昼間は岩場や藪の中に生息しているそうです。かまれても毒を吸い出す、軽く圧迫して傷口への血流をセーブするなどの処置をして必ず病院へ行くとこが大切です。かまれてすぐに死に至ることはないのでパニックにならず冷静に対応しましょう。

今日は、地元のお花見客に加え、国内外の観光客もたくさん来ていました。そして、やはりここにも、人ごみの中、婚礼写真を撮る人が・・・。新婚旅行中なのだとか(^^;)実は、この背割提の桜は、過去に、人気お花見スポットランキング日本一になった桜の名所です。今年は関西地区4位、全国15位です。

人気の秘密は・・・ながーーーいので、場所取りにも苦労しないのだそうです。今日もたくさんの人がバーベキューやお弁当を楽しんでました。ただし、周辺には商店などがないので準備万端で行かないと苦労しそうです。トイレも長い行列・・・。

お土産に八幡名物「走井餅:630円」を買ってきました。すぐちかくの石清水八幡宮門前のお菓子です。発祥は大津です。やわらかなお餅の中に、ジューシーなこしあんが入っています。桜まつりの特設売店、八幡市駅前などに仮設店が出ています。日持ちは翌日まで。

今日は満開の案内に加え、お花見日和の土曜日、ものすごい人でした。駐車場待ちの車も行列、京阪八幡市駅からも背割提を目指す人の列が途切れることがありませんでした。(京阪八幡市駅より徒歩10分)車の場合は、臨時駐車場が設けられています。(普通車:1,000円 大型バス3,000円)

4月1日(金)~10日(日)9:00~17:00まで「八幡桜まつり」が開催されます。

八幡市観光協会 http://kankou-yawata.sakura.ne.jp/

以前もご紹介しています。【2015/3/31】【2014/3/31

 


京都の桜:八幡市「背割提」の桜並木見てきました。(2015/3/31)

2015年03月31日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日は朝から用事ついでに、八幡の背割提の桜を車窓から見てきました。八幡市の三川合流(桂川・宇治川・木津川)にある「背割堤(せわりてい)地区」は、東に男山、西に天王山にはさまれた風光明媚な場所です。長い桜並木で、写真におさまりません。

昭和50年はじめまでは立派な松並木で「山城の橋立」と呼ばれ、時代劇のロケにも使われていましたが、昭和53年に当時の建設省によって、約250本のソメイヨシノ、52本のハナミズキが1.4キロにわたり植えられました。平成元年には国営公園として開園しています。

今日は黄砂のために、空が白くくすんでいました。27日に、京都の開花宣言が出てからずっと暖かい日が続いているので、すでに5分咲ほどでした。しかし、今日は夏日、夕方には一気に満開になってるかも?

実は、この背割提の桜は、一昨年、人気お花見スポットランキング日本一になった桜の名所です。ながーーーいので、場所取りにも苦労しないとか(^^;)普段は周辺の道路を歩く人をほとんど見かけませんが、桜の季節は、あちこちから桜をめざす人が・・・。(京阪八幡駅より徒歩10分)車の場合は、提の反対岸に臨時駐車場が設けられています。(普通車:1,000円 大型バス3,000円)

4月1日(水)~12日(日)9:00~17:00まで「八幡桜まつり」が開催されます。

八幡市観光協会 http://kankou-yawata.sakura.ne.jp/

昨年も同じ日に見ています。前ぶろぐ【2014/3/31

【おまけ】京都市内から八幡の背割桜へ行く途中・・・横大路に、和菓子の「あわしま堂」さんの京都伏見工場があります。

工場の一角に直売所があります。正規の品の他に、ちょっとだけ型崩れとか過剰生産品などがお安く売られています。薄皮饅頭(4個入り50円)が私のお勧めです。お花見のお供にいかが~♪

あわしま堂 http://www.awashimado.co.jp/index.php

敷地内に入ると直売所の案内が出ています。


京都花景色:長岡京市「長岡天満宮」のキリシマツツジを見てきました。(2)(2014/4/25)本殿参

2014年04月25日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日は午前中「長岡天満宮」へ出かけました。京都のキリシマツツジの名所として知られています。参道の満開のキリシマツツジの詳しい様子は前ぶろぐにて。

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参道を楽しんだ後、社殿へお参りしました。階段を上って、社殿手前の鳥居のそばには・・・かわいい仔牛の像が奉納されています。(^m^)

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まずは手水で清めて・・・と、思ったら、ここでもかわいいもの発見!「手水のつかいかた」の案内です。少女のような清らかな心でお参りしないとダメですね。(^^;)

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そして、社殿へお参りです。長岡京は、菅原道真公が在原業平らと共に、 しばしば遊んで詩歌管弦を楽しまれた縁深いところです。道真公が太宰府へ左遷された時、この地に立ち寄られ「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれた縁故により、道真公御自作の木像をお祀りしたのが「長岡天満宮」の始まりだそうです。

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ところで、今日は25日でご縁日です。道真公のお誕生日(6月25日)であり御命日(2月25日)です。先月は北野天満宮の天神市前ぶろぐ】へ出かけ、赤目の牛さんにご挨拶してますけど、今日は長岡の牛さんにご挨拶・・・。右上写真の牛さんは古いので触るのNGです。左下写真の牛さんは、横顔が凛々しい・・・。

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絵馬の牛さんも凛々しいお姿。右下写真:道真公が2人?と思ったら、明治から長岡天満宮を復興された名誉宮司父子の顕彰像でした。

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社務所にお茶席があります。(一席:500円)椅子席です。

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窓が開け放たれ、風が通る気持ちのよい茶席です。お菓子はあやめの上用饅頭で、長岡京の寿々屋さんのものだそうです。お茶碗とお皿には天満宮のシンボルの梅花があしらわれています。青もみじが添えられ、とっても美しい一席でした。

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お抹茶を頂いた後、境内を散策しました。八条ヶ池畔の「錦水亭」さんの前も、通ってきました。予約なしでもいけそうでしたが、この時期は会席コース(12,000円~20,000円)のみですから素通り・・・(TmT;)

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この門の先に、池畔のお座敷があるんでしょうか・・・。

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新緑も、藤の花も、とってもきれいでした。

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他にも境内には、露店や飲食店があります。あちこちお弁当を広げてる人もたくさんいらっしゃいました。今日は良いお天気でよいお花見日和でした。

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一角に「三春の滝桜」が植栽されていました。三春の滝桜は福島県の三春町にある日本三名桜の一つの桜です。原発事故の放射能の影響のためまだ代替木のようです。はやく正式に植栽されるといいですね。写真クリックで拡大。

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長岡天満宮 http://www.nagaokatenmangu.or.jp/index.php

参拝自由 拝観所要時間:40分~  JR長岡京駅から徒歩20分 阪急長岡天神駅から徒歩10分  駐車場:春の観光シーズンは特別料金で30分200円です。京都南インターから車で30分程です。昨日訪ねた乙訓寺から車で5分弱です。


京都花景色:長岡京市「長岡天満宮」のキリシマツツジを見てきました(1)(2014/4/25)八条ヶ池の参道

2014年04月25日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日は、長岡京市にある「長岡天満宮」へ行ってきました。長岡京は、菅原道真公が在原業平らと共に、 しばしば遊んで詩歌管弦を楽しまれた縁深いところです。道真公が太宰府へ左遷された時、この地に立ち寄られ「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれた縁故により、道真公御自作の木像をお祀りしたのが「長岡天満宮」の始まりです。今の季節は京都のキリシマツツジの名所として知られています。

階段を上ったところにある「正面大鳥居」をくぐると・・・「わぁ~!!!」と歓声があがるほど真っ赤なキリシマツツジが出迎えてくれました。

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参道はキリシマツツジで真っ赤です。(^^)キリシマツツジは九州の九州南部にある霧島山(火山群)に因んで名づけられたものです。真っ赤だから?ここにあるキリシマツツジは野生に近い品種で、大きく株分れし高さが3メートル近く あります。樹齢は100年~150年で、昭和44年、長岡町制20周年を記念して、キリシマツツジが町花に指定され、市制施行後も長岡京市の花として親しまれています。

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どこを見ても、ふり返っても・・・真っ赤!\(@▽@)/

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このツツジの参道は・・・長岡天満宮境内の東に広がる八条ケ池を二分する中堤です。八条ケ池は、 寛永15年(1638)に、当時の領主だった八条宮が造るように命じた、灌漑用の溜め池です。 外周は約1km貯水量 は約35000トンあるそうです。中堤真ん中の石の太鼓橋は加賀藩の前田家の寄進といわれています。

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池の畔にあるのは茶店の「錦水亭」さんです。この時期は会席コースのみです。(12,000円~20,000円)シーズンオフは比較的お手軽なランチもあるようです。(^m^;)

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新緑もとってもきれいでした。八条ヶ池には水上橋がかかっていて散策できます。

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ここは、天明6年(1786)に刊行された「都名所図会」にも描かれ、昔から多くの人に愛された場所です。この時はキリシマツツジはなかったですが池は描かれています。(写真クリックで拡大)参道のキリシマツツジは日当たりによって今から満開を迎える場所もありますのでGWいっぱいは楽しめそうです。

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この後は、本殿やその他の境内の様子をご報告します。次のぶろぐにて。

長岡天満宮 http://www.nagaokatenmangu.or.jp/index.php

参拝自由 拝観所要時間:40分~  JR長岡京駅から徒歩20分 阪急長岡天神駅から徒歩10分  駐車場:春の観光シーズンは特別料金で30分200円です。京都南インターから車で30分程です。昨日訪ねた乙訓寺から車で5分弱です。


京都花景色:長岡京の乙訓寺「牡丹」見てきました。(2014/4/24)&たけのこマカロン・鳥羽の藤

2014年04月24日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日は午後から、長岡京市にある花の寺「乙訓寺(おとくにてら)」へ行ってきました。聖徳太子が設立した古刹で、牡丹の名所として知られています。開花状況は十分見頃!七割ほど咲いているようです。

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門をくぐると、新緑と手入れた牡丹の花が見えます。この場所は、シーズン中は、写真を撮る人がいっぱいいますが・・・午後でしたので少しだけ。牡丹の写真撮影は朝がお勧めです。(^^;)まずは、本堂にお参りです。靴を脱いで自由に堂内へ入れます。

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乙訓寺に牡丹が植えられたのは昭和15年頃です。昭和9年に発生した室戸台風の被害で荒れた境内に、奈良の長谷寺から2株の牡丹が寄進されたことにはじまります。(当時の乙訓寺のご住職と長谷寺のご住職が親族関係)その後、乙訓寺歴代住職らの尽力により、牡丹の株数が年を追って増加し、今では約2000株の花が美しく境内を彩っています。

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日除けのための白い唐傘がたくさん広げられています。今日はもう少しで夏日!傘の下の牡丹は元気そうですが、直射日光を浴びてる牡丹は、クタッとしてました。

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赤系の花白い花がたくさん咲いていました。開花が進むと、黄色い花もたくさん咲き始めますが、今日はまだ見かけませんでした。

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さて、毎年確認!牡丹と芍薬のちがいは?共に牡丹科牡丹族ですが、牡丹は低木(木本植物)で木の姿で冬越し、芍薬は草(草本植物)で冬は地上部が枯れ根が生き残るようです。(最近は交配が進み必ずしもそうではないことも)

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「立てば芍薬、座れば牡丹」・・・」芍薬は草ですらりと伸びてる(高い)、牡丹は木で枝分かれしてる(低い)って覚えましょう。

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乙訓寺には弘法大師も起居されたといわれており、平安時代には隆盛を極め、今よりはるかに大きな寺だったようです。左下写真:弘法大師がお手植えされたと伝わる大きな菩提樹の木です。大きなモチノキもあります。幹の太さがスゴッ!(@Д@;)

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弘法大師は、毎年秋には柑子(かんす:みかんの事)の実を摘み嵯峨天皇に献上されたそうです。その柑子の子孫は、歴代の住職によって実生から育てられ、今も伝わっています。

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お守りや絵馬もあります。牡丹の絵馬は300円!お守りは100円!お値段重視ではないけど、お得感がありますね。(^^;)

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乙訓寺 http://www.eonet.ne.jp/~otokunidera/

拝観料:大人500円 中学生以下無料 8:00~17:00 拝観所要時間:30分~

京都南インターから車で30分程です。駐車場が増設されました。(500円:隣接していた保育所が閉所となりその跡地がすべて駐車場となりました)なお、GW期間中は、長岡天満宮近くの文化会館から約20分ごとにシャトルバス(片道100円)も出ています。詳細は公式サイトで。

以前の乙訓寺の牡丹の様子は【2013/4/29】【2009/4/24】【2008/5/5】【2007/4/27】にて

【おまけ1】乙訓寺から車で近くにある「ケーキハウス ニルス」さんで、ご当地スィーツ「たけのこマカロン」(216円)とミニサイズのチーズケーキ「ながおかチーズ」(108円)を買ってきました。

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P1110645 「たけのこマカロン」は、長岡スィーツコンテストでグランプリに輝いた案をお店が商品化したもので、シロップ煮のタケノコがクリームと共にはさんであります。どんな味でしょう?またご報告します。

【追記:食べてみました!】挟んだクリームに混ぜられたたけのこのシロップ煮の甘さが良いアクセントになっていておいしかったです。たけのこの味というより食感を楽しんで頂ければ・・・と、お店の方も言われた通り、ちょっと繊維質な感じが面白かったです。

ケーキハウス ニルス http://www.cakehouse-nils.com/index.html

【おまけ2】自宅(京都南インターそば)から、乙訓寺へ向かう途中・・・思わず車を停めて写真を撮った場所です。まず、桂川の眺め・・・菜の花がきれいです。菜の花の向こうは名神高速道路と京都市消防活動総合センターの塔です。久我御旅町にある本清寺・・・門の前にびっくりするほど見事な霧島ツツジ!

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今週末、26日(土)から一般公開が始まる鳥羽水環境保全センターの藤棚を覗いてきました。本当に金網から望遠レンズで覗きましたσ(^^;)覗かなくても丸見えですけど・・・。

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今年も良い状況で公開の様です。楽しみ~♪昨年の様子は【2013/4/27】にて。


京都の桜:八幡市「背割提」の桜並木見てきました。(2014/3/31)お花見スポットランキング日本一!

2014年03月31日 | 京都府(京都市・宇治市以外)

今日は朝から青空が広がり良い天気~。用事ついでに、八幡の背割提の桜を車窓から見てきました。(今日からイベント準備のため駐車場が使えず、臨時駐車場の準備もまだで・・・)八幡市の三川合流(桂川・宇治川・木津川)にある「背割堤(せわりてい)地区」は、東に男山、西に天王山にはさまれた風光明媚な場所です。なんと、昨年、人気お花見スポットランキング日本一になった桜の名所です。

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昭和50年はじめまでは立派な松並木で「山城の橋立」と呼ばれ、時代劇のロケにも使われていましたが、昭和53年に当時の建設省によって、約250本のソメイヨシノ、52本のハナミズキが1.4キロにわたり植えられました。平成元年には国営公園として開園しています。ながーーーいので、場所取りにも苦労しないとか(^^;)

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そろそろ満開かな?と思ってたのですが・・・もう少し先かな?でも十分見頃です。このくらいがいいのですよね~。(^^)明日は気温20℃近くになるそうですから、2~3日で満開になるかも?

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4月1日~10日まで「八幡桜まつり」が開催されます。

八幡市観光協会 http://kankou-yawata.sakura.ne.jp/

八幡桜まつりの詳細は【こちら】 臨時駐車場:1,000円(9:00~17:00)

*徒歩の場合は京阪本線八幡市駅から徒歩約10分です。