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3度目の投宿となったサ・ラン・チェは韓国式の古民家をそのまま利用したゲストハウス。
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広い中庭を取り囲むようにして、いくつかの棟があり、居室になっています。居室は一間で、ふすまと板戸の扉だけれど、オンドルがあってほのぼのと温かく過ごせます。
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純韓国風の宿を求めて泊っているお客さんたちも欧米人が多いです。
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春の日差しの中でゆっくり中庭で読書している欧米人がいたら、彼らのバカンスの時間の過ごし方がいかにゆったりしているかを垣間見ることが出来たりします。
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このあたり古くからの居宅が立ち並ぶところ、すぐ近くに同じような古民家を改造した韓国レストランもあります。
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自由に使える台所と食堂は広く、朝食はパン・卵・バター・ジャム類が出され、自分達で自由に調理していただきます。コーヒーと紅茶、ウォーターサーバーは24時間サービス。
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雰囲気のよさ、オーナー夫婦のつかず離れずのもてなしが、気楽に泊れる大事な要素。そしてわたしにとって忘れられないエピソードがあります。それは最初に来たときのこと、2008年でフルマラソンの参加。
その年、日本では不調が続いていたけれど、3時間13分で走り3位に入賞(記事はこちら)。このときの副賞に商品券をいただき、それがかなりたくさんあったのです。金券だということはわかったけれど、全部韓国語で書いてあったのでどこで使えるのかすら判りません。
オーナーの奥さんに見せたら、すぐ近くにある農協の商品券だと言うこと。「わたしにはたくさんありすぎます、使えるかしら?」とつぶやいていると、奥さんが「うちはいつも農協で買い物をしているから、宿代をそれで払ってもいいわよ。」と、金券を受け取ってくれたのです。しかも額面そのままで。さらに持て余していた何枚かを、お札に代えてくれたのです。もちろん手数料なし。残りの金券をもって勇んで農協で買い物、そのときのお土産は一番豪華でした♪
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こんな親切に出会ってすっかりここが気に入り、慶州に来るときはかならずここ。もちろん手土産を忘れずに。
(サイトから直接英語で予約可)
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