まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

無鄰菴ライトに行ってきました。2017

2017年11月23日 | 京都市左京区

昨日、今年初めて行われている無鄰菴の紅葉ライトアップへ出かけました。無鄰菴は国指定の名勝庭園で、南禅寺の近くにあります。

明治27年(1894)から明治29年(1896)にかけて明治・大正の元老である山県有朋(やまがた ありとも)が京都に造営した別荘です。山県有朋は、高杉晋作が創設した奇兵隊に入って頭角を現し、後に明治政府では軍政家として手腕をふるい日本陸軍の基礎を築いた「国軍の父」とも称される人です。

今年初めての試みで行われたライトアップ・・・庭園内は派手な志向などなく、静かに穏やかに照らされています。

庭園の面積は、3,135平方メートルで全敷地の大半を占めています。有朋自らの設計・監督、造園家・7代目小川治兵衛氏の作庭です。ゆるやかな傾斜地に造られた、東山を借景とした池泉廻遊式庭園です。

人で賑わう南禅寺や永観堂の紅葉ライトアップと違い、ここは静かで心落ち着きました。

こんな静かなライトアップの場所は残しておいてほしいですが…来年は人だらけになるのでしょうか(--)

無鄰菴の詳細と、新緑の様子は【前ぶろぐ】にて。

無鄰菴 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/bunka/murin_an/murin_an_top.html


京都の桜(2017/4/14)平安神宮「神苑」の八重紅しだれ桜が見頃です。

2017年04月14日 | 京都市左京区

今日は午後から平安神宮へ出かけました。神苑の八重紅しだれ桜が満開です。平安神宮神苑の八重紅しだれ桜は明治28年に仙台市長が苗木を寄贈したのが始まりです。もともとは京都御苑にある近衛家の糸桜前ぶろぐ】を津軽藩主が持ち帰り育て東北に広がり、再び京都に帰ったことから「里帰り桜」とも呼ばれています。

平安神宮は平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建されました。ご祭神は、奈良から京都に遷都をされた桓武天皇と、明治天皇の父である孝明天皇です。つまり、平安京始まりと終わりの天皇を祀っています。平安神宮前の公園にも大きな八重紅しだれ桜があります。

 

本殿前の左近の桜は、すっかり葉桜です。少しだけ花が残っていました。

 

神苑の入口は、本殿を前にして左側にあります。受付には開花状況の案内が出ています。

 

神苑は、神域を囲んで東・中・西・南の4つに区分されていて、3万3千平方メートルもある大きさで、明治の代表的な庭園として国の名勝にも指定されています。

 

特に、東神苑と南神苑は、八重紅しだれ桜の名所として知られ、昭和天皇皇后両陛下も、平安神宮御参拝の際にご覧になられたそうです。

 

東神苑八重紅しだれ桜の下を歩くことができます。

 

中神苑、西神苑ソメイヨシノはまだ見頃のものもありました。今年のソメイヨシノは長持ちです。

 

南神苑は、大きな池(栖鳳池)を囲むように桜があります。

 

八重紅しだれ桜以外の桜も見頃でした。八重桜はまだつぼみでした。

 

池のほとりにある尚美館そばの大きな八重紅しだれ桜も満開です。

 

池に架かる橋(泰平閣)は、座って池を眺めることができます。今日はぎっしりの人でした。

 

神苑内には大きなソメイヨシノもたくさんあります。木の周りには落ちた花弁がいっぱいです。

 

神苑を出たところにはこの時期限定の「桜(はな)みくじ」があります。ほんのりピンク色のおみくじは、ひいた後、願い事を書いて結びます。

 

泰平閣からの眺め、桜みくじは、以前詳しくご紹介しています。前ぶろぐ

平安神宮 http://www.heianjingu.or.jp/

参拝自由 神苑拝観:大人600円 小人300円 神苑拝観所要時間:30分~

平安神宮はよくご紹介しています。ぶろぐ内検索にて。


京都の紅葉見てきました「法然院」「哲学の道」(16/11/15)

2016年11月18日 | 京都市左京区

先日、紅葉が見頃の銀閣寺方面へ出かけました。詳細は前ぶろぐにて。【銀閣寺】【安楽寺

続いて法然院(ほうねんいん)です。銀閣寺から徒歩10分弱です。法然院の先に安楽寺があります。法然院は、鎌倉時代の始めに、浄土宗の開祖法然上人が、弟子の住連・安楽とともに、昼夜6度阿弥陀仏を礼拝する「六時礼讃」に勤めた場所です。

 

山門をくぐると身を清める水を表す白砂壇(びゃくさだん)が、もみじと銀杏になっていました。季節によって多少変わります。紅葉は見頃を迎えています。

 

お寺がある鹿ケ谷は、平安時代には後白河法皇らが山荘に集まって平家打倒の陰謀を企てたと言われています。この辺りはうっそうとした感じで、秘密会議を開くには、いい感じ~。

 

現在、法然院は、地域のサロンとして開放されていて、とても身近なお寺です。 この日も俳句の展示会が行われていました。

 

法然院 http://honen-in.jp/  参拝自由 伽藍内拝観は特別公開時のみ 拝観所要時間:20分~ 以前もご紹介しています。【07/12/5

法然院から再び哲学の道へ戻り、出発地点の銀閣寺方面へ…。途中、疎水を挟んで弥勒院(みろくいん)があります。江戸時代には聖護院前ぶろぐ】の近くにあった長泉寺が始まりで、明治時代に明石の弥勒院と合併し、昭和になってこの地に移ってきました。

 

幸せ地蔵尊乗越え不動尊などがお祀りされています。

 

弥勒院 http://www7b.biglobe.ne.jp/~mirokuin/index.html 参拝自由 拝観所要時間:10分~

 哲学の道は、これからもみじやドウダンつつじなどが色づいて、色とりどりの紅葉が楽しめます。

 

哲学者のように思案しながら歩くと、疎水に落ちそうになるのでご注意くださいね~(^^;)

 

哲学の道保勝会 http://tetsugakunomichi.jp/

以上、15日の銀閣寺周辺の紅葉でした。銀閣寺道バス停から銀閣寺拝観、法然院参拝、安楽寺門前見学、哲学の道を歩いて、再び銀閣寺道バス停へ戻る約3時間の散策です。

 


京都の紅葉見てきました「安楽寺」(16/11/15)

2016年11月17日 | 京都市左京区

一昨日、銀閣寺へ出かけました。紅葉が見頃を迎え、とてもきれいでした。前ぶろぐ】その後、銀閣寺の門を出て左へ…住宅街の中を道なりに歩くと…徒歩10分弱で法然院、その先に安楽寺があります。


まずは、安楽寺へ。安楽寺は、もともとは、現在の地より東の山中にあった浄土宗の念仏道場でした。その道場で、住蓮(じゅうれん)上人と安楽上人が勤める声明の美しさに魅せられた後鳥羽上皇の女御である松虫と鈴虫姉妹が出家してしまい、それに怒った上皇は2人の僧を断首に処したという哀しい話があります。

 

紅葉の名所として知られ、山門の前の石段に落ちたもみじの景色がとても美しいです。こんな感じです。【前ぶろぐの写真通常非公開のお寺で、春秋、行事の際のみ拝観できます。今からだと11月19日(土)から12月4日(日)まで公開されます。

 

夏のかぼちゃ供養の際にも公開しています。江戸時代に、このお寺の僧が、土用にかぼちゃを食べると中風(脳卒中)除けになるというお告げを受けて始まった行事です。同時に寺宝の虫干しも行われたくさんの人で賑わいます。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ1】【前ぶろぐ2

 

安楽寺 http://anrakuji-kyoto.com/ 通常非公開(春秋に一般公開)秋季公開詳細【こちら
駐車場はありません。哲学の道の中程、1本山側(東)の道です。拝観所要時間:20分~ 近くに椿の名所の霊鑑寺前ぶろぐ】もあります。

この後は、法然院の様子をご紹介します。次のぶろぐにて。 


京都の紅葉見てきました「銀閣寺」「哲学の道」(16/11/15)

2016年11月16日 | 京都市左京区

昨日の午後、銀閣寺へ出かけました。白川通りのバス停から銀閣寺方面へ歩くと哲学の道が見えます。もともと、明治23年(1890)に琵琶湖疎水が完成した際に管理用道路として設置された道です。哲学者の西田幾多郎や田辺元らが好んで散策し思案を巡らしたことから「哲学の道」と呼ばれるようになりました。銀閣寺側の起点からは、遠くに如意ヶ嶽(大文字山)も見えます。以前登山をご紹介しています。【前ぶろぐ

 

今年は、昨年に比べ発色もよく、とてもきれいな紅葉を見ることができます。(まぁ、昨年がここ数年間で最悪だったような・・・)今日からしばらくは朝晩の冷え込みがキツイので益々美しくなるかも?

 

ひとまず、哲学の道を外れ銀閣寺へ・・・。門前にはお土産やさんや飲食店が並んでいます。銀閣寺の入口は鮮やかに色づいていました。なお、銀閣寺の横には浄土院があります。「大文字寺」ともよばれ、五山送り火の際には精霊送りが行われたくさんの人で賑い、山上の弘法大師前で、歴代の住職が読経されます。

 

受付を済ませ銀閣寺へ入りました。拝観券はお札になっています。(扱いに困る場合はお返しできます)

 

銀閣寺は、室町幕府の8代将軍足利義政が、祖父にあたる3代将軍足利義満の金閣寺(鹿苑寺:ろくおんじ)にならい、この地に山荘を建てたのが始まりで、正式名称は東山慈照寺(じしょうじ)といいます。金閣寺同様、屋根の上に鳳凰が鎮座しています。なお、金閣寺の紅葉は前ぶろぐ【13/11/27】にて。

 

この時期、境内はたくさんの人で賑わっています。修学旅行生もたくさんいました。人を避けてカメラを向けるのは難しい・・・。盛砂の「向月台」は、室町時代からあったわけではないそうですが、何を表したものなのかは、はっきりしないそうです。以前、まじくんと出かけた時【前ぶろぐ】は「大きなプリンや!」と言ってました・・・。

 

銀閣(観音殿)とともに国宝に指定されている東求堂(とうぐどう)周辺の紅葉が、色とりどりで、とてもきれいでした。東求堂は義政公の持仏堂です。現在、特別公開が行われています。(堂内は写真撮影NG)

展望所まで、紅葉と苔が美しい山路を歩いて上ります。(それほど時間はかかりません)雨上がりは石が滑りやすいのでご注意ください。

 

まだ紅葉の進んでいない木もあり、色とりどりの紅葉を楽しめます。

 

展望所からは、銀閣寺境内や京都市内を見渡すことができます。

臨済宗相国寺派 銀閣寺 http://www.shokoku-ji.jp/

拝観料:大人500円 小人300円 拝観所要時間:30分~ 

この後、再び、哲学の道、法然院、安楽寺へ・・・次のぶろぐにて。


京都の桜(2016/3/29)岡崎の桜&京都市美術館「ルノワール展」見てきました。

2016年03月29日 | 京都市左京区

今日は午後から6月5日(日)まで京都市美術館で開催中の「光紡ぐ肌のルノワール展」を見てきました。ルノワールは、フランス印象派を代表する画家のひとりで、人物画、特に女性や子供たちを好んで描いたことで知られています。ルノワールが描いた女性は、支援者や友人の夫人や子供、将来妻になる女性、息子の妻、使用人・・・様々な女性を描いています。タイトルが光紡ぐ肌・・・とあるように、どの女性も美しい透明感のある肌で描かれています。見ていてまぶしいぐらいです。

同じ京都市美術館でモネ展も開催中です。以前ご紹介しています。【前ぶろぐモネ展は、これでもかっ!っていうほど日本の橋とか、睡蓮とか同じモチーフが続きますが、ルノワール展は、人物画ですから、お子さんでも楽しめます。(裸婦像が10枚ほどありますが芸術的なので大丈夫。)ルノワール行きつけのキャバレー(フランスではレストランやナイトクラブの事)の庭での、昼食後のひと時を描いた日本初公開の作品「昼食後」も展示されています。まったりとした午後のひと時を覗き見た感じ?

京都市美術館 http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/index.html

ルノワール展:6月5日(日)まで  モネ展:5月8日(日)まで【前ぶろぐ

美術館周辺、琵琶湖疏水沿いの桜は、ぼちぼち咲き始めていますが、まだ見頃ではないです。今週は暖かいから、ここ数日で見頃になりそうです。。

木によっては、満開近いものもあります。神宮道の人だらけの橋の上で、結婚式の記念撮影が・・・びっくり。(^m^;)ある意味、思い出になりますね・・・。おめでとうございます。

京都市美術館と京都市動物園の間の道(岡崎道)のいち早く桜・・・山桜かな?すでに見頃は終了していました。

紅枝垂れ桜は、ちらほら咲き始めている木もありますが、まだまだ・・・。桜の木に小鳥発見!スズメでした・・・。

白川沿いの桜もぼちぼちです。3月25日(4日前)の様子はこちら【ツィート

平安神宮前の公園の桜もまだ・・・。そのまま西へ足を延ばして、細見美術館の前まで行くと、春画展が30分待ちでした。(午後2時頃)並ぶくらいなら、またの機会に・・・。(開催は4月10日まで)

少し東へもどって・・・ロームシアター京都へ。ロームシアター京都とは、京都会館が今年の一月にリニューアルオープンした舞台芸術公演などが行われるホールです。あくまでもリニューアルなので、建物の高さなどが変わらず違和感ない感じです。ホールのほかには、コンビニエンスストアやカフェ、本やさん、レストランなどもあります。以前の岡崎地域は、ゆっくりくつろげる場所がなかったので、ここのリニューアルはとってもうれしいです。

スターバックスコーヒーで一休みしてきました。1階席が混んでる場合は、3階のパークプラザで、本を読みながら(図書館みたいな感じ)、コーヒーなどを楽しむことができます。1階の本屋さん京都岡崎蔦屋書店はテーマごとに本が陳列されていて、いつもなら手に取ることもないかも?って思う本との出会いもあります。

ロームシアター京都 http://rohmtheatrekyoto.jp/


京都市美術館「モネ」展へ行ってきました。

2016年03月08日 | 京都市左京区

先日(5日)、京都市美術館で開催中の「モネ」展へ行ってきました。有名な「睡蓮」「日本の橋」の連作や、珍しい家族の肖像画、10代後半に手掛けた風刺画、モネが収集したルノワールの作品など、モネ自身が手元に残した作品を遺贈したマルモッタン・モネ美術館所蔵の作品約90点が展示されています。

訪ねたのは、土曜日の午後です。混んでるかな?と不安でしたが、美術館の前は行列もなくホッとしました。しかし、中に入ると結構な人出・・・でもまぁ、あまりストレスがたまらない程度の混みでした。

今回の展示の目玉・・・印象派の名称の由来となった「印象、日の出」は、間近で見たい人、少し離れてみたい人と行列が区分されていました。ほとんど待ち時間がなかったので、間近でしっかり見てきました。まず、驚いたのが、明るい部屋で急に目覚めたようなまぶしさです。カンヴァスに描いた作品なのに、もしかしてガラス板に描いて裏からライト当ててる???って思うくらいの明るさでした。そして、写真で見ると平坦な感じなのに、3Dのように浮き出る感じがとても不思議でした。

展覧会のスペシャルサポーターは、田辺誠一さんです。俳優としてはもちろん、最近は独特の絵が評価され「画伯」とも呼ばれています。その画伯が本展のために書き下ろした作品「モネ in japan」も展示され、自由に写真撮影できます。「かっこいいモネ。」のほかに、睡蓮にのった「かっこいい犬もっちー」も描かれています。音声ガイドも担当しておられます。(520円)

京都市美術館 http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/index.html

モネ展 5月8日(日)まで 「印象、日の出」の展示は3月21日まで。ぜひこの機会にご覧ください!


平安神宮へ初詣&京都市美術館「フェルメールとレンブラント」展

2016年01月04日 | 京都市左京区

昨日、平安神宮へ初詣してきました。年末になると、どこからか?(町内会から?)神社のお札が我が家のポストに届きます。城南宮と平安神宮と伊勢神宮・・・。城南宮は住んでる地域の守護、平安神宮は京都市の守護?伊勢神宮は日本全体なのかな?宗教心の薄い日本でなんとなく続いてる風習ですね・・・。

参道には露店が、門前の岡崎公園には手作り市が出ていました。毎月第2土曜には平安楽市が行われる場所です。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】露店はたこやきと焼きそばのお店がとても多かったです。焼きそばは盛り放題のお店がちらほら、たこやきはどのお店も15個入り・・・お値段表記がされていませんでしたが、取材の結果1,000円でした。混雑期はおつり出すのも大変だし、ご祝儀価格でしょうか・・・。

大晦日、元旦からお天気が続いて、参拝者が集中したからか?3日の参拝者は少な目でした。(午前11時ごろ)団体の外国人旅行客も少なく・・・そして、皮肉な話ですがそのため和服姿も少ないです。(^^;)最近は、レンタル和服姿の旅行者がものすごく多いです。ハワイに行ったらなんとなく着たこともないムームー(古い表現?)やアロハシャツを着てみるのと同じで、京都に行ったら和服を着なくちゃね~。カラフルな着物姿の微笑ましいカップルを観光地ではよく見かけます。

本殿参拝も待つことなく、すんなりとできました。

おみくじは200円です。ちなみに桜の季節は、ピンク色の桜(はな)みくじが出ていて、むずび木はピンクのみくじで満開になります。以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

平安神宮 http://www.heianjingu.or.jp/index.html 

参拝自由、周辺に駐車場がありますが公共交通機関利用をお勧めします。

帰りに、京都市美術館で開催中の「フェルメールとレンブラント」展を見てきました。明日まで開催しています。17世紀のオランダ絵画には、宗教画中心だった絵画の世界に日常生活を描いたものが登場します。特に、母親像や厨房の女主人などの女性が登場し、女性が内に籠る生活から社会へ出ていくとのことで展覧会には「世界劇場の女性」というサブタイトルもついています。ちょっと展示が詰まった感じでのんびり・・・っていうわけにはいきませんでしたが。日本初公開の作品もありなかなか良かったです。展示は明日までです。3月からはモネ展、ルノワール展が開催されます。

美術館の前は遺跡発掘中です。隙間から覗くと、なにやら建物の跡のような・・・。このあたりは、平安末期に院政がおかれた白河殿があった場所です。その遺跡かな?

京都市美術館 http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/index.html


京都の紅葉(15/11/4)鞍馬寺へ行ってきました。

2015年11月06日 | 京都市左京区

一昨日、秋のツアーの下見で、京都のあちこちの紅葉を見てきました。先に洛西の善峯寺、三鈷寺【前ぶろぐ】一乗寺の詩仙堂【前ぶろぐ】の様子をご報告しました。続いて、鞍馬寺です。

鞍馬寺は、山号は鞍馬山、開基は、鑑真(がんじん)の高弟鑑禎(がんてい)とされています。宝亀3年(772年)のある夜に、鑑禎が霊夢を見て、山城国の北方に霊山があるとお告げをうけます。霊山を尋ねて出かけた鑑禎は、ある山の上方に宝の鞍を乗せた白馬の姿を見たそうです。その山が鞍馬山だったとのことです。もともと天台宗でしたが、1949年以降独立して鞍馬弘教総本山となっています。

山門をくぐって、山の中腹までケーブルがありますが・・・現在、改修工事につき、平成27年5月~平成28年3月まで、全面運休しています。その昔、『枕草子』で清少納言が「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と記した参道・・・けっこうキツイですが頑張って歩きましょう!本堂まで30分です。

参道の途中には、「由岐(ゆき)神社」があります。鞍馬の火祭はこの神社の例祭です。樹齢800年を超える大杉さんが参道にそびえています。古くから子授けの信仰が厚く、狛犬(国の重要文化財)は、子供を抱いている珍しいものです。狛犬の赤ちゃん、わかるかな?写真のピントがづれてますが、すいません。(^^;)

 

参道の洗心亭付近のもみじが色づいていました。陽がよくあたる場所なので、他よりは早く色づきます。

本殿金堂前の六芒星の中心に立つことで、自然のエネルギーを受け取る事が出来るとされておりパワースポットとして人気です。また、鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地としても知られています。奥ノ院、貴船へ続く参道には牛若丸ゆかりのものがたくさんあります。鞍馬寺から奥ノ院、貴船神社までの通り抜けは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ

本堂前の桜は、ほとんど落葉していました。春の鞍馬山は「鞍馬の雲珠桜(うずざくら)」と呼ばれる桜の名所としてしられています。桜の様子頃のは【前ぶろぐ】にて。

鞍馬寺 http://www.kuramadera.or.jp/index.html 愛山費:300円 拝観所要時間:60分~ マイカーご利用の場合、門前に私営駐車場がいくつもあります。(上限500円程度)紅葉ピーク時の土日祝などは交通規制がありますのでご注意ください。

鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地としても知られています。奥ノ院、貴船へ続く参道には牛若丸ゆかりのものがたくさんあります。鞍馬寺から奥ノ院、貴船神社までの通り抜けは、以前ご紹介しています。【前ぶろぐ】  紅葉の季節2013/11/20】【2013/10/31

富山発着日帰り;トミーズツアー 好評受付中!

B-6472紅葉列車で行く鞍馬寺と詩仙堂 

http://www.enjoy-sks.co.jp/tommys/09-365/01.html#6472

 


京都の紅葉(15/11/4)詩仙堂へ行ってきました。

2015年11月05日 | 京都市左京区

昨日、秋のツアーの下見で、詩仙堂へ出かけました。先に洛西の紅葉の名所、善峯寺、三鈷寺の紅葉の様子をご報告しています。【前ぶろぐ】にて。

詩仙堂は徳川家の家臣であった石川丈山が隠居のため造営した山荘です。名前の由来は中国の詩家36人の肖像を掲げた詩仙の間によります。庭園造りの名手でもある丈山自身により設計された庭は、春にはサツキ、秋には紅葉が美しいです。

書院からの眺めがとても美しく、ほとんどの人がここでゆっくり座って庭を眺めます。紅葉は陽の当たる場所が少しだけ色づいていました。時折、庭のししおどしの音か「カーン」と響きます。

紅葉は、始まったばかり・・・。藤袴が満開でした。

詩仙堂 丈山寺 http://www.kyoto-shisendo.com/

拝観料:500円 所要時間:30分~ 私設の駐車場有 ピーク時は、公共交通機関ご利用をお勧めします。

富山発着日帰り;トミーズツアー 好評受付中!

B-6472紅葉列車で行く鞍馬寺と詩仙堂 お1人様11,880円

http://www.enjoy-sks.co.jp/tommys/09-365/01.html#6472

 


京都の紅葉(14/11/20)大原「三千院」へ行ってきました。

2014年11月23日 | 京都市左京区

先日、大原三千院へ出かけました。紅葉は十分見頃です。これからピークを迎える!って感じでした。先にご案内した寂光院前ぶろぐ】の方が紅葉が進んでいました。

夕方3時ごろでしたが、まだまだたくさんの人で賑っていました。

三千院の創建は、最澄(767~822)が比叡山延暦寺建立の際に、草庵を結ばれたのがはじまりで、別名を梶井門跡、梨本門跡ともよばれる天台宗五箇室門跡のひとつで、皇族が住職を務めた宮門跡です。明治4年の法親王環俗以後、三千院と称されるようになりました。

堂内を拝観した後、再び庭へ降ります。

紅葉が、日に照らされて、とてもきれいでした。

国宝の阿弥陀三尊像を祀る「往生極楽院」周辺の紅葉は、桜は終了していました。もみじはこれからです。

わらべ地蔵さんも元気でした。(^^)

三千院 http://www.sanzenin.or.jp/ 拝観所要時間:40分~ 拝観料:一般700円 中学生400円 小学生150円 *駐車場は周辺にあります。(1日:乗用車400円~500円)

三千院周辺は以前もご紹介しています。【14/4/19】【13/12/5】【13/11/17】【13/11/16】【13/11/1】【2007/9/23】【2007/4/14

 


京都の紅葉(14/11/21)床もみじの「実相院」へ行ってきました。

2014年11月21日 | 京都市左京区

今日の夕方、用事ついでに「実相院」へ寄ってきました。16:00をすぎていましたが、まだまだ参拝客が続々・・・。門をくぐってすぐのところにある大きなもみじはきれいに色づいていました。

「実相院(じっそういん)」元天台宗の単立寺院で、ご本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王です。門跡寺院(寺院の住職を天皇家の血を引く方々が務める)で、昔から、岩倉門跡、岩倉御殿とも呼ばれています。書院奥の庭池の周りの紅葉は、十分見頃でした。

この寺を代表する眺め・・・客殿の磨かれた床に映る「床もみじ」を含め、お寺の内部の撮影はできませんが、書院のお庭などの撮影は縁側からできます。

客殿の中は、古くて色あせたもの多いですが、狩野派の襖絵や障壁画、杉戸絵で埋め尽くされています。また、歴代の門主、坊官が綴った門外不出の日記が残されています。260年間にわたる歴史の記録として大変貴重なものです。

床もみじは↓この木の紅葉が、書院内、滝の間の"ピカピカに磨き上げられた床板に映っている眺め"をさします。今日の色づき3分ほど、まだ青々として、物足りませんでした。見頃は来週半ばくらいかな~?春には新緑が映り「床みどり冬には雪景色が映り「雪化床」となります。

客殿の東側には比叡山を借景とし石仏を配した「枯山水庭園」があります。もとは、蹴鞠の庭だったと伝えられているそうです。

お土産に「モリアオガエル守:500円」を買ってきました。書院奥の庭池には、モリアオガエルが生息しています。モリアオガエルは、山地の水のきれいなところにしか生息しないといわれます。

実相院門跡

http://www.jissoin.com/index.html

拝観料:大人500円 小中250円  拝観所要時間:20~30分

実相院へは、地下鉄「国際会館前」で降り、京都バスで10分ほどで「岩倉実相院」です。駐車場は少しだけありますが、紅葉のシーズンは原則として使用できません。

以前もご紹介しています。13/11/27】【12/11/29】【08/10/17

 

 

 


京都の紅葉(14/11/20)大原「寂光院」へ行ってきました。

2014年11月21日 | 京都市左京区

昨日、大原へ出かけました。先に、大原の手前にある八瀬の蓮華寺を見てきました。詳細は前日ぶろぐにて。蓮華寺から大原までは車で10分程で到着します。

公共交通機関利用の場合は、大原のバス停から徒歩20分ぐらいで寂光院へ到着します。*タクシーやマイカー利用の場合は、門のすぐそばまでいけますが、元気な方は歩くことをおすすめします。

参道の紅葉が見頃です。紅葉シーズンは、ほとんどの参道脇のお店が営業をしています。お土産店、佃煮、民芸品、飲食店、足湯、温泉など見ているだけでも楽しめます。(シーズンオフは閉店の店も多いです)

受付をすませ、六十六段の紅葉坂(もみじざか)を上がります。(傾斜がゆるいので上るのが大変な坂ではないです)

参道途中にあるお茶室「狐雲」周辺も、きれいに色づいていました。(右下写真)

寂光院は天台宗の尼寺です。推古2年(594)に、聖徳太子が、父である用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられています。また、平清盛の息女で、安徳天皇の母である建礼門院徳子が、壇ノ浦で滅亡した平家一門と、安徳天皇の菩提を弔いながら閑居して終生を過ごされています。

平家物語の登場する建礼門院と後白河法皇が対面する場面に登場する樹齢千年を超える「姫小松」は、平成12年(2000)に発生した不慮の火災により本堂・ご本尊ともに焼損しましたが、枯死した姿で諸行無常の鐘と共に残っています。(右下写真)

境内のもみじは、散り始めているものもたくさんありました。今週いっぱいが、盛りかな?

現在「建礼門院の庵室跡」特別公開されています。また、その庵室を見守るように、建礼門院に仕えた阿波内侍(あわのないしのかみ)のお墓も近くにあります。今年の桜の季節に訪ねた際にご紹介しています。【前ぶろぐ】なお、阿波内侍は、崇徳天皇に愛された人で、東山の安井金毘羅宮(縁切・縁結の碑で有名)【前ぶろぐ】のあたりに屋敷がありました。大原女のモデルとなった人です。

京都大原 寂光院 http://www.jakkoin.jp/ 拝観所要時間:30分~ 拝観料:大人(高校生以上)600円 中学生350円 小学生100円 周辺に私設の駐車場があります。(1日:300円~)

寂光院は以前紅葉の季節にご紹介しています。【14/4/19】【13/11/17】【13/11/16】【13/11/1


京都の紅葉(14/11/20)洛北「蓮華寺」へ行ってきました。

2014年11月20日 | 京都市左京区

今日は、午前中、八瀬、洛北「蓮華寺(れんげじ)」へ行ってきました。江戸時代初期、加賀藩家老・今枝近義(ちかよし) が、現在の京都駅付近より移築した天台宗のお寺です。石川丈山や狩野探幽などが再興に携わったと伝わっています。

ここの入山券は、蓮の形です。良い記念になります。私は栞として使っています。

門をくぐると、イチョウ、もみじ・・・すでに見頃でした。やはり今年は早いかも?

 

見上げると、色とりどりの紅葉が楽しめます。境内の紅葉を楽しんだ後は、書院へ・・・。

書院内に入り、腰を下ろすと、極楽浄土の世界を表した池泉観賞式庭園が楽しめます。舟石や鶴石、亀島等を配した名庭です。 手前が舟石です。


紅葉のピーク時は、たくさんの人で、畳越しに写真を撮るのは難しいですが、ちょうど人がいなくなった瞬間をを狙ってパチリ☆

書院から本堂へ・・・。このあたりは紅葉はこれから見頃を迎えます。12月いっぱいは大丈夫かな?

本堂前には、茶人の間では有名な六角形急勾配の笠をつけた珍しい形の「蓮華寺形燈籠」があります。

洛北 蓮華寺 参考サイト【こちら】 拝観料:400円 拝観所要時間:20~30分 *紅葉のみ楽しみたいという方はNGです

昨年も何度か訪ねています。 【2013/12/5】【2013/11/16】【2013/11/17

この後は、大原へ移動しました。寂光院、三千院ともに紅葉が見頃です。

 

詳細は明日のぶろぐにて。

 


京都市美術館の後・・・ラ・ヴァチュールで「タルト・タタン」食べてきました。

2014年10月03日 | 京都市左京区

先日、京都市美術館で「ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展」を見てきました。ボストン美術館の所蔵品より、日本の浮世絵や工芸品の影響を受けた絵画・版画・素描・写真・工芸など約150点が紹介されています。詳細は前ぶろぐにて。

 

美術展の後、お茶でも・・・と、ぶらぶら。

お彼岸も過ぎてもまだ暑い日が続いているものの、確実に秋が来ています。

平安神宮の前を左折(西へ)して・・・バス駐車場の角を北へ・・・。りんごの焼菓子の「タルト・タタン」が有名なお店「ラ・ヴァチュール La Voiture」さんへ行ってきました。京都市美術館から徒歩10分ぐらいです。タルト・タタンは、型の中にバターと砂糖で煮たリンゴを敷きつめ、その上からタルト生地をかぶせて焼き、ひっくり返してリンゴの部分を上にして食べるフランスのお菓子です。

創業者である大正生まれのおばあちゃんが、約30年前にフランスで食べた味を再現したタルト・タタンは“おばあちゃんの味”として長年愛され、本場フランスでも認められた味です。*すでに初代は故人で、孫娘さんが継いでおられます。お店には大きな看板は出ていません。お店の前にメニューを描いた黒板、ガラス窓に店名があります。店内は、レトロで落ち着いた雰囲気です。ピーク時は行列ができる人気のお店ですが、この日は、お昼時間ということもあるからか?貸切状態でした。

タルト・タタン(630円)と紅茶(420円)を頂きました。タルトはほんのり暖かくて、リンゴの自然な甘さに、上にかかった無糖のヨーグルトの程よい酸味が加わり、とってもおいしいです。バターのしつこさも感じず、2個ぐらいは軽く食べれそうです。(^m^)ナイフとフォークが添えられていますが、この日は、リンゴが柔らかでフォークのみで頂く事ができました。(季節によって使うリンゴの種類が違うそうですから、歯ごたえのあるリンゴの時もあるのかもしれません)

タルト・タタンの他に、クルミのタルト(470円)、オペラ(チョコレートケーキ:470円)もあります。

ラ・ヴァチュール La Voiture 11:00~18:00月曜定休 参考サイト【食べログ】