ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニアの相次ぐスキャンダル2話

2012-09-11 | ルーマニア&あちこちで・びっくり
ルーマニアについてほぼ無知でこの地に降り立ってはや、6年半。趣味のランニングを通じてたくさんの友人に出会い、また母国語の日本語に興味を持っている人たちにもたくさん出会い、心暖かい人たちに恵まれてすっかりルーマニア大好きになったワタクシ、マドモワゼル。ルーマニアの魅力的なところをたくさん伝えたくてブログをつづっていますが、時として、ちょっとびっくり事件に出会うことも。これもまた、ルーマニアの一面なので、ご紹介。
 
一つ目は、先週土曜日(9月8日)にブカレスト入りしたオリエント・エクスプレス。いつもたくさんの列車で込み合っているノルド駅構内ではなく、少し離れた線路上に駐停車して、次なる目的地イスタンブールまでの出発を待っていたとき。線路脇から何人かの子供たちが、客車の窓ガラスめがけて投石を続け、何枚もが割れてしまったのです。列車はそのまま、窓ガラス無しで発車。行程上、夜行にもなるのに、ガラス無しでイスタンブールまで行くのかと、ニュースを聞いた人たちはみんな心配顔。
 
「あのあたりは素行の良くないジプシーたちが多いから、きっとそのジプシーの子供たちの仕業だわ。なんてことをしてくれたの、ルーマニアの恥。」、悪さをしでかした子供たちについては詳細は報道されなかったので、ジプシーであるかどうかは決め付けられません。仮にジプシーであったとしても、ルーマニアで出生した子供たちは、国籍はルーマニア。つまりルーマニア人として扱われます。ジプシーは民族としてのくくり。
 
オリエント・エクスプレスの乗客たちは、「ルーマニアの子供たちにやられた。」としか、思わないでしょう。これもまた本当に残念な事件。 

 

もうひとつは、政治家のスキャンダル。野党連合の党首を務め、次期大統領を目指すクリン・アントネスク氏。週明けにEU連合のお偉いさまがたをブカレストに迎え、会合が予定されていました。が、開始時刻になっても現れません。時計をにらみ、しかめっ面のEUのVIPたちの表情がテレビで報道され、ご本人は15分遅刻で登場。
 
「VIPを迎えるのだから、自分が先に会場に到着し、出迎えるのが当然のだけど、アントネスク、やってくれたね、ルーマニア時間。」、こちらは、あきれ顔。自国を代表しようかと言う政治家に対して、もうすでに信頼が薄れているのです。「ルーマニア時間」とは、約束しても時間通りに現れないこと。30分遅れで当たり前。決まった時間に会議を始めたいのであれば、その30分前に集合をかけると、だいたいうまくいくはず。
 
これは「バルカン時間」、さらに「ラテン時間」とも言われ、みんなまあこんなものさ、と、流して受け止める*悪習慣*。しかし、これも時と状況によりますぞ、留意。
 

ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑