まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京都府立植物園:朝顔展へ行ってきました!

2009年07月31日 | 京都市左京区

今日はまじくんと京都府立植物園へ行ってきました。今日から「朝顔展」が行われています。朝顔は、早朝に咲いてお昼前にはしぼんでしまう花・・・見頃は10:00頃までとの事なので、大急ぎで出かけました。(6:30から開いてるんですけど、いくらなんでも早すぎるし・・・)

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毎日、鉢を入れ替えするそうで、期間中はきれいな花が楽しめます。私たちが着いたのは10:00頃でしたが、まだ何とか楽しむことができました。大きな変わった色の朝顔がたくさんありました。(1日400鉢ほど・・・期間中のべ1500鉢展示です)

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大きな朝顔「大輪朝顔」は、1センチでも大きくするのが目的だそうです。20センチ以上の大きな花がいっぱいありました。

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変わり朝顔も展示されています。左下の朝顔、枯れているんじゃないのです。こんな葉っぱみたいです。変わってますよねー。*花はすでにしぼんでました。

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P1080357植物園会館展示室では、朝顔展の50年の年表や、写真、江戸時代に制作された朝顔などの貴重な資料を展示しています。朝顔展、展示室などは無料です。(植物園入園料はかかります。)

植物園の入り口は、2ヶ所(正門・北山門)があり、正門から入ると近い場所にある「くすのき並木」に展示されています。木陰なので割と涼しいです。正午には鉢の入れ替えをするそうです。早起きして出かけましょう!以前ばら園をご紹介した近くです。【前ぶろぐ

京都府植物園 http://www.pref.kyoto.jp/plant/ 朝顔展は8月4日までです。

入園料:大人200円 高150円 小中80円 駐車場あります。(正門側:1台800円)

この後は、近くのおいしいランチをご紹介します。次のブログにて。


京都:祇園「やぐ羅」の和風冷麺

2009年07月30日 | グルメ・お土産

先日、祇園祭りの山鉾巡行【前ぶろぐ】の際に、祇園まで用事があったんで、ついでに南座の前にある「やぐ羅」さんでお昼を食べてきました。明治33年創業のお店です。このお店は「にしんそば」がおいしくて「にしんの姿煮」はスーパーや生協などでも扱われています。我が家は年越しそばには、ここの「にしん姿煮」を使います。【前ぶろぐ

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夏季限定の和風冷麺を頂きました。麺は、そば、うどんかを選べます。私はおそばを選びました。なんと、お値段は1,450円です!ちょっと高いけど、他にはない味なんですよねー。なんとかお出汁の味を覚えて真似ようと、しっかり味わってみましたが・・・覚えれず。中華冷麺とは違う味で、和風の酸っぱさ控えめのお出汁です。

やぐ羅 http://www.yagura-net.com/

おまけ:先日、京都駅地下のポルタのロッテリアで絶妙バーガーを食べてみました。おいしくなかったら返金します!という話題のメニューです。全く、絶妙バーガーが映っていませんが・・・がっついています!意外かもしれないですが、まじくんは、ハンバーガーをほとんど食べません。これが生まれてから2個めぐらいのハンバーガーだと思います。

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半分ぐらい、おいしいって食べてましたが、やがて「辛っー!もうあかん・・・。食べれへん。」と、半分すぎた頃に、私にくれました。広告をよく見ると、西洋わさびが入ったソースに、マスタード・・・って書いてありました。(^m^)

返金のルールは半分以上残すことなんで(もちろん、最初から返すつもりはありませんでしたけど)残りは、しっかり私が頂きました。バンズ(パン)がおしいくて、お肉の歯ごたえがとってもよかったです。野菜もたっぷりでした。ピリッと辛いソース(和風?)も私にはよかったです!7月いっぱいがおためし価格(360円)で返金企画をしていますが、8月になったらいくらになるのかな?

ロッテリア http://www.lotteria.jp/index.html

ロッテリアって、私が生まれて初めて入ったファーストフードなんです!中学の頃、富山の総曲輪店!懐かしい!まだあるのかな?その頃は富山にマックなかったし・・・。


映画「剱岳 点の記」を見てきました!

2009年07月29日 | ふるさと富山

今日は、まじくんと2人で「TOHOシネマズ二条」で、映画を見てきました。富山県の剱岳を舞台にした「剱岳 点の記」です。富山県出身のものとして、公開以来、ずっと見なくちゃ!と思っていましたが、ようやく見ることができました。上映は、プレミアスクリーンで、通常の2倍のサイズのゆったり座席で、リクライニングもできるので、とっても快適でした。

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「剱岳 点の記」は、明治40年(1907)、針の山、死の山と云われてきた前人未踏の山・剱岳に、日本地図最後の空白を埋めるために挑んだ男たちの物語です。撮影期間2年、撮影日数述べ200日以上、標高2999メートル、最低体感温度氷点下40度超の剱岳・立山連峰各地でロケを敢行しています。事前キャンペーンなどで、山の風景はCGを使ってない本物の風景だと聞いていたので、それが楽しみでした。

大きなスクリーンに映し出される山の風景はとても美しく、そして険しく、厳しかったです。途中、見ているだけで一緒に登ったような疲れが、そして感動が・・・(T0T)「剱岳山頂へ登る」という目的がはっきりしているんで、ストーリー展開は予想できるものの、ついつい力が入っちゃいます。物語に登場する測量隊はもちろん、こんな過酷な場所でロケをした映画人を応援しながら見てしまいました。富山弁も(失礼ながら)思ったより、よくできていたような気がします。

席を見渡すと観客の中には子供の姿がありませんでしたが、山の風景が映し出されるたびに、まじくんは「あ、ここ天狗平や!玉殿や!」と場所を教えてくれました。実は、まじくんは、先日パパと2人で訪ねた映画村での「剱岳大パノラマ展」を見て、事前にパネルの写真を撮り、独自にパンフレットを私へのお土産代りに作ってくれていたんです。(@Д@;)子供の記憶力ってすごいですね!びっくり!私は、どこがどこやら・・・。

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そして、映画を見る前は「今年は、京都の愛宕山じゃなくて剱岳に登ろうね!」って言ってましたが・・・見終わった後は「あかん、あんなすごいとこ、行けへん!危ないで!夏でも雪降ってるし・・・。」と、あきらめていました。(^m^)私は、剱岳はもちろん、明後日(31日)の愛宕山千日詣り前ぶろぐ】も今年は無理だと思っていたので、ひとまず安心です。とりあえず、8月に帰省した時は、立山直行バスツアーで室堂に行って剱岳を眺めたいと思います。

P1080315おまけ:最後の「仲間たち」の紹介で、演者さんや監督さん、スタッフのお名前が紹介されます。途中から、撮影に協力した富山県の方々のお名前や企業名が・・・なんと「新富観光サービス㈱」の名前も・・・思わず「あれ?しんとみさんやで!」と、まじくんがつぶやいていました。スタッフの移動などに新富観光バスを使ったそうです。もしかして、浅野さんとかも、ちょこっと乗ってたりして・・・。(^^)V

映画「剱岳 点の記」http://www.tsurugidake.jp/

写真は、8月8日公開の映画「劇場版仮面ライダーディケイド」のパネル前での写真です。過去の仮面ライダーが大集合します。すでに前売り券を買わされています。(--)なお剱岳のパネルは京都にはすでにありませんでした。残念。富山にはいっぱいありそうだ・・・。(^^;)


「第34回京のゆかたまつり」へ行ってきました!

2009年07月28日 | 催し物・ニュース

先日(24日、花傘巡行の日です)、京都国際ホテルで行われた「第34回 京のゆかたまつり」へ行ってきました!いつもお世話になっている「岩田呉服店」さんにご招待していただきました。(入場券はゆかたまつり参加加盟店で無料でもらえます)

「当日はゆかたでお気軽にお越しください」との事・・・ゆかたで気軽に・・・と言われても(^^;)という方も多いかもしれませんが、今年は家族3人、ゆかたで出かけました。先日の祇園祭から2回目の浴衣姿のパパ、ずいぶん慣れたようでした。参加者のほとんどがゆかた着用なので、いろんな着こなしを見ることができ、よい勉強になります。特に、男性の浴衣姿を一度にたくさん見ることがないので、興味深かったです。

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舞台では、歌や踊りなどたくさんのパフォーマンスが行われています。きもの文化検定の紹介もありました。太鼓や三味線、最後の江州音頭は、会場内に踊りの輪がで、みんなで楽しみました。昨年のパフォーマンスのサンバチームは、お姉さんが怖くて近づかなかったまじくんも、江州音頭は、見様見真似で踊りに参加しました。でも、いまひとつ、踊りがわからず・・・。

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ステージの外では、ゲームコーナー、カラオケ、和装小物アウトレットショップなど、楽しむところがいっぱいです。最後には、まじくんが楽しみにしていた抽選会があります。ところが、今年は、全く当たらず、がっかりでした。また、来年です!

京のゆかたまつり http://www.kyo-ori.com/yukatamatsuri/

ゆかた祭りの昨年の様子はこちら


京都「祇園祭:花傘巡行」へ行ってきました。

2009年07月27日 | 京都の祭

先日(24日)、祇園祭の後の祭り、花傘巡行へ行ってきました!その昔、山鉾巡行が、7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回にわかれてましたが、昭和41年に後祭が17日に合流し、後祭の行事が喪失したために興されたのが、花傘巡行のはじまりだそうです。

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午前10時に八坂神社を出発した7基の子ども神輿を先頭に、白い衣に色鮮やかな花傘を頭にかぶった花傘娘、金獅子、銀獅子など総勢約840人の行列が続きます。自宅を出て、寺町通りへ着いたのは11:00を過ぎていました。もしかして、遅かった?と思っていたら、まだ行列は来てないとのこと・・・今年は、30分ぐらい遅かったみたいです。

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稚児さんもがんばっています。実はずっと馬に乗ってるんです。暑い中、3時間近くの乗馬は大変でしょうね。ニコニコしちゃいけない決まりなのか?それともニコニコできる状態じゃないのか・・・。

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きれいなお姉さんたちも、たくさん参加しています。ビデオを回していたまじくんに、お姉さんがにこっと微笑んでくれました。(^^)V

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かわいい鷺踊り、頭の上の鷺は傘をさしています。

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御旅所に展示されている御神輿は、この日の夕方から行われる「還幸祭」で八坂神社へ帰ります。

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今回は、夏休み中のまじくんが「カメラマン」としてお手伝いをしてくれました。ビデオ上手に撮れたかな?巡行の殿(しんがり)の岩戸山のお囃子が響いています。

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花傘巡行の昨年の様子はこちらです。


東寺の写生大会に来ています。

2009年07月25日 | 京都市南区

東寺の写生大会に来ています。

地域の写生大会に参加しています。

雨が、降りそうで降らない(;゜O゜)

大丈夫かなぁ…。

以上、携帯よりお伝えしました。

【追加】結局・・・お昼近くからかなりの雨が降りました。(T0T)

最初は外で描いてましたが、結局、雨を避けて本堂の軒下で描きました。まじくん、絵を描いていると、なぜかいつも「えいこじん」に人気です。*まじくんは外人さんの事を、親しみを込めて“えいごじん”って呼びます。この方は旅行中のイタリアの小学校の先生で、帰って生徒に見せたいからビデオを撮らせてほしいとのことでした。

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雨が降り出す前に、庭園(拝観料がかかります:本堂・金堂拝観込で600円かな?)を撮ってきました。池の亀さんも元気です。

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庭園内はさるすべりがきれいに咲いています。また、蓮池(駐車場から見れますので拝観料はかかりません)の蓮の花もまだまだきれいです。ここの蓮は八重咲きでとてもきれいです。

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東寺へは、1年を通じてよく出かけています。【東寺:カテゴリ】にて。

本日の絵は、10月19日~30日まで、南区役所ロビーに飾られます。楽しみです。   


今日は「祇園祭:花傘巡行」です。

2009年07月24日 | いろいろ

P1080210_2 今日は、祇園祭の後の祭り、花傘巡行です。その昔、山鉾巡行が、7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回にわかれてましたが、昭和41年に後祭が17日に合流し、後祭の行事が喪失したために興されたのが、花傘巡行のはじまりだそうです。

巡行はお昼ごろまでには終了するんで、そろそろ出かけます。今度は、ちゃんとビデオのバッテリーを点検しましたし、大丈夫です。(^^;)

出かける前に、朝、夏休みの宿題プリントをしました。親がマルづけをしなくちゃいけないのですが・・・これって、たぬき?微妙なイラストです。(--;)

では、行ってきまーす!今日は暑くなりそうです・・・。

花傘巡行の昨年の様子はこちら


京都駅:SUVACOで朝食

2009年07月23日 | グルメ・お土産

今日からまじくんも夏休みです!毎日どう過ごしましょう?通学時のまじくんの起床時間が7:00で、7:50には家を出ます。町の中ですが100年以上も続く集団登校で、ご近所さんと、まとまって学校まで歩いて行きます。(約5分)夏休みに入っても、生活リズムを崩さぬように、起床時間を同じにすることにしましたが・・・時間を持て余しています。これから1ヶ月の夏休み、大丈夫かなぁ?

さて、この前の3連休、京都駅で朝ご飯を食べてきました。七条側の伊勢丹やポルタ(地下街)は10時オープンのお店が多いですが、八条側のみやこみちは、スーパーが7:00から開いているので、お店もあいている店が多く、お得なモーニングもたくさんあります。この日は、のんびりしたかったので、最初から決めていたSUVACOへ行くことにしました。イートインコーナーで、BURDIGALA  EXPRESSモーニングセット(420円)を頂きました。好きなパン(3つから選べます)と飲み物がついています。軽めにさっと済ませたいときに便利です。この日はクロックムッシュとカフェラテにしました。見た目よりも食べ応えがあります。

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まじくんは、Soup Spoonのスープセットです。Sサイズのスープ(選べます)と穀物米(またはパン)で480円です。100円アップでMサイズスープにできます。野菜いっぱいのスープカレーを選びました。じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、ゆでたまご・・・いろいろ入ってます。スパイスが効いています。食後は読書タイム(まちがいさがし)です。

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セルフサービスのイートインコーナーなので、混んでなければ、ゆっくりのんびりできます。旅の人や外人さんも多いですが、以外に気分転換で利用する地元の人も多いみたいです。

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みやこみちやSUVACOは、オープン時よりお得なメニューが増えました。(世の流れですね・・・)ちなみに、このお店もランチセットは、サンドイッチ、パン、ドリンクで630円のメニューが登場しました。サンドイッチは本日お勧めのものです。パンは選べたと思います。

なお、以前ご紹介したPORTAL CAFEでは、モーニングビュッフェ(880円)を行っています。夏休み中に一度覗いてみたいと思います。朝からたくさん食べたい時に・・・。

スバコJR京都伊勢丹 http://wjr-isetan.com/kyoto/suvaco/

朝7:00から開いています。(上の階のレストラン街は11:00からです)


伏見稲荷大社「本宮祭」へ行ってきました。

2009年07月22日 | 京都市伏見区

一昨日、伏見稲荷大社の「本宮祭(もとみやさい)」へ行ってきました。7月の土用の入りの後の初めての日曜(祝日)に行われます。境内には露店も出て、地域の子供たちにとっても楽しみな行事です。うちはまだ夏休みじゃないですけど、すでに夏休みが始まっているところもありますし・・・。

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「本宮祭」とは、稲荷大神のご分霊を祀る全国の崇敬者が総本宮に参拝し、日々の御神恩に感謝する大祭です。前日の宵宮には、稲荷山をはじめ境内の全域に散在の石灯篭・数千に及ぶ献納提灯に灯を点ずる万灯神事が行われます。外拝殿およびその周辺では、日本画家などの奉納による行灯画(あんどんが)約四百点を見ることができます。

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本殿の参拝したあとは、千本鳥居を通って奥社へ行きました。鳥居の中も、ずーっと提灯がともされていて、幻想的な風景が広がっています。

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奥社には、地元の小学生の行灯画奉納されています。千本鳥居の写真を拡大すると走るまじくんの姿が・・・(@Д@;)

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楼門周辺にも提灯がいっぱいです。参集殿前では「本宮踊り」が奉納されています。「本宮踊り」とは?なにか特別のオリジナルかと思って期待していたのですが、このときは河内音頭が流れていました。あとお富さんとか・・・。やはり京都に盆踊りはないのか?参考:東寺の盆踊り【前ぶろぐ

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提灯は、ずっと一の峯まで続いています。前日からの雨で足元も悪いし、時折雨も降るので、今回は奥社までにしました。一の峯までの様子は、以前ご紹介しています。千本の鳥居どころか万本の鳥居が待ち受けていました!【前ぶろぐ

伏見稲荷大社 http://inari.jp/index.html

おまけ:昨日は、城南宮のお涼みも行われていました。パパが連休お出かけだったんで、まじくんと2人で、お祭りのはしごをしちゃいました。露店は前日の雨の影響か伏見稲荷よりも城南宮の方が多かったです。こんなに遊び呆けていたら、夏休みはどうしましょう?(--)

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前年の様子は【前ぶろぐ】にて。


京都祇園祭「山鉾巡行」を見てきました。(3)

2009年07月21日 | 京都の祭

P1080029前ぶろぐの続きです)菊水鉾まで見て、さすがに沿道で立って見るのも疲れてきました。今思えば、よく昨年全部見たなぁ・・・なんて思いつつ、携帯の椅子とかシートとか持参しなくちゃと毎年思うけど、忘れるのよねぇ。(^^;)ガードレールを超えて、道路に直接腰をかけている方もいらっしゃいますが、多少勇気がいるし・・・。

とりあえず、辻回しを少しだけ見ようと、高島屋の前まで歩きました。スタート時は、全く進むことができなかったアーケード内も、10時を過ぎて、オープンしたお店もあり、ようやく人の流れもできてきました。でも、辻回しが見える場所は、相変わらず人だらけです。多少「人酔い」もしてきたので、なんとか脱出して、河原町通へぬけました。

通り沿いにある「上島珈琲」へ入り、外の様子を見ながら一服しました。お天気もあんまりよくないし、写真を撮ろうと思ってもほとんど雨除けシートがかかってるし、そのまま帰ろうかなぁと思いましたが、もう少しだけと再び烏丸通りで見始めました。

【21:放下鉾:ほうかぼこ】かつては、長刀鉾同様「生稚児」がのっていましたが、昭和4年以降、稚児人形に変わっています三光丸という名前で、鉾の上で稚児舞ができるようになっています。生きてる?っていうくらい上手に舞ってます。昨年ぶろぐでアップを撮っています。見送りのフクロウの絨毯「バグダッド」が目を引きます。(写真右下)

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【22:岩戸山:いわとやま】古事記、日本書紀に記される国生みと天岩戸の神話に由来します。山とはいえ、鉾と同じように車輪をつけた曳山で、鉾柱のかわりに、屋根に真松が立っています。外人さんの曳手も活躍してました。

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P1080044_2 【23:船鉾:ふねぼこ】日本書記の神功皇后の新羅出船を題材にしています。巡行のときには、皇后の神像に岩田帯をたくさん巻いています。お祭りの後、妊婦さんに授与され安産のお守りとされています。たくさんある中で唯一、資料を見なくてもわかる形ですね。

【24:北観音山:きたかんのんやま】上り観音山ともいわれ、後の祭の先頭をいっていた曳山です。【その昔、巡行は、7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回にわかれてました。昭和41年に後祭が17日に合流しました】巡行時には、見送り(うしろの幕)の横から大きな柳の枝をさしています。正直、いつも船鉾あたりまで見ると疲れた、今度こそ帰ろうと思うのですが、まっすぐ進んでくる北観音山の行列がすごく格好いいのです。動画も撮ってきました。祇園囃子をお楽しみください。

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【25:橋弁慶山:はしべんけいやま】謡曲「橋弁慶」を題材にした山で、弁慶と牛若丸が五条の大橋で戦う姿をあらわしています。人形には永禄6年(1563)の銘がありますが・・・シートがかかって苦しそう(><) 【26:黒主山:くろぬしやま】謡曲「志賀」にちなんで、六歌仙のひとり、大伴黒主が桜の花を眺める姿をあらわしています。ここのちまきは、桜の花がついていて華やかです。・・・こっち向いてーっ!

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【27:鈴鹿山:すずかやま】伊勢の国鈴鹿山で道行く人を苦しめた悪鬼を退治した鈴鹿権現を、大長刀をもつ女人の姿であらわしています。【27:八幡山:やわたやま】町内に祀られている八幡宮山の上に勧請したもので、普段、八幡宮は町内会所の庭に祀られいます。金箔の祠は、天明年間(1781~)の銘があります。鳥居には左甚五郎の作といわれる、八幡社のシンボル2羽のハトが飾られています。

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【29:役行者山:えんのぎょうじゃやま】修験道の開祖、役行者が一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋をかけたという伝説を題材にした山です。宵山の日の夕方には後まだ木が行われるそうです。

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【30:鯉山こいやま】竜門の滝を登った鯉は龍になるという中国伝説をもとにした「登竜門」を題材にした山です。鯉は左甚五郎の作といわれています。出世のお守り(登竜門守)が有名です。

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【31:淨妙山:じょうみょうやま】平家物語の宇治川の合戦を題材にした山です。治承4年(1180)宇治川の合戦に三井寺の僧兵筒井淨妙が橋桁を渡り、一番乗りをしようとすると、一来法師がその頭上を乗り越え先陣をとってしまったという話です。ひょいっと乗り越えた瞬間が飾られています。

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【32:南観音山:みなみかんのんやま】下り観音山ともよばれ、山鉾巡行の最後を行く曳山です。巡行の際には、諸病を防ぐといわれている柳の大枝を挿しています。携帯で動画を撮ってきました!どれも同じでは?と思いがちの祇園囃子ですが、実はそれぞれ少しづつ違うのだそうです。先の北観音山のお囃子と比べてみてください。

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P1080091_2河原町通で最後まで見終わると、御池通りへ行き一列に並ぶ姿を眺めるのもいいのですが、今年はここまでとしました。その後、祇園に用事があったので出かけ、御昼過ぎに四条烏丸まで戻りました。その時は、すでに長刀鉾が解体中でした。

以上、2009年の山鉾巡行でした。今年は、途中14~20番目の写真を撮ることができませんでした。一服していたため、すいません。(^^;)来年もがんばりまーす!

2008年は全部撮っています。


京都祇園祭「山鉾巡行」を見てきました。(2)

2009年07月20日 | 京都の祭

(前ぶろぐの続きです)先頭の長刀鉾の後、順番にご紹介します。写真クリックで拡大します。【2:芦刈山:あしかりやま】ご神体やご神体の衣装は、天正17年(1589)の銘があり、山鉾最古だそうです。胴懸(横側)は、尾形光琳原画の「燕子花図(かきつばたず)」です。 【3:白楽天山:はくらくてんやま】唐の詩人、白楽天が道林禅師に仏法の大意を問う場面です。・・・が、残念ながら反対側向いてます。どの位置で見るかっていうのは大切ですね。でも全部が同じ方向でもないので、難しい・・・。

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【4:霰天神山:あられてんじんやま】永正年間(1504~1520)、京都に大火があったとき、霰が降り猛火がたちまち消え、その時に、一寸二分(3.6㎝)の天神像が降ってきて、これを祀ったのが起りだそうです。【5:函谷鉾:かんこぼこ】中国戦国時代、斉の孟嘗君(もうしょうくん)が、鳥の声によって函谷関を脱出できた故事にちなんでいます。 「喜多丸」という稚児人形が乗っています。

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【6:孟宗山:もうそうやま】 三国時代の人物、孟宗が病気の母の好物である筍を雪の中から掘り出したという説話が題材です。ちなみに孟宗竹は、この説話に由来する名です。【7:四条傘鉾:しじょうかさぼこ】昭和60年に117年ぶりに本体が再興され、巡行に復帰しています。応仁の乱以来の傘鉾の原形を伝えています。踊りと囃子は、室町時代に京都から広まった風流踊で、笛、太鼓の小気味よいお囃子でした。

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【8:郭巨山:かっきょやま)】貧困の余り、母子を養うことができず思い余ってわが子を山に埋めようと黄金の釜を掘り当て母親孝行したという中国の故事をあらわしています。この山のみ、日覆い障子の屋根が特徴です。雨でも安心ですね。【9:月鉾:つきぼこ】鉾頭に18金の新月(みかづき)をつけているので、この名で呼ばれています。屋根裏に描かれている金地彩色草花図や飾り金具など全般的に豪華な雰囲気です。

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【10:蟷螂山:とうろうやま】中国の故事「蟷螂の斧を以って隆車のわだちを禦(ふせ)がんと欲す」にちなんだ山です。意味は、ある王が車で狩りに出かけた時、一匹のかまきりが両方の前足をあげて車に向かってきたという話です。「蟷螂の斧」とは、弱くて小さいものが、おのれの力量を考えずに強くて大きいものに立ち向かっていくようなこと、つまり無謀な行いのことをいいます。弱いものが強いものに立ち向かっていく姿は、勇気があってとても感動しますが、ただの無謀な行動にならないように・・・てことでしょうか?上にのった蟷螂が動くと沿道から拍手が上がります。

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【11:油天神山:あぶらてんじんやま】もともと、町内の家に祀られていた天神さんを勧請した(乗っけちゃった!?)のだそうです。油小路通りにあるので油天神山と呼ばれます。先の霰天神山と同じく、赤い鳥居、梅の花が特徴です。【12:占出山:うらでやま】別名を「鮎釣山」ともいい、神功皇后が肥前国松浦で鮎を釣って戦勝の兆しとしたという説話によります。神功皇后が安産の神として祀られており、くじ順が早い年は御産が軽いといわれています。

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【13:菊水鉾(きくすいぼこ)】町内にあった菊水井戸にちなんで名づけられ、鉾先には金色の透かし彫りの菊花をつけています。元治元年(1864)の兵火で焼失しましたが、昭和に入り再興され、年々装飾が充実し、昭和の鉾としての偉容を示しています。稚児人形は、菊の露を飲んで長寿を保ったという枕慈童で能装束の舞姿です。四方に飾られた絨毯もとてもきれいなのですが、今年は雨対策のためシートが張られていました。

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この先、つづきます。 


京都祇園祭「山鉾巡行」を見てきました。(1)

2009年07月19日 | 京都の祭

P1070980_2 一昨日、祇園祭の山鉾巡行を見てきました。昨年の巡行は、御池通りで、山鉾が来るのを待っていましたが、今年は「しめ縄切り」を見たい!と、まじくんの登校を見送った後、大急ぎで四条通まで行きました。地下鉄の四条駅へ着いたのは、8:55頃・・・9:00過ぎにはスタートするから、なんとか間に合うかと思い、ダッシュで地上へ出ると、すごい人!

道路を見ると、ちょうど歓声が上がり、先頭の長刀鉾(なぎなたぼこ)が動き始めた頃でした。長刀鉾を追い越して、しめ縄切りが行われる麩屋町まで行かなくては!と、気持は焦るものの、歩道は人だらけで思うように動けず。待ってる時はめちゃめちゃ遅く感じる鉾も、エンジン付いてる?って思うくらい早っ!(@Д@;)なんとか、人の波にもまれながら、長刀鉾に追い付き、追い越して先に行こうと思ったら・・・ピタッ!と停止!

その先にはしめ縄が!あと2メートルほど前に進めは、様子がバッチリ撮れるはず!と、思ったら、進めない、動けない。(T0T)写真を失敗したらショックだから、とりあえず、ビデオで様子を撮ろうと、ビデオを取り出したら、バッテリーがなーいっ!((((><))))私がショックをうけてる暇もなく、神事は進むんで、とりあえず、しめ縄切りの瞬間の写真だけ撮りました。(^^;)あと少しでいいから、前へ進めは稚児さんの姿も撮れたのに・・・。

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四条麩屋町に立てられた斎竹(いみだけ)に張られたしめ縄は、神域の境界を示し、巡行当日、稚児の手によってそのしめ縄を切り落とし、各山鉾は神域に進みます。長刀鉾には、生稚児 (生身の男の子、それ以外の鉾には稚児人形などが乗っています)が乗り、日本刀でしめ縄を切ります。私の位置からは、刀の先しか見えませんでしたが・・・実は、縄は1回目の振り落としでは切ることができず、2度目で切れたんです。1度目の時に、周囲からため息が漏れたときに、それを擁護する声があがり・・・なんだか、じーんときてしまいました。この日のために稚児さんは大変だったでしょうね。

今年の長刀鉾の稚児は、8歳の和菓子屋さんのご長男です。精神面はもちろん稚児家の経済面の負担(一説には2千万円とか・・・)が大きく、毎年、なり手を探すのに苦労するそうです。千年以上も続く古いお祭りですから、しきたりも多く大変です。13日に八坂神社で行われる神事より神の使いとなり巡行終了まで地面に足をつくこともできず、強力(ごうりき)とよばれる男性に担がれて移動するそうです。また、祇園祭は「男はんのお祭り」とも呼ばれ、女人禁制なので、神の使いとされる稚児のお世話は全員男性で、母親といえども見守るだけで、わが子に触れることもできない・・・考えただけでも大変そうです。(T0T)

もし、まじくんがなったら・・・って、頼まれることもないですね。(^^;)あ、でも、長刀鉾の生稚児はともかく、ほかの山鉾では稚児を一般募集しているところもあります。最近は、どこのお祭りでも継続するのは大変です。私の実家のある八尾町の風の盆でも、子供の踊り手を地域(旧町)以外からでも、貸りますからね。

・・・で、頑張っている御稚児さんの姿を見ようと思ったんですが・・・そのまま長刀鉾はどんどん進み、警備の方が「これから先への移動は一本南へ下がった通りからお進みください!」と言われ、結局そのまま、長刀鉾を見送って、そのまま次の山鉾を見ることにしました。お稚児さーん、がんばれー!

この先、つづきます。 


京都「ルーヴル美術館展」へ行ってきました!

2009年07月18日 | 京都市左京区

先日(15日)、京都市美術館で行われている「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」へ行ってきました。暑い日でしたが、風があってとても爽やかでした。途中、四条通りで長刀鉾を見てから、出かけました。開館は9時なので、早めに訪ねれば空いているかも?と思いましたが、着いたのは結局11時前、比較的空いていましたが、作品を眺めているうちにどんどん人が増えてきました。

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今回の美術館展は、今、一番人気(高値)の画家、フェルメールの「レースを編む女」をはじめ、ルーヴル至高のコレクションが71点展示されています。うち、日本初公開が60点ほどあります。「黄金の世紀」として美術史に刻まれる17世紀のヨーロッパは、大航海時代から貿易の時代へと移り、裕福な市民階級が台頭し、聖人信仰もかつてないほど高まりました。その一方で貧困と飢餓といった社会の影の部分も広がりを見せ、社会の現実の姿も描かれています。

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私は、風景や人物画よりも宗教画を見るのが好きです。特に心が沈んでいるときは吸い込まれるような気持ちになり、やがて穏やかな気持ちになります。ただ、今回展示されている宗教画は、一見普通の聖書の物語なのですが、現実社会の影も同時に描かれており、いろいろと考えさせられます。また、今回の目玉である「レースを編む女」など、写真?現物?と見間違うほどの精密な絵には、ため息が出ます。

P1070938_2館内では、音声ガイド(500円)が貸出されています。中尾彬さんの穏やかな声とバロック音楽が、20点の作品を案内してくれます。これがあると、私のように、物見遊山でも楽しめます。(^^;)

お土産に「レースを編む女」のしおり(150円:写真左下)を買ってきました。文庫本サイズより大きい「しおり」です。実物(24×21㎝)の80%縮小ぐらいです。精巧な絵も、近くで見ると思いのほか粗く、これが離れて見ると、立体感がある絵になるんですねぇ。なかなか興味深いです。ほかにもいろんな記念グッズがありますが、結局使わないので、これが安上がりで、なおかつ、よい思い出となります。(^m^)

P1080111_2京都で「ルーヴル展」が行われるのは、今回で7回目(1回目は1954年)だそうです。ちょうど3年前、4歳でまじくんが初めて美術館を訪ねたのも「ルーヴル美術館展」でした。その時はギリシャ神話の彫刻を見て、素朴な感想をもらしてましたが【前ぶろぐ】・・・今回は、私が持ち帰ったパンフレットを見て「おっさん、筋肉モリモリやな!」でした。とほほ。(^^;)ところで、おっさんつながりで・・・最近のまじくんの作品はこちら【お絵かきブログ

17世紀は日本では関ヶ原から江戸時代の頃です。展示の最後には、それぞれの作品が、日本のどの時代に描かれたのか比較してある年表があります。ヨーロッパ文化も素晴らしいですが、日本文化も負けてないぞ~!なんて、思いました。

ルーヴル美術館展は9月27日まで行われています。近日中に、まじくんを連れて再び出かけたいと思います。どんな感想かな?*小さな子連れの場合は、空いている時間で、ポイントを絞っての見学をお勧めします。館内はたくさんの人だし、マナーを守らせることができないと大変です。(^^;)

入場料(当日券):大人1,500円 高大生1,000円 小中500円です。

京都市美術館 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/index.html

おまけ:美術館周辺の桜【前ぶろぐ】も、今は緑が美しいです。夏には「たなご釣り」をする白川沿いを散策するもおすすめです。鴨川沿いに座ってデートするよりも涼しいですよ。(^m^)

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川沿いのレストラン「オ・タン・ペルデュ」のランチボックスを以前にご紹介しています。前ぶろぐ】ここのテラス席は観光客に人気です。この後、お目当てのピザレストランへ行こうと思ったら、あいにく貸切だったので、百万遍へ移動し、進々堂でランチと、知恩寺の手づくり市へ行きました。【前ぶろぐ