
ルーマニア人の旅行熱を煽るかのように、ヨーロッパ各国の格安航空会社が次々新規ルーマニアに飛行機を飛ばしています。ルーマニアの格安航空会社と言えば「ブルー・エア」、早い目に予約するとかなりお安いので私も時々利用しています。

ブカレストから主な格安路線の発着空港はバネッサ空港、ここ、実はオトペニ空港よりも市内中心部に近く、移動に時間がかかりません。空港本体もコンパクト、チェックインしてパスポート・コントロール、手荷物検査を通って搭乗口まで歩いても100mくらい?ウサギ跳びでも行けそうです(空港でウサギ跳びしてる人もいないと思うけど)、ちょっと短く言い過ぎかもしれませんがそんなものです。搭乗口からはシャトルバスで飛行機にたどり着きます。ジャバラ式の搭乗口はお目にかかりません。
このブルー・エア、国際線とはいえ、無料の機内サービスはありません。飲み物がほしければ軽食・ドリンクメニューの中から自分で注文し、お金を支払います。ペットボトル機内持ち込みできなくなってからは、水だけはサービスしてくれます。
エールフランスなら約3時間フライトのブカレスト-パリ便、機内ミールサービスのリクエストまで受け付けてくれるのですが(ベジタリアン食、ローファット食など)・・。
「でも国際線だったら空の上、アルコールは免税だから安く飲めるんじゃないの?」~甘いッ!!EU加盟した、と何度も書いてきました。EUは経済共同体、EU圏内で旅行するとき、免税品の販売はありません。
日本人のわたしが、日本のパスポートを持ってフランスの空港免税店で買物をするときでも、航空券の行き先がルーマニアであれば免税価格で買うことは出来ません。同じ経済圏内なのです。でも、行き先が日本であれば、EU圏を出ることになるので免税価格となります。そんなわけでEU圏外への飛行機も発着するシャルル・ド・ゴール空港免税店では、価格は二通り表示されています(07年5月)。
まあ、EU圏内、飛んでもそんなに長時間にはならないので食べ物自分で持ち込むもよし(一番上の写真、私の持っているビニール袋は朝ごはん用のスナック)、価格優先するならお勧めです。
ただ、航空機に万が一のことがあった場合、命の補償はその国の経済水準でなされます。たぶん日本航空や全日空とは比べようもない額。家族のいるビクターはいつも、航空保険に加入していくそうで。でもそんな万が一、があっては困ります。

日本からハワイ経由でアメリカに入った時に、ハワイの空港で免税店を見ようと思ったら「これからアメリカに行くなら入れません」と言われました。「日本人なのに!!」と怒っていたわたし…無知でした☆
EUに加盟して国内の物価はうなぎのぼり、ヨーロッパ圏内旅行しても免税にはならず、ショッピングの楽しみが、がた減りです。