まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

祇園祭:後祭「花傘巡行」2014見てきました!

2014年07月31日 | 京都の祭

今日は7月31日、八坂神社で夏越祭が行われ、1ヶ月にわたって行われる祇園祭が終了します。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

先日(24日)祇園祭の「花傘巡行」を見てきました。花傘巡行は、昭和41年に後祭が17日の前祭に合流し、後祭の行事が喪失したために興されたのがはじまりだそうです。今年は、49年ぶりに、前祭・後祭に分かれ昔の姿を取り戻しましたが、引き続き「花傘巡行」も催されました。

御池通りで山鉾巡行の最後を行く大船鉾の後をついて、河原町通りを南下しました。

P1130722_2 P1130723

大船鉾の残された懸装品は他にもあるそうですが、あまりに古いために、飾っていないものもあるそうです。修復や新調したものを掛けたら、もっと豪華になるのでしょうね。

P1130724 P1130728

大船鉾が通り過ぎてから10分程で、花傘巡行の先頭が河原町三条にやってきました。花傘巡行は、大きな御幣を持った神職さんによる先祓(さきばらい)から始まります。

P1130732 P1130733

その後、かわいい子供みこしが賑やかに数基続きます。お獅子も2頭やってきて、見物客の頭をカミカミして、厄払いをしてくれます。(^^)

P1130734 P1130738

かわいい児武者も来ます。

P1130741 P1130746

婦人会、久世六斎のお囃子・・・。 

P1130749 P1130750

きれいどころも続々・・・。

P1130753 P1130758

宮川町の芸舞妓さん・・・

P1130759 P1130760

祇園甲部の芸舞妓さん・・・

P1130766 P1130769

かわいい鷺踊、最後に、祇園囃子(今年は鶏鉾さん)・・・

P1130772 P1130776

今年の花傘巡行は、昨年までのコースと逆廻りでした。八坂神社を西へ出発し、四条通りの御旅所、寺町通りを北上、御池通りを東へ、河原町通りを南下し、四条通を東へ、八坂神社へ戻ります。私は、9:30スタートの山鉾巡行を寺町御池で見て、その後、河原町三条で花傘巡行を見て・・・見終わったのは11:30頃でした。無理なく流れもスムーズでよかったです。

花傘巡行、以前の様子は 2013 2012  2011  2009  2008 2007

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/ 

2014 前祭山鉾町散策  前祭山鉾巡行 ご利益めぐり  後祭山鉾巡行

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行 

 


祇園祭:後祭「山鉾巡行」2014行ってきました(2)大船鉾復活!

2014年07月29日 | 京都の祭

先日(24日)、祇園祭の後祭「山鉾巡行」を見てきました。今年の祇園祭は、山鉾巡行が49年ぶりに17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭(あとまつり)(+花傘巡行)に分けて行われます。先日行われた前祭の様子は前ぶろぐにて。前祭山鉾町散策  山鉾巡行 ご利益めぐり

前のぶろぐで、後祭の山鉾巡行の1番から5番までご紹介しました。続いて・・・

⑥南観音山(みなみかんのんやま)・・・くじ取らず・・・北観音山と同じく楊柳観音を祀っています。

P1130648_2 P1130653

北観音山が「上り観音」と呼ばれるのに対し「下り観音」と呼ばれます。

P1130654 P1130660_2

⑦鯉山(こいやま)・・・「山四番」です。くじ改めがありました。 

P1130661 P1130663

左甚五郎の作と伝えられる木彫大鯉がのっています。黄河の中流にある竜門の滝は地勢が険しく魚類はさかのぼれませんが、これをのぼりきった魚は龍となって昇天するという話を表しています。真松から麻緒を垂らし竜門の滝を表しています。

P1130662 P1130672

鯉山の懸装品は16世紀のベルギー製で、1枚の毛綴を6枚に裁断しパッチワークのように組合わせた珍しいものです。前祭で巡行する鶏鉾の見送りとセットだったのではと言われています。
P1130667 P1130674

⑧役行者山(えんのぎょうじゃやま)・・・「山五番」です。先頭を行く修験者のほら貝の音が響き渡ります。

P1130683 P1130679

御神体は修験道の開祖、役小角の等身大像です。応仁の乱以前から変わらずある山で、町名も昔から変わっていません。切符入りのお祓いは神官でなく修験道の大本山聖護院から山伏が参詣して護摩供を行うのだそうです。聖護院は節分会の時にご紹介しています。【前ぶろぐ

P1130685 P1130686

この山は、毎年元気いっぱいです!山をくるりと回す時は、体育会系の掛け声です(^^)動画を撮ってきました。

⑨黒主山(くろぬしやま)・・・「山六番」です。くじ改めの町行司は少年です。見守る市長さんのまなざしも、どこか優しげです。立派に務めれるかな?見てる方も、ドキドキします。

P1130688 P1130690

御神体は平安時代の歌人、大伴黒主で、桜を見上げている風情を表しています。桜花は翌年の厄除け粽に添えて授与されます。

P1130694 P1130702

そして、大注目!⑩大船鉾(おおふねほこ)・・・くじ取らずです。150年前、後祭の最後尾を進んだ鉾で、幕末の蛤御門の変の大火で鉾が焼失し長く休み鉾となっていました。

P1130704 P1130708

昨年までは懸装品などが唐櫃に納められ、お囃子と共に巡行に参加していましたが、今年、鉾が復活しました!以前、駅前に展示されていた時はそれほど大きく感じませんでしたが、やっぱり大きい・・・。堂々とした姿です。復活おめでとうございます。(^^)

P1130714 P1130715

巡行の様子の動画を撮ってきました。お囃子もお楽しみください。なんとなく初々しい・・・。

 

たくさんの人が見守る中、大船鉾は晴れやかに進んでいきました。今後、徐々に懸装品を復元し、往事の姿を取り戻すそうです。楽しみです。

 

P1130717 P1130719

以上、後祭の山鉾巡行でした。朝9:30から始まって1時間半弱・・・見てる方はとっても楽でした。この後、烏丸通へ移動して、花傘巡行を見ました。次のぶろぐにて。このまま御池通りで待機していても花傘巡行が見れます。

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行


祇園祭:後祭「山鉾巡行」2014行ってきました(1)くじ改め

2014年07月28日 | 京都の祭

先日(24日)、祇園祭の後祭「山鉾巡行」を見てきました。今年の祇園祭は、山鉾巡行が49年ぶりに17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭(あとまつり)(+花傘巡行)に分けて行われます。先日行われた前祭の様子は前ぶろぐにて。前祭山鉾町散策  山鉾巡行 ご利益めぐり

P1130564 49年ぶりの後祭の巡行ですから・・・おそらく半分以上の人が経験なしです。どんな感じで始まるのか気になるので、朝から山鉾のスタート地点の京都市役所前を目指して出かけました。到着時間は9:20頃、有料観覧席2000席は満席でした。

後祭の山鉾は、各町を出発、御池通りを東、河原町を南下、四条通を西へ巡行し各町内へ戻ります。17日に行われた前祭と逆回りとなります。御池通りの市役所手前では、巡行の順を確認する「くじ改め」が行われます。改めるのは奉行役の京都市長さんです。巡行の順番が毎年決まっている「くじ取らず」の山鉾もあります。その場合は、改めずに、旗が通り、奉行役にご挨拶してから山鉾が通ります。

P1130569 P1130571

①橋弁慶山(はしべんけいやま)・・・くじ取らず・・・弁慶と牛若丸が戦う姿を現しています。少し大きめサイズの山の上は、舞台として風流の趣向をみせていた時代の形式を伝えています。真松も山籠もない古い形の山です。

P1130581 P1130582

くじ改めの前を過ぎると、山はぐるりと回転してくれます。いろんな角度が見れて楽しいです。なお、胴懸は円山応挙下絵と伝わる葵祭の綴織です。

P1130579 P1130581

②北観音山(きたかんのんやま)・・・くじ取らず・・・神話や史話をテーマにした山鉾の中で、仏教色の濃い楊柳観音を祀っています。 

P1130587 P1130586

後ろには柳の大枝を差しています。巡行後には厄除けとして一般に授与されます。

P1130592 P1130595

③八幡山(はちまんやま)・・・後祭巡行の「山一番」です。町行司が、くじが入った木箱のひもを扇子でほどいて奉行役にくじを見せる「くじ改め」がありました。独特の所作は各町内で少しづつちがいます。

P1130599 P1130605

町内守護の八幡社を勧請する山で、鳥居には左甚五郎の作といわれる雄雌の鳩が飾ってあり、2012年に新調されたばかりです。授与品の鳩笛や鳩鈴は夜泣き封じとして信仰を集めています。

P1130609_2 P1130614

④浄妙山(じょうみょうやま)・・・「山二番」です。くじ改めがありました。

P1130619 P1130622

前懸は、長谷川等伯の長男である長谷川久蔵の桜図です。後懸は等伯の「楓図」です。もとになった障壁画は東山の智積院にあります。【前ぶろぐ

P1130627 P1130627_2

山の飾りは、平家物語の宇治川の合戦の様子をあらわしています。僧兵の頭上を一来法師が左手飛び越えて先陣をとる場面です。この山も、前出の橋弁慶山と同じように山の上を舞台とみなしています。

P1130630 P1130629_3

⑤鈴鹿山(すずかやま)・・・「山三番」です。くじ改めがありました。

P1130632 P1130636

御神体は山鉾中で随一の美女像として名高い鈴鹿明神という女神です。(巡行中は神面をつけているため素顔は見えません)

P1130637 P1130639

舁手の白麻の装束が他とは一風違います。らくだの前掛と見るとエキゾチック~。真松にはたくさんの絵馬が吊るされています。巡行後、町内に盗難除けのお守りとして授与されるそうです。

P1130643 P1130641

とりあえず、5番目までです。巡行開始時は、前祭の注連縄切りのようなスタート時のイベントがあるのかな?と思いましたが、時間が来て淡々と巡行がはじまりました。なお、私は、御池通り、くじ改めのある場所の反対側の有料観覧席の後ろで見ることができました。

続きは次のぶろぐにて。

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行


親子で行く後祭山鉾めぐり&後祭十ヶ町集印ご利益めぐりに参加しました!

2014年07月23日 | 京都の祭

今年の祇園祭は、山鉾巡行が49年ぶりに17日の前祭(さきまつり)と、24日の後祭(あとまつり)(+花傘巡行)に分けて行われます。先日行われた前祭の様子は前ぶろぐにて。前祭山鉾町散策  山鉾巡行

P1130524巡行が2回に分かれると、山鉾町での行事も2回に分かれます。後祭の宵山では歩行者天国も露店もなく人が少ないのでは?人が少ないと粽とかグッズの売り上げが心配、売り上げがないと山鉾の維持に不安・・・おそらく諸事情もあってか、今年は、いろんな催しが行われています。その中の一つ、町会所をめぐってご朱印(スタンプ)を集めて記念品がもらえる山鉾めぐりも行われていました。

「親子で行く 後祭山鉾めぐり」は小学生が対象のイベントです。一般向けには「後祭十ヶ町集印ご利益めぐり」が行われていました。どちらもスタンプの設置場所は同じですが、記念品が違います。(参加無料、小学生向はクリアファイル2枚:先着順、一般向けは手拭い:限定3500枚)

スタンプは、以前から設置されていたご朱印と同じものもあれば、多少ちがうものもありました。参加無料ですが、スタンプ捺印時に志納します。順番は自由です。私たちは、南観音山から集めました。

P1130504 P1130505

↓北観音山です。遠くから見る姿は、やはり南観音山とよく似ています。

P1130510 P1130512

北観音山の近くに↓休み山鉾の布袋山があります。休み山鉾とは、かつて巡行に参加し、大火や兵乱なので中断して現在まで復興されていない山鉾の事です。町内には消失を免れた御神体人形や懸装品などが保管され会所飾りで披露されています。今年復活した大船鉾も、以前は会所飾りが行われていました。【前ぶろぐ

P1130478 P1130508

ご朱印は、手書きで丁寧に書いてくれました。私がもっている祇園祭手帳には、布袋山の記述はあるもののご朱印スペースがないので、表紙裏に書いていただきました。復活の願いを込めて、気持ち多めに志納しました。(^^;)v

P1130507 P1130558

↓八幡山です。

P1130518 P1130516

このあたりは、屏風祭も行われています。商家などが、表の格子を外して秘蔵している屏風や美術品、調度品などを飾り、通りから鑑賞してもらえるようにしています。(見学無料・有料もあり)

P1130511 P1130520

↓役行者山です。こちらは、会所奥でご朱印をいただく形なので、列を作ってご朱印を頂きます。その間、懸装品の見学ができます。

P1130529_2 P1130525_2

役行者が腰を下ろしたといわれている石もあります。

P1130526 P1130528_2

↓黒主山です。こちらのグッズは黒くてかっこいいものが多いです。小さな売り子さんの声に誘われて、黒おたべ(600円)買ってきました。黒ゴマの生八つ橋です。

P1130530 P1130561

↓鯉山、橋弁慶山・・・

P1130533 P1130536

↓浄妙山、鈴鹿山・・・。鈴鹿山から大船鉾までは、少し距離があるので市バス(100円循環バス)に乗りました。(^m^)今の季節エコサマーで子供は無料です。

P1130540 P1130544

↓大船鉾はすごい人でした。ご朱印もらうのにも30分程待ちました。

P1130550 P1130557

全部のご朱印を集めて、ようやく記念品をゲットしました。朱印めぐりは人気で、この日(21日)は、夕方には台紙がなくなったようです。 小学生対象の山鉾めぐりは、学校の配布物でも案内されていましたが、参加している親子は低学年が多かった感じです。私は、嫌がる小6のまじくんに、頼み込んで参加しました。(^^;)

P1130563 P1130562

移動距離はそれほどでもないですが、場所によっては待ち時間が長く、せっかくの会所飾りも並ぶだけで精いっぱいでした。疲れた・・・。すべて回るのに、3時間弱かかりました。来年は台紙を有料にして、記念品を確約していただけるとのんびり回れるかも?

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行


祇園祭:前祭「山鉾巡行」2014行ってきました&町家ラウンジ「新町1888」祇園祭弁当

2014年07月20日 | 京都の祭

先日、祇園祭の前祭(さきまつり)、山鉾巡行を御池通りで見てきました。先に、巡行の1~12番13~23番の様子をご報告しました。

最後の船鉾が烏丸通りを超えると、交通規制が解除され、あっという間に人や車が通り始めます。さっきまでにぎわっていた有料席にも誰もいません。寂し~。

P1130423 P1130422

新町通りを下がって町会所へ帰る山鉾の辻回しを見る人もいますが、通り抜けることができませんので、その手前で南下する人もたくさんいます。

P1130425 P1130433

よく見ると、先ほど最後尾だった船鉾が放下鉾を追い越して先に帰っていきます。

P1130434 P1130438

細い通りギリギリに山鉾が帰っていきます。時間は13:30を過ぎていますが、鉾の周りはたくさんの人です。

P1130445 P1130446

さすがにお腹が空いてきたので、何か食べようと探してたら、新町通りにオープンしたばかりの町家ラウンジ「ホテルオークラ新町1888を見つけました。ランチはお茶漬けのセット(1,000円)です。残念ながら満席。(><。)しばらく待ちましたが、空きそうもないので、祇園祭弁当を買って帰りました。(ご報告は最後に)

P1130440 P1130522

帰り道には解体中の山鉾があります。カマキリののってない蟷螂山もありました。やはり、カマキリをいちばん最初に休ませるのですね~。(^m^)右下写真:月鉾

P1130449 P1130455

郭巨山です。釘を使わず組み立てているため、解体すると意外とコンパクトです。長年の工夫ですね~。また来年、楽しみにしています!

P1130452 P1130453

【おまけ】自宅に持ち帰った新町1888の祇園祭弁当(2,100円)です。長刀鉾の形かな?下の段には、鱧寿司、粽寿司、生姜ご飯、鮎の塩焼き・・・、上の段には、だし巻き卵、とうもろこし豆腐、うなぎ、刻み葉唐辛子佃煮、冬瓜スープ煮など物などが入っていました。思ったより量も多かったです。少しでいいから甘味が入っていると、なおよかったです。 

P1130462_2 P1130464_2

あちこち通行止めで帰宅に時間がかかり、食べたのは3時過ぎ・・・。ほとんど、下校したばかりの、まじくんに食べられてしまいましたが、おいしかったです。(^^)形も楽しい~。

京都ホテルオークラ http://okura.kyotohotel.co.jp/ 新町1888

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行


祇園祭:前祭「山鉾巡行」見てきました。(13~23番目)2014

2014年07月19日 | 京都の祭

先日、祇園祭の前祭(さきまつり)、山鉾巡行を見てきました。先に1番目から12番目の山鉾の巡行をご報告しました。続いて、13番目からです。

⑬鶏鉾(にわとりほこ)・・・堯(中国神話に出てくる名君)が治めた時代には平和が続き、訴訟に用いる太鼓はこけむし鶏が巣をつくるほどだったという故事にちなんでいます。稚児人形は幕末ごろの作で、名前はついていません。大人びた面長顔です。

P1130327_2 P1130328_2

トロイの王子ヘクトールと妻子との別れの場面を描いた、ベルギー製の見送が見事です。重要文化財指定に指定されています。後祭に巡行する鯉山の前掛とセットだったといわれています。左下写真:たくさんの曳き手がいますが鉾の下にも人が入っています。

P1130331 P1130332

⑭木賊山(とくさやま)・・・世阿弥作の謡曲「木賊」を題材にした山です。等身大の老翁像は、我が子と生き別れた悲しみのうちに木賊を刈ります。木賊は造花ですが、翁が左手にもつ木賊は本物だそうです。

P1130334 P1130335

今年の巡行は、前と後に分かれ、山鉾が減ったにもかかわらず、のんびりです。途中、なかなか山鉾が来ず・・・。日の照る場所に長時間立っているのはしんどいので、時折日陰に入って腰を下ろし、見知らぬ人とお話したり、水分補給したりとのんびりしていました。(場所を離れても大丈夫なくらいの人出でした)

日陰で休んでいると、賑やかなお囃子が聞こえてきました。祇園囃子との重なりを防ぐため、前後には音のない山が巡行する工夫をしています。⑮四条傘鉾(しじょうかさほこ)です。先に巡行した綾傘鉾と同じく鉾の古い形態です。傘そのものが御神体です。地域の小学生たちが踊り方として参加しています。

P1130338 P1130340

お囃子の動画を撮ってきました。


⑯蟷螂山(とうろうやま)・・・かまきりやまとも呼ばれます。旗には「かまきりやま」のルビがあります。大きな敵に鎌を振り下ろして戦う勇気いっぱいの蟷螂です。今年は羽根を新調したそうです。拍手をたくさんすると愛嬌よく動いてくれます。ちょうど、このあたりでお昼頃になったため、有料を立つ人や帰る人が多かったです。

P1130346 P1130348

⑰月鉾(つきほこ)・・・鉾頭に三日月をつけています。「動く美術館」の異名をもつ絢爛豪華な鉾です。明治までは生稚児が乗っていた記録がありますが、明治45年から稚児人形「於菟麿(おとまろ)」が乗っています。

P1130359 P1130357_2

⑱白楽天山(はくらくてんやま)・・・他の山に比べ大きな真松を立てています。御神体の白楽天と道林禅師が問答する姿です。青い衣が道林禅師で常に松の大枝に座っていたそうです。

P1130366 P1130367

前懸、胴懸は、ベルギー製毛綴、フランス製のコブラン織、中国の風景・・・エキゾチックな雰囲気の装飾です。

P1130368 P1130369

⑲保昌山(ほうしょうやま)・・・平井保昌が、後に妻となる和泉式部のために、紫宸殿に忍び込んで、紅梅を手折ってくる姿を現しています。手折ったぐらいの量じゃ、ありませんねぇ(^m^)

P1130371 P1130372

⑳郭巨山(かっきょやま)・・・昨年は2年続けて1番くじを引いたラッキーな山でしたが、今年は後ろの方です。屋根がある事、欄縁下の「乳(ち)かくし」という板絵に前懸・胴懸を吊るしているのが特徴です。

P1130376 P1130379

後漢時代の説話で、郭巨が家が貧しく親に孝行すると子供が養えない、子供は再び得る事ができるが親は再び得る事ができないと、子を捨てる決意をして山中に入ったところ黄金を得たという話がもとになっています。(なんか、すごい話だ・・・)見送りは平成6年に新調された万葉美人図です。鮮やかな赤が目をひきます。

P1130378_2 P1130382

21.放火鉾(ほうかほこ)・・・昭和4年まで生稚児がのっていましたが、今は三光丸という稚児人形がのっています。関節が動く人形で、鉾上で稚児舞を演じます

P1130384 P1130390

見送は、昭和58年に寄贈された皆川泰蔵作のろうけつ染めの「バクダッド」。2羽のフクロウが印象的です。

P1130386 P1130394

22、岩戸山(いわとやま)・・・天岩戸を題材にした曳山です。曳き手にはたくさんの外国人の方も参加されてるそうです。形は鉾のようですが、金属製の鉾ではなく、真松を立てるため山と呼びます。

P1130396 P1130399

鉾と同じく祇園囃子を奉じています。以前は真松の前に立っていたイザナギノミコト像は、現在は大屋根の上にのっています。

P1130398 P1130401

23、船鉾(ふねほこ)・・・前祭の最後を行く鉾です。やっと来ました。(^^;)日本書紀の神功皇后の新羅出船を題材にした鉾です。前の岩戸山と同じく、金属製の鉾は立っていませんが、鉾に属します。

P1130408 P1130414

風に強く鵜に似ているという鷁(げき)という瑞鳥が船首に安置されています。両翼長2.7mの大きな鳥です。

P1130413 P1130416

以上、23基の山鉾です。船鉾が烏丸御池を過ぎたのは13:00を回っていました。

この後は、解体の様子とランチをご報告します。次のぶろぐにて。

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行



祇園祭:前祭「山鉾巡行」見てきました。(1~12番目)2014

2014年07月18日 | 京都の祭

今年の祇園祭は、山鉾巡行が49年ぶりに17日の前祭と、24日の後祭(+花傘巡行)に分けて行われます。先日行われた前祭の山鉾巡行を見てきました。巡行のスタートは9:00・・・スタート時に現地へ行きたいと思いつつも、数年前に、長刀鉾の生稚児さんの注連縄切りの瞬間を見に行った【前ぶろぐ】のですが、人出が多くその場所にたどり着けなかったため、諦めております。(^^;)

今年も、テレビでその瞬間を見た後、9:30頃に家を出て現地へ向かいました。地下鉄の京都市役所前駅で降りて、どこで見ようかな~、ちょうど先頭がついた頃かな~と案内地図を見ていたら、駅員さんが「ここは激戦地ですよ」と・・・。まぁ、確かに河原町四条で一度目の辻回し(方向転換)をして、続いて河原町御池(京都市役所前)で二度目の辻回しをしますので、みんな集まってますよねぇ・・・。思った通り、地下鉄駅から地上へあがると、先頭の長刀鉾が辻回しを行ってる所でした。良い場所で見学したいときは、かなり早い時間に出かけないとダメです。

P1130218_2 P1130224

さて、今年はどこで写真を撮ろうかとキョロキョロ・・・。巡行が2回に分かれて有料席の売行きが不安との記事も出ていましたが、有料席もほぼ埋まっています。沿道の人は、平日開催ということもあるからか、思ったほどの人ではなかったです。

P1130236 P1130237

先ほど、テレビでみた長刀鉾の生稚児さんも、元気にがんばっていました。今年は漬物屋の西利の社長の御長男です。注連縄切りも一発で鮮やかでした。毎年、ついつい母の気持ちで見てしまい、ウルウルする場面です。(TmT)右下写真:プラチナ箔で今年新調された鉾頭がキラリと光っていました。

P1130239 P1130242

②占出山(うらでやま)・・・20年ぶりの山一番(1番くじ)です。御神体人形の神功皇后は、懐妊中に新羅出兵し勝利したとの伝説より、着付けの際に御神体に腹帯を締めるそうです。(非公開)この山は、安産のお守りで知られ、巡行の順が早い年ほど安産だといわれています。今年は、超安産!ですね。

P1130245 P1130246

③芦刈山(あしかりやま)・・・御神体の小袖は、全山鉾中で最古の人形衣装です。これとは別に、織田信長の小袖を拝領したというものもあるそうです。前懸は「凝視」という題のライオンが描かれていて目をひきます。カキツバタの胴懸等も、町会所でじっくり楽しむ事ができます。【前ぶろぐ

P1130249 P1130250

④孟宗山(もうそうやま)・・・病気の母の好物であるタケノコを雪の中掘り当てたという逸話に基づいています。真松や御神体には雪にみたてた綿が飾られています。

P1130254 P1130256

胴懸のラクダの図は平山郁夫氏の原画、見送は竹内栖鳳筆の「孟宗竹林図」で、今年新調されました。当初のものは戦時中に制作されたため墨絵をモチーフに使ったのでは?と言われています。新調されたものは白黒とはいえ120種類の糸が使われているそうです。

P1130257 P1130259

⑤函谷鉾(かんこほこ)・・・前懸は旧約聖書の一場面「イサクに水を供するリベカ」を題材にした16世紀の毛綴(けつづれ)で、重要文化財に指定されています。天保10年にもともと稚児として乗る予定だった左大臣の令息(のちの明治天皇后の兄)が、健康上の理由でとりやめとなったため、その令息をモデルとした等身大の人形を用いたそうです。これが最初の人形稚児の始まりです。名前は「嘉多丸(かたまる)」です。

P1130263 P1130264_2

⑥山伏山(やまぶしやま)・・・通常の4隅の房に加えたくさんの房がついているのが特徴です。御神体は、昔、八坂の塔が傾いた時、法力によってなおしたという浄蔵貴所(じょうぞうきしょ:平安時代の僧)の大峰入り(山修行)の姿です。傾きをなおした=復興という事で、昨年より震災支援に尽力しています。町会所では茅の輪くぐりも行われています。【前ぶろぐ

P1130273 P1130274

⑦綾傘鉾(あやかさほこ)・・・山鉾の古い形態を表す2つの大きな傘の形をした風流傘が特徴です。6人の稚児、棒振り囃子が賑やかに先導します。室町時代中期からの古いもので、踊りながら太鼓を打ち鳴らし、棒を振り回します。衣装は魔除けの鱗模様です。

P1130281 P1130282

⑧伯牙山(はくがやま)・・・明治3年までは琴割り山と呼ばれていました。友人で琴聴きの名人の死を悲しみ、弦を絶って二度と琴を弾かなかった伯牙の話に基づいています。明時代の著名な慶寿裂(けいじゅぎれ)の軸装が前掛で、全体的に中国風の飾りつけです。御神体の伯牙像は2メートル近くあり迫力があります。

P1130284 P1130285

⑨菊水鉾(きくすいほこ)・・・町内にあった菊水井戸にちなんで名づけられています。唐破風造りの大屋根が他にはない特徴です。

P1130288 P1130291

稚児人形は、菊の露を飲んで700年(300年?)生き続けた少年をあらわし、右手に柄杓、左手に盃を持っています。ちょっと、前髪長いですね~(^m^)

P1130290 P1130296

音頭取りや茶道具を運ぶ人の帽子が他とはちょっと違います。

P1130292_2 P1130298

⑩太子山(たいしやま)・・・聖徳太子が霊験によって得た杉を用いて六角堂を建立した史話にもとづき、この山のみ松でなく杉を真木として立てています。御神体は16歳の白束帯姿の聖徳太子像です。

P1130300 P1130302

前掛は秦の始皇帝が造営した阿房宮(あぼうきゅう)を描いています。かつて参加者をお茶でもてなすための茶道具を担いで運んだ「荷(にない)茶屋」・・・今は、担ぎ手の水分補給の大事な道具です。平成の世ではアクエリアスが人気。(^m^)

P1130301_2 P1130309

⑪霰天神山(あられてんじんやま)・・・その昔、京都が大火に遭った際に、急に霰が降り鎮火。その時に霰と共に降ってきた小さな天神像が降りてきて祀ったのが山の起こりです。近年新調された前懸「出陣するヘクトールと妻子の別れ」の毛綴が目をひきます。

P1130304 P1130305

廻廊には、天神さんのシンボルである牛や梅の透かし彫りが施されています。牛の姿はすべて形態がちがいます。立ってたり、座っていたり・・・。

P1130318 P1130321

右上写真:⑫油天神山(あぶらてんじんやま)・・・古くから町内にあった天神さんを勧請してつくられた山で、油小路にあるところから油天神山とよばれます。こちらの天神さんは、牛が見当たりませんでした。じっくり見たらあるのかな?見送は富士山!梅原龍三郎原画の「朝陽図」です。

P1130322 P1130325

とりあえず、①~⑫までです。続きは次のぶろぐにて。

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行


祇園祭「町会所」「ご朱印」めぐり行ってきました。(2014.7.15)

2014年07月16日 | 京都の祭

昨日、外出ついでに、山鉾町をぶらぶらしてきました。町会所では粽や手ぬぐい、グッズが売られ、懸装品などが展示されています。時間帯によりますが、車輛通行止めされています。

P1130195_2 P1130194

↓室町通にある「山伏山」です。2階には御神体がお祀りされています。御神体は、昔、八坂の塔が傾いた時、法力によってなおしたという浄蔵貴所(じょうぞうきしょ:平安時代の僧)の大峰入り(山修行)の姿です。

P1130187_3 P1130188

新旧の懸想品がたくさん展示され、刺繍や絨毯を間近で見ることができます。巡行の際は、危ないので近づけないので、この機会に、じっくり見るのがお勧めです。山伏山名物の「茅の輪」は、今年は宮城県岩沼市の駒田神社の御神田の稲わらを使っています。震災後初めて刈り取った稲わらだそうです。

P1130190 P1130193

山伏山は、昨年より震災支援を行っていて、今年も宮城の物産販売等も行われています。昨年はてるてる坊主のお守りを購入させていただきました。今年は、ご朱印(志納)を押して、茅の輪せんべい(350円)を買ってきました。

P1130191 P1130207

続いて、室町通を上がって(北へ)「鯉山」の町会所を覗いてきました。鯉山は後祭(24日)の巡行ですが、7月14日~16日(13:00~21:00)の期間中「鯉山美術工芸品展示」が行われています。

P1130183 P1130174

中国の故事「竜門を登る鯉」の雄姿を現し、出世のお守りなどが人気です。ご朱印も3つありました。(志納)

P1130179 P1130209

町会所めぐりの他にも、楽しみがあります。このあたりは、織物の問屋さんなどが多く、期間中庫出しセールが行われています。格安の仕上り浴衣や小物もありますが、反物や帯などの良品でお買い得商品もたくさんあります。祇園祭の期間しか一般売りしないお店もあるので、そこが狙い目です。(^^)

P1130196 P1130199

宵山(夜の歩行者天国)は人がものすごく多く歩くことも大変なので、小さな家族連れ、年配の方、ゆっくり楽しみたい方は、日中の見学がおすすめです。山鉾への搭乗もあまり待たずにできます。(1,000円~2,000円)

P1130198 P1130208

ぶらぶら散策していると、無料配布のうちわをたくさんもらいます。もらうときは、地図入りが便利です。(^^)差し出されるものを、素直にもらっていたら10本ぐらいはすぐたまります。断る勇気が大切。ゴミになるし・・・(^^;)

P1130202 P1130203

今年の祇園祭は、山鉾巡行が49年ぶりに17日の前祭と、24日の後祭(+花傘巡行)に分けて行われます。山鉾巡行前の宵山期間は、従来通り各町で懸装品の展示や厄よけちまきの販売、祇園囃子の披露などがあります。宵山は、前祭に巡行する山鉾23基の町内で14日~16日に行われます。後祭の宵山は21日~23日、10町で行われます。前後同時に山鉾が建つことはないそうです。

露店と歩行者天国(四条通、烏丸通)は、前祭の15日、16日の2日間(前年より1日減)です。後祭の宵山は、昔のような静かに風情を味わってもらいたいとの事で、露店や歩行者天国の設定はないそうです。

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行

 

 

 


映画「春を背負って」見てきました。&ロケ地めぐりツアー

2014年07月09日 | ふるさと富山

P11300312_2 今日は、映画「春を背負って」を見てきました。2009年の「劔岳 点の記」で初メガホンをとった木村大作が再び監督業に挑んだ長編作です。笹本稜平の原作小説を映画化し、立山連峰を舞台に、山小屋を営む家族とそこに集う人々の人生や交流を描き出す物語です。

主人公の長嶺亨(松山ケンイチ)が、父の死をきっかけに山小屋「菫(すみれ)小屋」を継ぎます。菫小屋では、亡き父の友人でゴロさんと呼ばれるちょっと不思議な多田悟郎(豊川悦司)や、山中で遭難したところを父に救われたという天真爛漫な愛(蒼井優)に囲まれ、新しい人生に向き合っていきます。

以前「剱岳 点の記」を見た時【前ぶろぐ】は、雪山の過酷な映像が続き、映画を見ているだけで疲れましたが・・・

今回の「春を背負って」では、美しい山の景色がのびのびと描かれ、物語も日常的に淡々と流れていくっていう感じでした。もちろんトラブルなどもありますが、山にはありがちのお話・・・。しかし、その思った通りの展開が心地よく、見終わった後は、夏山の空気のような、さらりとしたすがすがしさを感じました。また、以前放送の金曜ドラマ「愛してるって言ってくれ」でかっこいい役をしていた豊川悦司さんが演じるゴロさんと、なんかちょっと違う富山弁には戸惑いましたけど、よかった。(^^;)

P1070245_2 一番印象に残った映像は、山頂から見える富士山の姿・・・あの景色はぜひ一度見てみたいです。立山は何度か訪ねていますが、以前登頂した時はガスで見えなかったし。【前ぶろぐ】なお、立山とは?雄山(おやま、標高3,003 m)、大汝山(おおなんじやま、標高3,015 m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999 m)の3つの峰の総称です。通常、立山登頂しました・・・と言うと、雄山に登頂したって事になります。

映画に出てくる菫小屋は、実在する立山連峰の大汝休憩所がモデルです。大汝山は、富山の中学生時代、宿泊学習で立山縦走した際に訪ねています。・・・と、言いたいところですが、実は私は、中学の立山登山では軽い高山病にかかり雷鳥荘で寝かされてました。(^^;)いつか、リベンジせねば!

行っちゃう?↓

【富山発着トミーズツアー】日帰り:映画「春を背負って」ロケ地ツアー 

映画に登場する「雄山神社」周辺や、幼なじみの家具職人の工房のモデルとなった「粟巣野平KAKI工房」、「菫小屋」のモデルとなった大汝休憩所を立山ガイドと共に訪ねるツアーです。富山インター下車3分、無料駐車場で県外の方にも好評です。詳細は【こちら追記:ツアー終了


久しぶりに「京都水族館」に行ってきました&年パス更新

2014年07月08日 | 京都市下京区

先日(5日)、久しぶりに京都水族館へ出かけました。前は寒桜が咲き始めた頃だから、4ヶ月ぶりかな?週末なので、水族館は相変わらずたくさんの人でした。アイドルのサンショウウオも元気でした。*写真クリック拡大するとサンショウウオの小さい目が見えます。

P1120959_2 P1120948

手もかわいい(^^)一度、握手してみたいです。久しぶりに訪ねると休憩スペースなど、ボチボチ変わってました。日々進化しています。

P1120945 P1120950P1120976_2 P1120962_2

ペンギンもすごく増えてました。換羽(生え変わり中)のペンギンもたくさんいました。生え変わり中の毛を見ると、鳥なんだなぁってよくわかります。

P1120956 P1120958

水族館がオープンしたのは2012年3月です。あれから2年が過ぎ、魚たちもずいぶん大きくなりました。まじくんも大きくなった・・・わずか2年で(@Д@;)【左下写真】2014年7月(小6)【右下写真】2012年3月の姿(小3)  今じゃ、まともに写真も撮らせてくれない(TmT)

P1120955 P1220046_2

1年ぶりぐらいにイルカショーも見てきました。内容がずいぶんかわっていました。イルカも大きくなってたし・・・。

P1120980 P1120987

途中、ペンギンも遊びに来ました。換羽の時期でちょっとお疲れのようで、プールサイドを一周することなく、すぐ帰っていきました。(^^;)

P1120991 P1120992

新しいショーでは、その場で観覧者に配布されるストローの笛を使って、イルカと合唱ができます。この笛、吹くのに少しコツがいります。その場では、母子とも吹けなかったけど、家で練習したら吹けるようになりました。またそのうち参加したいと思います。(^^)v

P1130030 P1120997

ショーの最後は、イルカがジャンプしたり、イルカに乗ったりと少しだけ大技がありました。まじくんは、もっとジャンプが見たかったようです。

P1120999 P1130009

昨年、里山教室に参加して稲作体験前ぶろぐ】をした水田には、今年も稲が育っていました。ショップにも新しいお土産がボチボチ・・・。誕生日のサンショウウオのマスコット(780円税別)もあります。左は5月10日、右は10月17日、見た目は同じでも、お腹に日付が入っています。

P1130016 P1130017

年間パスポートの更新をしてきました。早割で最大3ヶ月までお得になりますが、ギリギリまで迷ってたんで・・・1ヶ月分だけお得でした。

P1130100_2なお、小6のまじくんは、更新時の区分料金が適用されます。ただし中学生になっても、パスポートは更新まで小学生の表記のままです。

パスポート提示で、駅周辺の商業施設で、いろんな特典があります。

京都水族館 http://www.kyoto-aquarium.com/  入館料について 

営業時間:9:00~17:00 見学所要時間:60分~90分 *市バス1日乗車券等で割引あります。

駐車場については以前詳しく書いております。【前ぶろぐ】【前ぶろぐ】現在、周辺にいくつもコインパーキングができています。梅小路公園まで徒歩5分以内で、上限1日1200円位までなら妥当な料金です。

 


東寺「ガラクタ市」行ってきました。(2014.7)蓮も見頃。

2014年07月07日 | 京都市南区

昨日の午前中「東寺のガラクタ市」へ出かけました。毎月第一日曜日に開催されています。衣食住、様々なお店が立ち並ぶ毎月21日開催の弘法市とちがい、ガラクタ市は骨董品、西洋アンティーク、古着などのお店が並びます。

P1130050_2 P1130047

暑くも寒くもない昨日は、たくさんの人で賑っていました。外国人観光客もいっぱいいます。そういえば、世界で最も影響力のある米の旅行雑誌「トラベル+レジャー」が発表した読者投票による人気観光都市ランキングで、京都が初めて1位になったと発表されましたね。確かに一時期に比べ、欧米(見た目で判断ですけど)の外国人観光客が戻ってきた感じがします。この日のガラクタ市も、お客さんの2割ぐらいが外人さんのような気がする・・・。

P1130049_2 P1130054_2

今回気になったもの【右上写真】石仏に交じってワンちゃん 【左下写真】珍しい四角い扇風機 【右下写真】昭和の扇風機、一台300円でした。こんなの、実家にもあるなぁ・・・。古いものは発火の恐れもあるそうですから、あくまでもインテリア使用で・・・。

P1130042 P1130055

ガラクタ市というだけあって、ガラクタがいっぱーーーい並んでいます。見てるだけでも楽しい(^^)【右下写真】般若面と合わせるといかにも強力(^^;)写真クリックで拡大。

P1130052 P1130045

ものすごい数の正絹の反物も並んでました。よりどり1本2,000円。仕立てたら素敵な着物になりそうな良い柄、良品もたくさんありました。

P1130051 P1130043

この季節、池には蓮の花がたくさん咲いています。ここの蓮は八重咲の背の低い蓮です。*庭園(有料)内でなく自由拝観区域です。

P1130033 P1130031

ただ、ここ数年、通常よく見られる一重の蓮の花が勢いを増してきました。最初はわずかだったのに、今年は五分五分。このまま八重咲が負けなければよいなぁと思います。

P1130037 P1130040

池には生き物もいっぱい。蓮の蕾にはシオカラトンボがいます。塩辛昆布みたいに粉拭いた感じだからこの名前。成長した雄が白粉をふいたようになるそうです。蓮の葉影に赤ちゃんカモ発見!かわいい姿を写真に収めようと、いろんな国の人がカメラ、スマホ、ビデオ・・・モバイル機器を赤ちゃんカモに向けていました。かわいいと思うものはみんな同じ。「カワイイ~」と、そこだけ日本語でした。「カワイイ~」は世界共通語になりつつあるらしい・・・。

P1130036 P1130062_2

一羽だけ?と思ってたら、二羽目が顔を出しました。親カモや他の兄弟は、かなり離れた場所にいました。蓮の花のジャングルをぬけて再び巡り合えるのだろうかと、ちょっと心配。(TmT)

P1130071 P1130075_2

帰りに門前の東寺餅さんでこの季節の和菓子「若あゆ:150円」を買って帰りました。2匹の色合いが違うのが手作り感があっていいですよね~。*あゆのお菓子は先日もご紹介しています。

P1130082 P1130095

東寺 http://www.toji.or.jp/   参拝:無料  庭園拝観:有料(500円~公開内容によってちがいます) 駐車場:600円(2時間)*ガラクタ市は駐車場が使用できますが、弘法市では駐車場が使用できません。自転車は車の駐車場受付から入ると案内してくれます。(無料、ただし弘法市の時は利用できません。)


城南宮「愛車の茅の輪くぐり」行ってきました!

2014年07月06日 | 京都市伏見区

今日のお天気は曇り空・・・降り始める前に、我が家の氏神様である城南宮へ行ってきました。6月30日には「夏越の祓い」が行われました。夏越しの祓え(なごしのはらえ)は、夏の風物詩ともいえる日本古来の風習です。昨年ご紹介しています。【前ぶろぐ

P1130084_2 P1130083

7月1日から7日まで「愛車(おくるま)の茅の輪くぐり」が行われています。駐車場には観光バスでもくぐれるジャンボ茅の輪が設置されています。まずは、本殿にお参りして、昨年のお札を納めます。

P1130088 P1130086

駐車場に戻り、順路を車のまま進むと、大きな茅の輪の前で、神職がお祓いをして、安全祈願をしたお札を授けてくださいます。(無料授与)その後、茅の輪をくぐって終了です。バイクもOKです。お札は、私は車のダッシュボードに入れています。

 
P1130094_2愛車の茅の輪くぐりは明日(7日)まで。9:00~16時です。16:00を過ぎると大きな茅の輪は解体されます。以前目撃してしまった・・・。【前ぶろぐ

城南宮 http://www.jonangu.com/index.htm

京都南インター下車すぐです。参拝、駐車場は無料 神苑拝観:大人600円 小中400円 城南宮はよく訪ねています。【カテゴリー:伏見区】最近は曲水の宴をご紹介しています。【前ぶろぐ



祇園祭「長刀鉾」祇園囃子を聞いてきました♪

2014年07月05日 | 京都の祭

P1130028

今日は、午後から京都の中心街へ出かけました。帰り道・・・四条高倉の大丸百貨店の並びにある「長刀鉾」の町会所から囃子方が祇園囃子を稽古する「二階囃子」が聞こえてきました。祇園祭の期間中は、商店街のあちこちで「コンコンチキチ~♪コンチキチ~♪」と祇園囃子がBGMとして流されていますが・・・本物の祇園囃子はやはり格別、全然違いますね~。(^^)街を歩く人も足を止めて聞き入っていました。

P1020817今年の祇園祭は、山鉾巡行が49年ぶりに17日の前祭と、24日の後祭(+花傘巡行)に分けて行われます。山鉾巡行前の宵山期間は、従来通り各町で懸装品の展示や厄よけちまきの販売、祇園囃子の披露などがあります。宵山は、前祭に巡行する山鉾23基の町内で14日~16日に行われます。後祭の宵山は21日~23日、10町で行われます。前後同時に山鉾が建つことはないそうです。

露店と歩行者天国(四条通、烏丸通)は、前祭の15日、16日の2日間(前年より1日減)です。後祭の宵山は、昔のような静かに風情を味わってもらいたいとの事で、露店や歩行者天国の設定はないそうです。なんだか、さみしいと思う方も多いかもしれないですが、個人的には、夜でもゆっくり町会所めぐりやご朱印集めができるのでは?と、ちょっと期待しています。ご朱印、数年前からボチボチ集めていますが、今年は全部そろうかも!

祇園祭 http://www.gionmatsuri.jp/

昨年の祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行


おすすめの京都のお土産:二條若狭屋「あゆ」お弁当箱入り?

2014年07月03日 | グルメ・お土産

京都は昨夜から雨、今も雨・・・久しぶりに梅雨らしい空です。今頃のお菓子といえば、ういろうの上に小豆がのった「水無月」です。【前ぶろぐ】その名の通り水無月(6月)を代表する和菓子ですが・・・水無月を過ぎてもまだ売っているお店もあります。しかし、7月に入ると食べる気にならないσ(^^;)

水無月と同じ頃に、店頭に並ぶのは「あゆ」のお菓子です。「あゆ」は全国展開をしているメーカーなどでも販売されているため、御存知の人も多いと思います。もともと、求肥をカステラ生地で巻いた調布というお菓子(たまに見かけます)を、鮎の形に似せたものです。発祥は京都の鴨川の鮎が由来、長良川の鮎が由来など諸説あるようです。中身は求肥のみ・・・最近は餡入りや抹茶味、京都にはスイカ味【前ぶろぐ】っていうのもあります。

P1120899_2 P1120900

今日ご紹介するのは二條若狭屋さんの「あゆ」です。白い楕円の紙箱に3尾まとめて入っています。(800円・税別)ちょっと高いのですが、お弁当箱みたいのが面白くてつい買っちゃいました。(^m^)鮎のサイズは一般的なものの半分ぐらい。9センチ、若鮎ですね。(^^;)自分で買うのはもったいないけど、お土産にもらうとうれしいかも~。日持ちは1週間ほどです。

P1120901 P1120904

二條若狭屋 http://www.kyogashi.info/

二條若狭屋さんは、大正時代に本家若狭屋さんより別家したお店です。初代は画家を志したこともある芸術肌の方だったそうです。このかわいい鮎も、なんとなくその気質を受け継いでの商品かな?なお、本家若狭屋さんは文化年間より約百五十年という長きに渡って続いた老舗ですが、残念ながら廃業されています。

おまけ:求肥とは?白玉粉・餅粉に砂糖や水飴を混ぜて練り上げたもので、平安時代に唐から伝わりました。当時は玄米を用いて作ったため色が浅黒く牛の皮に似ており牛肥(皮)とも呼ばれていました。当時の日本では、獣食を忌むため求肥と表記するようになったそうです。


祇園祭のお菓子:三條若狭屋「祇園ちご餅」限定パッケージ

2014年07月02日 | グルメ・お土産

7月、いよいよ「祇園祭」がはじまりました!祇園祭は1ヶ月にわたる祭で「山鉾巡行」はよく知られていますが、他にもたくさんの神事が行われています。なお、今年の山鉾巡行では49年ぶりに後祭(あとまつり)が復活し、150年ぶりに大船鉾が復帰します。祇園祭の様子は前ぶろぐにて。2013山鉾町散策 2013山鉾巡行  2013花傘巡行

Dsc_2924_2昨日は「お千度(おせんど)」という、町内一同が稚児を伴って参拝し無事を祈る儀式が行われていました。今日は「くじ取り式」で、山鉾巡行の順位を決めるため、山鉾町の代表者が集まり、京都市長の立ち会いのもとくじを取ります。今年の一番くじは「占出山」さんです。占出山さんといえば・・・昨年、水引が新調されましたね~。【前ぶろぐ

今の季節は、京都の商店街には祇園祭の提灯が飾られ「コンチキチン~♪」と、祇園囃子が流れています。出かけたついでに祇園祭のお菓子を買ってきました。三條若狭屋さんの山鉾をかたどったパッケージ入りのお菓子です。パッケージ(紙製)の中に、祇園ちご餅(388円)と京絹巻(388円)が入って1,036円です。高島屋さんの地下売り場では、中身はちご餅2つでもOKですとの事でした。

P1120883_3 P1120884_2

祇園ちご餅は、かつて、稚児が社参(御位貰いの儀)の際に八坂神社の茶屋で稚児に振る舞われていた味噌だれをつけた餅を、大正時代に再現したものだそうです。甘く炊いた白味噌が求肥で包まれ竹串に刺してあります。粽の形のパッケージに短冊が飾られ見た目も楽しいです。(3本入り、日持ち7日間、388円) 京絹巻は、くるっと巻いたごませんべいの中に砂糖が入っています。ゴマの香りが香ばしいお菓子です。(12本入り・約7㎝・日持ち2ヶ月ほど?388円) *ちょっと固めなので歯の弱い方はお気をつけて。

P1120887_3 P1120891

祇園ちご餅も京絹巻も1年中販売していますが、山鉾のパッケージは今の季節限定です。屋根までは牛乳パックほどの高さがありますので、飾っておいても見栄えがします。細部まできれいにプリントされていて、店名は見送り部分のみに入っています。

P1120896 P1120897

三條若狭屋さんは、明治26年(1893)、本家若狭屋さんより別家したお店です。なお、本家若狭屋さんは文化年間より約百五十年という長きに渡って続い た老舗ですが、先の戦争(応仁の乱?いえ第二次世界大戦でしょう)から立ち直ることが出来ずに残念ながら廃業されています。

三條若狭屋 http://www.wakasaya.jp/