移動中のロンドンでの見聞。
市内を走るバスに乗っていたとき。乗客の女性がなにやら運転手に尋ねています。答えを繰り出したあと、
「ところで、貴女はスペイン人?」
「違います、私はルーマニア人。」
「ああ、ルーマニアね、ブダペストから来たの?」
「違います、ブダペストはハンガリーの首都。ルーマニアにあるのはブカレスト。」
このやり取りを聞いていて、びっくり。だって、同じヨーロッパ圏内でもブダペストとブカレストの混同があるのです。バスの運転手さん、ロンドン市内の地図はよく知っていても、ヨーロッパの東のはずれ、ルーマニアの地理はよく判っていないみたいで。
ルーマニアで民主主義革命が起こったあと、1990年代に入ってマイケル・ジャクソンのコンサートが行われました。このときも「ハロー、ブダペストの皆さん!」・・・アメリカからも遠い国だったのです。
日も暮れたロンドン市内を走るバスで、ルーマニア人女性に出会ってなにやら嬉しくなったわたし、ルーマニア語で話しかけてみました。日本人がルーマニア語を話すのだから、彼女も目を丸くしてびっくり。
彼女は祖国から訪問してきたお母さんの出迎え、わたしは航空機の乗り継ぎのために1泊していたロンドン、「Drum bun!」(=Have a nice trip)と翌日のルーマニア行きを見送ってくれました。
一番上の写真は、バスに乗って出かけたビクトリア駅。
二番目の写真は、バスストップ。
いつもご声援ありがとうございますm(__)m
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