昨日、京都国立博物館で開催中の開館120周年記念特別展覧会「国宝」を見てきました。今年は日本の法令上「国宝」という言葉が使われた「古社寺保存法」制定より120年だそうです。「特別展覧会 国宝」では、絵画・書跡・彫刻・工芸・考古の各分野から、日本の美術工芸の全855件のうちの約200件を展示しています。なお 京都国立博物館での国宝展は41年ぶりだそうです。
連日、たくさんの人で賑わう「国宝」展ですが、ログインなしでもSNSで混雑状況を把握することができます。私が訪ねたのは午後3時過ぎで、事前情報では待ち時間なしとの案内でした。それでも、チケット窓口や入館口には少しだけ行列ができていました。館内は、音声ガイドには行列、注目展示の前には人だかりでした。開館は通常18時、金・土は20時まで、月曜休みです。
昨日は、Ⅱ期展示でした。俵屋宗達筆の風神雷神図や長谷川等伯の子で25歳で死去した長谷川久蔵筆の桜図などが展示されていました。京都の寺社で展示されている宝物レプリカの実物もあり、とても興味深かったです。例えば妙心寺退蔵院の瓢鯰図【前ぶろぐ】などがありました。他にも清凉寺、東寺、建仁寺、平等院・・・京都の社寺を上げれば切りがありません。あらためて京都の社寺の有難さも感じました。なお、京都国立博物館すぐそばにある智積院の収蔵庫では、長谷川等伯や久蔵の壁画が通常展示されています。【前ぶろぐ】にて。
また、日本で3個のみ現存の「曜変天目茶碗」の展示もありました。光の角度によって玉虫色に変わって見える黒っぽい抹茶茶碗で、昨年、テレビ番組の開運!なんでも鑑定団で4個目の発見では?と話題になったためか、最前列でみるための長い行列ができていました。私は行列に並ばず2列目から見ましたが、それでも内部をすこし見ることができました。お土産ショップには国宝展の面白いグッズがたくさんあります。マスコットのトラりんも時々登場します。トラりんは、めっちゃ商売上手です。押しが強い!(^^;)
帰りに、博物館の敷地内にある「お茶室 堪庵(たんあん)」に寄ってきました。昭和33年(1958)に上田堪一郎氏(湯豆腐の順正の創立者)より寄贈された数寄屋造りの建物で、無料で一般公開されています。
ここ最近の京都は、朝晩が冷え込むようになったので、庭木は少しだけ色づいています。そろそろ、ぷち旅ぶろぐも活動再開(春秋はマメにアップしています)
庭にある柿の木の上の方には、実がたくさんなっていました。美味しそう(^m^)
ここは紅葉の季節になると、とてもきれい【前ぶろぐ】です。静かで私のお気に入りの場所です。国宝展の終盤の頃には楽しめるかな?
京都国立博物館 http://www.kyohaku.go.jp/jp/index.html 特設サイト
特別展覧会「国宝」は11月26日(日)までです。拝観所要時間は興味度にもよりますが90分ぐらいかな? *京都国立博物館はよく訪ねています。ぶろぐ内検索にて。館内レストランもご紹介しています。