ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ご祝儀を集める子供たち

2017-01-03 | ルーマニア・わたしの日常
日本では新年に、両親からお年玉をもらい、さらに親せき宅を訪問して「あけましておめでとうございます」と挨拶するだけでお年玉がもらえるのが常套。



しかしながら、ルーマニアの子供たちは、大人たちの前で一芸をします。「コリンダ(Colinda)」と言うこの習慣、たいていはクリスマスキャロル(=ルーマニア語でコリンダ)や冬の情景を歌うのです。
 
歌を披露するロケーションは様々、子供たちがグループになって地域の家庭を廻ることもあるし、一緒に家族パーティに出かけた先で歌うこともあります。また、田舎のおじいちゃん&おばあちゃん宅に遊びに行って、そこで歌うことも。
 
ブロックに住む我が家にも、時々子供が回ってきます。近所で見知った子供だったら、ドアを開けて歌ってもらう(=お祝儀を渡す)けれど、まったく知らない子供たちだと、申し訳ないけれど門前払い。居留守を使ってドアを開けません。
 
10年ほど前にお姑さんがチャイルドマインダーをしていたので、その子たちが廻ってくることもありました。成長していく子供たちに目を細め、お姑さんはお祝儀をはずみ、チョコレートなども用意していました。でも、もう大きくなって声変わり、コリンダして廻る子供の年代を過ぎてしまいました。
 
コリンダの習慣に便乗して、ジプシーたちが廻ってくることもあります。オートロックになっているブロック玄関ドアですが、住人が出ていく瞬間に入り込み、廊下や踊り場で歌い、各住戸のドアを強引にノックして廻るのです。もちろん居留守でかわします。


 
写真は、会社の仲間同士で開いたパーティで、子供二人が歌った時のもの。子供といっても従業員の子供たち、仲良しの会社のみんな知った仲なので、お祝儀も弾まれ、お札が飛び交い・・・。



年長の子供はスマホの計算器をとりだし、合計額をはじき出し、大人たちの人数(=この時は12人)で割り算をして、「一人当たり17レイの祝儀!」



ちゃっかりしていますね♪~大人から「ちゃんと二人で半分ずつ分けるんだよ。」と言われていました==。


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