まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉(13/11/29)東福寺塔頭「盛光院」「東光寺」

2013年11月30日 | 京都市東山区

P1060177_2 昨日、東福寺へ出かけました。紅葉のピークも過ぎているので、少しは静かになったかな?と、思いましたが・・・まだまだ。でも、まぁ今週末で落ち着くでしょう・・・。詳細は前日ぶろぐにて。

続いて、人だらけの東福寺山内の中でも、静かに紅葉を楽しめる東福寺の塔頭をご紹介します。

まずは、東大路側(北)から東福寺へ行った場合・・・退耕庵の前の道の左角に「盛光院(じょうこういん)」があります。(後述の地図参照)盛光院は、東福寺第十世の佛印禅師(ぶっちんぜんじ)が、開山されたお寺です。佛印禅師は、大分県にもたくさんのお寺を建立されましたが、現在は13ヶ寺の末寺があるそうです。

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山門をくぐり、招竹堂とかかれた門の前では、先の住職の奥様がお気にりだったタヌキさんが出迎えてくれます。(^^)ほかにも境内にはタヌキ像がいっぱい。ここは、ペットの供養もされているようです。

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本堂の前には小さな池があり、ここには、大きなカエルさんが・・・。

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紅葉は、ピークは過ぎていますが、見頃でした。

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本堂には、ご本尊の白衣観音坐像佛印禅師坐像が安置されています。お庭を眺めながら、陽だまりの暖かい席にて最後は貸切状態で、お抹茶を頂きました。(茶席500円:拝観料込)

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本堂には、この時期のみ公開されている「雲水日記」の屏風が展示されています。江戸時代に記されたものを屏風仕立てにされたものです。まず、門を叩いて入門が許されるまでの7日間が最初の4枚に描かれています。その後は、座禅や托鉢などの修行の様子、入浴や剃髪、日常の作務、時には病気になったり、さぼったり・・・修行の様子が、厳しくもユーモラスに描かれています。(許可を頂いて撮影)

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東福寺塔頭 盛光院 http://www15.ocn.ne.jp/~otera/

紅葉の時期のみ特別公開(お抹茶付500円)しています。(今年は11月前半あたりから、ご住職の気が向いた時までらしいです。(^^;)*公開しているときは案内板が出ています。

続いて「東光寺(とうこうじ)」です。人で賑やかな東福寺の日下門の前を通り過ぎて西へ歩くと、歩く人もまばらになり・・・山門の前の「茶」の旗が目印です。(11月のみ公開しています)

 

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東光寺は、東福寺第七世の大智海禅師による開創のお寺です。創建時は現在地よりも少し北の地にあることが絵図にて確認されているそうです。 一時期には衰退しますが、中興開山である古林智教禅師によって寺域が復興しています。

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山門をくぐると本堂、その右手(北)に、大きなかりんの木があり、毎年大きな実をつけます。実はジャムにしたり、入浴の際に入れたりされるそうで・・・いいですねぇ。(^^)

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入口の小さな銅鑼を鳴らすと、お寺の方が出迎えてくれます。(鳴らさなくても気配で出てこられましたが・・・)靴を脱いで、本堂に上がると美しい紅葉と日に照らされた廊下が・・・。仏間には本尊文殊菩薩像、開山の大智海禅師像、中興開山である古林智教禅師像が左右に配されています。実は、この景色に気をとられて参拝を忘れました。(^^;)次回は必ずお参りしなくては・・・。

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お好きな席にどうぞ・・・と、貸切状態。(^^)運ばれてきたお茶は・・・桃色の古袱紗(こぶくさ)に載せられたお抹茶、桃色のらくがんに金平糖、敷紙も濃いピンク~。なんだかお姫様の茶席みたいで、かわいくて、うれしかったです。

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しかも、この眺めを独り占め・・・。方丈の南面・東面を取り囲むように苔に覆われた枯山水の庭園があります。紅葉がちょうど見頃でした。

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東福寺塔頭 東光寺 http://kyototokoji.web.fc2.com/

11月のみ拝観できます。(お抹茶付500円)*法要のため休みもあります。

P10301844_5_2 東福寺 http://www.tofukuji.jp/  紅葉シーズンは一般車両の進入、駐車場利用ができません。

地図クリックで拡大:今回ご紹介したのは黄色く囲んだ寺院です。それ以外に紅葉の季節に公開されていて、過去にご紹介した寺院を丸く囲んでおきました。

なお、今回の2ヶ寺の他に紅葉時のおすすめは光明院(通年公開)です。最近は人が多いですけど・・・。【前ぶろぐ

【おまけ】京都で、あちこちでお抹茶を頂いていますが・・・お抹茶そのものがおいしい!と感じるのはわずかで、それ以外は雰囲気というか時間を楽しむものだと思っております。お抹茶は、心を込めて点てるとおいしくなるし、心を落ち着けて飲むとおいしく感じますね~。

 

   


京都の紅葉(13/11/29)東福寺「通天橋」に行ってきました。

2013年11月29日 | 京都市東山区

今日は午後から「東福寺」へ行ってきました。前回訪ねたのは今月の始め11月7日です。その頃は紅葉が色づき始めたばかりで人もまばらでしたが、紅葉が進むにつれものすごい人出・・・そろそろ空いてきたかな(^^;)と、出かけたんですが・・・。まだまだ団体さんが続々。

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まずは、無料でいつでも通れる「臥雲橋」から眺める「通天橋」は、盛りは過ぎてました。でも、相変わらずたくさんの人・・・・。

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やっと見えた臥雲橋の眺めもやはり、色あせていました。でも、まだまだ眼下に広がる紅葉は、迫力があります。

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「方丈」の参拝客は、少し落ち着いた感じです。↓(拝観料別)

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通天橋から紅葉の渓谷の洗玉澗(せんぎょくかん)へ下りる道は、人がギッシリ(@Д@;)そして、やはり通天橋にも続々、人が押し寄せています・・・。

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あちこち、散もみじの絨毯です。

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でも、まだまだ盛りの木も、たくさん残っています。

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毎年、いち早く紅葉している木(実は出口の東司“トイレ”のそばの木)↓ですが・・思った通り、いち早くお仕舞でした。先導役、ご苦労様でした。(^^)

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以前の紅葉の様子は前ぶろぐにて。13/11/7 12/11/27  11/12/05  10/11/29 】【09/9/11/16】よく考えたら、ここ数年は、ピーク時を完璧に避けてます。σ(^^;)来年は覚悟を決めて、久しぶりにピークに行ってみよう・・・。

東福寺 http://www.tofukuji.jp/  紅葉シーズンは一般車両の進入、駐車場利用ができません。自転車の場合は南門から上り、六波羅門より入ってください。(駐輪:無料)東福寺はよく出かけています。

この後は、この時期、穴場の東福寺塔頭を2ヶ寺、ご紹介します。

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次のぶろぐにて。

 

 


京都の紅葉(13/11/27)源光庵・光悦寺・常照寺・金閣寺

2013年11月28日 | トミーズツアーご報告

昨日、トミーズツアー「もみじ舞う京都 岩倉実相院・源光庵」のお客様を案内させていただきました。前のぶろぐで、最初に訪ねた岩倉実相院の様子をご報告しました。続いて鷹峯(たかがみね)の「源光庵」へ行きました。山門付近の紅葉がきれいでした。

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源光庵は曹洞宗の寺院で、正式には鷹峰山寶樹林源光庵といいます。貞和2年(1346)に臨済宗大徳寺の二代徹翁国師により開基されました。その後、元禄7年(1694)に、加賀の大乗寺の二七代卍山道白が住持され、曹洞宗に改宗されました。

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本堂前の大きなもみじも、きれいに色づいていました。このお寺で一番の人気は、JRやお酒のCMで有名になった本堂の窓・・・たくさんの人がカメラを構えています。また丸い窓のある本堂内部の天井は、血天井とよばれる伏見桃山城の遺構です。よく見ると手形のようなものも残っています。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

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円い「悟りの窓」の円は「大宇宙」を表現し、四角い「迷いの窓」の角は生老病死の「四苦八苦」を表しています。

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窓からの眺めもきれいですが、お庭の紅葉もとてもきれいでした。北山を借景とした枯山水は四季を通じて楽しめます。紅葉はピークは過ぎていますが、十分見頃です。

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源光庵 北区鷹峯北鷹峯町47 駐車場有(ピーク時注意)拝観所要時間:約30分 9:00~17:00 拝観料:大人(中学生以上)400円 小人(小学生)200円 以前の様子は【12/11/12】【【12/11/1】にて。

【今回のツアーは予定より早く京都入りできましたので、鷹峯での滞在時間を多めにとり、特別に周辺を案内させていただきました】

まずは、源光庵から東へ歩いてすぐ「常照寺(じょうしょうじ)」です。江戸初期の文化人、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が、徳川家康より与えられた土地に作った、工芸集落「光悦村」の一部でしたが、本阿弥光嵯が土地を寄進して常照寺が建立されました。

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朱塗りの門は、江戸初期の嶋原遊郭の吉野太夫が寄進したもの↑です。吉野太夫は、常照寺の開山、日乾上人に帰依していたといわれており、太夫の墓もここにあります。山門付近は自由に入れますが、本堂内部や庭園は拝観料が必要です。(300円)

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本堂に参拝した後、別棟で法話やお寺の歴史などの映像を見ることができます。(不定期、今日は団体さんがたくさん入っていたので、覗いてきました)

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庭園には、お茶席が設けられています。お抹茶:500円です。お菓子は松風でした。味噌風味のカステラ風焼菓子で、京都に昔からあるお菓子です。

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お抹茶を頂いた後、境内を散策しました。吉野太夫ゆかりの茶室などがあります。毎年4月の第2日曜日には吉野太夫花供養が行われ、太夫行列や茶会が催されます。

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常照寺 京都市北区鷹峯北鷹峯町45 拝観所要時間:20分~ 拝観料:中学生以上300円 駐車場有

常照寺と同じく源光庵から歩いてすぐ(西へ)「光悦寺(こうえつでら)」があります。江戸初期の文化人・本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が元和1年(1615)に、徳川家康から与えられたこの地に草庵を結び、法華題目堂を建てたのが起こりです。ここに一族縁者をはじめ、種々の工芸に携わる多くの職人と共に住居を構え、光悦を中心とする工芸集落を営みました。光悦の死後、日蓮宗のお寺となっています。

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参道の「散りもみじ」がとてもきれいでした。境内には、大虚庵など7つの茶室があり、順路に沿って、自由に散策できます。内部は見れません。左下写真:本堂

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竹を斜めに組んだ垣根は「光悦垣」と呼ばれています。

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ちょっと、雲行きが怪しくなってきましたが・・・遠くの景色もきれいでした。昨年の眺めと違うのは・・・しょうざんリゾートホテルの工事現場が見える事かな?しょうざんリゾートは以前ご紹介しています。お庭が美しいです。【前ぶろぐ

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光悦寺 京都市北区鷹峯光悦町29 駐車場有 拝観料:1人300円、拝観所要時間20分~ 8:00~17:00 *毎年11月10日~13日は閉園しています。 以前の様子は【12/11/1

鷹峯の後は、バスで10分ほど移動して「金閣寺」へ行きました。お釈迦様のお骨(仏舎利)を祀った舎利殿「金閣」が、とくに有名なため金閣寺と呼ばれていますが、正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)で、臨済宗相国派の寺院です。参道の紅葉はピークは過ぎていますが、まだまだ見頃です。

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金閣の周りの、池の名前は、鏡湖池(きょうこち)といいます。その名の通り、湖面には金閣が逆さにきれいに映っています。↓

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↓金閣の写真を撮るため池のほとり・・・今日は紅葉の穴場めぐりをしてたので、たくさんの人に驚きました。(^m^)境内の紅葉は、今月いっぱいが見頃のようです。

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金閣寺(臨済宗相国寺派) http://www.shokoku-ji.jp/top.php

参拝料金:大人400円 小中300円 拝観所要時間:40分~ 駐車場有  以前、詳しくご紹介しています。【12/11/12

【おまけ】本日のバス(トミーズツアー提携の高岡交通さんのバスです)、オリジナルもみじ弁当・・・そして、お客様です(許可を頂いて撮影させていただきました)

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トミーズツアーの皆様、本日はご参加ありがとうございました。今回は富山からスムーズに京都入りし、コースの他に鷹峯もたっぷり楽しんで頂けてよかったです。紅葉は少し盛りを過ぎていましたが、十分見頃でしたね。また、観光中は雨に降られる事がなかったのもラッキーでした。また京都でお待ちしています。(^^)



京都の紅葉(13/11/27)岩倉実相院「床もみじ」

2013年11月27日 | トミーズツアーご報告

今日はトミーズツアー「もみじ舞う京都 岩倉実相院・源光庵」のお客様を案内させていただきました。富山を出発してお昼頃には京都に到着、私は京都東インター下車すぐ、山科から乗車させていただきました。

まずは、最初の目的地「岩倉実相院(いわくら じっそういん)」です。実相院は元天台宗の単立寺院で、ご本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。門跡寺院(寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務める)で、昔から、岩倉門跡、岩倉御殿とも呼ばれています。

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住宅地をぬけて、参道の坂道にさしかかると、遠くに実相院の門と赤く染まるもみじが見えます。門をくぐってすぐの大きなもみじは、半分ほど散っていました。京都は月曜日(25日)に雨が降ったため、散ったもみじが多いです。

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この寺の代名詞ともいうべき・・・客殿の磨かれた床に映る「床もみじ」を含め、お寺の内部の撮影はできませんが、書院のお庭などの撮影は縁側からできます。

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すでに、かなり散っていますが、まだ見ごたえはあります。↓お庭にうさぎとカメ?ちょっと珍しいですね。(^m^)

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客殿の中は、古くて色あせたもの多いですが、狩野派の襖絵や障壁画、杉戸絵で埋め尽くされています。また、歴代の門主、坊官が綴った門外不出の日記が残されています。260年間にわたる歴史の記録として大変貴重なものです。なかでも幕末期は、実相院が宮家に近い門跡寺院であり、徳川家ともゆかりが深かったため、双方から様々な貴重な情報がよせられました。日記は挿絵なども添えられ、詳細に記されています。*一部、展示されていました。

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↑客殿の東側には比叡山を借景とし石仏を配した「枯山水庭園」があります。もとは、蹴鞠の庭だったと伝えられているそうです。左下写真:同じ木の葉なのに、緑と赤にはっきり分かれている・・・↓不思議です。(@Д@;)

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【おまけ】床もみじは、この木の紅葉が、ピカピカに磨き上げられた床に映っています。少し色あせていますが、まだまだきれいでした。春には新緑が映り「床みどり」冬には雪景色が映り「雪化床」となります。

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実相院 http://www.jissoin.com/index.html

拝観料:大人500円 小中250円  拝観所要時間:20~30分

実相院へは、地下鉄「国際会館前」で降り、京都バスで10分ほどで「岩倉実相院」です。駐車場は少しだけありますが、紅葉のシーズンは使用できません。観光バスの駐車時間は30分厳守です。

この後、ツアーは、鷹峯の源光庵へ行きました。次のぶろぐにて。



京都の紅葉「南禅寺塔頭:天授庵」夜間拝観に行ってきました。

2013年11月26日 | 京都市東山区

先日(11月20日)、南禅寺塔頭の天授庵の夜間拝観へ出かけました。「天授庵:てんじゅあん」は、暦応2年(1339)に光厳天皇の勅許により開山し、その後火災や応仁の乱の兵火に見舞われ、荒廃していたのを慶長7年(1602)に細川幽斎が再建し、今日に至っています。*前ぶろぐでご紹介した永観堂ライトアップから歩いて10分弱です。

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受付の前に・・・拝観者が多い場合は、調節のため入り口で待ち時間があります。以前訪ねた時は30分ぐらい待ちましたが、この日は10分程でした。書院に入ると左の部屋と、突き当りに南庭のライトアップが見えます。

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この庭は、明治時代に大きく改造されているものの、鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えた池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)のお庭です。日中の拝観では庭内を散策できますが、書院から庭を眺めることができません。

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ライトに浮かび上がった庭の木々は、見飽きることがありません・・・と、いうのがこの庭を初めて見た時の感想でしたが、最近はいくら撮っても納得のいく写真が撮れない・・・かな?。ちゃんと目で楽しむ事を忘れちゃいけないですね。(^^;)*係員による説明が3分ほどあります。

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書院の後は、幾何学模様の石畳を軸とした枯山水の東庭(前庭)へ・・・。 

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1週間前に訪ねています2013/11/14】が、その時に比べると、紅葉が進んでいるようです。今年はJR東海の「そうだ京都、行こう」のポスターに使われたから、いつもよりさらに人気・・・。

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先にご紹介した永観堂のライトアップは、庭を散策しながら楽しみますが、ここは静かに座って楽しむライトアップです。

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天授庵南禅寺山内、拝観所要時間:20分~ 以前もご紹介しています。ライトアップ【08/11/15】紅葉【2013/11/14】【2006/11/22

天授庵のライトアップは11月15日から30日、17:30~21:00まで行われています。大人500円、高校生400円、小中学生300円です。混雑時は、入場人数の制限があります。防寒対策を忘れずに!

南禅寺 http://nanzenji.com/index.html

南禅寺の紅葉の見どころは三門からの紅葉の眺め前ぶろぐ】、そして本坊の紅葉前ぶろぐ】です。ライトアップは行われていません。


京都の紅葉「永観堂」夜間ライトアップに行ってきました。

2013年11月26日 | 京都市左京区

先日(11月20日)、永観堂のライトアップを見てきました。平成25年11月8日(金)~12月5日(木)の期間中、午後5時30分~午後8時30分(閉門9時)に行われています。永観堂の正式名称は「禅林寺(ぜんりんじ)」といい、浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院です。紅葉の名所として知られ、古くより「秋はもみじの永観堂」といわれています、ご本尊は、振り向いた珍しいお姿の「みかえり阿弥陀如来像」です。

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門前のライトアップでも十分きれいですが、やはり境内に入ると・・・わ~っと、歓声があがるほどの美しさです。多宝塔もライトアップされています。

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紅葉のトンネルを通って、あちこち散策。見上げてばかりいると躓きますので、ご注意を。

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御影堂や阿弥陀堂もライトアップされています。内部には入れません。たぶん(^^;)昼の拝観時には内部拝観できます。

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放生池の写真を撮る行列ができていました。(30分ぐらい待ちました・・・。)

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見てるとあっという間に時間が経ちますが、じわーっと寒くなってきますので、暖かくしてお出かけ下さい。茶店でぜんざいもいいかも。(^^)

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境内の一角の人気スポット、黄色い銀杏のじゅうたんに赤いもみじの景色こちら】・・・見頃は、もう少し先のようです。銀杏がまだ散ってませんでした。

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永観堂 http://www.eikando.or.jp/  ライトアップ拝観所要時間:30分~

今頃の京都は、5時過ぎれば周囲が真っ暗になるため、不慣れな人はタクシーの利用がお勧めです。(門のそばの駐車場まで入車してくれます)

紅葉の過去の様子は【11/11/17】【09/11/27】【08/11/12】【06/11/21】にて。

寺宝展・ライトアップ期間(11/8~12/5)の拝観料 寺宝展:大人1,000円 小中600円 (9:00~16:00) ライトアップ:中学生以上:600円(17:30~20:30)

この後は、ここから歩いて10分、南禅寺天授庵のライトアップをご紹介します。

 


奥比叡ドライブウェイ・横川エリア散策(13/11/22)

2013年11月25日 | 京都市左京区

先日(22日)、「比叡山(ひえいざん)」へ出かけました。前ぶろぐで比叡山ドライブウエイとランチの様子をご報告しました。続いて奥比叡ドライブウエイです。紅葉は、奥比叡の方が進んでいて、きれいでした。

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先ほどまで、青空でしたが・・・ちょっと雲が増えてきました。(><。)午後から雨の予報・・・急がねば!

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Cci20131125_2比叡山延暦寺は、最澄が開山してから1200年が経っています。多くの名僧を輩出したことにより、日本仏教の母山と呼ばれています。比叡山は大きく三塔(東塔・西塔・横川)の地域に分けられ、これらを総称して比叡山延暦寺といいます。

まずは、横川エリアから散策しました。比叡山の北(京都から行くと一番奥)に位置しています。平安時代から多くの文学作品の舞台となっていて、比叡山の中でもひとしお霊峰感があるところです。(地図クリックで拡大)

横川のバス駐車場では「比叡山もみじ祭」が開催されていました。誰でも参加できるスピードくじが行われもみじの苗木を頂きました。他に大根焚きの振る舞いもありました。*2013年11月2日~11月24日まで

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拝観料550円(東塔・西塔・横川共通券)をお支払して、散策開始です。途中、石仏があちこちに・・・西国三十三ヶ所観音霊場の観音さまです。

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右下写真:横川の本堂にあたる「横川中堂」です。本尊として比叡山中興の祖、慈覚大師作と伝えられる聖観音菩薩が祀られています。現在の建物は昭和46年に再興された建物です。

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左下写真:慈恵大師(じえだいし)別称:元三大師(がんざんだいし)の住居跡と伝えられる「元三大師堂」です。村上天皇の勅命によって四季に法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれています。門の前のぷくっとした葉のかえで・・・ウチワカエデかな?

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現代のおみくじの形式は、慈恵大師が考え出したといわれており、おみくじ発祥の地といわれています。本堂で、角大師(つのだいし)のお姿を授与していて、魔除けの護符になっています。*角大師も慈恵大師の別称です。

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左下写真:「恵心堂(えしんどう)」です。浄土宗や浄土真宗などの源となる日本浄土教の基礎を築いた恵心僧都源信の旧跡です。(内部非公開)源氏物語が書かれた時代の著名な僧であるため、恵心僧都がモデルであると思われる人物が登場します。

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左下写真:「比叡山行院」です。読経の声が響き渡ってる・・・こともあるらしいですが、この日は静かでした。お休み?

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そして、横川のいちばく奥の「定光院(じょうこういん)」へ。135段の石段を下ります。135段とはいえ、1段が大きく、3~5歩ぐらい歩くので、けっこう時間がかかります。(往き:下り約4分 帰り:上り約8分)*駐車場から20分ほどかかります。

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この地は日蓮上人が修行した地とされ、天台宗である比叡山延暦寺とは異なり、日蓮宗の寺院となっています。

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本堂の前にはしだれ桜がありました。春にはきれいに咲いているのでしょうね。右下写真:日蓮上人ご使用の手水鉢です。

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横川を散策した後、ランチのために京都方面へ戻ろうと思いましたが・・・せっかくなので滋賀方面のゲートまで行くことにしました。

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残念ながら、お天気は下り坂。でも、とってもきれいな景色が見れました。(^^)

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滋賀の仰木料金所まで行って、Uターンして帰ってきました。(駐車場があります)今回は、京都方面田の谷峠料金所から入り、ホテル前検札所、西谷検札所を経て、横川を散策、仰木料金所の前でUターンして、再び西谷検札所、ホテル前検札所を経て田の谷峠料金所で通行料金を支払いました。

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・・・通行料金は3,120円のところ割引キャンペーンで2,680円、昼食場所のロテル・ド・比叡でもらったサービス券820円引を使って1,860円でした。なお、西塔、東塔エリアもまわりたかったのですが、雨が降り出したので帰ってきました。又の機会に。

比叡山延暦寺 http://www.hieizan.or.jp/

奥比叡ドライブウエイ http://www.hieizan.co.jp/index.html (割引クーポン券ダウンロードできます)


比叡山ドライブウェイ&「ロテル・ド・比叡」でランチ(13/11/22)

2013年11月24日 | グルメ・お土産

一昨日「比叡山(ひえいざん)」へ出かけました。朝から気持ちの良い天気、比叡山ドライブウエイ(有料道路)の紅葉もとってもきれいでした。

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琵琶湖の眺めも最高~。 \(^^)/

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空が青いというだけで、なんかうれしいですね。(^^)

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この日は、ロテル・ド・比叡のレストラン「ロワゾ・ブルー」で、ランチを頂きました。

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ちょうど窓辺の席が空いてラッキーでした。まずは、アミューズは、シェフおすすめの一品です。タコのマリネのゼリー寄せ・・・みたいなのでした。(^^;)説明聞いたのに適当ですいません。

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バケットとオリーブのパン、自家製バターとレモン風味のオリーブ油がついています。オードヴルは、フォアグラのステーキ・比叡の太巻きゆばとマディラ酒ソースです。フォアグラの上に載っている千切は色とりどりの湯葉です。

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スープはシャンピニオンのポタージュです。メインは、牛ロース肉のステーキ・ポワブルベールソースです。( シャラン産鴨のロースト・クラシカルなオレンジソースも選べます)

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最後に本日のデザート・・・フィンガービスケット、ムース、シャーベットです。コーヒー(カプチーノにしてもらいました)、焼菓子がついています。

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ゆったりとしたランチタイム、ごちそうさまでした。(^人^)頂いたのは、トリコロール(青)のコースです。3,500円 (4,042円:サービス料10%、消費税込)*グラスワイン、けっこうなお値段でした。(^^;)

ロテル・ド・比叡 http://www.hotel-hiei.jp/index.php

*5,000円以上の利用で、比叡山ドライブウエイのホテル⇔田の谷峠ゲート間の往復、乗用車1台分のサービス券(820円引)がもらえます。*通行券は出口で支払いますので当日使える券です。

比叡山ドライブウエイ http://hieizan-way.com/(割引クーポン券ダウンロードできます)

続いて、奥比叡ドライブウェイと横川をご報告します。次のぶろぐにて。

 

 


京都の紅葉(13/11/23)高雄神護寺・槇尾西明寺・栂尾高山寺

2013年11月23日 | トミーズツアーご報告

今日はトミーズツアー「京都紅葉の三尾 高雄・槇尾・栂尾」のお客様を案内させていただきました。富山を出発してお昼頃には京都へ入ります。私は京都南インター付近から乗車させていただきました。三尾とは、嵐山から北に向い、清滝川に沿って南から、高雄(たかお)槇尾(まきのお)、栂尾(とがのを)と連なる3つの小峰の総称です。平安時代から仏教の修行場とされるこの場所は、それぞれの山腹に、神護寺(じんごじ)、西明寺(さいみょうじ)、高山寺(こうさんじ)があります。

まずは「栂尾 高山寺」を拝観しました。774年、光仁天皇の勅願によって開創、その後、鎌倉時代に明恵上人(みょうえしょうにん)によって再興され、後鳥羽上皇より「日出先照高山之寺」を賜りました。真言宗のお寺で、平成6年には、世界文化遺産に登録されています。表参道の石畳の道は黄色かったです。そろそろ散り始めていましたし、今年はこのまま見頃が終わるかな?

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「石水院」は、たくさんの人で賑っていました。鎌倉時代にこのお寺を中興した明恵上人(みょうえしょうにん)が後鳥羽院より学問所として賜った建物です。上人時代の唯一の遺構で国宝に指定されています。

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石水院の軒先からの眺めです。色とりどりの紅葉がとてもきれいでした。室内には、国宝の鳥獣戯画の写しなどが展示されています。

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沢山の人でしたが、なんとか人が少なめになった瞬間の1枚です。↓以前、人がいない時に撮った時はこんな感じでした。【以前の写真

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お寺のある楞伽山(りょうがせん)一帯は、国の史跡に指定されており、境内には、金堂、開山堂などがありますが、針葉樹が多いです。【前ぶろぐ

栂ノ尾山 高山寺 http://www.kosanji.com/  拝観所要時間:40分~ 紅葉の時期に石水院参拝(600円)の際には入山料(500円)が別途かかります。以前もご紹介しています。【13/11/12】【09/11/10】【07/11/30】【07/11/16】【07/10/18

高山寺の後は「高雄 神護寺」へ・・・。神護寺は、平安京造営の最高責任者であった和気氏の私寺であったと思われる「神願寺」と「高雄山寺」という2つの寺院が合併されてできたお寺で、天長元年(824)に空海により開創された真言宗の別格本山です。平安時代に2度の災害のため堂塔のほとんどを焼失していますが、その後、源頼朝らの援助により復興しました。しかし、応仁の乱で再び兵火をうけ、大師堂を残して焼失、1623年に楼門、毘沙門堂、五大堂、鐘楼が再興されています。

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周山街道沿いのバス駐車場から↑紅葉の階段を下りて・・・朱塗りの高雄橋を渡り、石段を登ります。(のんびり約15分)

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途中には茶店もあります。そして、ひたすら階段を上った先に、ようやく神護寺の楼門が見えます。楼門の前のもみじは散っていました。

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境内の紅葉は見頃です。盛りをすぎていますが、まだまだ楽しめます。 

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↓金堂は、昭和10年に新築されたもので、ご本尊の薬師如来像(木像・国宝)が安置されています。自由に堂内に入り参拝し、ご本尊を拝むことができます。

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境内奥にある地蔵院周辺の紅葉はきれいでした。錦雲峡(きんうんきょう)に向かって、かわらけ投げ(2枚100円)ができます。

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高雄山 神護寺  http://www.jingoji.or.jp/  拝観料 大人500円 拝観所要時間 約60分 

以前の様子【13/11/12】【12/11/7】【11/11/30】【08/11/2】【07/11/16紅葉の見頃の頃 【09/11/10ぶろぐ参道 神護寺境内】大師堂特別拝観【08/11/2

続いて「槇尾 西明寺」です。周山街道沿いのバス停から、紅葉の階段を下りて・・・朱塗りの高雄橋を渡らずに、右(北)へ歩きます。見下ろすと清滝川の紅葉がきれいでした。

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朱塗りの指月橋を渡ると、西明寺です。西明寺は、天長年間(824~834)に空海(弘法大師)の高弟 智泉大徳が神護寺の別院として創建したと伝えられています。

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正応3年(1290)には、神護寺より独立しましたが荒廃、再興を繰り返し、現在の本堂と表門は、元禄13年(1700)に5代将軍綱吉の母、桂昌院の寄進により再建されたものです。本堂正面の須弥壇上の厨子には、鎌倉時代の仏師、運慶によって彫られたご本尊の釈迦如来立像が祀られています。

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ここは、三尾の中でも一番紅葉の進みが早いです。門をくぐったところにある真っ赤なもみじはすでに落葉していました。落ちる前はこんな感じです。【以前の写真

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西明寺 http://www.kyo-takao.com/spot/index.html (参考サイト)

拝観料:500円  拝観所要時間約20分~ 高雄橋から徒歩5分程度

以前もご紹介しています。【13/11/12】12/11/7】【08/11/2】【07/11/16】槇尾の見頃の時の様子は【参道:09/11/10】【境内:09/11/10

【おまけ1】紅葉を満喫したあとはおたべ本館」でショッピングです。小さい一口サイズでかわいいパッケージの限定商品「こたべ」もあります。

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【おまけ2】本日のバス、お客様、昼食のオリジナルもみじ弁当です。私はきのこの炊き込みご飯と、お肉がお気に入りです。(^^)

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トミーズツアーの皆様、本日はご参加ありがとうございました。今日は暖かい1日で、紅葉は少し盛りを過ぎていましたが、十分見頃でしたね。たくさん歩いていただきましたが、お疲れが出ませんように・・・。また京都でお待ちしています。(^^)



京都の紅葉(13/11/21)洛西「大原野神社」

2013年11月22日 | 京都市西京区

昨日、洛西の大原野へ出かけました。 先に、西行ゆかりの花の寺「勝持寺」【前ぶろぐと鳥獣の庭が見事な「正法寺」【前ぶろぐ】の紅葉の様子をご報告しました。

続いて「大原野神社(おおはらのじんじゃ)」です。このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所で、万葉集の編者、大伴家持も歌を詠んでいます。その鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀ったのが大原野神社の始まりです。鳥居の前には七五三の大きな看板。ここは地域の人にとっても大切な氏神様なのでしょうね。

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2本目の鳥居をくぐると、その先に色づいた紅葉が見えます。近づいていくと・・・春日野茶屋があります。そういえば、夏には流しそうめんやっていました。

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境内、奈良の猿沢池を模した鯉沢池には、鷺が1羽。睡蓮の葉が広がる池の中の石にとまっていました。

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池周辺の紅葉がとてもきれいでした。光を浴びて、絵画のような感じです。

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右下写真:一重の枝垂れ桜「千眼桜(せんがんさくら)」は葉が少し残っていました。この桜は、花と葉が同時に出ること、3日で散ってしまうことなどが他にはない珍しい特徴だそうです。満開の時の様子は【前ぶろぐ】にて。

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朱色の鳥居をくぐって本殿へお参りします。周辺の紅葉は見頃を過ぎた感じですが、まだまだきれいです。

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大原野神社 http://oharano-jinja.jp/ 参拝無料 拝観所要時間:20分~ 駐車場あり400円

以前もご紹介しています。緑の頃【13/5/24】桜の頃【09/4/11

大原野のある洛西の様子は【カテゴリ:西京区】にて。

 


京都の紅葉(13/11/21)洛西の名刹「正法寺」

2013年11月22日 | 京都市西京区

昨日、洛西の大原野へ出かけました。 先に、西行ゆかりの花の寺「勝持寺」の紅葉の様子をご報告しました。【前ぶろぐ続いて「正法寺(しょうぼうじ)」です。

正法寺は、真言宗の寺で、天平勝宝年間の創建です。その後、応仁の乱などで焼失され、元和元年(大阪城落城の年)に再興された歴史のあるお寺です。平安初期、弘法大師42歳の作と伝えられる立像式の聖観音や、鎌倉時代作の化仏を本面の左右に配した全国でも珍しい形の三面千手観音があります。

参道に架かる朱塗りの極楽橋を渡ると・・・大きなしだれ桜は、落葉していましたが、もみじのトンネルが・・・まだ、青い?と、思ったら・・・

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あちこち、真っ赤に色づいていました。きれいです~。

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近年完成した、六角の朱塗りの遍照塔も紅葉によく映えます。春日不動尊の前の大きなしだれ桜は、すっかり落葉していました。その代わり、もみじがきれいです。

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阿吽の仁王像さん・・・紅葉のそばの阿形像は、なんか「イエィ!」っていう感じ。(^^)V *写真クリックで拡大。桜の頃には輝いてる吽形の像は「すまん!」って感じ。(^^;)【桜の頃の写真

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門をくぐり、振り返ると、大きなもみじが見えます。↓

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宝生殿の東面に「鳥獣の庭」があります。紅枝垂れ桜は落葉していました。はるか向こうに京の街と東山連峰が見えます。庭に置かれた石が動物の形をしていることから鳥獣の庭と呼ばれています。

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このお庭を眺めながら、お抹茶を頂けます。(300円)新緑の頃には青もみじが添えられていましたが、今の季節は赤いもみじです。

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法寿山 正法寺 http://www.kyoto-shoboji.com/ 拝観料:400円 拝観所要時間:30分~ 参拝者用駐車場無料

平成21年~27年まで、中興開山400年記念で境内整備事業が行われています。訪ねるたびにいろいろ進化しています。京都縦貫自動車道工事も大分進んでいますが、まだ工事音が聞こえます。

以前もご紹介しています。新緑【13/5/23】【07/6/17】桜【09/4/11

この後は、大原野神社の様子をご紹介します。大原野のある洛西の様子は【カテゴリ:西京区】にて。


京都の紅葉(13/11/21)洛西:西行ゆかりの寺「勝持寺」

2013年11月21日 | 京都市西京区

今日は洛西の大原野へ出かけました。 このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所です。天皇の鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀った大原野神社があります。(大原野神社の様子は次のぶろぐにて)周辺にはいくつかのお寺があります。

まずは、「勝持寺(しょうじじ)」へ行きました。勝持寺は、小塩山大原院勝持寺といい、白鳳8年(680)、天武天皇の勅によって創建された古いお寺です。

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門をくぐると、思わず、歓声をあげたくなる紅葉が空いっぱいに広がっています。紅葉は、来週半ばぐらいまで楽しめそうです。

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↓本堂には重要文化財に指定された御本尊の薬師如来をはじめいくつかの仏像が安置され公開されています。(撮影不可)本堂前の狛犬さんも紅葉を楽しんでるみたい・・・。

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本堂から境内を見渡しても、もみじがいっぱいです。右下写真:不動堂は、岩窟中に不動明王が安置されている珍しいものです。階段を上ってお堂の裏の岩窟を見ることができます。

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平清盛と同じ北面の武士であった佐藤義清(のちの西行法師)がこの寺で出家し、1株の桜を植えて吟愛したといわれています。鐘楼のそばにあるその桜は「西行桜」とよばれるしだれ桜で、この寺が「花の寺」と呼ばれる所以となっています。すでに落葉していました。桜の頃は【前ぶろぐ】にて。

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西行桜の他に、境内には数種類の桜が100本以上あり同じ数ほどもみじの木もあります。桜の葉はすでに散り、日当たりがよくなった場所はきれいに色づき、日当たりの悪い所はまだ緑です。ほんのり色づいたもみじも、美しいです。

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↓漁業関係の方に信仰が深い魚籃観音(ぎょらんかんのん)」様は、まだ緑の中です。そのうち色づくのかな~?

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境内奥の桜ヶ丘からは、遠くに長岡京市内が見えます。

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歌枕の「冴野の沼」周辺の紅葉もきれいでした。周辺の山々の緑にも紅葉がよく映えます。

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勝持寺 http://www.shoujiji.jp/ 参拝者用駐車場有 拝観料:大人400円 拝観所要時間:30分~ 

勝持寺は以前もご紹介しています。 新緑の頃【13/5/23】桜の頃【10/04/10】【09/04/11】【07/04/05

この後、正法寺(左下写真)、大原野神社(右下写真)の様子をご報告します。紅葉は見頃です。(^^)

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【おまけ】勝持寺のそばに、京都で一番小さな拝観寺院の「願徳寺(がんとくじ)」さんがあります。ご本尊の「如意輪観世音菩薩半跏像」は、平安前期の作で国宝に指定されています。カヤの一木から作られた像で、色彩や金箔を施してありません。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ


京都の紅葉(13/11/20)詩仙堂・叡山電鉄で行く鞍馬寺

2013年11月20日 | トミーズツアーご報告

今日はトミーズツアー「紅葉列車で行く鞍馬寺と詩仙堂」のお客様を案内させていただきました。富山を出発してお昼頃には京都へ入ります。私は山科から乗車させていただきました。

まずは詩仙堂の奥(横)の「八大神社(はちだいじんじゃ)」へ参拝です。八大神社は永仁2年(1294)創建の京都一乗寺の氏神さまです。 八大神社は、祇園社(現八坂神社)と同格で、皇居守護神十二社中の一社として、東北隅の表鬼門に位置したことから北の祇園社として厚く信仰されています。

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本殿西には、宮本武蔵が吉岡一門と決闘した当時の「下り松(さがりまつ)」の古木が保存されていて、宮本武蔵像も建立されています。現在の決闘の地には4代目の松が育っています。(右下写真:大型バス駐車場のそばです)

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八大神社 http://www.hatidai-jinja.com/index.html

参拝自由 拝観所要時間:20分~

その後「詩仙堂(しせんどう)」へ。詩仙堂は徳川家の家臣であった石川丈山が隠居のため造営した山荘です。名前の由来は中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙の間によります。庭園造りの名手でもある丈山自身により設計された庭は、春にはサツキ、秋には紅葉が美しいです。

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書院に腰を下ろして、ゆっくり眺めを楽しめます。時折、ししおどしの音か・・・「カーン」と、響きます。(人が少なく静かならば・・・)

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紅葉は見頃でした。今週いっぱいがピークかな?そろそろ落ち葉が・・・。

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詩仙堂 丈山寺 http://www.kyoto-shisendo.com/

拝観料:500円 所要時間:30分~ 駐車場有 ピーク時は、公共交通機関ご利用をお勧めします。

この後、叡山電鉄で鞍馬へ。途中には紅葉のトンネルが広がっています。特に市原駅から二ノ瀬駅の間では、紅葉の美しさに溜息が・・・。

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鞍馬駅では、大きな天狗が出迎えてくれました。(^^)駅↓から歩いてすぐ、鞍馬寺山門があります。

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鞍馬寺三門は、紅葉がとてもきれいでした。鞍馬寺は、もともと天台宗でしたが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっています。山号は鞍馬山、開基は、鑑真(がんじん)の高弟鑑禎(がんてい)とされています。門の前には、阿吽の狛寅さん・・・鞍馬寺のご本尊のひとつ毘沙門天が寅の月、寅の日、寅の刻に鞍馬山に現われたことによるそうです。

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門口で(愛山費:200円・高校生以上)を納め、行きは「ケーブルカー」に乗りました。(片道:ご志納100円)日本で唯一、宗教法人が運営するケーブルカーで、到着までは、200メートル2分です。出発点が見えます。(この日は30分程待ちました)

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左下写真:ケーブルの到着駅にある多宝塔です。右下写真:ケーブルから下りた後は、ひたすら参道を登ります。整備された道なのでわりと歩きやすいです。(約10分)

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参道の紅葉はちょうど見頃でした。色とりどりでとてもきれいです。

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本堂からの眺めもバッチリ。本殿金堂前の六芒星の中心に立つことで、自然のエネルギーを受け取る事が出来るとされておりパワースポットとして人気です。また、鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地としても知られています。奥ノ院、貴船へ続く参道には牛若丸ゆかりのものがたくさんあります。鞍馬寺から奥ノ院、貴船神社までの通り抜けは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

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鞍馬寺 http://www.kuramadera.or.jp/index.html  愛山費:200円 拝観所要時間:60分~

本堂から徒歩で参道を下りる途中には、「由岐(ゆき)神社」があります。鞍馬の火祭はこの神社の例祭です。樹齢800年を超える大杉さんが参道にそびえています。

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天狗みくじもあります。1個400円。鈴のついたキーホルダーです。ケーブルを使わずに本堂までの参道を歩く(登る)と、行きは30分、帰りは15分です。道は砂利道もありますが、ゆっくり下りれば大丈夫です。

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鞍馬寺参拝の後は、門前でショッピングです。門前の名物は木の芽煮です。昆布を山椒の実と葉、醤油で佃煮にしたもんを細かく刻んだ京都鞍馬の伝統的な保存食です。

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【おまけ1】本日のバスと、お客様と、お弁当です。(^^)オリジナル弁当も秋バージョン、きのこの炊き込みごはんがおいしかったです。

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トミーズツアーの皆様、本日はご参加ありがとうございました。今日のコースは電車移動もあり大変でしたが、皆様のご協力のもとスムーズに観光することができました。紅葉はちょうど見頃でしたね。たくさん歩きましたがお疲れではないでしょうか?また京都でお待ちしています。(^^)

*紅葉する前、10月31日の様子は・・・鞍馬寺【前ぶろぐ】詩仙堂【前ぶろぐ】にて。

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【おまけ2】↑お客様と鞍馬でお別れした後、お約束通り展望列車「きらら号」で帰りました。乗る前からすごい行列、立ち席でしたが、紅葉を楽しむ事ができました。 

 


京都の紅葉(13/11/18)奥嵯峨:愛宕念仏寺・嵯峨野:二尊院

2013年11月19日 | 京都市右京区

昨日、奥嵯峨へ出かけました。前日ぶろぐで紅葉が一番見頃だった「あだし野念仏寺」とランチの様子をご紹介しました。続いて、あだし野念仏寺の前に訪ねた「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)」をご紹介します。

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愛宕神社【前ぶろぐ】の一の鳥居の先、清滝トンネルの手前に「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)」があります。一の鳥居から歩いて5分ほどです。本堂は鎌倉中期の再建によるもので大正11年に堂宇の保存のため、この地へ移築されました。以前は本堂内部に入れましたが昨日はNGでした。

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寺の復興を祈願して、昭和56年から一般の参拝者の奉納による1200体の羅漢像が個性的で、ユーモラスです。境内の紅葉はもうすぐ盛りでした。ここは、真っ赤にはならず黄色いまま散る葉が多いです。左下写真:鐘楼(三宝の鐘)の屋根上の鳳凰です。

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今回も、えなりくん↓(^^;)撮ってきました。

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お寺は山の斜面に建っているため、見上げても見下ろしても、美しい眺めです。昨日は日が射してとっても神秘的でした。

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愛宕念仏寺 http://www.otagiji.com/ 

拝観料:大人300円 拝観所要時間:約20分 ご朱印あり(500円)入口にて

以前の様子は前ぶろぐ【12/11/21】【11/11/23】にて。

愛宕念仏寺、あだし野念仏寺拝観、ランチを済ませた後に、嵯峨野の「二尊院」へ行きました。あだし野念仏寺から徒歩5分(下り)ほどです。

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「二尊院(にそんいん)」は、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っています。そのため二尊院と呼びますが、正しくは「小倉山二尊教院華台寺(けだいじ)」といいます。総門からの本堂までの参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、広い石段の脇の紅葉が見事です。

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紅葉は、5分ほどかな?昨年の同じころに比べると少し遅めです。

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本堂に上がって、2体並んだご本尊を拝むことができます。お抹茶席もあります。

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二尊院 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 拝観料:大人500円

拝観所要時間:約30分 ご朱印あり(300円)本堂にて

以前の様子は前ぶろぐ【12/11/19撮影】【11/11/23】にて。

2ヶ寺とも参拝者用駐車場がありますが、ピーク時は満車です。

 


京都の紅葉(13/11/18)奥嵯峨:化野念仏寺&遊山でランチ

2013年11月18日 | 京都市右京区

 

今日は奥嵯峨へ出かけました。まずは「あだし野念仏寺(あだしのねんぶつじ)」です。約1200年前、弘法大師が野ざらしになっていた無縁仏を埋葬し、五智山如来寺を開創されたのが始まりのお寺です。

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境内の紅葉は、もうすぐ盛り・・・ものすごーーーくきれいでした。

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紅葉が進むと、真っ赤になりますが、今は色とりどりです。

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賽の河原の景色がとても有名ですけど、竹の小径もあります。ご本尊の阿弥陀如来は湛慶(たんけい)作といわれる阿弥陀如来像です。とても美しいお顔をしておられます。*湛慶は運慶の長男です。

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あだし野念仏寺 http://www.nenbutsuji.jp/

拝観料:大人500円 拝観時間:20分~ ご朱印あり(300円)本堂にて

以前の様子は前ぶろぐ【12/11/21】【11/11/23】にて。

あだしの念仏寺から歩いて5分、清滝道沿いにある「鳥居本 遊山 YUSAN」さんで、ランチを頂きました。紅葉を眺めながらのカウンター席の他にテーブル席もあります。ここは、有名俳優MHさんの家だったそうです。(^^;)

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「水コース(3,100円)を頂きました。メインは鯛のポアレ・バルサミコ酢と栗のソースです。

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前菜、かぶのポタージュ、パン・・・(あとからご飯も出ます)

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お造り、鴨肉の揚げ饅頭、おぼろ豆腐・・・

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最後はご飯にお漬物色々、デザートは抹茶アイスにブリュレ、珈琲です。

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のんびり1時間半かけてのおいしいランチ、綺麗な器も楽しみでした。

鳥居本 遊山  http://www.turning.co.jp/yusan/index.html

この後は、同じく本日訪ねた「愛宕念仏寺」「二尊院」をご紹介します。

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