まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都の紅葉(12/11/29)岩倉「実相院」

2012年11月29日 | 京都市左京区

今日は午後から、岩倉の「実相院」へ行ってきました。実相院は元天台宗の単立寺院で、ご本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。門跡寺院(寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務める)で、昔から、岩倉門跡とか、岩倉御殿とも呼ばれています。

P1270751 P1270771_2

紅葉はそろそろ見ごろ終了・・・入口付近のもみじは、まだ残っていました。

P1270770建物内の撮影はできません。客殿の中は、狩野派の襖絵や障壁画、杉戸絵で埋め尽くされています。

また、実相院には歴代の門主、坊官が綴った門外不出の日記が残されています。260年間にわたる歴史の記録として大変貴重なものです。

なんと、平成10年に隠し部屋の壁の中から発見されたそうです。すごっ!(@Д@)なかでも幕末期は、実相院が宮家に近い門跡寺院であり、徳川家ともゆかりが深かったため、双方から様々な貴重な情報がよせられました。日記は挿絵なども添えられ、詳細に記されています。*一部、展示されています。

P1270756 P1270754

書院の庭園の撮影はOKです。この景色を屋根の上から、一人?一鳥締めしている鷺が一羽・・・カメラに向かってポーズをとっているかのようなお姿(^^;)

P1270759_2 P1270755

客殿の東側には比叡山を借景とし石仏を配した「枯山水庭園」があります。もとは、蹴鞠の庭だったと伝えられているそうです。

P1270762_2 P1270763_2

室内撮影NGですから、当然、この寺の代名詞ともいうべき・・・客殿の磨かれた床に映る「床もみじ」も撮影はできません。撮ろうとカメラを構える人がいると・・・な、なんと、どこかに監視カメラが設置されているようで、スピーカから「床もみじの撮影禁止です!そこの〇〇色の帽子の方~!」などと、大きな声が境内に響きわたります。(@Д@;)なお、室内から床もみじを撮ることはできませんが、縁側からもみじを撮ることはできます。このもみじが床に映っているのです。今日は曇空だし紅葉の盛りも過ぎているので、少しだけ映っていました。*入口に写真が売られています。(2枚セット:500円)

P1270761 P1270767

他にも3Dカードもありました。お土産もいっぱい・・・以前訪ねたときは、お土産もわずかで静かでしたが・・・。【前ぶろぐ】右下写真は本日同行のirohaさんが受けたご朱印です。(貼るタイプ)

P1270766 P1270768

実相院 http://www.jissoin.com/index.html

拝観料:大人500円 小中250円  拝観所要時間:20~30分

実相院へは、地下鉄「国際会館前」で降り、京都バスで10分ほどで「岩倉実相院」です。駐車場は少しだけありますが、紅葉のシーズンは使用できません。