ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ビールより高いレモネード

2014-06-16 | ルーマニア&あちこちで・びっくり


『レモネード>ビール』 
この数式、ルーマニアではよく見かけます。350mlのレモネードが7.5レイ、ハイネケン・ビール(500ml瓶)が6.5レイ。一番お安いビールはゴールデン・ブラウ(Gloden Brau、500ml瓶)で4.5レイ。(注:現在の為替は1レウ=約31円)
 


レモネード(limonada)は生レモンを絞り炭酸水で割ったもの。好みにより蜂蜜を加えます。ライムが浮かんでいたり、ミントの葉が添えられていることもあります。
 
こんなとき、何をオーダーするかな?、間違いなくビールです!インフレ続行中のルーマニア、食品価格がどんどん上昇していますが、ビールだけはまだ(日本市場価格と比べて)とんでもなく安いと喜んでいるマドモワゼルです。(注:ここは地方都市のアラド、テラスで飲むビールもブカレストより2~3割安)



この日は、ショッピングモール内のテラスで使える5レイ金券がありました。



この金券で、レモネードは飲めませんが、ビールはグビッといけます。ちゃんと冷えていて、ハッピーな私達!



テラスで飲むビール:
生ビールを置いていないテラスも多し。そんなテラスでは瓶ビールを頼むのですが、瓶のままサーブされて「グラスは要りますか?」と尋ねられます。

500ml瓶を口飲みするのはお行儀良くないので私はグラスを頼みますが、何も言わなければグラスなし。瓶ごと飲むのは男性に多いけれど、これでコストを抑えられているかも。

あ!、時として真夏でもあまり冷えていないビールに出会うことがあります、日本人ビール愛飲家としては完全にNG!、でもルーマニアでは極端に冷たいもの&暑いものを避ける傾向があります。冷えていないビールでも、結構みんな普通に飲んでいたりするのです==!


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前庭の紫陽花

2014-06-15 | ルーマニア・わたしの日常

 
先週は気温が30℃以上に上がって、この夏最初の暑さがやってきていたけれど、今日は窓を閉めたくなるほど涼しい朝。ルーマニアには梅雨というシーズンはありませんが、今年の6月はいきなり雷雨がやってきたり、雨がぱらついたりと天候が定まりません。
 


気が付けば紫陽花の季節。近所のブロックハウスの前庭に毎年紫陽花が咲くところがあります。暑くなった先週だったけれど曇りがちの日を選んで、やっとそこを通って公園に走りに行ってみました。紫陽花は好きな花のひとつ。雨音や曇り空が似合う花。
 
大学での日本語クラスの授業は5月いっぱいで終わり、テストシーズンに入ったので私の用事はありません。ウィークディに余裕があるはずですが、あまりにも週末にレースを詰め込みすぎてリカバリーに精一杯。詰め込めるだけ詰め込んで、テーピングの助けを借りながらも大きな故障なし。身体をいたわるのが一番。
 


近所で咲いている花をもうひとつ。そういえば6月と言うのは、紫色の花の咲く時期でもありました。



4月からのレース、振り返り:
4月05日(土):慶州さくらマラソン(ハーフ・1:38:54、女子総合13位)
4月13日(日):黒海砂浜マラソン(フル・3:51:47、女子総合1位)
4月21日(月):Maratonul elor dour lacuri(ハーフ・1:50:55、女子総合1位)
4月26日(土):チェルニカ・トレイル・レース(トレイル42キロ・4:12、女子総合2位)
4月27日(日):フォレストGP最終戦(トレイル12キロ、年代別3位)
5月03日(土):マチン・マラソン(トレイル38キロ・3:49、女子総合2位)
5月04日(日):Wings For Life Wolrd Run(28.94km、全世界女子149位・年代別3位、ルーマニア女子総合4位)
5月07日(水):クロス・ティネレトルイ(3キロ、年代別1位)
5月10日(土):エコ・マラソン(トレイル42キロ・5:31:02、年代別1位・女子総合9位)
5月11日(日):クロス・コーラ(4.1キロ、年代別1位)
5月19日(日):ブカレスト国際ハーフマラソン(ハーフ1:36:08、年代別1位・女子総合12位)
5月19日(日):ブカレスト国際ハーフマラソン(クォーター47:44、女子総合8位)
5月23日(金):Crosul Armanilor(3キロ、年代別1位・女子総合2位)
5月24日(土):Crosul Tenarmis(10キロ、年代別1位・女子総合2位)
5月28~31日:フランス・Tour du Pays de Caux、4日間6レース、合計90キロ、年代別1位・女子総合3位)
6月08日(日):ヘラクレス・マラソン(トレイル44.5キロ6:18、年代別1位・女子総合3位)
6月14日(土):アラド・マラソン(フル3:32:12、女子総合1位)

よくこれで脚が壊れないな、と思いつつ、まだ続きます~
6月21日(土):DHLマラソン(山岳フル)、6月29日(日)クロス。


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会心のアラド・マラソン(レース編)

2014-06-14 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


こんなレースが出来たりするから、マラソンって面白い~後半の21キロで3分近くもペースアップしたフルマラソン。6日前に走ったトレイル44.5キロの筋肉痛がやっととれたかという週末に、今回はアスファルトの上のフルマラソン、市街地を走るので高低差は大きな橋を渡るときだけ。
 
ブカレストから650キロの車の旅をしてきて前泊したものの、ペンションの中庭で別のグループがガーデンパーティ、深夜まで続きとても賑やかでした。自分は関係ないし飲んでもいないのに、当日の朝は二日酔いのようなボーっとした目覚め。熱い目のシャワーを浴びて、とにかく身体を起こさなければ。


 
午前8時のスタートはちょっと早いけれど、走り始めるのにちょうど良い涼しさでした。前日から太陽の日差しは強く、直射日光を浴びていては体力を奪われるに違いない、紫外線対策の帽子とアームカバーは必須。脚が熱くなりすぎると膝がオーバーヒートするに違いないから、短パンにカーフ・コンプレッション。
 


コースはアラド市のメインストリートにある市庁舎前をスタートしてアラド遺跡をぐるりと周回、これでクォーター。フルマラソンはここを4周回。

同じコースを4回周るのは、実は私が得意とするコース。1周目にコースの概略をつかみ、2周目はその確認、ハーフを過ぎて3周目をやり過ごすと、最終周回。よく言われるところのフルマラソンの32キロ過ぎの"壁"を感じることなく、走り終えることが多いのです。


 
連戦の疲れもあるけれど、ほぼフラットなコースなのでいちおうのタイム設定。1周55分で周り続けると、3時間40分。

が、走り始めから身体が重く、思うように脚も動いてくれません。ハーフもクォーターも同時スタートなので、一部狭い部分もあるコースに人がいっぱい走っていて、ペースもつかみづらいです。距離表示はあるけれどGPSも忘れてきてしまったし、自分の感覚だけが頼り。
 
最初の3キロを15分45秒、これぐらいで行かなければ。1周回終えて、54分51秒、ほぼ55分のペース。これ以上落とせない、とちょっと気合を入れ距離表示を確認しながら走ると、2周回めは52分35秒。あら、かなりペースアップしている、まだ半分なのに。大丈夫かな、ちょっと心配、だけれど前に女性ランナー発見。追いつき追い越せ。
 


軽く抜き去り、3周回めは52分36秒。ペースはまったく変わっていない、ちょっときつくなってきたけれど最終周回に突入。

この直前からバイク(自転車)サポートが付いてくれました。スタート前に出会って、「ヒロコ、がんばってね。僕は今日は自転車部隊。」とエールを送ってくれていたラウル(Raul Clinciu)。並走しながら「すごく良いペースだよ、水も持っているからね。」と1対1のサポート。
 


33キロあたりで前方に女性ランナー発見。「彼女を抜けば、ヒロコがトップだ。」「だいぶ離れているかな。」「120mくらい差はあるよ。」~二人して目視で測りながら、「たぶん追いつけると思う。」と強気に出ることに。今までまったく見えていなかった背中が見えてきたのだから、近づけるに違いない~「でも、あわてないで行くから。時間はまだあるから。」
 


ラウルはしっかり横についてくれて、「ヒロコのペースはすごいよ。ぜんぜん落ちていないよ。」と励ましてくれるし、「水」といえばボトルを差し出してくれるし、私の脚も動いて、ほんの3キロほど行く間に抜き去りました。
 


トップに出たのだから、ゴールまで守りのレースをすれば楽にフィニッシュできるけれど、呼吸がきつくなってきても脚が動くのが面白いです。「ヒロコ、後ろの女性はまったく見えないよ、200m以上は離れたよ。」と言われつつも、前へ前へ。
 


これはアラドの地で初めて開催されたマラソン、昨年までハーフマラソンだったのを種目を増やして新生なった大会。参加人数も一挙に2000人を超え、子供のクロスからフルマラソンまで、ファミリーもみんなが楽しんだ一日でした。
 
アラド初のフルマラソン、初代チャンピオン男子はイタリア人(2時間54分)、女王はワタクシ・マドモワゼル(3時間32分)。たくさんのアラド市民から「いっしょに写真を撮ってください。」と言われ、ちょっとドギマギ。
 


嬉しかったのは、前日のパスタパーティでいっしょのテーブルを囲んだボランティアの女子中学生達が、私を見つけてくれていっしょに写真を撮ったこと。

そういえば昨日、私の年齢も尋ねられたっけ~、実年齢を聞いて目を丸くして驚いていた彼女ら、嬉しそうに写真に収まってくれました。ボランティアに来るぐらいだから、スポーツマインドは持っています、彼女らが何かしらスポーツを始めるきっかけになってくれたらいいな。



ブルーのボランティアTシャツの彼女ら。男性はブカレストからのマラソンランナー、コスティカ、今年のパリマラソンのフィニッシャーTシャツを着ています。同じ4月にマドリッドも完走。



仮装ランナー部門もありました。

ラン仲間も次々入賞:


ブカレストからはるばる走りに来ただけあります、男子総合2位に世話人フロリン、40歳代優勝と3位、50歳代・60歳代をともに制したブカレストのラン仲間達!ブラボー!

 

女子の記録:


女子のハーフ優勝記録は1時間21分(上の写真、クルージュからのMihaela Maria Prundus選手)。

私は連戦でしたが、フルを選んでラッキーだったと思った瞬間(=フルに参加したのは地元女性ランナーだけだったので3時間32分のタイムで優勝できたこと、ハーフに参加していれば到底勝ち目はありませんでした)。というわけで、フル女子の2位以下は地元アラドのランナーが続きました。



たくさんの写真:
ルーマニアのいいところは、いつも誰かがたくさん写真を撮ってくれて、FBなどにアップしてくれることです。それらはお持ち帰り自由。そういったところから走っている写真をいただいてきました。販売サイトはごく少数。


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マラソン談義で盛り上がったパスタパーティ

2014-06-13 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
ルーマニア西部、ハンガリーとの国境に近いアラド市で開催されるマラソン大会に、ブカレストから車を仕立てていくことになりました。9人乗りの大きなプジョーを出してくれたのは、ラン仲間のアドリアン。週末ごとに大会を入れていて詰め詰めだったので、本来この大会は考えていませんでしたが、大きな車に出来るだけたくさんの仲間を集めて行こうという世話人のフロリンの声掛けに、あっさり乗ってしまったのです。
 


昨年まで3回、ハーフマラソン大会として開催されていたのを、フルマラソンに発展させた記念の大会、つまりこの地方都市初のフルマラソン大会。



ふたを開けてみれば、ブカレストから参加は私達7人(全員マラソンに出走)ともう一台乗用車でやって来た4名(ハーフまでの距離に出走)。何せ650キロの遠方。
 


前日のパスタパーティ兼テクニカルミーティングで、主催者の粋な声賭けがありました。たいていグループでかたまって座っていた12人がけの円卓、「ブカレストからマラソンの兵(ツワモノ)達が走りに来ています。ブカレストのみなさん、ぜひそれぞれの円卓に散らばってマラソン談義をしてください。」
 


デンマーク人でボランティアもしながら翌日初ハーフに臨むというグループには、私たちの世話人フロリンが加わりました。私とコスティカは、ボランティアの多いテーブルに。

コスティカはちょうど2年前(2012年5月)に初ハーフ、5ヶ月後に初フルと走暦は浅いものの、本来の旅行好きが嵩じて、パリやらベルリンやらヨーロッパ各地に走りに出るようになっています。ウィークディは仲間とサッカーをしているだけ、と言うけれど、今月は週末ごとにフルマラソン(第1週ヘラクレス・トレイル44.5キロ、第2週アラド、第3週DHL、第4週オリンプス・トレイル43キロ)。この勢いに話は盛り上がります。
 
わたしの走暦は....もうかれこれ20年近く走っています。1995年が初フル、4時間12分。1年後には3時間27分で走るようになり、3年後には2時間54分53秒。その後1年余り故障していたけれど、2002年に生涯ベスト2時間54分02秒。仲間と面白いように競うように練習して、あっという間でした。

でもそんな数字よりも、練習方法よりも、「どうしてルーマニアに来たのですか?」、これがみんなの一番の関心事。テーブルの前の皆にかいつまんで話したことのヒントは、すべてこのブログの中に~♪

 
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ブカレストのランニング事情

2014-06-10 | ルーマニア・ランニング事情


ブカレストにお越しになる日本人出張族さまからブカレストのランニング事情について質問をいただきました。出張先にもランニングシューズをご持参、ジョギングで体調管理しながら、ラン&お仕事、充実されているようで頼もしい限り。
 
ブカレストでどこを走ったら快適か、ですが、日本のように公道を走るのはほとんど行われておらず、もっぱら公園などへ出向いてから、いざジョギング開始、となります。公道を走っていたら、多少なりとも怪奇な目で見られます。ましてやアジア人となると、「チャイナ!」とからかわれたりするので、まったくお勧めできません。
 
歩道もあまり整備されていないところも多く、手狭であったり足元が悪かったりします。避けるべき場所とすれば、公道です。日本で行われているような、公道をリュックサックを背負って走る街中マラニック、これはもってのほかです==(まずもって奇異な目で見られます)。
 
ヘラストロウ公園は一番のお勧め、ここではたくさんの人が走っていますし、場所柄外国人も多いです。湖の周りを、鉄橋を渡って走ると約6キロ、いったん公園外に出るともう少し長くなります。ご滞在ホテルがごく近所なら歩いて行って、公園についてから走り始めると良いと思います。中心街にあるチシュミジウ公園やイズボール公園はちょっと小さすぎるかも。
 
走る時間帯について、夏至前のこの時期、9時過ぎまで明るいですが、なるべくなら、日中に走られることをお勧めします。初めてのご出張の土地ならば、用心に用心を重ねてジョギングを楽しんでいただくに限ります。
 
とにかく、場所によってはアジア人というだけでじろじろ見られたりからかわれたり、さらに狙われたりもする土地柄です。慣れてこられるまでは、必要以上のご用心をお願いいたします。
 
ランニングシューズを携えて出張に来られる皆様がた、安全に気をつけて、ご無事に出張のお役目を果たされますよう。

我が家のある辺り:
チタン公園まで2.5キロの我が家、ブカレスト3区の居住区。緑豊かで静かに過ごせます。慣れた道なので、いつも公園まで走って行きます♪~ご近所の人たちも「やあ、トレーニングだね。」と周知。2年前の夏だったかな、夜10時スタートでチタン公園でランニング大会がありました。表彰式を終えて、深夜1時を廻って家まで歩いて帰りました、数年の滞在を得て、我が家の辺りはほぼ安全。でもいつも、気をつけていることは気をつけています。
(一番上の写真は、チタン公園。ひょうたん型の湖を携え緑豊かな公園。湖の周りの1周回3.14キロ。居住区にあるので地元ランナーが走っています。)


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フランスTPC大会、女子総合3位

2014-06-04 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


フランス・ノルマンディーでのツールド・ペイ・ド・コー、4日間連続で6レース、合計90キロを走る国際レースで女子総合3位入賞。おおきな陶器のカップを授与され、それはフランスのトリコロールカラーで、こんなカップもあるんだ、と、今までいただいた中で一番すてきです。
 
仲間も男子40歳以上の部で2位、50才以上の部でも2位入賞、チームの上位3名のタイム合計で競うチーム部門でもルーマニアは3位。みんな良く走りました!
 
しかしながら、アップダウンの多いコースであることから腰痛が出ています。帰りは遠征用の大きなキャリーケースが持ち上げられず、マイダーリンが運んでくれました。私が手荷物で運んだのは、この陶器のカップだけ。
 
起き上がれないくらいひどいぎっくり腰を昨年2回も経験しているし、きちんと診断してもらうべきかも。11年連続参加している経験が生きたけれど、腰痛は、油断大敵。知らず知らずのうちに弱ってきている体幹を鍛えるに尽きるにちがいなし。



連続参加、連続入賞、オンリーワンの大会!:
この大会は2004年から連続参加していて、当初の2年間は年代別クラスわけ無しでしたが、連続女子総合2位入賞。年代別が出来た2006年からは、年代別女王の座を譲らず!

そして常に総合でも2位か3位、一度だけ総合5位のときがありましたが、年代別は制しました。頼まれもしないのに、一日に駅伝のはしごをしたり、2大会掛け持ちしたりするのが大好きな私にとって、ぴったりのレースなのです♪

 
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