ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

走らないほうが良かった週末

2014-06-21 | ルーマニア・わたしの日常


消極的な話題ですが、二人とも、「走らないほうが良かった」と言ったそれぞれの週末。マイダーリンは「行かないほうがよかった。」とも。
 


ダーリンは、ブカレストから車で6~7時間かかるところにあるレテザット国立公園で開催されたトレイルレース28キロ、高低差2300m+。



ガレ場とロープを伝わなければならないほどの急傾斜(レースでは下り部分)が続き、残雪あり残氷あり、非常にテクニカルなコースだったようです。ルーマニアで最もテクニカルなコースとされている老舗のピアトラ・クライウルイ・マラソン(42キロ)をも上回る危険度、と。



さらにブカレストでも肌寒い日が続いた週末の山岳地方、ダーリンは単独のテント泊だったので疲れ倍増、レース後は山小屋に投宿しました。テント泊も、こじんまりとしたテントに二人寝ならば寒さを感じたことがありません。人のぬくもりって、ありがたいです。



でも、このレースの完走メダルは、美しいエーデルワイス(ルーマニア語でflori de colt)、一番上の写真。
 


わたしは6年ぶり開催のDHLマラソン、山岳マラソンでロード8割弱、トレイル2割強。ほぼペイヴドですが、そこで急傾斜の上り下りがあります。レテザット・トレイルにエントリーしていたけれども回避して、ペイヴドのDHLに。これは思い入れ深いマラソンだったから。
 
しかしながら、連戦に続く連戦で回復のしようがない腰痛。スタートから飛び出した女性ランナーを何とか捕まえようとのぼりでがんばったものの、下りは腰が悲鳴を上げ走れません。でも一歩も歩かずに、追いつかないことは判っても一秒でも速く、過去にこの大会を3連覇したディフェンディング女王です。
 
ゴール手前で3キロほども続くトレイルは、傾斜は緩やかながらも足場の悪い草地、そして泥道。バランスをとるためには体幹の強さが必要だけれども、もはや腰部分がそれを支えきれません。
 
二本指を立ててゴール、これは「V」サインではなく「2位」の印。ゴール後は丸くなってうずくまりました。とにもかくにも腰を伸ばすことが出来ません。身体を丸めたまま座り込んで居ると、腰の痛みがさらに脚部まで及んできてしびれてきました。立ち上がることが出来なくなり、標高900mほどのゴール地点で雨模様、かなり冷えてきたこともあってそのまま抱えられながら救急隊の車の中へ。
 
鎮痛クリームを塗ってもらって暖かい車の中で丸くなっていると、身体も温まってきました。即効性のある痛み止めの錠剤を処方され、普段は摂りたくない成分ですが、とにかく普通に動けるようにならないと。空腹で摂取すると胃に影響があるので、ちょうどポケットに残っていたエナジーバーを食べてから、錠剤を飲み込みました。その後、身体が温まると動けるようになって、立ち上がることが出来るようになり、救急部署を後にしました。
 
自分としては最後まであきらめずに走ったDHLマラソン、走り切れてよかったです、でも古傷となった腰痛がそれにより好転するはずも無し。テクニカルなトレイルレースを回避したものの、いずれにせよ走らないほうが良かったのかもしれません。
 


でも、みんなに会えて良かった=。


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