まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都花景色(2016/4/15)松尾大社:やまぶきがそろそろ満開!

2016年04月16日 | 京都市西京区

一昨日の夜、そして本日未明に、熊本で大きな地震が発生しました。まだまだ大きな余震が続いています。こちら、京都からは、今のところ見守ることしかできませんが、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い地震の沈静化と復興をお祈り申し上げます。

 

昨日、梅宮大社の八重桜を楽しんだ【前ぶろぐ】後、近くの松尾大社へ寄りました。徒歩の場合は20分、車の場合は3分ほどで到着です。松尾大社は、京都でも最古級の神社で、この一帯の住民が松尾山の御神霊を祀ったのがはじまりだといわれています。地元では「松尾さん」と親しまれている洛西の総氏神様として、約10万戸の氏子を擁しています。

京都の「やまぶき」の名所として知られています。境内を流れる一ノ井川のほとりの山吹の開花状況は・・・満開間近!とってもきれいでした。

やまぶきは、中国と日本に古くから自生していて、山の谷間で枝が風に揺れる様子から山振とよばれたのが語源で、「万葉集」にも、山振と詠まれた歌があります。

山吹は、この地に自生していたといわれ、今は約3000株あるといわれています。八重やまぶきの他に、一重のやまぶきも境内あちこちにあります。

 珍しい白やまぶきもあります。年々、株が増えています。

本殿奥に「神泉・亀の井」があります。亀さんの口から流れる水は、別名「よみがえりの水」ともよばれ、諸病快癒、延命長寿、寿福増長に効果があります。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】そのため、本殿前にも亀さんがたくさんいます。

古来より開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として仰がれ、特に醸造の祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢などの製造・販売者からの信仰を集めています。

 

境内には、酒樽や絵馬がたくさん奉納されています。お酒の資料館もあります。

松尾大社  http://www.matsunoo.or.jp/ 参拝自由、庭園拝観:大人500円、拝観所要時間(庭園含め)30分~ 参拝者用無料駐車場有

以前も山吹の季節にご紹介しています。【2014/4/17:庭園ご紹介しています】【2011/4/27:お酒の資料館】【2009/04/19】【2008/04/20


京都の桜(2016/4/10)洛西の古刹:善峯寺・三鈷寺…紅しだれ桜が見頃です!

2016年04月10日 | 京都市西京区

今日は午前中、洛西の古刹「善峯寺(よしみねでら)」へ出かけました。善峯寺は、 平安中期の1029年に開かれ、その後歴代の天皇の御崇敬が篤く栄えましたが、応仁の乱の際に焦土と化しました。徳川五代将軍綱吉の生母「桂昌院」により復旧され現在に至っています。

この寺には復興に尽力した桂昌院(徳川5代将軍綱吉の母)ゆかりの品などが数多く残されています。桂昌院(お玉の方)のように庶民から将軍の生母となる玉の輿にあやかろうと参拝する女性も多いとか?また西国20番札所でもあり、京都市中心地から少し離れていても、1年を通じて参拝客がたえません。

境内は、山の斜面に広がる「回遊式庭園」になっており、全てを回ると800メートルの距離、約40分かかります。桜、紫陽花、秋は紅葉が美しい場所です。ちょうど山の斜面にある「善峯白山・櫻あじさい苑」の、紅しだれ桜が見頃でした。

紅しだれ桜はそろそろ満開です。

その他に、ヤマザクラやしだれ桜など数種類の桜があります。八重桜はまだつぼみでした。来週末には咲き始めそうです。

今日はあいにくの花曇り・・・それでも善峯寺からの桜越しの眺めは最高です。(^^)

境内あちこちにある紅しだれ桜も満開でした。この後は八重桜が咲き始めます。

天然記念物の「遊龍(ゆうりゅう)の松」(樹齢600年の五葉松、かつての長さは54m)の先・・・経堂(桂昌院が一切経を納めた)のそばには、樹齢300年を超える桂昌院お手植えのしだれ桜があります。すでに盛りが過ぎています。しかし、まだまだ迫力があります。

善峯寺 http://yoshiminedera.com/  入山料:大人500円 高校生300円 小中生200円 駐車場:普通車500円  拝観所要時間:60~90分

以前の様子は前ぶろぐにて。【15/11/30】【15/11/4】【13/6/28】【12/4/12】【12/4/14】【07/04/06】 紅葉の季節【08/11/22】 あじさいの季節【07/06/26

善峯寺と隣接する三鈷寺も覗いてきました。三鈷寺は、平安時代の承保元年(1074)に善峯寺を開山した源算上人が草庵を結んで北尾往生院と号したのが始まりのお寺です。

江戸時代に書かれた「都名所図会」「二大仏七城俯瞰(ふかん)の地」と記され、比叡山を始めとする東山三十六峯、宇治、木津方面と京都盆地を一望できる天空の寺です。境内の紅しだれ桜が満開でした。

境内からの眺めは、桜が見頃終了のものもありましたが、これから咲く八重桜もあり、まだまだ楽しめそうです。

三鈷寺 http://sankoji.com/index.php  参拝自由

本堂・客殿拝観:500円 拝観所要時間:30分~60分   以前詳しくご案内しています。【前ぶろぐ】【15/11/30】【15/11/4


京都の紅葉(15/11/4)洛西「善峯寺」「三鈷寺」へ行ってきました。

2015年11月04日 | 京都市西京区

今日は、洛西の「善峯寺(よしみねでら)」へ出かけました。善峯寺は、 平安中期の1029年に開かれ、その後歴代の天皇の御崇敬が篤く栄えましたが、応仁の乱の際に焦土と化しました。徳川五代将軍綱吉の生母「桂昌院」により復旧され現在に至っています。 

境内は、山の斜面に広がる「回遊式庭園」になっており、全てを回ると800メートルの距離、約40分かかります。桜、紫陽花、秋は紅葉が美しい場所です。また西国20番札所でもあり、京都市中心地から少し離れていても、1年を通じて参拝客がたえません。

山の斜面のよく日の当たるもみじの葉は紅葉が始まっていました。写真で見るより肉眼の方が、もう少し落ち着いた感じに見えます。今年の京都は、まだ気温が下がらないので、紅葉の進み具合はゆっくりなようです。

日当たりのよい場所は、赤いですが、そうでない場所はまだ青々しています。

一番紅葉が進んでいたのは、境内の釈迦堂付近の紅葉です。釈迦堂のご本尊は、腰痛や神経痛に霊験あらたかです。

 

ちょっとユニークでかわいいお顔の鈴のお守り(350円)を買ってきました。この鈴の音はとても響きます。鍵やお財布に着けておくと、鞄の中で探すのにも便利です。訪ねる度に買っては、誰かにあげてる気がする・・・。

善峯寺 http://yoshiminedera.com/  入山料:大人500円 高校生300円 小中生200円 駐車場:普通車500円  拝観所要時間:60~90分

以前の様子は前ぶろぐにて。【13/6/28】【12/4/12】【12/4/14】【07/04/06】 紅葉の季節【08/11/22】 あじさいの季節【07/06/26

善峯寺の北門から出てすぐ・・・「三鈷寺(さんこじ)」があります。

三鈷寺は、平安時代の承保元年(1074)に善峯寺を開山した源算上人が草庵を結んで北尾往生院と号したのが始まりです。二祖の観性法橋は、応保二年(1162)自ら浄布を織り佛眼曼荼羅を画いて本尊とされたそうです。三祖は百人一首にも歌を残された慈鎮和尚(慈円)で、四祖の西山上人は浄土宗西山派の派祖です。

江戸時代に書かれた「都名所図会」「二大仏七城俯瞰(ふかん)の地」と記され、比叡山を始めとする東山三十六峯、宇治、木津方面と京都盆地を一望できる天空の寺です。二大仏とは?東山七条の方広寺【前ぶろぐ】の大仏と、東大寺の大仏【前ぶろぐ】です。

本堂の中央には、ご本尊の金色不動尊が安置されています。他にも平安後期の仏像等多数あり、お寺の方の説明と共にじっくり拝観することができます。今日は良い天気で、客殿からの眺めがすばらしかったです。手前の木はもみじです。紅葉が進むと、さぞかし美しい事でしょう。

三鈷寺 http://sankoji.com/index.php  参拝自由

本堂・客殿拝観:500円 拝観所要時間:30分~60分   以前詳しくご案内しています。【前ぶろぐ

富山発着日帰り;トミーズツアー 好評受付中!

B-6494色彩あふれる紅葉「善峯寺」と天空の寺「三鈷寺」 お1人様11,880円

http://www.enjoy-sks.co.jp/tommys/09-365/01.html#6494

 


京都花景色:松尾大社「やまぶき」(2014/4/17)

2014年04月18日 | 京都市西京区

昨日、梅宮大社で八重桜を楽しんだ後「松尾大社(まつおたいしゃ)」へ寄りました。車だと3分、徒歩だと15分~20分ぐらいかかります。松尾大社は、京都でも最古級の神社で、この一帯の住民が松尾山の御神霊を祀ったのがはじまりだといわれています。

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地元では「松尾さん」と親しまれている洛西の総氏神様として、約10万戸の氏子を擁し、古来より開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として仰がれ、特に醸造の祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢などの製造・販売者からの信仰を集めています。

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京都の「やまぶき」の名所として知られています。境内を流れる一ノ井川のほとりの山吹の開花状況は・・・満開間近!とってもきれいでした。

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山吹は、中国と日本に古くから自生していて、山の谷間で枝が風に揺れる様子から山振とよばれたのが語源で、「万葉集」にも、山振と詠まれた歌があります。

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山吹の咲く頃は風が吹く季節なのか?昨日も時折強い風が吹いていました。よく揺れる事、水辺や斜面に自生していることが多いので、山吹の写真は難しいです。(><。

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山吹は、この地に自生していたといわれ、今は約3000株あるといわれています。八重山吹の他に、白山吹や一重の山吹も境内あちこちにあります。

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醸造の祖神様を祀っていますので、境内には奉納された酒樽がいっぱい。「樽うらない」なるものも・・・(^^;)矢を2本射って占います。(300円)見事に中央を射抜いた方には特別のお守りが!外れても残り福がもらえます。

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本殿奥には「霊亀の滝」があります。昔、珍しい亀が見つかったとか・・・。近年は癒しのスポットとして人気の場所です。しめ縄の向こうに、天狗さんのお顔が見える天狗岩があります。右下写真をじーっと見てると、真ん中に鼻や目が見えますよ~。

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「神泉・亀の井」もあります。亀さんの口から流れる水は、別名「よみがえりの水」ともよばれ、諸病快癒、延命長寿、寿福増長に効果があります。

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境内には、あちこち「亀さん」がいます。

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幸運の「撫で亀」さん、記念撮影パネルにもカメさんがいます。(^m^)

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本殿横には、昭和を代表する作庭家であった重森三玲氏の設計の庭があります。昭和50年に造られた庭で、古来から神社と深く関わりのあった「磐座(いわくら)」を表現したお庭です。磐座とは神様をお招きして祀る事です。

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庭は4つに分かれ「曲水の庭」「即興の庭」「上古の庭」「蓬莱の庭」があります。重森三玲氏の終生の目標“永遠のモダン”を感じる石組構成が中心のお庭です。なお、重森三玲氏作庭の代表的なお庭は東福寺山内にもあります。以前ご紹介しています。【東福寺方丈】【光明院】【龍吟庵】【霊雲院

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松尾大社  http://www.matsunoo.or.jp/ 参拝自由、庭園拝観:500円、拝観所要時間(庭園含め)30分~ 参拝者用無料駐車場有

以前も山吹の季節にご紹介しています。【2011/4/27】【2009/04/19】【2008/04/20

4月20日には、神幸祭「船渡御(ふなとぎょ)」が行われます。


京都の紅葉(13/11/21)洛西「大原野神社」

2013年11月22日 | 京都市西京区

昨日、洛西の大原野へ出かけました。 先に、西行ゆかりの花の寺「勝持寺」【前ぶろぐと鳥獣の庭が見事な「正法寺」【前ぶろぐ】の紅葉の様子をご報告しました。

続いて「大原野神社(おおはらのじんじゃ)」です。このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所で、万葉集の編者、大伴家持も歌を詠んでいます。その鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀ったのが大原野神社の始まりです。鳥居の前には七五三の大きな看板。ここは地域の人にとっても大切な氏神様なのでしょうね。

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2本目の鳥居をくぐると、その先に色づいた紅葉が見えます。近づいていくと・・・春日野茶屋があります。そういえば、夏には流しそうめんやっていました。

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境内、奈良の猿沢池を模した鯉沢池には、鷺が1羽。睡蓮の葉が広がる池の中の石にとまっていました。

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池周辺の紅葉がとてもきれいでした。光を浴びて、絵画のような感じです。

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右下写真:一重の枝垂れ桜「千眼桜(せんがんさくら)」は葉が少し残っていました。この桜は、花と葉が同時に出ること、3日で散ってしまうことなどが他にはない珍しい特徴だそうです。満開の時の様子は【前ぶろぐ】にて。

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朱色の鳥居をくぐって本殿へお参りします。周辺の紅葉は見頃を過ぎた感じですが、まだまだきれいです。

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大原野神社 http://oharano-jinja.jp/ 参拝無料 拝観所要時間:20分~ 駐車場あり400円

以前もご紹介しています。緑の頃【13/5/24】桜の頃【09/4/11

大原野のある洛西の様子は【カテゴリ:西京区】にて。

 


京都の紅葉(13/11/21)洛西の名刹「正法寺」

2013年11月22日 | 京都市西京区

昨日、洛西の大原野へ出かけました。 先に、西行ゆかりの花の寺「勝持寺」の紅葉の様子をご報告しました。【前ぶろぐ続いて「正法寺(しょうぼうじ)」です。

正法寺は、真言宗の寺で、天平勝宝年間の創建です。その後、応仁の乱などで焼失され、元和元年(大阪城落城の年)に再興された歴史のあるお寺です。平安初期、弘法大師42歳の作と伝えられる立像式の聖観音や、鎌倉時代作の化仏を本面の左右に配した全国でも珍しい形の三面千手観音があります。

参道に架かる朱塗りの極楽橋を渡ると・・・大きなしだれ桜は、落葉していましたが、もみじのトンネルが・・・まだ、青い?と、思ったら・・・

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あちこち、真っ赤に色づいていました。きれいです~。

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近年完成した、六角の朱塗りの遍照塔も紅葉によく映えます。春日不動尊の前の大きなしだれ桜は、すっかり落葉していました。その代わり、もみじがきれいです。

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阿吽の仁王像さん・・・紅葉のそばの阿形像は、なんか「イエィ!」っていう感じ。(^^)V *写真クリックで拡大。桜の頃には輝いてる吽形の像は「すまん!」って感じ。(^^;)【桜の頃の写真

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門をくぐり、振り返ると、大きなもみじが見えます。↓

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宝生殿の東面に「鳥獣の庭」があります。紅枝垂れ桜は落葉していました。はるか向こうに京の街と東山連峰が見えます。庭に置かれた石が動物の形をしていることから鳥獣の庭と呼ばれています。

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このお庭を眺めながら、お抹茶を頂けます。(300円)新緑の頃には青もみじが添えられていましたが、今の季節は赤いもみじです。

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法寿山 正法寺 http://www.kyoto-shoboji.com/ 拝観料:400円 拝観所要時間:30分~ 参拝者用駐車場無料

平成21年~27年まで、中興開山400年記念で境内整備事業が行われています。訪ねるたびにいろいろ進化しています。京都縦貫自動車道工事も大分進んでいますが、まだ工事音が聞こえます。

以前もご紹介しています。新緑【13/5/23】【07/6/17】桜【09/4/11

この後は、大原野神社の様子をご紹介します。大原野のある洛西の様子は【カテゴリ:西京区】にて。


京都の紅葉(13/11/21)洛西:西行ゆかりの寺「勝持寺」

2013年11月21日 | 京都市西京区

今日は洛西の大原野へ出かけました。 このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所です。天皇の鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀った大原野神社があります。(大原野神社の様子は次のぶろぐにて)周辺にはいくつかのお寺があります。

まずは、「勝持寺(しょうじじ)」へ行きました。勝持寺は、小塩山大原院勝持寺といい、白鳳8年(680)、天武天皇の勅によって創建された古いお寺です。

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門をくぐると、思わず、歓声をあげたくなる紅葉が空いっぱいに広がっています。紅葉は、来週半ばぐらいまで楽しめそうです。

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↓本堂には重要文化財に指定された御本尊の薬師如来をはじめいくつかの仏像が安置され公開されています。(撮影不可)本堂前の狛犬さんも紅葉を楽しんでるみたい・・・。

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本堂から境内を見渡しても、もみじがいっぱいです。右下写真:不動堂は、岩窟中に不動明王が安置されている珍しいものです。階段を上ってお堂の裏の岩窟を見ることができます。

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平清盛と同じ北面の武士であった佐藤義清(のちの西行法師)がこの寺で出家し、1株の桜を植えて吟愛したといわれています。鐘楼のそばにあるその桜は「西行桜」とよばれるしだれ桜で、この寺が「花の寺」と呼ばれる所以となっています。すでに落葉していました。桜の頃は【前ぶろぐ】にて。

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西行桜の他に、境内には数種類の桜が100本以上あり同じ数ほどもみじの木もあります。桜の葉はすでに散り、日当たりがよくなった場所はきれいに色づき、日当たりの悪い所はまだ緑です。ほんのり色づいたもみじも、美しいです。

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↓漁業関係の方に信仰が深い魚籃観音(ぎょらんかんのん)」様は、まだ緑の中です。そのうち色づくのかな~?

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境内奥の桜ヶ丘からは、遠くに長岡京市内が見えます。

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歌枕の「冴野の沼」周辺の紅葉もきれいでした。周辺の山々の緑にも紅葉がよく映えます。

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勝持寺 http://www.shoujiji.jp/ 参拝者用駐車場有 拝観料:大人400円 拝観所要時間:30分~ 

勝持寺は以前もご紹介しています。 新緑の頃【13/5/23】桜の頃【10/04/10】【09/04/11】【07/04/05

この後、正法寺(左下写真)、大原野神社(右下写真)の様子をご報告します。紅葉は見頃です。(^^)

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【おまけ】勝持寺のそばに、京都で一番小さな拝観寺院の「願徳寺(がんとくじ)」さんがあります。ご本尊の「如意輪観世音菩薩半跏像」は、平安前期の作で国宝に指定されています。カヤの一木から作られた像で、色彩や金箔を施してありません。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ


洛西の古刹:天空の寺「三鈷寺」二大仏七城俯瞰の地

2013年07月01日 | 京都市西京区

先日、紫陽花が見頃の洛西の「善峯寺(よしみねでら)」へ出かけました。詳細は【前ぶろぐ】にて。善峯寺の北門から出てすぐ・・・「三鈷寺(さんこじ)」があります。北門は回転式で、一方通行になっています。原則、門から出たら善峯寺へは戻れません。気をつけましょう。

三鈷寺は、平安時代の承保元年(1074)に善峯寺を開山した源算上人が草庵を結んで北尾往生院と号したのが始まりです。二祖の観性法橋は、応保二年(1162)自ら浄布を織り佛眼曼荼羅を画いて本尊とされたそうです。三祖は百人一首にも歌を残された慈鎮和尚(慈円)で、四祖の西山上人は浄土宗西山派の派祖です。

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西山上人は、ここを不断如法念仏道場とされるとともに、背後の山が仏器の三鈷杵に似ている事から寺名を「三鈷寺」と改められました。昭和26年(1951)、五十二世台龍上人の徳望により四宗兼学(天台、真言、律、浄土)の西山宗本山として独立しました。その後、平成大修理が平成14年春に完了し、現在に至っています。

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門を入って境内に入り参拝するのは自由なのですが、本堂・客殿の拝観は有料です。本堂の中央には金色不動尊が安置されています。もともとは、二祖が描かれた「佛眼曼荼羅」が本尊として安置されており、その御前立が不動尊だったためだそうです。現在、佛眼曼荼羅は国立博物館で保存されています。また同じくご本尊の「抱止阿(だきとめ)弥陀如来像」が、とても印象的です。1メートルほどの小さなお姿ですが、修復を終えたばかりで目がパッチリ、忘れられないお顔です。他にも、秘仏の大聖歓喜天尊、西山上人の御廟などがあります。

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本堂を拝観した後は、客殿にて眺めを楽しみます。江戸時代に書かれた「都名所図会」「二大仏七城俯瞰(ふかん)の地」と記され、比叡山を始めとする東山三十六峯、宇治、木津方面と京都盆地を一望できる天空の寺です。二大仏とは?東山七条の方広寺【前ぶろぐ】の大仏と、東大寺の大仏【前ぶろぐ】です。え、奈良の大仏が見えた?(@Д@)・・・夜景もいいし、送り火も花火も楽しめるのだそうです。*予約制で夜間拝観もあります。

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眺めを楽しみながらお抹茶を頂きました。(500円:コーヒーもあります)この日のお菓子は鶴屋吉信さんの氷梅でした。モチモチでおいしかったです。(日によって違うそうです)

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三鈷寺の参道は・・・ちょっと険しい道が続きます。バス駐車場から登ると大変です。でも、がんばって登る価値は絶対あります。先に善峯寺を参拝してから三鈷寺を訪ねると参道を下るのがお勧めです。(同じ坂道でも善峯寺の参道の方が楽です)

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三鈷寺 http://sankoji.com/index.php  参拝自由

本堂・客殿拝観:500円 拝観所要時間:30分~60分   


京都花景色:洛西「善峯寺」の紫陽花(2013/6/28)

2013年06月29日 | 京都市西京区

P1040022 昨日、紫陽花を見に、洛西の「善峯寺(よしみねでら)」へ出かけました。善峯寺は、 平安中期の1029年に開かれ、その後歴代の天皇の御崇敬が篤く栄えましたが、応仁の乱の際に焦土と化しました。徳川五代将軍綱吉の生母「桂昌院」により復旧され現在に至っています。 

 境内は、山の斜面に広がる「回遊式庭園」になっており、全てを回ると800メートルの距離、約40分かかります。春は桜、秋は紅葉が美しい場所です。近年、山の斜面にたくさんの紫陽花が植えられて紫陽花の名所として知られています。

また西国20番札所でもあり、京都市中心地から少し離れていても、1年を通じて参拝客がたえません。

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境内では7000株の紫陽花を楽しめます。新しく植えられた株もいっぱい。年々華やかになりますね。

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昨日は、花の盛りをすぎたものもありましたが、まだ十分きれいでした。7月の5日ぐらいまでは、楽しめそうです。

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今年は、気候が影響しているのか?京都市内は、どこのあじさい苑も、少し生育が悪いような気がします・・・。

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紫陽花の他にも、今の季節は「かえで」が、とてもきれいです。

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多宝塔の、樹齢300年の「桂昌院お手植えのしだれ桜」にも青々と葉が茂っていました。今年の春は、残念ながら訪ねる機会がありませんでしたが、一昨年はツアーガイドとして来ています。【前ぶろぐそばには、日本一の松といわれる「遊龍の松(写真右下)」もあります。元は全長54メートルもあったそうですが、現在は15メートルほどになったそうです。横にながーい松です。

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善峯寺
 http://yoshiminedera.com/  入山料:大人500円 高校生300円 小中生200円 駐車場:普通車500円  拝観所要時間:60~90分

以前の様子は前ぶろぐにて。【12/4/12】【12/4/14】【07/04/06】 紅葉の季節【08/11/22】 あじさいの季節【07/06/26



京都の新緑:洛西の名刹「正法寺」鳥獣の庭

2013年05月28日 | 京都市西京区

先日(23日)、新緑の美しい大原野へ出かけました。山城地方でも最も古くから開けた場所で、1万年前の狩猟器などが神社の山の手から発見されています。先に睡蓮の花が見頃の大原野神社をご紹介しました。続いてすくそばの「正法寺」です。

P1010677_2 正法寺は、真言宗の寺で、天平勝宝年間の創建です。その後、応仁の乱などで焼失され、元和元年(大阪城落城の年)に再興されました。全体的に新しいお寺の印象を受けますが、歴史は古いです。

門をくぐり、受付を済ませると、寺の中を自由に見ることができます。以前、あじさいの季節にまじくんと探検しています。(^m^)【前ぶろぐ本堂に祀られている「三面千手観音」は、お顔の左右に化仏を配した全国でも珍しいお姿をされています。鎌倉初期の作、国の重要文化財指定、高さ2.6mの立派なお姿です。

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このお寺のお庭は「鳥獣の庭」とよばれる石庭です。庭には枝垂れ桜が1本あり、桜の季節はたくさんの人で賑わいますが、この日はほぼ貸切(^^)庭石が、象、フクロウ、獅子、蛙、兎、亀・・・鳥獣戯画のようにお庭を楽しめます。

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お庭を見ながらお抹茶を頂きました。(300円)お菓子に添えられたもみじがうれしかったです~。京都六大黒天霊場の第三番のご本尊の「走り大黒天」も、お庭が見える方丈にいらっしゃいます。けっこう大きな大黒様です。

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境内の新緑がとてもきれいでした。

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春日不動明王の前の紅枝垂れ桜は葉が茂っていました。今年は桜の季節に訪ねそこねましたが・・・紅しだれ満開の頃の様子は【09/04/11】にて。濃いピンク色の桜と、いかついお顔の仁王像、朱塗りの遍照塔とのコントラストが見事です。

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法寿山 正法寺 http://www.kyoto-shoboji.com/ 拝観料:400円 駐車場無料

平成21年~27年まで、中興開山400年記念で境内整備事業が行われています。訪ねるたびにいろいろ進化してる気がします。(^^;)京都縦貫自動車道工事の騒音も少し落ち着きました。

大原野のある洛西の様子は【カテゴリ:西京区】にて。

   

京都花景色「大原野神社」の睡蓮

2013年05月25日 | 京都市西京区

昨日、洛西の大原野へ出かけました。まずは大原野神社」を訪ねました。大原野神社があるこのあたりは、山城地方でも最も古くから開けた場所で、1万年前の狩猟器などが神社の山の手から発見されています。

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このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所です。天皇の鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀ったのが大原野神社の始まりです。

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右下写真:一重の枝垂れ桜「千眼桜(せんがんさくら)」は葉が茂っていました。花と葉が同時に出ること、3日で散ってしまうことなどが他にはない珍しい特徴だそうです。満開の時の様子は【前ぶろぐ】にて。

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境内、奈良の猿沢池を模した鯉沢池の杜若はそろそろ見頃終了・・・。

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たくさんの睡蓮がきれいに咲いていました。

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泥池の白い花・・・睡蓮は、なんとなーく神秘的ですね。未の刻(午後1時~2時)に萎むことからひつじ草との別名もあるそうです。お花見は午前中に!

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8月まで、境内の春日野茶屋で週末に「流しそうめん」が行われるようです。楽しそう、ちょっと、気になりますね~。(^^)写真クリックで拡大。

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大原野神社 http://oharano-jinja.jp/ 参拝無料 駐車場あり400円

大原野のある洛西の様子は【カテゴリ:西京区】にて。



洛西の古刹「苔寺(西芳寺」と「竹の寺(地蔵院)」

2012年12月30日 | 京都市西京区

先日(20日)、irohaさん鈴虫寺へ出かけました。詳細は前日ぶろぐにて。その後、すぐ近くの苔寺へ行きました。(鈴虫寺から徒歩約5分)苔寺の拝観は事前申し込みが必要です。

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苔寺の正式名称は「西芳寺」といいます。奈良時代、聖徳太子の別荘だった地に、行基菩薩が開山したのが始まりの古いお寺です。その後、室町時代初期の暦応2年(1339)に夢窓国師(疎石)が中興し臨済宗の禅寺となりました。現在、世界文化遺産に登録されています。

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受付を済ませた後、本堂にて読経(般若心経)が行われ、その後に、各自、護摩木に願文と住所、氏名を書きます。墨を擦って筆で文字を書くなんて久しぶりです。実は、前調べでは、筆持参で写経が必要?と書かれていたので、写経あるかも?と内心ドキドキ(^^;)でも、事前にお寺から届く案内はがきにはその旨は書いてなかったので安心していたのですが・・・本堂には、人数分の筆と硯と文机が置かれていました。え・・・もしかして?・・・。まぁ、結局は護摩木に願文を書くぐらいでよかった。(^m^)いざとなれば四文字「家内安全」とかでもOKだし。本堂内部は撮影NGです。ご朱印(500円)

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本堂での読経終了後(約30分)、庭園を案内していただきました。西芳寺がある場所は、三方を山に囲まれ、川が流れる谷合に位置することから湿度が高く、庭木が夏の日光をやわらかに変える苔の生育に適した場所です。庭は2段構えで、上段は枯山水、下段は池泉回遊式庭園です。下段から見学します。

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庭の広さは5000坪です。作庭当初は、仏堂や銀閣寺のモデルにもなった瑠璃殿が建ち、浮島は白砂で覆われ、大きな桜の木や季節の花々で彩られた天下の名園といわれた庭でした。応仁の乱(1467~)を機に荒廃し、訪ねる人も少なく次第に庭園に苔が生えはじめ、現在、通路以外はすべて苔に覆われています。

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苔の種類は120種。まんじゅう苔、這い苔、杉苔・・・。苔の上に苔が重なり、10センチ以上の厚さのある場所もあります。毎日、僧侶や庭師が庭の苔の上の落ち葉を掃いて手入れをし、苔の光合成を促し美しい姿を守っています。

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梅雨の季節が苔が一番美しいとのことですが、あちこちに、もみじやさくらの木があるので、四季を通じて楽しめそうです。池には小舟が一艘浮かんでいました。その昔は、足利義政はじめ時の権力者が舟遊びを楽しんだといわれています。この庭を模して銀閣寺が造られたとも・・・。今は、どんな人がここで舟に乗るのでしょう?

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今の季節は千両の赤い実・・・池に沈む、もみじの葉。紅葉の季節も、さぞや美しかったことでしょうね。

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日本最古といわれる枯山水庭園はすっかり苔に覆われています。すぐそばには、夢窓疎石を祀る庵があります。

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三重納経塔も見えました。そばにはいけないようです。その手前には寒桜が咲いていました。

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西芳寺(こけでら)〒615-8286 京都市西京区松尾神ヶ谷町56

冥加料 3,000円 *往復はがきによる事前申し込みが必要です。まずお寺に電話を入れて予約状況を確かめるのがお勧めです。拝観所要時間:1時間~ 参考サイト【こちら】 

苔寺拝観の後、すぐそばの「地蔵院」へ寄りました。臨済禅宗のお寺で、鎌倉時代に細川頼之公(細川護煕元首相のご先祖)が、夢窓国師を開山として開いたお寺です。延命安産の地蔵菩薩を本尊としています。竹が生い茂っているところから「竹の寺」とも呼ばれています。

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近くの民家で生まれたとされる、一休禅師がこの寺で6歳まで暮らし、その後、安国寺に移ったといわれています。この日は、細川元首相が奉納された襖絵が特別展示されていました。近江八景のもととなる中国湖南省の八景の水墨画です。写真撮影NG。

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地蔵院(竹の寺) 京都市西京区山田北ノ町23

拝観料:300円 拝観所要時間:20分~


京都花景色:松尾大社「やまぶき」(12/4/23)

2012年04月23日 | 京都市西京区

今日は、松尾大社へ出かけました。松尾大社は、京都でも最古級の神社で、この一帯の住民が松尾山の御神霊を祀ったのがはじまりだといわれています。地元では「松尾さん」と親しまれている洛西の氏神です。京都の「やまぶき」の名所として知られています。

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山吹は、中国と日本に古くから自生していて、山の谷間で枝が風に揺れる様子から山振とよばれたのが語源で、「万葉集」にも、山振と詠まれた歌があります。

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ただ今、5分咲・・・ほどかな?今年は、梅やソメイヨシノの開花は遅めでしたが、八重桜や山吹の開花は例年と変わらないような気がします。今月中は確実に花を楽しめると思います。

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松尾大社  http://www.matsunoo.or.jp/  

参拝自由、駐車場無料です。

以前も山吹の季節にご紹介しています。【2011/4/27】【2009/04/19】【2008/04/20

続いて、松尾大社から車で3分ほど東にある「梅宮大社」の八重桜の様子をご紹介します。次のぶろぐにて。


京都の桜:善峯寺「桂昌院お手植えのしだれ桜」(12/04/12)

2012年04月13日 | 京都市西京区

昨日は洛西の桜を見に行きました。まずは、勝持寺正法寺大原野神社の様子をご報告しました。続いて、大原野神社から車で15分ほど移動して「善峯寺」へ行きました。自家用車の場合は山門そばの駐車場へ車を入れますが、大型観光バスの場合は、手前の駐車場利用となり、九十九折になった参道を歩きます。

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善峯寺は、平安中期の1029年に開かれ、その後歴代の天皇の御崇敬が篤く栄えましたが、応仁の乱の際に焦土と化しました。徳川五代将軍綱吉の生母「桂昌院」により復旧され現在に至っています。

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境内のあちこちに桜が植えられており、ソメイヨシノなどはそろそろ見頃ですが、遅咲きの紅しだれ桜が多く、ちょうどチラホラ咲き始めたところです。

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境内は、山の斜面に広がる「回遊式庭園」になっており、全てを回ると約40分かかります。傾斜がすごいし、高所恐怖症の方には少しキツイ場所もあります。要所に山門受付でもらうパンフレットと同じ番号札の案内板があるので、それを見ながら回ればわかりやすいです。

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この寺の復興に尽力した桂昌院(徳川5代将軍綱吉の母)ゆかりの品などが数多く残されています。桂昌院(お玉の方)のように庶民から将軍の生母となる玉の輿にあやかろうと参拝する女性も多いとか?ちなみに、京都市内には桂昌院が復旧に尽力したお寺がいっぱいあります。*左下写真:けいしょう殿の桂昌院像 

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天然記念物の「遊龍(ゆうりゅう)の松」(樹齢600年の五葉松、かつての長さは54m)の先・・・経堂(桂昌院が一切経を納めた)のそばには、桂昌院お手植えのしだれ桜があります。

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樹齢は300年です。3分咲ほどでした。

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このほかにも、あちこちに桜が植えられています。「自分以外の幸せを願いましょう」とされる幸福地蔵さまの眼下にある「桜・あじさい苑」の桜はまだまだつぼみでした。

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境内からは京都市内はもちろん大阪まで一望することができます。このあたりの桜もまだつぼみでした。

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現在、本堂の左奥にある寺宝館では特別公開「徳川ゆかりの寺宝」展が行われています。(無料)お土産におもしろい鈴を見つけました。とってもよい音がします。ちょっとキモカワ系?赤いのもありました。(350円)

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善峯寺 http://yoshiminedera.com/  入山料:大人500円 高校生300円 小中生200円 駐車場:普通車500円  拝観所要時間:60~90分

以前の様子は前ぶろぐにて。桂昌院のしだれ桜が満開の頃【07/04/06】 紅葉の季節【08/11/22】 あじさいの季節【07/06/26


京都の桜:大原野神社の千眼桜(12/04/12)

2012年04月13日 | 京都市西京区

昨日、洛西の大原野へ出かけました。まずは、花の寺として知られる「勝持寺」、鳥獣の庭のある「正法寺」をご報告しました。詳細は前ぶろぐにて。その後、大原野神社を訪ねました。大原野神社があるこのあたりは、山城地方でも最も古くから開けた場所で、1万年前の狩猟器などが神社の山の手から発見されています。

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石の鳥居をくぐると、奈良の猿沢池を模した鯉沢池のそばに「春日乃茶屋」さんがあります。池にはカメがたくさんいて、初夏には杜若や睡蓮が美しいです。

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このあたりは、桓武天皇がしばしば鷹狩りを催した場所で、万葉集の編者、大伴家持も清和天皇が産湯に使ったとされる瀬和井(せがい)の清水の歌を詠んでいます。写真クリックで拡大します。ちなみに清和天皇の子孫が清和源氏となり、源頼朝、足利尊氏などを輩出しています。

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天皇の鷹狩りの際には、藤原氏の人々も多数参加し、この地の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊を祀ったのが大原野神社の始まりです。

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境内は、奈良の雰囲気~。狛鹿さんもいます。ここのおみくじは鹿のおみくじです。ただし、本物の鹿さんはおりません。

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この季節の一番の見所!一重の枝垂れ桜「千眼桜(せんがんさくら)」が少し綻んでました。花と葉が同時に出ること、3日で散ってしまうことなどが他にはない珍しい特徴だそうです。あれ?本日の神社のサイトを見たらもう5分咲になってます。3日で散るくらいだから開花のスピードが速い!それに昨日はかなり暖かかったもんね・・・(^^;) 23℃ぐらいでした。

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大原野神社 http://oharano-jinja.jp/ 参拝無料、以前千眼桜の満開の頃にご紹介しています。【09/04/11】にて。

拝観所要時間:30分  駐車場あり(時期により有料:乗用車400円)

大原野一帯は、タケノコの産地でもあります。神社の駐車場のそばにある茶店「こばやし」さんでは、朝堀の竹の子が売られています。早速買って帰りました。あくが少なくてやわらかでとってもおいしいです。

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竹の子のほかに、草餅やおやき、珈琲なども頂けます。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

この後は、善峯寺をご案内します。次のぶろぐにて。